CPI(消費者物価指数)の算出方法

共同執筆者 wikiHow編集チーム

CPI(消費者物価指数)は特定の期間を通じた物価変動の測定値であり、生活費と経済成長の指標として利用されます。アメリカの公式のCPIは、特定の都市地域における一般消費財価格に関する集計データに基づき算出されます。この記事では、CPIを算出する方法を紹介します。

2の方法1:
商品の価格をサンプル抽出してCPIを計算する

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    過去の物価の記録を探す 前年からの食料雑貨店のレシートをCPIの算出に利用できます。正確に計算するには、比較的短期間(前年の1ヶ月または2ヶ月のみなど)に基づいて価格をサンプル抽出して用いましょう。[1]
    • 古いレシートを使用する場合は、日付が記載されていることを確認しましょう。レシートに記載されている価格が現在のものではないと分かるだけでは、実際にどの時点での価格なのかを把握することはできません。CPIの変動は、具体的な期間に対して算出されなければ意味がありません。
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    過去に購入した商品の価格を合計する 過去の物価の記録を用いて、過去に購入した商品の価格をサンプル抽出して合計しましょう。[2]
    • 通常、CPIは最も一般的に利用されている消費財(牛乳や卵などの食料品、衣料用洗剤、シャンプーなど)に限定されます。
    • 自分で購入した商品の記録を利用して、単一の商品の価格の変動ではなく物価の全般的な変動を把握しようとする場合は、たまにしか購入しない商品を除外して計算した方がよいでしょう。
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    現在の物価を把握する 過去の物価同様に、現在の物価を把握するのにもレシートが有効です。[3]
    • サンプル抽出する商品の点数が比較的少ない場合は、小売店から配布されたチラシで価格を確認できるかもしれません。
    • 同じ店舗で販売されている同じブランドに基づく価格を利用すると、比較に役立つかもしれません。価格は店舗およびブランドごとに異なるため、時間の経過に伴う価格の変化を追跡する唯一の方法は、これらの変数を最小限に抑えることです。
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    商品の現在の価格を合計する 過去の商品の価格を合計するのに用いたものと同じ商品リストを用いなけばなりません。例えば、1斤のパンが最初のリストに含まれていた場合、現在の価格のリストにも1斤のパンが含まれている必要があります。
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    現在の物価を過去の物価で割る 例えば、現在の商品価格の合計が90円で、過去の商品価格が80円だった場合、計算結果は1.125になります(数式で表すと90÷80 = 1.125)。
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    計算結果に100をかける CPIの基準は100です。これは比較のための基準点であり、それ自体と比較した場合は100%になります。この基準によって、数値同士を比較することができます。
    • CPIをパーセンテージで考えましょう。過去の物価が基準となり、この基準自体は100%と表記されます。
    • 上の例を用いると、現在の物価は過去の物価の112.5%となります。
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    現在の物価のパーセント表記から100を引いてCPIの変動を求める この計算によって、基準の数値である100を引いて、期間を通じたCPIの変動を求めることができます。[4]
    • 再び上の例を用いると、計算結果は12.5となります。これは、最初の期間から次の期間までに価格が12.5%変動したことを表します。
    • 計算結果がプラスであれば物価上昇を表し、マイナスであれば物価下落(20世紀中頃以来、世界のほとんどの地域ではあまり見られない現象)を表します。
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2の方法2:
単一の商品の価格変動を計算する

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    過去に購入した一つの商品の価格を把握する 過去の正確な価格が分かり、かつ最近購入した商品を探しましょう。[5]
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    同一商品の現在の価格を把握する 同じ店舗で購入した同じブランドの商品の価格を比較するのが最善です。繰り返しになりますが、CPIは、別の店で買い物をしたり、別のブランドに切り替えたりして、節約できる金額を把握するためのものではありません。
    • 特売品を比較することも避けましょう。アメリカの連邦労働統計局によって算出される公式のCPIは、短期間の変動を排除するために、さまざまな場所で調査された多数の商品を使用しています。それでも、個々の商品の価格変動を計算することには価値がありますが、特売は計算から排除されなければならない変数の一つです。
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    現在の価格を過去の価格で割る シリアル1箱の価格が以前は250円で現在は275円である場合は、計算結果は1.1となります(数式で表すと275÷250=1.1)。
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    計算結果に100をかける 繰り返しますが、CPIの基準は100です。これは比較のための基準点であり、それ自体と比較した場合は100%になります。この基準によって、数値同士を比較することができます。
    • 上の例を用いると、CPIは110となります。
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    CPIから100を引いて物価の変動を求める 上の例で考えると、110から100を引いて10となります。つまり、調査している特定の商品の価格は期間を通して10%上昇したことを表します。[6]
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必要なもの

  • メモ帳
  • 電卓
  • ペンか鉛筆
  • 2つの参照点(1年前と現在など)の商品のレシート

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この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。
カテゴリ: 数学

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