血糖値をコントロールする方法

共同執筆者 Jurdy Dugdale, RN

糖尿病またはなんらかの血糖障害に罹患している場合、血糖をコントロールすることの難しさについて理解していることでしょう。しかし、それほど難しく考える必要はないのです。注意深く血糖値を見守り続ければ、かかりつけ医があなたに合った薬の服用計画や食生活を提案してくれるでしょう。よりよいコントロールのために、生活習慣を再考することも一案です。

4の方法1:
血糖値を甘い食品で安定させる

  1. 1
    血糖値が70mg/dl以下の場合は甘い物をとる めまい、発汗、震え、または力が入らないと感じたら、血糖値を確認してください。70mg/dl以下の場合は、糖分を多く含むものを食べたり飲んだりする必要があります。[1] 食後15分間経ったら血糖値をもう一度確認しましょう。100mg/dlより低かったら、さらに甘い物を食べます。血糖値を上げるために、3〜4個のブドウ糖の錠剤を摂取するか、下記の食品を食べましょう。
    • コップ半分のりんごジュースかソーダ
    • バナナ1/2本
    • りんご1個
    • 4〜5枚のクラッカー
    • 大さじ2杯のレーズン
    • 大さじ1杯のはちみつ
    • 飴やグミ
  2. 2
    血糖値を安定させるために1日あたり2.4〜3.5リットルの水を飲む 体が脱水状態にあるときは、血液が体に行き渡るのに十分な水分量がない状態といえ、血糖もバランスを損ないやすい状態にあります。毎日2.4〜3.5リットルの水を飲み、失った水分量の補完に努めましょう。[2]
  3. 3
    炭水化物の摂取について医師に相談する 炭水化物は血糖値を高く保ち、エネルギーの源になります。しかし、摂りすぎると血糖値を劇的に上げてしまい、肥満の元にもなりかねません。炭水化物の摂取量をコントロールするようにしましょう。[3]
    • はじめに、医師か管理栄養士に相談し、1日の炭水化物の目安摂取量を聞きましょう。それをもとに1日の摂取量の計画を立てます。一般的には15gの炭水化物が1単位と考えられています。
    • 一般的に、男性は1食あたり4〜5単位、または1日あたり12〜15単位必要で、女性は1食あたり3〜4単位、または1日あたり9〜12単位必要です。
      • これは目安であり、推奨摂取量は活動量によって変わります。オフィスで1日中座っているのであればもっと少なくても良く、山に登るのであればもっと摂取するべきです。毎日の活動量はけっして一定ではないので、調整して炭水化物を摂取しましょう。
  4. 4
    食品表示をみて炭水化物量を確認する 炭水化物量を計算するときは、成分表示表を注意深く読みましょう。炭水化物量が書いてあるので便利です。食品に表示がない場合は、インターネットまたは栄養アプリで調べて確認しましょう。[4]
    • 食パン1切れは、炭水化物を1単位含み、小ぶりの果物1個と1/2カップのアイスクリーム、1カップの牛乳も同じく、1単位含みます。
  5. 5
    食品の実際の量を把握する 炭水化物の摂取量を知るために、食べた食品の実際の量を把握しようとするのはとてもいい習慣です。たいていの人は自分の食事量を少なめに見積もる傾向があるため、それが体重増加につながります。炭水化物の実際の摂取量を正しく把握できるように、食べた実際の量を把握するように努めましょう。
    • もし料理にそれぞれどのくらいの量の食材が使われているか推測できなかったら、栄養士に相談してみましょう。だいたいの量の計算の仕方を教えてくれるはずです。
  6. 6
    血糖コントロールのために、未精製の穀物を選ぶ 穀物は炭水化物の摂取源ですが、全粒穀物は血糖値を安定させるのに一役買います。穀物消費量の半分は全粒穀物から摂るようにしましょう。たとえば、全粒パンや全粒パスタ、ブルグル、オートミール、キノアなどの食品があります。[5]
  7. 7
    タンパク質と野菜のバランスを重視する 血糖値を安定させるには、バランスの取れた食事をとることです。 食事を決めるときは、タンパク質、果物、野菜、デンプン、脂肪のバランスで選びましょう。[6]
    • 鶏胸肉、魚、豆などの脂肪分の少ないタンパク質を選びましょう。加工食品中に多く含まれている、トランス脂肪などの脂肪をあまり摂らないようにし、体に良いとされる脂肪を摂るようにしましょう。一価不飽和脂肪および多価不飽和脂肪は体にいい脂肪であり、ナッツ、ひまわり油、オリーブ油、脂ののった魚、亜麻仁、およびキャノーラ油に含まれています。 アボカドオイルとピーナッツオイルは、体に良い脂肪を含みますが、カロリーも高めです。[7]
    • 炭水化物はすぐに消化吸収され、代謝されるのが早いものです。だからこそ、体により早くエネルギーを供給します。タンパク質は代謝に少し時間がかかるのでエネルギーを保つのに役立ちます。果物や野菜は食物繊維の源であり、かさ増しになります。消化スピードを遅め、血糖値を安定させるのに役立ちます。
    Advertisement

4の方法2:
インシュリンを使う

  1. 1
    医師に薬の服用について相談する 1型糖尿病と2型糖尿病の治療を開始するにあたり、最初の選択肢は薬の服用です。深刻な1型糖尿病の場合は薬の服用に加えてインスリンを打つことがあります。薬の働きはさまざまですが、どれも血糖値を低めるのに効果的です。以下が主な薬の働きです。[8]
    • インシュリンの生成を促す薬
    • 血流に多くの糖が流れ込まないように、腸が糖を分解するのを防ぐ薬
    • 肝臓がたくさんのブドウ糖を血液に送り込むのを止めることで、血糖値を下げる薬
  2. 2
    持続型インスリンについて医師に相談する 持続型インスリンは、1型であれ2型であれ多くの糖尿病患者によって必要とされています。持続型インスリンの投与により1日を通して安定したインスリン値を保つことができます。通常は1日2回注射します。[9]
    • 一度持続型インシュリンが処方されたら、インシュリンがまだ必要であるか、投与量に変更はないか、継続的に医師に相談する必要があります。
  3. 3
    短時間作用型インシュリンについて医師に相談する 短時間作用型インシュリンや即効型インシュリンを投与しておらず、血糖値のコントロールに問題を抱えているのであれば、これらの薬について医師に相談してみましょう。これらの薬は、体に必要なインシュリンを与えるために食前に投与するものです。[10]
    • これらの薬が自分に適しているか医師に相談してみましょう。医師も同意するかもしれませんし、もしくは代わりに朝と夜の現在の薬の投与量を変更することを提案してくれるかもしれません。
    • 血糖値と短時間作用型インシュリンの投与量についても医師に相談しましょう。血糖値が低すぎる場合は、短時間作用型インシュリンはほとんど必要ないでしょう。血糖値が高すぎる場合は、短時間作用型インシュリンを今より多めに投与したほうがよいかもしれません。医師が血糖値に応じたインシュリン投与量の表を見せてくれるかもしれません。
    • 食事やアルコール飲料の摂取が血糖値を上げている可能性もあります。短時間作用型インシュリンの投与量を考える前に、他の要因についても考えておきましょう。
    • 短時間作用型インシュリンや即効型インシュリンは、激しく体を動かす人に特に有効です。
    Advertisement

4の方法3:
血糖値を測りコントロールする

  1. 1
    血糖値の計測頻度について相談する 血糖値を測るべき回数というのは決められていません。患者によって回数は異なるので、かかりつけ医に相談しましょう。[11]
    • たとえば、1型糖尿病患者であれば、食前、就寝前、運動の前後に測ることを推奨されるかもしれません。
    • 2型糖尿病患者であれば、それほど多く測る必要はなく、食前のみでよいと判断されるかもしれません。
    • インシュリンの投与をしているなら、投与前に測る必要があるかもしれません。短時間作用型インシュリンの投与量は血糖値に応じて調整する必要があるからです。
  2. 2
    血糖値測定器で血糖値を測る 血糖値を測るためには、まず手を洗います。小さな刺し傷を作るので、できるだけ手を清潔にしておく必要があります。測定器の電源を入れ、試験紙を入れます。ランセットを使い、指先に傷をつけ、一滴の血液を吸い上げます。試験紙に血液を置き、血糖値の表示を待ちます(計測機器によって方法は違います)。[12]
    • 血液が思うように出ない場合は、傷を作った指を絞るように握ってみます。
    • 古い計測機器であれば、試験紙を計測器にセットする前に、血液を置く必要があるものもあります。
    • 一般的には食前の血糖値が70〜100mg/dl、食後が140 mg/dl以下であればよいとされていますが、[13] 医師に自分の正常範囲について聞いてみましょう。
  3. 3
    血糖値をアプリで記録する 血糖値を記録することで、現在の状況がわかり、コントロールもしやすくなります。血糖値を記録するためのアプリはたくさんあります。[14]
  4. 4
    血糖値を紙で記録する お好みであれば、紙とペンで血糖値を記録しましょう。血糖値測定器と一緒に紙とペンも常備しておき、いつでも記録できるようにしましょう。[15]これらの記録は医師に相談するときに大変役に立ちます。
    Advertisement

4の方法4:
生活を変える

  1. 1
    エクササイズを習慣にする 糖尿病の管理のために、余計な体重を落とすのはよいことですが、エクササイズによって体重を落とせます。エクササイズは、血液中の糖分を燃焼し、インシュリンの生成も促進します。そのどちらも糖尿病の管理に有効です。[16]
    • 週に5回、少なくとも30分間のエクササイズに5回取り組みましょう。
  2. 2
    ストレスに自覚的になる ストレスは血糖値に大きな影響を与えることがあるため、ストレスに自覚的になったほうがよいでしょう。ストレスを受けないために、必要であれば「いいえ」と言えるようになりましょう。また、ストレス解消できる習慣を日常生活に組み込みましょう。[17]
    • 一週間のうちにヨガや瞑想を取り入れることで、ストレスを解消できます。
    • ストレスを感じたら深呼吸してみましょう。目を閉じて、8秒呼吸のワークをやってみましょう。4秒間息を止め、あとの4秒間で息を吐きます。気持ちが落ち着くまで、呼吸に意識を集中します。
  3. 3
    アルコール摂取量を抑える アルコール飲料を飲んでも良いか、医師に相談しましょう。許可が出れば、適切な飲酒量を保ちましょう。65歳以上の男性と女性の場合、1日コップ1杯までとし、64歳以下の男性は1日1コップ2杯を目安にしましょう。[18]
    • コップ1杯の目安としては、ビールなら150ml、ワインなら350ml、蒸留酒なら44ml程度が適切です。
    • アルコール飲料を飲む前になにか食べましょう。飲んだお酒の分の炭水化物量は把握するようにしましょう。
  4. 4
    タバコをやめる タバコを吸うと、吸わない人に比べて血糖値の管理も困難になります。加えて、糖尿病の合併症のリスクも高まります。タバコをやめるための方法について医師に相談しましょう。[19]
    Advertisement

ポイント

  • インシュリンを投与している場合は、朝食前に血糖値を測るようにしましょう。血糖値が低すぎる場合は、インシュリンを投与しないほうがよいでしょう。
Advertisement

このwikiHow記事について

治験審査委員
この記事はJurdy Dugdale, RNが共著しています。 ジューディー・ダグデールはフロリダ州在住の正看護師です。1989年にフロリダ州の看護師委員会より、正看護師として認定されています。
カテゴリ: 全般的健康

この記事は役に立ちましたか?

はい
いいえ
Advertisement