荒れた唇を治す方法

共同執筆者 Chris M. Matsko, MD

唇の荒れは、アレルギー反応や何らかの病気の症状であることがありますが、基本的には乾燥とカサつきが原因です。バームを塗り、唇を傷めるようなことを避ければ、医師の手を借りることなく、唇の荒れを簡単に治すことができます。荒れを治すことができたら、また荒れたり傷めたりしないように細心の注意を払うようにしましょう。

パート1(全2パート):荒れた唇を治す

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    石油を含んだリップ製品を使う 石油を含んだ製品で最も有名なのはワセリン(Vaseline)です。もちろん、有名ブランドの製品でなくても効果があるものはあります。ヨーロッパでは石油製品の安全性に対する懸念がありましたが、今では解消されており、安全評価基準において石油製品は好成績を獲得するようになりました。鉱物油で肌をしっかりと覆うことで、唇が乾燥しないように潤いを閉じ込め、荒れを治すことができます。[1]
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    ジメチコンを含んだ製品を使う ジメチコンは乾燥した肌の剥離やヒリヒリする痛みに作用する保湿成分のことで、肌の荒れを治します。[2]ただし、唇に塗ったものが大量に口に入ると体に害がおよぶ危険があるので、ジメチコンを含んだ製品を使うときには注意が必要です。飲み込む、ということはそうそうないかもしれませんが、唇を舐める癖のある人は特に注意しましょう。
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    荒れの原因になる成分を含む製品を避ける スーッとするリップバームを塗ると気持ちがよいかもしれませんが、こうした製品が乾燥の原因となって、唇が荒れてしまっている、ということがよくあります。ユーカリ、メントール、樟脳が使われている場合は、別の製品を探しましょう。[3]
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    寝る前にリップバームを塗る バームを塗ることで、寝ている間に唇を保湿し、起きる頃には唇が柔らかくなり、カサつきも治まります。口紅を頻繁に使う人には特に役に立ちます。唇が潤っていると、朝に口紅を塗る際に、唇のひびや剥離が目立ちにくくなります。
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    唇がアレルギー物質に触れていないか確認する もし、リップバームを使っているのに日常的に唇が荒れていると言う場合は、アレルギー反応によって引き起こされている可能性があります。[4]ピーナッツなどの食べ物や、唇に塗っている製品が原因であるかもしれません。リップ製品によく含まれている、蜜蝋、シアバター、ひまし油(キャスターオイル)、大豆油(ソイビーンオイル)などは、しばしばアレルギー物質になりえます。[5]それが原因である場合は、植物由来の保湿成分ではなく、石油由来の製品に変えましょう。
    • 唇のヒリつきや口唇炎(唇のアレルギー性皮膚炎)を和らげるには、コルチコステロイド軟膏を指で唇に塗るとよいでしょう。
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    水分をしっかりと補給する 体内に充分な水分を保つことは、体の機能全般と健康状態を向上させることにつながります。体内に水分が足りないと、体の中で一番大きい器官である「皮膚」が乾燥するため、結果として唇が荒れてしまいます。[6]全米医学アカデミーによれば、成人女性は少なくとも1日グラス9杯分、成人男性は少なくとも1日13杯分の水分を摂る必要があります。[7]コーヒー、ジュース、その他の飲み物、食べ物に含まれる水分も、必要な水分に数えられます。
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    唇を傷めてしまうような行為は避ける 唇を治したり、水分を補給するだけでは、充分な対策とはいえません。唇の治りを妨げるようなことは避けるように注意しましょう。唇の皮をむく、カサついた唇を噛む、唇の角質をはがす、などは唇の荒れを悪化させる主な原因です。[8]
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    皮膚科医に相談する ここまで紹介した方法でも唇の荒れが改善されない場合は、隠れた病気がないか究明して治療する必要があるかもしれません。例えば、唇が腫れる場合は、体のリンパ節の炎症を引き起こすクローン病の症状である可能性があります。[9]そうした場合は、皮膚科へ診察に行き、あなたの体調について医学的なアドバイスをもらいましょう。
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パート2(全2パート):唇を保護する

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    リップ製品で予防対策をする 唇が腫れて荒れてから手入れをするのでは少々手遅れになってしまいます。唇が健康な状態での時から、リップバームや軟膏で保湿して潤いを閉じ込めましょう。そうすれば、唇の荒れを予防することができます。
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    健康な唇の角質を除去する [10]ヒリヒリとして荒れたり、皮が剥がれかけている唇に行なうことは避けるべきですが、健康な唇であれば角質の除去は重要なスキンケアのひとつといえます。リップスクラブは、化粧品やスキンケア商品を売っている店であれば、大概購入できます。一見スティックの口紅のように見えますが、唇の一番外側の層の古い角質を落とす効果があります。健康な唇の角質除去には、普段家庭で使うようなものを使って行なうことも出来ます。砂糖とオリーブオイルを混ぜ、指先でやさしく唇にすりこみましょう。
    • 唇を強く擦ってはいけません。唇を刺激してしまい、荒れたり、炎症を起こす原因になります。
    • 角質を除去したらすぐにリップバームで保湿しましょう。
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    唇を舐めないようにする 無意識に唇を舐める癖のある人がよくいます。特に悪い影響があるとは思っておらず、むしろ外側から唇を保湿できているのでは?と考えているかもしれません。しかし、実際はそうではありません。唾液が蒸発すると同時に唇が乾燥するだけでなく、舐めることで、唇の健康を保つのに必要な油分まで落としてしまいます。[11]唇を舐める癖をやめられるように努力しましょう。
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    唇を日差しから守る 体の他の部分の皮膚と比べて、唇には極少量のメラニン(有害な紫外線から肌を守るための色素)しか含まれていません。そのため、外に出る度に唇は日差しによるダメージに晒され、結果として、唇の乾燥、ひび割れ、荒れにつながり、最悪の場合は細胞のガン化を引き起こします。また、日差しに晒されることで、疱疹ができることもあります。こうした問題を防ぐためにも、SPF入り製品で唇を保護しましょう。日差しから保護するためのリップ製品は、通常SPF15程度しか含んでいないものが大多数です。普段使う分には問題ありませんが、ビーチや屋外で作業をする日には、体のほかの部分につけるのと同じように、より高い数値のSPFが含まれたリップ製品をつけるようにしましょう。
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    口の健康を保つ 唇、歯、歯ぐき、口の健康をしっかり保ちましょう。次のような方法を実践するとよいでしょう。歯磨きは1日2回、または食後毎回、フッ素の入った歯磨き粉を使って行ないます。磨き終わったら、歯ブラシをしっかり洗い流して自然乾燥させ、細菌増殖を防ぎましょう。[12]またフロスを使い、6~12ヶ月に1回は歯科へ行って、歯を掃除してもらいましょう。歯の衛生状況を保つことは、感染症のリスクを減らし、唇の荒れを予防したり、早く治したりする効果があります。
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ポイント

  • 疱疹ができて痛みを感じる場合は、すぐに氷をのせましょう。
  • 夜には加湿器をつけ、寝る前にリップクリームを塗りましょう。
  • ワセリンを最低1週間塗り続ければ、唇のカサつきや荒れが治ります。
  • 寝る前にワセリンを唇に塗りましょう。唇の潤いを保つことができるので、朝起きて唇が荒れてカサカサになっている、ということも起こりにくくなります。
  • 唇をできるだけ触らないようにしましょう。指についた細菌が唇に広がり、余計に唇を荒れさせてしまうため、治りも遅くなります。
  • 香料入りのリップクリームを使ってはいけません。唇がさらに荒れてしまう原因になります。
  • 容器に入っているものよりも、スティック型のリップバームを使いましょう。容器に入っているものの場合、指で塗るため、指に付着した細菌を唇に広げてしまうことになり、感染の恐れがあります。
  • 無色のリップバームまたは氷で唇を擦りましょう。
  • 乾燥した唇の皮を剥がさないようにしましょう。
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注意事項

  • 乾燥した唇の皮は剥がさないようにしましょう。血が出てしまうかもしれません。
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このwikiHow記事について

家庭医(かかりつけ医)
この記事はChris M. Matsko, MDが共著しています。 クリス・M・マツコ医師はペンシルバニア州在住の内科医です。マツコ医師は2007年にテンプル大学医学部から医学博士号を授与されています。
カテゴリ: 個人衛生

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