試験勉強をする方法

共同執筆者 Ted Dorsey, MA

試験勉強は多くの時間を要し心身共に疲れる印象がありますが、必ずしもそうとは限りません。ストレス過多の状態で一夜漬けをする必要もありません。いくつかのポイントを押さえ前もって準備をすれば、万全の状態で自信をもって試験に挑むことができるでしょう。

パート1(全5パート):勉強をするための準備を整える

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    早くから試験勉強を開始する 早めに開始すれば授業内容を見直すための時間も増やすことができるでしょう。どの程度の量を見直さなければならないのかを見積もり、それをもとに試験勉強の開始時期を決定しましょう。例えば、1学期分の内容を復習する必要がある場合は、2~3週間前から勉強を開始した方が良いでしょう。教科書の2~3章を取り扱っただけのテストであれば、1週間~4日前に開始したほうが、より効率的に勉強をすることができるかもしれません。[1]
    • どの程度の準備期間を必要としているのかは自分が一番良く分かっているので、この判断を他人に委ねないようにしましょう。
    • 授業内容が難しく苦労していたのであれば早めに勉強を開始しましょう。内容を本当に理解し、練習し、そして復習するための時間を設けましょう。
    • 試験前夜はしっかりと睡眠をとりましょう。脳は、その人が覚えようとした情報を意識下で処理するための時間を必要としています。徹夜する必要がないよう時間に余裕をもちましょう。[2]
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    試験範囲のノートをすべて読み直す 読み直すことで記憶がよみがえり、学んだことが思い出しやすくなります。また、何がどこに書かれているのかが把握できるので、必要な情報をすぐ見つけられるようになります。また、欠けている情報に気づくかもしれません。試験勉強を行えるだけの充分な情報がノートに含まれているのか確認しましょう。授業を欠席した週はありませんでしたか?ノートをとることができなかった日はありませんでしたか?このような場合は、クラスメートにノートを借りる必要があるかもしれません。
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    実際に役立つノートを用意する ノートをとることが苦手な人、あるいはノートの内容が部分的に抜け落ちているという人は、友達にノートを見せてもらうことができないか聞いてみましょう。試験勉強を行う際は、役に立つノートの有無が結果を大きく左右します。教科書には載っていない解説が書き留められていたり、覚えやすいように色や下線で重要な箇所が強調されています。
    • 自分のノートの長さが5ページであるのに対し、同じ授業に参加していた友達のノートの長さが20ページである場合は何か重要な情報が抜け落ちている可能性が高いでしょう。お互いのノートを見比べ、何が欠けているのか確認しましょう。
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    試験範囲について教師に質問する 試験勉強の最も簡単な第一歩として、担当の教師に試験範囲を直接聞いてみると良いでしょう。何が出題され、逆に何が出題されないのかを教えてくれる先生も多いでしょう。出題の範囲を把握しておけば、何を勉強すべきなのかが自ずと見えてくるはずです。
    • もちろん、出題内容を細かく教えてくれることはありません。その代わりに、重要な点をまとめた学習ガイドを配布したり、試験範囲を明白に周知してくれるはずです。[3]
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パート2(全5パート):内容を見直す

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    ノートを読み返す 今回は書かれている内容を理解することを目的としましょう。つまり、ノートを使って勉強する必要があります。まず、最も基本的な情報から始めましょう。美術史の中でも印象派について勉強する必要がある場合、そもそも印象派とは何であるのかを理解しておきましょう。また、印象派を代表する芸術家も覚えておきましょう。
    • 試験までに理解しておく内容のテーマ(科目)ごとに、重要な人物、出来事、場所、年代を把握しておきましょう。
    • インターネット上の情報を活用して勉強をすることも可能ですが、試験は授業での内容に基づいて出題されるので、実際に授業で扱われた情報をもとに勉強するのが賢明でしょう。また、インターネット上の情報と授業で説明された情報が異なる場合もあります。
    • インターネット上の情報を用いる場合は、「.edu」や「.gov」といったウェブサイトを利用しましょう。
    専門家情報
    Ted Dorsey, MA

    Ted Dorsey, MA

    受験専門家庭教師
    受験専門家庭教師のテッド・ドーシーは、南カリフォルニアを拠点にSATとACT(大学進学適性試験)の受験者に個別指導を行う「Tutor Ted」を設立し、受験対策参考書も出版しています。高校在学中にSAT(1600点)とPSAT (240点)で満点を獲得した後、 ACT(36点)、SAT語学科目(800点)、そしてSAT数学レベル2科目(800点)でも満点を取得。プリンストン大学にて英語学の文学士号を、カリフォルニア大学ロサンゼルス校にて教育学の修士号を取得しました。
    Ted Dorsey, MA
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    受験専門家庭教師

    計画を立てましょう。 大事な試験を控えている時は、まず教材やノートを見直して、何が理解できていて、何が理解できていないのかをはっきりさせましょう。そして、試験日を確認し、それまでの期間でどのようにして勉強をすすめていくのかを考えましょう。もちろん、苦手な箇所を重点的に勉強したいと思うでしょう。実は、自信のある箇所もしっかりと勉強することが大切です。すでに理解できている部分のほうが、さらに得点を伸ばしやすいかもしれません。

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    勉強しながらノートをとる そうです、さらにノートをとりましょう。色をつけたり下線を引いてももちろん良いですが、情報を書き出すという行為が記憶を促します。難解な概念や、なかなか覚えられず困っている情報などは必ず書き出しましょう。[4]
    • 複雑な内容は複数のパーツやステップに分けて考えましょう。仮に、歴史上の出来事を勉強しているのであれば、それぞれの出来事を起きた年代順に並べてみましょう。例えば、ライナス・ポーリングはDNAを発見し、その功績が認められて賞を与えられました。時間枠や影響を及ぼした出来事を書き出しましょう。こうした補足情報も把握しておくことで理解が深まるので、結果的に思い出しやすくなります。
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    シラバスを見直す シラバスとは、講義や授業の進め方や学習目標を記した計画書です。試験勉強を行う際はシラバスを見直し、どのような概念やテーマについて学習することが求められているのかを把握しておくと良いでしょう。見出しや小見出しに色をつけましょう。テーマの根底にある大きな概念を理解するために少なくとも見直しておくべき箇所です。
    • シラバスの予定に、内容に関連する教材のページ番号や章を記載している教師もいます。こうした情報もメモにとり、試験前に必ず目を通しましょう。
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    シラバスに載っていた重要なトピックやテーマを書き出す 書き出すことができたら、ノートを読み直し、こうした点に関する情報が含まれているか確認しましょう。万が一自分のノートに何も書かれていない場合は、誰かにノートを見せてもらい、教材の関連個所も読み直す必要があります。シラバスに書かれている内容は、どれも試験に出される可能性が高いと言えるでしょう。
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    学習ガイドや教材を読み返す 教科書の中には各章に短いまとめや要約が含まれているものもあります。手早く内容を把握することができるので、とても便利です。もちろん、まとめや要約だけでは何の話をしているのかすら分からない、記憶が呼び起こされないという場合は、教科書の巻末にまとめられている学習ポイントなどを参考にしましょう。そして、理解できていない章やセクションを読み直すことが大切です。
    • 学習ポイントは、その教科書の公式ホームページに掲載されていることもあります。オンラインに掲載されているにも関わらず何らかの事情で閲覧出来ない場合は担当の教師に相談しましょう。
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    教科書の重要箇所を読み返す シラバスの見出しに用いられている情報に関する箇所は必ず読み返し、重要な部分を引き出すことができるようになりましょう。このように教材を読み返しながら、重要視されている根底的な概念についても考えましょう。読み進めながら詳細情報もメモしておきましょう。
    • 章やセクションの見出しにも注目しましょう。重要な概念が、かなり明確に表されているはずです。
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パート3(全5パート):試験にむけて勉強する

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    暗記カードを作る 教科書から授業のノートにいたるまで目を通しメモをとることができたら、集めた情報を使い暗記カードを作りましょう。(暗記カードを購入しても、紙を四角に切り分けカード代わりにしても良いでしょう。)肯定文を質問に書き直してみましょう。
    • 例えば、「ライナス・ポーリングはDNAを発見した研究者の一人だった」という肯定文があるとしましょう。これをもとに暗記カードの問題を作りましょう。DNAを発見した中心的な研究者とは誰ですか?質問を暗記カードの一方の面に書き、その解答を反対側に書きましょう。[5]
    • 質問を考えることで、さらに質問が思い浮かぶこともあります。暗記カードを手作りしていると、勉強し忘れた点があることに気づくことも多いでしょう。例えば、DNAを発見した、その他の研究者とは誰だったのでしょうか?この疑問は、ライナス・ポーリングがDNAを発見した「中心的な」研究者だったという言葉から派生しています。その人物一人ではなかったということが分かります。
    • 派生した質問に関する答えが分からない場合は調べ、新たな暗記カードを作りましょう。
    • なかなか覚えられず苦労している点、理解しづらい点に関する暗記カードからまず作りましょう。これこそが最も復習が必要な情報です。そして比較的良く理解できている点に移りましょう。
    • 実際に紙を使って暗記カードを作ったほうが良いでしょう。質問と答えを書くという反復的な作業が学習を助けます。また、暗記カードは好きな場所に持ち運ぶことができて、いつでも勉強をすることができます。もちろん、オンライン上で暗記カードや単語帳を作ることも可能です。使いやすく感じられるものを選択しましょう。
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    自分に問題を出す 暗記カードが完成したら、自分に問題を出しましょう。答えを間違えてしまった問題は、正しく答えられるようになるまで繰り返しましょう。常に暗記カードを携帯し、地下鉄や車で移動している時間を利用しましょう。30分程勉強をしたら休憩をはさみましょう。すべて正しく答えられるようになるまで続けます。[6]
    • 特定の問題を何度も間違えてしまう場合は、理解できていない要素があるかもしれないので、ノートや教科書の関連個所にもう一度目を通しましょう。
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    練習問題を解く 数学といった科目では特に役立ちます。教科書の各章の終わりに練習問題が掲載されている場合は、ぜひ活用しましょう。また、教科書の巻末にさらに問題が掲載されていることもあるので、挑戦してみましょう。間違ってしまった問題があれば、もう一度取り組み、なぜ間違えたのかを突き止められるようにしましょう。自信を持てるようになるまで練習問題を解きましょう。
    • 試験日までまだ日数に余裕がある場合は、担当の教師や友達に助言を求めても良いでしょう。
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    試験当日は、少なくとも試験開始2時間前までに起床する 充分に睡眠をとることが試験での高得点につながると専門家の間で考えられています。[7]試験開始の1時間30分前になったら内容の復習を開始しましょう。この時も、答えに詰まってしまったらノートを見直しましょう。まだ覚えられていない箇所があれば、暗記カードを使って細部まで記憶しましょう。試験開始の15分前までには(1時間前が好ましいでしょう)見直しを完了させましょう。充分な期間を使って試験勉強をしていれば、準備も整っていて焦りのない気持ちでいられるはずです。
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パート4(全5パート):出題傾向を調べる

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    過去の問題を読み返す 去年あるいは前の学期に同じ試験を受けた人を知っている場合は、その試験問題を見せてもらえないか尋ねてみましょう。問題をメモし、正解、さらに不正解だった解答も書き留めておきましょう。大学であれば、過去の試験問題がファイルに綴じられて保存されていることもあります。担当教授に連絡し、見せてもらうことは可能か質問しましょう。
    • 過去の問題を確認したからと言って、自分の試験に出題される問題が分かったわけではありません。ただ、授業で扱われた内容がどのように試験に反映されているのかを把握することはできます。
    • また、採点基準も分かります。例えば、論述問題では、しっかりとした長さで細かな詳細まで含めて答えるべきか、単刀直入に簡潔に答えるべきかといった判断をすることができます。解答も含めた過去問題が手に入るのであれば、高得点を獲得した解答と、そうでなかった解答の両方に注目しましょう。また、余白などに教師が書き込んだ減点理由もあれば見逃さないようにしましょう。
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    出題形式を確認する 過去問題があると出題形式(選択、短い解答を書く、あるいは長文論述など)も把握することができます。つまり、どのように勉強すべきかが、より明確になります。特定の出来事が起きた年や日付について出題されていますか?それとも、より大きな概念について論述することが求められていますか?
    • 過去の問題の出題形式が分かれば、どのような情報が必要になるのか、どの程度詳細まで答えなければならないのか、逆にどの程度、自由な回答が許されているのかが分かります。
    • 得点の配分にも着目しましょう。論述問題の方が選択問題よりも多く得点が配分されていますか?過去の問題の内容をもとに、これまで勉強した内容を見直し必要に応じて調整しましょう。
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    試験前日はクラスにに出席する 試験1日~2日前になると、教師は試験に関する情報を共有します。「ここはテストに出るよ」と明白に教えてくれる場合もありますが、そうでないこともあります。学習ガイドを配布してくれる先生もいます。つまり、欠席するとこうした情報を全て聞き逃してしまいます。
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パート5(全5パート):勉強グループを結成する

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    友達と一緒に勉強する 同じクラスに参加している友達(一人あるいは複数)と集まって一緒に勉強をしましょう。お互いのノートを確認し合って情報に抜けがないか確認し、出題される可能性のある概念について話し合いましょう。
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    お互いに問題を出し合う 想定問題をお互いに出し合いましょう。暗記カードを活用したり、何か問題を出してくれるよう友達にお願いしましょう。自分では思い浮かばなかった問題が登場するかもしれません。暗記カードに書いてあるままの問題を使ってとしても、友達から出題されると普段と違った感覚で答えることができます。また、答えとして記述されている情報の全部を解答に含めるよう求められるでしょう。
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    概念について話し合う 教師以外の人間と会話の中で話し合うことで、より多くを学べることもあります。これまでと異なった視点で考えることができるようになったり、理解が深まるかもしれません。グループで集まって勉強をする際は、おやつを持参したりカフェで集まるなどして、気軽で楽しく、くつろぎながら勉強をすることのできる環境を整えましょう。
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ポイント

  • 授業ノートの重要箇所は必ず書き直しましょう。覚えやすくなります。
  • ソーシャルメディア(Facebook、ツイッター、インスタグラム)に費やす時間を減らしましょう。
  • ヨガといった呼吸の効果を整える運動を通して気持ちを落ち着かせ、気分転換を行い、ストレスを和らげましょう。
  • 概念を理解しようとしている時は焦らず自分のペースで勉強しましょう。
  • 視覚的に学習する人は色、メモ、チャートなどを活用しましょう。
  • 休憩を挟んだり、気持ちを落ち着ける効果のある方法で気分転換をすることで、意識下での脳の情報処理を助けましょう。
  • 試験前は健康的な食事を心がけ、毎晩しっかりと睡眠を確保しましょう。
  • 復習内容から重要な用語を書き出しましょう。書き出すことで覚えにくかったものも覚えやすくなります。
  • 勉強と遊びは微妙に異なります。どちらにも時間を割きましょう。
  • しっかりと勉強し、ぐっすりと眠ることが出来ていれば、勉強した内容も思い出しやすくなります。
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注意事項

  • 直前まで勉強を放置しないようにしましょう。疲れて充分な準備もできていない状態で試験を受けることになってしまいます。また、脳は情報を処理するための時間を必要としていて、この情報処理はすぐに完了するものではありません。
  • 一度に全ての内容を復習しないようにしましょう。教科書の内容も毎日少しずつ見直していく方法が最も効果的です。ストレスを感じてしまうと覚えていたことでも忘れてしまうかもしれません。
  • 単に余白を埋めたいという気持ちで不要なメモを書き込まないようにしましょう。読んでいる間に本当に大切な内容を忘れてしまうかもしれません。
  • 徹夜で勉強しないようにしましょう。一晩で詰め込むのは賢明ではありません。前夜は充分な睡眠時間を確保しましょう。
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このwikiHow記事について

受験専門家庭教師
この記事はTed Dorsey, MAが共著しています。 受験専門家庭教師のテッド・ドーシーは、南カリフォルニアを拠点にSATとACT(大学進学適性試験)の受験者に個別指導を行う「Tutor Ted」を設立し、受験対策参考書も出版しています。高校在学中にSAT(1600点)とPSAT (240点)で満点を獲得した後、 ACT(36点)、SAT語学科目(800点)、そしてSAT数学レベル2科目(800点)でも満点を取得。プリンストン大学にて英語学の文学士号を、カリフォルニア大学ロサンゼルス校にて教育学の修士号を取得しました。
カテゴリ: 学校・大学

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