鼻づまりを治す方法

共同執筆者 wikiHow編集チーム

鼻づまりは、鼻の粘膜内の血管がインフルエンザや風邪、アレルギーなどで炎症を起こすことが原因で発生します。鼻の中に余分な粘液が溜まると呼吸がしづらくなります。これは新生児にとっては命に関わる問題ですが、子どもや大人にとってはただただ厄介で不快な症状です。幸い、鼻づまりはお金や時間をかけずに治すことができます。

注意:鼻づまりは原因となる感染症が完治するまで止まりません。これは、体の免疫機能が粘液を作り出して、感染症を引き起こす病原菌を封じ込めようとするために鼻づまりが起きるからです。したがって、ここにご紹介する方法は鼻づまりの緩和を目的としたもので、これで完治に至ることはありません。

4の方法1:
子どもと大人への応急処置

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    鼻をかまないようにしましょう。鼻が詰まっていても何も出てこないときに鼻をかむと、鼻づまりが悪化します。粘液を出し切るまでしっかりと鼻をかみたいと思うのは自然な反応ですが、ティッシュにすぐに手を伸ばすのではなく、鼻水が出るときだけティッシュを使うようにしましょう。
    • 何度も強く鼻をかむと、鼻腔内の繊細な粘膜がさらに炎症を起こし、鼻づまりが悪化する原因になります。理にかなわないような気がするかもしれませんが、ティッシュを使わないほうが鼻づまりが改善します。
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    市販の鼻づまりの薬か抗ヒスタミン剤を服用しましょう。鼻づまりの原因次第ですが、市販の数ある薬の中には効果を実感できるものもあるかもしれません。以下の項目を参考にしてください。
    • 風邪をひいている時には鼻づまり用の薬を選びましょう。鼻づまりの薬は鼻腔の腫れと炎症を緩和し、楽に呼吸ができるようにします。鼻づまりの薬には錠剤の経口薬や鼻スプレーがありますが、鼻スプレーの場合は3日以上続けて使用してはいけません。経口薬は長期の服用が可能です。
    • 花粉症などのアレルギーがある場合は抗ヒスタミン剤を服用しましょう。鼻づまりの原因がアレルギーならば、抗ヒスタミン剤を服用することで鼻づまりやくしゃみのようなアレルギー症状を緩和することができます。抗ヒスタミン剤は眠気を誘う薬であることに注意してください。
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    生理食塩水で鼻を洗浄しましょう。生理食塩水の洗浄液とは、使いやすい容器に入ったただの塩水のことです。薬品や化学物質を含んでいるわけではありません。塩水が鼻の炎症を鎮め、粘液や細菌を鼻から洗い流します。
    • 洗浄液は市販品を購入することも、家庭で作ることもできます。大抵のドラッグストアでは殺菌済み生理食塩水の鼻洗浄液を扱っています。粘液吸引機か粘液吸引用のスポイトをお持ちならば、塩小さじ1/4と温水1カップを混ぜて洗浄液を自作しましょう。
    • 流し台の上にかがみ、片方の鼻の穴が下に来るように顔を傾けます。こうすると水が鼻から流れ出やすくなります。
    • 片方の鼻の穴にゆっくりと塩水を注ぎます。スポイトを使う場合は、スポイトを握って空気を出してから、塩水を吸い取りましょう。スポイトを鼻に入れて、塩水を注入します。
    • 次に塩水を注入する前に、前の塩水が完全に外に出たことを確かめましょう。
    • 塩水での鼻洗浄は1日に2-3回行いましょう。
    • 鼻洗浄にはネティポットを使う方法もあります。
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    蒸気で鼻づまりを緩和しましょう。蒸気の湿気と熱が炎症を抑えて呼吸を楽にします。この方法の良いところは、際限なく使えるという点です。加湿器を使うなどして、鼻づまりが治るまでずっと行いましょう。
    • 湯気を立ち込めてシャワーを浴びましょう。その際、ドアの下にタオルを挟んで湯気が逃げないようにして、お湯の温度を上げます。実際にシャワーを浴びなくても、浴室内に立ち込める蒸気を吸い込むだけでも効果があります。
    • 鍋にお湯を沸かして、その蒸気を吸い込みましょう。お湯をわずかに沸騰させ、その上に顔を伏せて蒸気を吸い込みます(やけどに注意しましょう)。
    • 加湿器または気化器を使いましょう。これは特に就寝中に役立ちます。蒸気を密集させるために加湿器の上に枕や毛布でテントを作ります。その際、蒸気が逃げる隙間がないように気をつけましょう。
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    水分補給をしましょう。十分な水分を摂取すると、鼻の中の粘液が分解され、外に流れ出やすくなります。体内に余分な水分があると鼻腔内の炎症を抑えて鼻づまりを解消します。
    • 鼻が詰まっている時に温かい液体を飲むと鼻づまりが楽になるという人もいます。ハーブティーやだし汁、スープなどを試してみましょう。
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    鼻に温湿布を当てましょう。ハンドタオルを耐えられる限りに熱いお湯で濡らし、横になって鼻の上に温湿布を置きます。この時、鼻の穴をタオルで塞がないように、鼻腔の上だけにタオルを置きます。タオルが冷めたらまた熱いお湯で濡らしましょう。
    • 効果が感じられるまでには何度かタオルを温めなおす必要があるかもしれません。辛抱強く行いましょう。温湿布を当てながら、音楽を聴いたりテレビを観たりしてリラックスしましょう。
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    ヴェポラッブを塗りましょう。胸や喉に塗るタイプの鼻づまり改善薬にはメントール、ユーカリ、カンフル(樟脳)などが含まれていて、この気化物質を吸い込むことで鼻づまりが解消されるという人がいます。これに使用できる製品にはヴィックス、タイガーバーム、アイシーホットなどがあります。こうした製品に含まれる成分が鼻づまりを解消するという人がたくさんいますが、この成分が風邪の症状に効くという十分な証拠はありません。[1]以下の方法で使ってみましょう。
    • 就寝前に喉や胸に塗ります。喉や胸は就寝中にこの成分を吸い込むには十分な近さです。目に近い場所に塗ると、刺激が強すぎます。
    • ヴェポラッブをティッシュにつけて鼻に近づけ、息を深く吸います。
    • 手元にヴェポラッブがない場合は1-2滴のペパーミント・オイルを鼻の下につけましょう。同様の効果が得られます。
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    頭を上げた姿勢で寝ましょう。横になると鼻づまりがひどくなる時は頭を上げてみましょう。頭の下にもうひとつ余分に枕を置くか、ベッドの頭側を上げて寝るなどしてみてください。
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    鼻腔拡張テープを使ってみましょう。この薄いテープを鼻筋の上に貼ると、鼻腔が広がり呼吸が楽になります。いびき防止用のテープとして販売されていることもあります。
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    辛い食品を食べましょう。鼻が詰まっている時にいつもより少し辛めな食品を食べてみましょう。辛い食品を食べながらたくさん水を飲むと、食べ終わる頃には鼻水が出始めます。しっかりと鼻をかみましょう。
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    石けんでマッサージをしましょう。粘液が詰まっただけの鼻づまりならこの方法が効くかもしれません。シャワーや入浴中に濡らした手に石けんをつけて滑りやすくします。その手で鼻の両側をしばらくマッサージすると温かさで粘液が流れ出します。

4の方法2:
乳児の手当て[2]

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    乳児の鼻づまりに注意しましょう。乳児は口から息を吐くことができません。そのため、乳児の鼻づまりは特に授乳時などに深刻な問題となります。新生児は自分で鼻をかむことができないため、他の方法で粘液を取り除く必要があります。
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    生理食塩水で鼻の粘液を薄めましょう。乳児を平らな場所に寝かせ、肩の下に丸めたタオルを入れて頭を後ろに倒します。生理食塩水を数滴鼻の中に注入して30-60秒待ちます。
    • 生理食塩水を家庭で作る場合には、塩小さじ1/4と人肌と同じ温度に温めたお湯1/2カップを混ぜます。
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    鼻の粘液を流し出します。乳児をうつぶせにして粘液が流れ出やすいようにします。
    • ティッシュを小さな円錐形に丸めて、鼻のまわりの粘液を拭き取ります。鼻の中には絶対に入れてはいけません。
    • 吸引用スポイトまたは鼻吸引器を使って粘液を取り除きます。スポイトの空気を少し出して、乳児の鼻の浅い部分にスポイトの先を入れます。スポイトを持つ手をゆっくり離して粘液を吸い取ります。取り出した粘液はティッシュの上に出しましょう。
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    医師に連絡するタイミングを知っておきましょう。長引く鼻づまりの症状は乳児にとってとても深刻な問題です。下記の症状を伴う場合は直ちに医師に連絡しましょう。
    • 鼻づまりのせいで食事(授乳)ができない
    • 熱がある
    • 呼吸が速く苦しそう

4の方法3:
医師の診察を受けるタイミング

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    鼻づまりの症状が7日以上続く場合は病院に予約を入れましょう。[3] 一週間以上鼻づまりが続くのはアレルギーや風邪以上の深刻な疾患のせいかもしれません。次の症状に注意しましょう。[4]
    • おでこ、目、頬の周りが腫れる鼻炎の兆候がある
    • 視界がかすむ
    • 喉に白や黄色の斑点が現れる
    • 痰の色が黄緑色または灰色をしている

4の方法4:
赤ちゃん向けの煮タマネギ湯

これは昔ながらの家庭療法です。赤ちゃんの呼吸困難を疑う場合は、すぐに医師または救急サービスに連絡しましょう。

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    小鍋にざく切りにしたタマネギを数個と水を入れます。
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    沸騰させます。お湯の色が変わってタマネギがやわらかくなるまで煮立てます。鍋を火から下ろし、室温まで中身を冷まします。
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    タマネギ湯が冷めたら、赤ちゃんに90~100ml程度飲ませましょう。これは鼻づまりに大変効果があります。赤ちゃんに与えても安全な温度まで冷めたことを必ず確認してから飲ませましょう。

ポイント

  • 片手または両手で鼻の片側を目頭から鼻の先まで円を描くようにやさしくマッサージします。鼻づまりの程度により何度かこれを繰り返します。これで粘液が流れ出します。この時、水道からお湯を出してシンクに覆いかぶさるようにします。鼻に温湿布を当てた後にこのマッサージをするという方法もありますが、温湿布中に鼻の穴を塞がないように注意しましょう。
  • 新鮮な外気を取り込みましょう。花粉症でなければこれで気分がよくなることもあります。
  • ヴェポラッブを塗るときは、温湿布や温熱パッドなどで胸を温めてから塗ると、ヴェポラッブの気化物質が鼻に届きやすくなります。
  • 十分な睡眠をとりましょう。睡眠不足は風邪や鼻づまりの症状を悪化させます。
  • 蒸気は鼻づまりの解消に役立ちます。鼻はハンカチではなくティッシュで拭きましょう。
  • 生理食塩水を家庭で作る場合は必ず蒸留水を使いましょう。水道水には細菌や塩素のような物質が入っているため、鼻が炎症を起こす恐れがあります。どうしても水道水を使わなければならない時には水を煮沸してから冷まして使いましょう。
  • 片側の鼻だけが詰まっている時は、詰まっていないほうの鼻を下にして横向きに寝ます。鼻づまりが楽になるのがわかるでしょう。
  • シンクにメントールかユーカリ入りのバスソルトを置き、熱いお湯を出します。お湯が溜まったら、頭からタオルをかぶり、シンクの上に顔を伏せます。温度が下がるまで湯気を吸い込みましょう。サウナと同じ状態になります。
  • ミント味の強いガムを噛みましょう。ミントは鼻の通りをよくして呼吸を楽にすると共に炎症を抑えます。
  • 十分な柔らかさがあり快眠を促す枕を使いましょう。
  • 鼻をマッサージすると鼻がかみやすくなります。
  • 緊張をほぐすためにリラックスしましょう。鼻づまりが気になる時は薬剤師のアドバイスを仰ぎましょう。
  • のど飴は鼻の粘液を出すのに役立つかもしれません。
  • 鼻洗浄はひどい鼻づまりによく効きます。
  • メントールの結晶を熱湯に入れて、蒸気を吸い込みましょう。鼻がツンとするので注意してください。メントール入りのお湯を近くに置いておくだけでも効果があります。
  • ココナッツオイルを赤くなった鼻の下に塗りましょう。鼻のかみすぎで赤くなった皮膚をココナッツオイルが保湿します。ココナッツオイルには殺菌/抗菌作用もあります。

注意事項

  • 鼻には絶対に綿棒を入れてはいけません。丸めたティッシュを鼻に入れるのもダメです。どちらも鼻の炎症を悪化させてしまいます。
  • 蒸気や蒸気吸入器を使うときにはやけどへの注意が必要です。
  • インフルエンザにかかっている人はネティポットを使うべきではありません。

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wikiHowスタッフ編集者
この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。
カテゴリ: 全般的健康

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