除湿器を選ぶ方法

除湿器があると室内の余分な湿気が取り除かれ、水分による損傷やカビといった有害な菌の発生も軽減します。ただ、様々な大きさや容量を備えた製品があるので、最も適したものを見つけるのに苦労する場合もあります。まず空間の広さと湿気の度合いを把握しましょう。また、部屋の広さを元に推奨された製品よりも1つ上の容量の製品を選ぶことで電気代の節約につながるだけでなく、除湿の性能を最大限に引き出すことができるでしょう。

2の方法1:
除湿器の種類を選ぶ

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    部屋あるいは自宅の広さを測る 除湿器を選ぶ際は、まず除湿器を設置しようとしている空間の広さを把握する必要があります。定かではない場合は、メジャーを使って床の幅と奥行きを測りましょう。測った数字を掛け算し面積を求めましょう。[1]
    • 例えば、幅と奥行きが3.7メートルと3メートルの空間の面積は11平方メートルです。

    知っていましたか? 多くの建物の場合、快適に過ごすことができてバクテリアやカビの繁殖も防ぐことができる理想的な相対湿度は30~50%とされています。ほとんどの除湿器は恒湿器を内蔵していて湿度設定ができるようになっています。[2]

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    230平方メートルを越える空間には家屋全体を除湿する仕組みを取り付ける 家全体を除湿するのであれば、中央空調の仕組みを取り付けてしまったほうが良いかもしれません。例えば、既存のセントラルヒーティングや空調管理に追加することができる除湿器があります。あるいは、単体で設置できるものを購入しても良いでしょう。こうした家屋全体の除湿は最大280平方メートルまで対応しています。[3]
    • このような設置は初期費用がかさみますが、空調管理がより効率的に行えるようになるので、長期的に見ると消費電力と電気代の節約につながります。
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    涼しい環境にはデシカント式除湿器を選ぶ 除湿器にはデシカント式と冷却式という2つの種類があります。デシカント式は冷却式に比べて定格除湿能力が低い一方で、気温の低い環境では冷却式よりも効率的に機能するという特徴があります。[4] 一般的に、気温が18度を下回る場合はデシカント式を選びましょう。[5]
    • デシカント式の方が動作音が静かという利点もあります。
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    高温多湿の環境では冷却式を選ぶ 常に気温と湿度が高い環境では冷却式の除湿器のほうが適しています。この種類の除湿器はデシカント式よりも定格除湿能力が高く、高温の環境で、より効率的に機能します。[6]
    • 冷却式除湿器を用いていて温度が18度を下回った場合、蒸発器コイルの周りに氷ができて正常に機能しなくなる可能性があります。

2の方法2:
除湿器の容量を選ぶ

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    湿気があることを示す兆候を探し湿度を把握する 湿度計を使って正確な湿度を計測することもできますが、除湿器を選ぶ際は必ずしも厳密に測定する必要はありません。窓の結露や湿った壁など明らかに湿度が高いことを示す兆候を探して大まかに把握しましょう。 [7]
    • 湿度の高い天気の日に部屋がジメジメしていたり、かび臭く感じられる場合は中程度に湿気があります。
    • 常にかび臭く、ベタつくように感じられる場合はかなり湿気がある状態です。床や壁に湿ってる部分があるかもしれません、
    • 壁や床に水滴が見られたり、部屋の隅に水分が染み出ている場合、その空間は実際に湿っています。臭いを含め、常に湿っぽさが感じられるでしょう。
    • 明らかに水が溜まっている場合は非常に湿っています。
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    中程度に湿気のある空間には12リットル前後の容量の除湿器を選ぶ 除湿器の大きさとは除湿できる容量を指しています。つまり24時間でどれほどの水分を取り除くことができるかということです。少し湿気が気になるという程度の状態であれば、大容量の除湿器は必要ありません。最終的な容量は空間の広さによって変わります。下記を参考にしましょう。[8]
    • 50平方メートルの空間:5リットル前後
    • 90平方メートルの空間:7リットル前後
    • 140平方メートルの空間:9リットル前後
    • 190平方メートルの空間:10リットル前後
    • 230平方メートルの空間:12リットル前後
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    かなり湿気がある空間には6~15リットル程の容量の除湿器を選ぶ かなり湿気がある空間(常にかび臭く、床や壁に湿っぽい箇所があるといった状態)では、容量を少し引き上げる必要があります。また、部屋の広さも考慮しましょう。下記を参考にしましょう。[9]
    • 50平方メートルの空間:6リットル前後
    • 90平方メートルの空間:8リットル前後
    • 140平方メートルの空間:10リットル前後
    • 190平方メートルの空間:13リットル前後
    • 230平方メートルの空間:15リットル前後
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    湿っている空間には7~18リットル前後の容量のものを選ぶ 湿っている空間(壁や床に水が染み出ていたり結露している状態)では、より効果の高い除湿器が必要です。空間の広さも考慮して容量を選びましょう。下記を参考にしましょう。[10]
    • 50平方メートルの空間:7リットル前後
    • 90平方メートルの空間:10リットル前後
    • 140平方メートルの空間:12リットル前後
    • 190平方メートルの空間:15リットル前後
    • 230平方メートルの空間:18リットル前後
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    非常に湿っている空間には8~21リットル前後の容量のものを選ぶ 水が溜まっていたりして非常に湿っている場合は、面積も考慮しつつ高容量の除湿器が必要です。例として下記を参考にしましょう。[11]
    • 50平方メートルの空間:8リットル前後
    • 90平方メートルの空間:11リットル前後
    • 140平方メートルの空間:14リットル前後
    • 190平方メートルの空間:18リットル前後
    • 230平方メートルの空間:21リットル前後
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    定格除湿能力の高い製品を購入して節電する 容量が大きくなるほど購入価格も上がりますが、部屋の大きさに合わせたぎりぎりの容量の除湿器でなく除湿能力が少し高めの製品をあえて選ぶことで、最終的に節電と電気代の節約につながります。また、除湿能力の高い除湿器を使うと動作にも余裕が生まれるでしょう。[12]
    • 例えば、13平方メートル前後の小さな部屋でも、同程度の湿気で46平方メートルの部屋に対応している容量の除湿器を設置したほうが費用対効果が高いかもしれません。
    • 最大で33リットル程の容量まで製品の幅があります。

    ポイント: 除湿能力が高めの製品を使うと、消費電力の節約や消耗・故障の軽減の他にも、低出力で除湿を行うことで動作音が静かになるという利点もあります。

ポイント

  • 除湿器を使えば快適に過ごせるようになりますが、普段から湿度が高くならないように工夫することができると、除湿器の効果も高まります。例えばキッチンや浴室の通気口や換気扇を使うことで湿気を抑えることができます。また、気温が低く乾燥している日に窓やドアを開け、寒い日には部屋を暖め熱を逃がさないようにしましょう。[13]
  • 多くの場合、中央空調方式の仕組みには除湿機能も内蔵されています。それでも湿気が気になる場合は、業者に連絡し故障がないか点検してもらいましょう。
  • 適した除湿器を選ぶために複雑な計算をする必要はありません(部屋の中の空気の流れ、除湿を行いたい空間の正確な体積など)。単純に、広さ(面積)と湿気の度合いを元に推奨されている除湿器を探しましょう。

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この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。
カテゴリ: 家電製品

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