鼻ピアスホールの安定を促し感染症を防ぐ方法

共同執筆者 wikiHow編集チーム

新しくピアスホールを開けると、誰でもわくわくした気持ちになることでしょう。ただし、開けたばかりのピアスホールが感染症を起こすと、楽しい気持ちが一転して悪夢となってしまいます。他の人より感染しやすい人もいますが、いくつかの簡単な手順で感染症を防ぎ、ピアスホールが問題なく安定するように促しましょう。

パート1(全3パート):鼻ピアスホールの安定を促す

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    ピアスホールを開ける際は専門家の施術を受けましょう。ピアスホールの施術には正しい方法と間違った方法があり、身体改造業界の人々は一般的な知識としてそれを知っています。経験豊富な施術者がいる評判の良いところでピアスホールを開けてもらいましょう。手間と時間を惜しまず専門家に開けてもらうと、ピアスホールは早く適切に安定します。さらに、専門家は家でピアスホールをお手入れする方法について専門的なアドバイスをしてくれます。ピアスホールを安全に開けるために次のことに気を付けましょう。
    • 中が空洞のピアッシングニードルを使います。ボディピアスの専門家も使用するこのようなニードルは、衛生的なうえコントロールしやすいので、まっすぐ正しい場所にピアスホールを開けることができて安定も早いでしょう。[1]
    • ピアッサーを使うのはやめましょう。ピアッサーは正確性が劣るので通常鼻に使うことはなく、ニードルより痛む傾向があります。さらに、ピアッサーを清潔に保つのは難しい場合もあるので、血液媒介ウィルスがうつる恐れがあります。[2]
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    清潔な手でピアス部分に触れます。お手入れなどでピアス部分に触れる際は、抗菌作用のある薬用石けんであらかじめ手を洗いましょう。顔に付着している皮脂、開けたばかりのピアスホールからの分泌物(透明な体液または血液)、手の汚れなどが感染症の原因になります。
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    ピアスをつけたままにしておきましょう。ピアスホールを開けたら、少なくとも6~8週間(安定にかかる一般的な期間)はピアスを外さないようにします。ピアスを外すのは、ピアスのサイズや材質に問題がある場合に限りましょう。[3]
    • ピアスホールが安定するには6~8週間かかりますが、その間にピアスを交換する場合は、ピアスホールの施術を受けたところで行いましょう。
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    定期的にピアス部分を洗います。ピアス部分にはやさしく触れましょう。まず、水を含ませたコットンや綿棒でたまったかさぶたを拭き取ります。アルコールや過酸化物を使えば、細菌細胞すべてを殺菌できると考える人もいるかもしれませんが、実際そのような物質は、鼻の中や表面に存在するピアスホールの治癒を促す細胞までも一緒に殺菌してしまいます。このような刺激の強い洗浄剤を使うのはやめましょう。 新しく開けたピアスホールを安全かつ簡単に洗うには、生理食塩水を使います。水に海塩を溶かした生理食塩水は、穏やかで効果的に作用します。コットンや綿棒を浸して使うか、大きめの容器に生理食塩水を注いで鼻のピアス部分を直接浸します。直接浸す場合は、1日少なくとも1回、5~10分ほど浸しましょう。[4] 浸した後は、生理食塩水がピアス部分に残らないように清潔な水ですすぎます。生理食塩水を自分で作るには次のものが必要です。
    • ヨウ素無添加の海塩小さじ1/4杯。
    • 温めた蒸留水またはペットボトルの水240ml。
    専門家情報
    Jef Saunders

    Jef Saunders

    ピアッサー
    ジェフ・サウンダースは20年以上にわたりピアッサー(ピアスの施術師)として働いています。APP(Association of Professional Piercers。ボディーピアスの健全性や安全性に関する知識を公衆の間に広める活動を行っている世界的な非営利団体)の広報責任者を務めているほか、Fakir Intensives(モダン・プリミティブの開祖として知られているファキール・ムサファーにより設立されたボディーピアスのワークショップ)にてピアシングの授業を行っています。2014年にAPPの取締役に選任されており、2015年には ブライアン・スケリー(Piercing Experience設立者。APPのメディカルコミッティー)より、APP President’s Awardを贈られています。
    Jef Saunders
    Jef Saunders
    ピアッサー

    専門家も同意しています。 「最も一般的なアドバイスは、定期的に生理食塩水でピアスをすすいだり拭いたりすることです。お住いの地域の気候によってピアスをすすぐ頻度は異なります。湿度の高い地域では、ピアスホールが腫れやすいので頻繁にすすぐ必要がありますが、乾燥した地域ではそれほど頻繁にすすぐ必要はなく腫れも少ないでしょう」

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    感染症の兆候を見つけます。感染症の兆候が明らかに表れる場合もありますが、見つけるのが難しいケースもあります。ピアスホールを開けた直後は初期出血、ピアス周囲の腫れ、敏感さ、あざ、かゆみのほか、膿とは異なる白黄色の分泌物がピアスホールから漏れ出すことがあります。このような分泌物はピアスホールの表面でかさぶたになりますが、これは正常なことで問題ありません。ピアスホールを開けた際の正常な副作用と感染症の兆候の違いを知っておくと、感染症に対処することができます。ピアスホールの感染症の一般的な兆候は次の通りです。
    • 持続的なかゆみや赤みが通常の安定期間を過ぎても続く場合。
    • 持続的な痛みやヒリヒリ感が通常の安定期間を過ぎても続く場合。
    • ほてりや灼熱感。
    • ピアスホールに膿汁や血液など黄緑色の滲出液が見られる場合。
    • ピアスホールからの悪臭。[5]

パート2(全3パート):感染症に対処する

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    症状を確認します。感染症とアレルギー反応には似た症状があるので、この2つの違いを見つけるとどちらに当てはまるかわかります。感染症とは異なり、アレルギー反応にはひどい灼熱感、ピアスホールの広がり(皮膚がピアスの金属部分から離れようとするかのように見える)、黄緑色というより半透明の黄色い分泌物の滲出があります。アレルギー反応の症状に当てはまる場合は、直ちにピアスホールの施術者にピアスを交換してもらうか医師の診察を受けましょう。
    • 金属の中にはアレルギー反応を誘発するものがあります。そのため、サージカルスチール、チタン、プラチナ、ニオビウム、14金または純度がそれ以上の金など高品質の金属スタッドを使いましょう。[6]
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    定期的にピアス部分を洗います。ピアス部分を石けんと水または生理食塩水でお手入れすると、感染症の原因になる細菌を洗い流すことができます。鼻ピアスの感染症は、外部病原体(細菌や真菌)の侵入、きつすぎるピアス、非衛生的な生活など、様々なことが原因で起こります。ピアスホールが安定するまで(通常ピアスホールを開けてから6~8週間)ピアス部分を定期的に洗浄しましょう。
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    民間療法をいくつか試してみましょう。感染症の症状がそれほどひどくなければ、医師の診察を受ける前に自分で手当てを試みることができます。次のことを試してみましょう。
    • 温かい生理食塩水で温める方法 で患部への血液の流れを促すと、感染症と闘う細胞が患部に集まり感染症が早く治ります。[7]
    • 氷嚢 もまた炎症、痛み、患部周囲の痛みの緩和に効果的です。膝をテーブルの角にぶつけた時のように、氷嚢にはあざを和らげる効果があります。とはいえ、氷を直接患部にあてるのはやめましょう。氷を直接あてると皮膚が傷つく恐れがあります。キッチンペーパーや布などで氷嚢を包んでから患部にあてましょう。[8]
    • カモミールティー のティーバッグをあてます。カモミールティーのティーバッグを温水に浸します。20秒ほど温水に浸けたティーバッグをピアス部分にあてましょう。10分間またはティーバッグが冷めるまであてておきます。ティーバッグが冷めたら、温水に浸けてから再びあてましょう。[9]
    • アスピリンペーストを使います。4~6錠のアスピリンをグラスに入れ水をほんの少し加えて、アスピリンが溶けてペースト状になるまで少し待ちます。毎晩寝る前にこのペーストを感染した部分に塗って、症状が改善するか確認しましょう。アスピリンは抗炎症剤なので腫れを緩和する効果があり、患部への刺激を最小限に抑えると同時に分泌物の滲出を促します。[10]
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    強い消毒剤を使わないようにします。普段の洗浄にも刺激の強い洗剤は避けるべきですが、感染症を起こしたピアスホールにはそれ以上の注意が必要です。感染症を起こしたピアスホールに、アルコール、ティーツリーオイル、イソジン、過酸化水素、変性アルコールなどを使うと、周囲にしこりができたり傷跡が残ったりする恐れがあります。このような刺激物を一切使わないように気を付けましょう。[11]
    • これらの化学物質は強力なので灼熱感がさらにひどくなり、感染症の細菌と闘う良い細胞までも殺菌してしまいます。
    • また、抗菌作用のある軟膏を塗ると患部が塞がれて風通しが悪くなります。治りがおそくなるので、使う場合は控えめにしましょう。[12]
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    医師の診察を受けます。数日(最長でも1週間)経っても、感染症が治らない場合や症状が改善しない場合は、医師の診察を受けて症状の詳細を伝えましょう。皮膚科医または内科医が適していますが、事情により医師の診察を受けられない場合は、次の選択肢としてピアスホールの施術者に相談しましょう。[13]

パート3(全3パート):ピアスホールを健全に保つ

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    ピアスホールを刺激しないように気を付けます。衣服を脱ぎ着する際は注意しましょう。衣服の着脱時に新しいピアスが服にひっかかるとひどく痛みます。普段より2分多めに時間をとって、鼻ピアスが服に引っかからないように気をつけながら慎重に服を着ましょう。
    • ピアスが邪魔にならないように、鼻ピアスの反対側を下にして寝たりネックピローを使ったりする人もいます。
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    ピアスホールに化粧品が触れないように注意します。ピアスホールが安定するまでは、ローション、化粧品、洗顔料などがピアスホールに触れたり詰まったりしないように気を付けましょう。もし、ピアスホールに製品が入った場合は、温かい食塩水や生理食塩水ですすぎます。[14]
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    滅菌処理されていない水にピアスホールが触れないように注意します。湖、公営または民営のプール、温水浴槽などの水には汚染物質が混ざっている可能性があり、それが原因で新しいピアスホールが感染症を起こす危険があります。潜在的なリスクがあるこのような水にピアスホールが触れる可能性があれば、事前に完全防水の絆創膏でピアスホールを完全に覆いましょう。このような絆創膏はドラッグストアで見つけることができます。[15]

ポイント

  • シャワーを浴びる際は、鼻にも流水をあてましょう。温水をあてて、ピアス部分から細菌を洗い流します。
  • 頭を高くして寝ると腫れを抑える効果があります。
  • 濃度が高い溶液が良いわけではありません。塩分の多い生理食塩水を使うと、ピアスホールを刺激してしまいます。
  • ピアスホールに詰まるような濃いクリームを塗るのは控えましょう。
  • ビタミンEオイルは肌に浸み込み、傷跡やしこりに効果があります。
  • 清潔で大きなTシャツで枕を覆い、頭が当たる部分を毎晩変えて寝ましょう。1枚のTシャツで清潔な面を4回使うことができます。

注意事項

  • 敏感肌の場合は、洗いすぎるとピアスホールの刺激になる恐れがあります。1日2~3回より頻度を減らして洗いましょう。
  • ドルマイシン軟膏などの石油系製品をピアスホールに使うのはやめましょう。加えて、アルコール、過酸化物、純粋なヨウ素の使用も控えます。
  • 鼻のピアスホールが感染すると重篤化する恐れがあり、髄膜炎や脳膿瘍につながる危険もあります。

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wikiHowスタッフ編集者
この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。
カテゴリ: タトゥーとピアス

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