飼っている猫に好かれる方法

共同執筆者 Brian Bourquin, DVM

猫は非常に自由な生き物ですが、生きていくには飼い主からの愛情も必要とします。飼い猫の好みに注意を向け、好きなおやつを知り、愛情を注いで適切に世話をすれば、猫もあなたのことを好きなってくれるはずです。

パート1(全3パート):猫を理解する

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    遊ぶ時間と放っておく時間の適度なバランスをとる 猫はあなたの愛情を欲しがるにも関わらず、自由や単独の時間を強く必要とします。猫は撫でられるのを好む一方で、いつも人間との触れ合いを望んでいるわけではありません。
    • ペットの飼い主がやりがちな大きな間違いの1つに、猫を犬のように扱ってしまうということがあります。犬と猫は大きく異なる動物だということを忘れないようにしましょう。
    • 犬はもともと人間のそばで働くようにしつけられている、群れで動く動物です。反対に、猫は歴史的には単独で害獣を殺して人間に仕えていた、比較的自立性の高い動物です。[1]
    • 猫が時折あなたから身を隠すからといって、猫を可愛がろうとしすぎる、あるいは気分を害する必要はありません。この行動は猫の性質の一部です。
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    罰を与えない 猫を大声で怒鳴ったり攻撃的に罰したりすると、猫は単純に逃げてしまいます。猫がしつけから学ぶことはほとんどありません。あなたが意地悪な飼い主なると、猫から嫌われてしまいます。
    • 猫をたたいてはいません。事態が悪化するだけです。
    • 行儀の悪い猫を叱るのに水をかける方法はよく使われますが、これは猫を怖がらせ、あなたに対する信頼を失わせることがあります。[2]
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    猫の好きなおやつを知る 人間と同様に、猫にも好みの食べ物があります。猫の好む食べ物を把握し、しつけをする代わりにおやつを利用して、望ましく行動するよう促しましょう。味覚は猫によって異なりますが、鮭のフレークや加熱した鶏肉片を拒む猫はほとんどいません。これらのおやつを与えて、猫にあなたを好きになってもらいましょう。[3]
    • 牛乳を与えないようにしましょう。社会通念とは異なり、乳製品は猫の健康によくありません。
    • チョコレート、飴、生卵、生肉や生魚を与えるのもやめましょう。[4]
    • おやつは食事代わりにならないことに留意しましょう。
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    飼い猫の個性を受け入れる すべての猫に共通する特定の行動はありますが、異なる行動もたくさんあります。時間をかけて、飼い猫が好きなもの、嫌いなものを理解しましょう。猫から好かれるためには、猫の個性を知り、尊重することが重要です。
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パート2(全3パート):猫とコミュニケーションをとる

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    飼い猫のボディランゲージを学び、尊重する 人間と同様、猫も信頼から恐れまでのあらゆる感情を表すコミュニケーション手段としてボディランゲージを使います。猫が示すポーズは重要なメッセージを伝えるものです。例えば次のようなポーズがあります。
    • 背中を弓なりに曲げ、背骨に沿って毛を逆立て、爪を立てているのは、猫が怖がっていることを意味します。しばらくそっとしておきましょう。
    • 猫があなたを小突いてきたら、遊びたいというサインかもしれません。
    • あなたに尻尾を巻き付けてきたら、おそらく満足感の表れです。
    • 尻尾を立てながらあなたに近寄ってきて尻尾の先を少し丸くしたら、あなたを見つけ、撫でられたい、一緒に遊びたいと思っています。まずは手を出して猫に匂いを嗅がせ、あなただということを確かめさせてから触れましょう。
    • 猫が尻尾を脚の下または脚の間にしまい込んでいたら、心配や不安を感じていると考えられます。[5]
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    猫の声を聞く ゴロゴロと喉を鳴らすのは、愛情や満足の表れです。うなったりシューと音を立てたりするのは、近づくなという意味です。ニャーと鳴くのは注意を引くための声であり、空腹から愛情の要求までのあらゆる感情を表しています。
    • 猫同士でお互いにニャーと鳴くことはありません。ニャーと鳴くのは、人間とコミュニケーションをとるためです。
    • ニャーと鳴き続けるのは、病気にかかっていて獣医の診察を必要としている合図かもしれません。[6]
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    猫の目を見続けない 人間と礼儀正しくコミュニケーションをとる一方で、多くの猫は長いアイコンタクトを怖がります。猫があなたの前でまばたきをしたら、信頼しているという証拠です。
    • 今度猫があなたの前でまばたきを始めたら、真似をしてみましょう。
    • ゆっくりとまばたきをすることで、心を開いて信頼していることを伝え、愛情ある関係を築くことができます。[7]
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    猫を抱え上げる時は猫の目線まで下がる ゆっくりと体を下へ曲げてから、猫を上に持ち上げます。抱え上げられる前に猫があなたの姿を確認できれば、怖がらせずに済みます。
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パート3(全3パート):猫の世話をする

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    猫を危険から守る 飼い猫を安全に守っていれば、猫はあなたのことをもっと好きになるでしょう。安全に眠れる場所があり、安心して排便でき、自由に餌にありつけるようにし、また家の人間や他のペットから脅かされることがないようにしましょう。
    • 猫が毒物に触れることがないようにしましょう。
    • 猫は好奇心が強く、面倒を起こすことがあるので、食品庫や戸棚の扉を閉めておきましょう。
    • 猫が逃げた場合に備えて、連絡先を記載した首輪を付けておきましょう。また、首が締まってしまうことを考え、留め金が外しやすいものにします。
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    規則的に餌を与える 猫は習慣を身に着ける生き物のため、餌の時間を大幅に変えたり、頻繁に変更したりしないようにしましょう。猫が望ましい行いをした時はおやつを与えて褒めるようにしますが、普段の餌とは別のものとして考えます。猫にもっと好かれるようにするには、餌の種類やブランドを頻繁に変えないようにしましょう。
    • 猫は、ドライフード、缶詰、またはその両方を組み合わせて食べれば健康でいられます。[8]
    • 多くの専門家は、猫に1日2回以上餌を与えないようにと話しています。先進国では5匹に1匹の猫が肥満であり、肥満になると深刻な健康問題を引き起こすことがあります。[9]
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    飼い猫の世話を怠らない 家を離れる時は、十分な餌ときれいな水を必ず置いておくようにします。長期にわたって家を空ける場合は必ず誰かが猫の健康に気をつけ、ごみを掃除し、時々遊んであげるようにしましょう。ほったらかしにされた猫があなたを好きになることはありません。
    • 猫は自主性の強い生き物である一方で、人間からの注意や定期的な毛づくろいも必要とします。
    • 旅行に行く場合は、ペットシッターなどに預けることを検討しましょう。
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    猫のトイレを定期的に掃除する 猫は清潔さを好みます。トイレが汚ければ、他に用を足せる場所を探すかもしれません。トイレ用のきれいな砂を毎日つぎ足しましょう。トイレの箱を洗剤と水で定期的に洗いましょう。[10]
    • 砂のブランドや種類を突然変えるのはやめましょう。
    • 砂を新しいブランドに変える時は、古い砂に新しいものを混ぜるようにして徐々に取り入れていきましょう。
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    頻繁にブラッシングする 猫はブラッシングが大好きです。定期的なブラッシングにより、毛や皮膚を健康に保ち、毛の絡まりを防ぎ、脱毛や毛玉を減らします。毛づくろいをすることで、しこりやノミ、怪我を発見することもあります。またブラッシングを通して、飼い猫との絆を深めましょう。[11]
    • 毛が絡まっている部分をブラッシングするのを避けましょう。猫が不快感やストレスを感じることがあります。
    • ブラシは短いストロークで雑に行わず、長いストロークで優しく行いましょう。
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    猫と遊ぶ 猫は安価でシンプルなおもちゃを好みます。猫の餌食である動物のおもちゃに紐を付け、動かしてみましょう。ネズミのように素早く動かしたり、鳥のようにパタパタさせたりします。猫の前で動かすと、猫はそのおもちゃにじゃれるように飛び付きます。猫は、遊んで刺激を与えてくれる飼い主が大好きです。
    • 猫があなたの手ではなく、おもちゃに飛び付くように仕向けましょう。
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    爪とぎポールを置く 猫は、家具などの家にあるものの表面をひっかく性質があります。しかし、目の詰まったカーペットやサイザルのような粗い表面を取り付けたものなど、特定のものをひっかくようにしつけすることは可能です。家の中に爪をとぐのに適した場所を作ってあげれば、猫はあなたのことをさらに好きになるでしょう。[12]
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    爪とぎポールと遊具の役割をもつ「キャットタワー」や「キャットコンド」を設置する 猫はこの種のものに登ったり、そこで遊んだりするのが大好きです。
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    猫の「食べ物目当ての愛情」を利用する 多くの猫は、その家で餌をくれる人を気に入ります。家に複数の人間がいるなら、餌やりを担当するようにしましょう。猫があなたを餌をくれる人だと認識すると、空腹時や食事の時間にあなたのところに近寄ってきます。
    • 胃袋をつかむのも、猫に好かれる方法の1つです。
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ポイント

  • 猫の体全体を撫で、猫が撫でられるのを喜ぶ場所を見つけましょう。
  • たいていの猫はあごの下を撫でられるのを好みます。
  • 撫でてほしくないなど、かまってほしくない時に猫が示すサインを把握しましょう。これには、ゴロゴロと鳴かない、あなたに向ける特定の目の表情、または立ち上がって歩き去るなどがあります。
  • 猫が膝の上に乗ってきたら、追いやらずに寄り添わせておきましょう。
  • 1週間に数回おやつを与えましょう。
  • 猫が抱き上げられるのを嫌がったら、無理に抱き上げないようにしましょう。猫の怒りを逆なでするだけです。
  • 猫がベッドに上がってきたら、捕まえて抱くのではなく、少しの間撫でてそっとしておきましょう。かまってほしい時はそばに寄って来ます。
  • 撫でられたい部分は猫によって異なります。大半の猫はお腹や足を触られるのを嫌がります。時間をかけて、飼い猫がどこに触れられるのが好きか、または嫌がるのかを把握しましょう。たいていの猫は背中を撫でられたり、頭の上およびあごの下を掻かれたりすると喜びます。
  • 猫におもちゃを買い与えましょう。
  • 猫があなたに背を向けた場合は、放っておいてほしいと思っているはずです。そっとしておきましょう。
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注意事項

  • 猫の尻尾を掴んだり引っ張ったりしてはいけません。怪我をさせる可能性もあり、また猫は確実に嫌がります。
  • 猫がシューっと泣く、あるいは強くぶつかってきた場合は、かまい続けないようにしましょう。そうしないと猫をさらに怒らせることになります。しばらく放っておいて、後でまたかわいがるようにしましょう。
  • 猫が失敗をしてもたたいてはいけません。辛抱しましょう。
  • 怪我を負っている、または重い病気にかかっている猫は、ゴロゴロと鳴いて落ち着こうとすることがあります。これは満足の表れではなく、むしろその逆です。猫が明らかに不満そうなふるまいや防御的なふるまいをしながらもゴロゴロと鳴く場合は、怪我がないか確認したり獣医に見せたりするとよいでしょう。
  • 猫を頻繁に抱き上げないようにしましょう。猫を怒らせます。
  • 深い眠りについている猫を起こさないようにしましょう。猫はこれを嫌がります。本当に必要な場合にのみ起こしましょう。
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このwikiHow記事について

獣医師、Boston Veterinary Clinic経営者
この記事はBrian Bourquin, DVMが共著しています。 ペットの飼い主たちから「ドクターB」の名で親しまれているブライアン・ボークウィン獣医師は、コーネル大学にて獣医科学の博士号を取得後、19年以上にわたり獣医療に従事してきました。現在、マサチューセッツ州のボストンにある「Boston Veterinary Clinic」を経営しています。Boston Veterinary Clinicではサウスエンド・ベイビレッジとブルックリンの両市にて獣医療、健康管理・予防治療、緊急治療、軟部組織外科手術、歯科医療を実践しているほか、躾や栄養管理、またレーザー治療や針治療などの代替医療を用いた疼痛管理のサービスを提供しています。Boston Veterinary Clinicはボストン唯一のFear Free Certified Clinicでもあり、AAHA(American Animal Hospital Association)より認定病院の資格を与えられています。
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