落ち込んでいる友達を励ます方法

元気のない友達を見て、力になりたいと思うことがあります。しかし、その方法が問題です。人を慰める時は、慎重さを要します。慰めようとしているのに、不謹慎な言葉を次々に放って、事態を悪化させてしまう恐れもあります。友達が元気を取り戻すために、どのように励ましたら良いか迷う所ですが、普通に良い友達でいることを心がけましょう。

パート1(全2パート):友達を励ます

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    優しく接する 友達が落ち込んでいる時に必要なのは、十中八九、優しい温もりです。ハグをしてもらいたい、肩を優しく包んでもらいたい、手をポンと叩いてもらいたいと思っているとみて、ほぼ間違いないでしょう。相手を包み込むようなスキンシップは、言葉よりもパワーがあり、大きな慰めになります。何も言わずに、優しく包んであげましょう。完璧な慰めの言葉を考える必要はありません。あまりにも気落ちがひどく、友達もすぐに話せる状態ではないかもしれません。こうした小さな仕草が「自分は1人ではない」という安心感につながります。
    • ハグした時に、友達が身をよじってあなたを払うような仕草をしたら、おそらく触れて欲しくはないのでしょう。友達の気持ちを尊重しましょう。ただ、あなたは間違ったことをした訳ではありません。
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    友達の話を聴く 目を見て話を聴き、時折うなずきながら、必要であれば短い言葉をかけましょう。友達が抱えている悩みを全て打ち明けて楽になれるように、聴き役に回りましょう。聴いている途中で口を挟みたくなっても、グッとこらえましょう。決して、友達の悩みを解決しようと思ってはいけません。自分の意見を伝えるのではなく、友達の悩みを聴いて、状況を理解することが大切です。
    • 友達が話そうとしないなら、「話があれば聴くよ」「何かあったの」などと、問いかけましょう。話したいのだけれど、そのきっかけが見つからないのかもしれません。若しくは、あまりにも気落ちしていて、話せる状態ではないのかもしれません。側にいて見守ってあげましょう。
    • 「辛かったね」「君にそんなことがあったなんて、信じられないよ」などと、短い言葉をかけましょう。しかし、あまり多く語りかけるのは良くありません。「僕も何度もそういう経験をしたよ」などと、自分の経験を話すのは避けましょう。あなたの話ではありません。静かに友達の話を聴きましょう。
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    友達の身の回りの手伝いをする(励ましたり、用足しに行く) 友達が雨の中で凍えていたら、中に入れて、毛布を貸してあげましょう。雨の中何時間も泣いていたのかもしれません。ティッシュペーパーや頭痛薬なども用意しましょう。また、大きなリュックサックを背負ったまま、悩み事を話し出したら、まず、座らせましょう。神経が高ぶっている様子なら、カモミールティーをいれてあげます。また、悩んで一晩中寝ずにいたのが分かったら、寝かせましょう。もう大体の想像がつくでしょう。そう、優しく面倒をみてあげることが大切なのです。
    • 友達は、あまりにも落ち込んでいるために、心身の健康を蔑ろにしているかもしれません。そこで、あなたの出番です。友達が少しでも楽になるように、身の回りのことを手伝いましょう。
    • ワインやビールを出せば気分が良くなるだろう、と考えてはいけません。気落ちしている人にとって、アルコールは解決策になりません。アルコールは、身体の機能を低下させる「抑制薬物」です。
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    友達にとっては真剣な問題なので「心配する程大事じゃないよ」と言うのを避ける 気落ちの原因は色々あるでしょう。「お婆さんが入院したという知らせを受けた」という深刻なものから、「半年付き合ったボーイフレンドと別れた」という比較的軽いものまで、様々です。「愚痴をこぼしたらダメだよ。大きな問題じゃないんだから」と、逆にあなたが言われたら、気分を害しませんか。友達にとっては真剣な問題なのです。馬鹿にしたり、問題を軽視したりしてはいけません。
    • 友達が、短期間付き合った相手と別れたことをいつまでも嘆いているなら、後に冷静に話をすることにして、その時点では、友達として慰めましょう。決して意地悪をしてはいけません。
    • 「世の終わりじゃないよ」「いつかは克服できるさ」「全然どうってことないよ」などと、ありきたりの、役に立ちそうもない言葉をかけてはいけません。
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    精神科医の振りをしてはいけない(有名な精神科医でも解決できるとは限らない) 友達から相談を受けない限り、「これが5つの最善策だ」などと、アドバイスをすべきではありません。恩着せがましく聞こえます。「そんな問題は誰にでも簡単に解決できる、取るに足らないことだ」と、言っているようなものです。友達が純粋に、すがるように、あなたを見つめて「どうしていいか分からない」と言ってきたなら、一呼吸おいてアドバイスをしましょう。
    • 友達には、「自分も、実のところ、どうすれば良いのか分からない」と、正直に言いましょう。訓練を受けた精神科医でもなく、直接の経験もないなら、友達同様に、あなたにも解決策は見えないはずです。
    • 「少し休んだ方がよい」「カモミールティーでも飲めば、少しは気分が良くなるよ」と、軽く慰めの言葉をかけましょう。「誰かにすぐに電話して、整理すべきだよ」「大学院に行くことを考えた方がいいよ」などと言ってはいけません。認めたくはないかもしれませんが、それは単なる、その場の思いつきに過ぎません。
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    「分かる」などと気軽に同情するのを避ける 軽い即答は友達を苛立たせます。全く同じ状況を経験したことがあるなら別として、そうでないなら、「あなたの気持ち、本当によく分かるわ」などと、言ってはいけません。友達は「違うわよ!」と、叫びたくなるでしょう。おそらく、あなたが経験した事とは違うのでしょう。これは友達の問題であって、あなたの問題ではありません。プライドを捨てましょう。友達が短期間で終わってしまった恋愛にショックを受けたのを知り、あなたにも似たような幼い恋の経験があるからと、自分の経験談を話すことに問題はないでしょう。しかし、あなたの恋愛が3ヶ月だったのに対し、友達の恋愛が3年続いたのであれば、状況が異なることは明らかです。
    • 「あなたがどんな気持ちでいるか、想像を絶するわ」と言うようにしましょう。「あなたの気持ち、本当によく分かるわ」と言うよりも、すんなり受け入れてもらえるでしょう。友達がどんな辛いことを経験しているのか、あなたは当事者ではないのですから、実際には分かりません。
    • あなたも同じような辛い経験をして乗り越えたことを、友達に伝えれば、慰めにはなるでしょう。ただ、そうであっても、慎重に言葉を選びましょう。まず、友達に自信を与えましょう。「あなたは本当に強い人だから、きっと乗り越えられると思うわ」と切り出し、その後で「私も同じような経験をしたことがあるの。だから、あなたにもできると思っているの」と、自信を持って言いましょう。
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    友達が1人になりたいなら遠くから見守る 誰もが優しい言葉や、話を聞いてくれる人を求めているとは限りません。1人で考えたいと思う人もいます。また、悩みを話した後で1人になりたい、と思う人もいます。自分に置き換えて考えてみましょう。落ち込んだ時に、静かな所で1人になりたい、と思ったことはありませんか。友達があなたの助けを必要としていないなら、距離をおきましょう。友達が「1人になりたい」と言ったなら、おそらく正直な気持ちでしょう。
    • しかし、友達が自分自身を痛めつける恐れがあると思ったら、何を言われようと、友達の側にいましょう。
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    どのようにサポートできるかを率直に尋ねる あなたが手助けできる、はっきりとした解決策があるかもしれません。良い解決策ではないけれど、アイスクリームを食べたり、くだらない映画をたくさん観ることで、気分転換になる場合もあります。何でも解決できる友人になれるようにと、必死に友達の心を読もうとするのではなく、一言友達に尋ねましょう。
    • 「何もない」と言われたら、そのまま、そっとしておきましょう。友達は嘘をついているのではなく、本当に1人になりたいと思っているのでしょう。
    • あなたが友達のために色々と尽くしてくれたことに、友達が申し訳ないと思っているとしたら、あなた自身が困っている時に、友達に助けてもらった時の話をしましょう。友達とは、お互いに助け合うものではないですか。
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パート2(全2パート):一層の努力をする

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    軽いユーモアで励ます 落ち込みの原因が、大切な誰かを亡くしたという、深刻な出来事でなければ、軽く冗談を飛ばしたり、馬鹿げたことをして励ますのもよいでしょう。それでも友達が乗ってこなかったら、それ以上気を引くのをやめて、そっとしておきましょう。しばらく経ってから、また、冗談を言ってみると、徐々に反応を見せるかもしれません。笑いが一番の薬です。当たり障りのない冗談で状況を茶化したり、友達が悩みを忘れられるように、自虐的な行動をとってみましょう。一時的でも、友達の気分が晴れるでしょう。
    • しかし、精神的に酷く落ち込んでいる時は、ユーモアは最善策ではありません。
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    ゲーム、イベント、デートなどを計画して友達の気を逸らす 友達を忙しくさせましょう。無理にクラブに誘ったり、派手なパーティを企画する必要はありません。映画とポップコーンを持って友達の家を訪ねたり、散歩に誘ったりしましょう。友達は最初、抵抗を見せるかもしれませんが、忙しくさせれば、嫌なことを考えずに済み、気持ちが楽になるはずです。友達は、行動を起こすきっかけと気晴らしを必要としているのかもしれません。そのために、あなたがいるのではないですか。
    • 友達が「落ち込ませるだけだから一緒に出かけるのは遠慮するよ」などと、言うかもしれませんが、「何言っているんだよ。君と一緒に出かけるのが楽しいんだよ」と交わしましょう。
    • 友達がベッドに塞ぎ込んでいるのだとしたら、家から出して、新鮮な空気を吸わせましょう。近所のコーヒーショップに行くだけでも、心も体もリフレッシュするでしょう。
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    身の回りの手伝いをしたり、夕食を買って来たりする 友達が酷く落ち込んでいるとしたら、日常生活をきちんと送れていないかもしれません。身の回りの手伝いをしましょう。しばらく食事をとっていないなら、ランチを買って来てあげたり、夕飯を作ったりしましょう。2ヶ月分の洗濯が溜まっているなら、洗濯剤を持って行きましょう。(友達だけでなく、あなたにとってもメリットがあります。)また、郵便物を取りに行ってあげましょう。学校にもしばらく行っていないなら、宿題や課題を取りに行ってあげましょう。小さな事ですが、積み重ねれば大きな助けになります。
    • 友達は、何もできない子供ではありません。気が滅入っている時には、細やかな優しさと、サポートが必要なだけです。赤ん坊のように扱ってはいけません。立ち上がるのに多少のサポートを必要としている友達として接しましょう。
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    定期的に電話をかけたりメッセージを送ったり、家を訪ねたりする 友達と全く同じスケジュールで生活していない限り、一緒にいられない時間があるのは当然です。しかし、友達が非常に落ち込んでいる時に、連絡を絶ってはいけません。「大丈夫か」と毎回尋ねられるのは気が重いでしょうが、たまには、友達と会って会話を楽しみたいと思っているはずです。
    • 「どうしてるかと思ってさ」などと、電話した理由を率直に話すのではなく、電話をする前に、気の利いた理由を考えましょう。例えば、自分の茶色のコートを見なかったか、と尋ねてからランチの約束に持ち込んだり、若しくは、あなたの1日の出来事を伝えたりしましょう。些細なことですが、全て相手への思いやりです。
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    何もできなくても友達の側にいる 友達の悩みを解決することは、ほぼ不可能です。また、対策を立てることもできません。解決できるのは本人だけです。しばらくは嫌な思いをしても、時が過ぎるのを待つのか、あるいは、解決策を見つけて乗り切るのか、本人が決めることです。あなたの役目は、友達が泣きたい時に肩を貸す、夜中に話を聴いて欲しい時に慰めることでしょう。友達が優しさや安らぎが欲しい時、論理的に考えたい時に、相手になることです。
    • 友達のために時間を作る努力をし、側にいられるようにしましょう。友達は、自分を元気にしようとして、わざわざ時間を作ってくれたあなたに、感謝するでしょう。
    • 友達のために自分の生活を犠牲にしてはいけません。1日の終わりに、問題に取り組まなければならないのは友達です。あなたはその手助けをするだけです。友達の救の神ではありません。
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ポイント

  • 落ち込んでいる友達にハグをしたり、大切に思っていること、そして常に側にいてサポートをする心づもりがあることを伝えましょう。
  • 友達がいじめにあっているなら、いつでも助ける準備があると伝えましょう。登校途中で、友達がいじめにあっているのを目撃したら、友達の手をとって大きなハグをしましょう。友達を守りましょう。自分と一緒に学校に行こうと提案しましょう。友達の味方になれる人が、あなただけだとしても、友達を守りましょう。友達のために行動を起こす人は、他にいないのですから。
  • 話したくない様子なら、無理に電話をしたり詮索したりしてはいけません。しばらく距離をおき、友達が充分に1人の時間を過ごした後で、話しかけましょう。話したくなれば、気分転換を図りに、あなたの元に足を運んで来るでしょう。
  • 食事やテーマパークに誘いましょう。友達が悩みを忘れられるように、気晴らしになるようなことを計画しましょう。
  • 友達の悩みが、あなたにも関係するなら、是正して謝りましょう。何があったにせよ、誰が何を言ったにせよ、誰のせいにせよ、そんなことで友情を壊す価値があるでしょうか。謝ったにもかかわらず、許してくれないなら、あなたの行為が友達を傷つけ、感情を害したことを素直に認め、時間をおいて友達の機嫌が直るのを待ちましょう。いつか、気分が晴れて電話をして来るかもしれません。
  • 友達が真に落ち込んでいるのか、それとも、ただあなたの注意が欲しいのか、その違いを見極めましょう。あなたの前で1日中落ち込んでいる様子を見せているのに、その原因を話そうとしないなら、単に、あなたの注意が引きたいだけです。本当に気落ちしているなら、その原因について、いつか誰かに話をします。
  • 友達の問題を軽く見てはいけません。最近の出来事であれば、他人から「大した事ないよ」と言われるのは心外です。「いずれは起こる事だったよ」あるいは「君が何かできる訳ではない」などと言うのは避けましょう。特に「忘れるべきだ」「前に進もう」などと、言ってはいけません。
  • 悩みを話してくれないなら、そっとしておきましょう。友達は必要ないと思うかもしれませんが、ハグをして慰めましょう。
  • あなたに悩みを打ち明けるべきかどうかは、友達の判断であって、あなたが強要しているのではないことを、分かってもらいましょう。友達があなたを親友とみているなら、あなたを信頼できると思えるはずです。
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注意事項

  • 起こったことを無理に話させようとしてはいけません。あなたに話したくない様子なら、彼らのプライバシーを尊重しましょう。決して自分への個人攻撃と捉えてはいけません。
  • 「あなたの表情や行動に関係なくあなたが好きだし、ありのままのあなたを大切に思っているよ」などと、優しい言葉をかけましょう。
  • 自分の事として扱わないようにしましょう。学校のいじめグループからいじめを受けるのに疲れたと、友達が悩みを打ち明けたのに、自分の体験談を持ち出して「去年の僕に比べればよっぽど良いよ・・・」などと切り出すのは避けましょう。友達の悩みを解決できるように協力しましょう。友達があなたに心を開いたのですから、思いやりの気持ちを持って接しましょう。
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このwikiHow記事について

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カテゴリ: 人間関係

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