耳垢を除去する方法

共同執筆者 Marsha Durkin, RN

耳垢は耳と外耳道を守る働きがある自然物質ですが、溜まり過ぎると難聴や不快感の原因となることもあります。耳鳴りや聴覚障害といった深刻な症状があれば、医師の診察を受け、耳感染症や他の病気がないか確認しましょう。生理食塩水、過酸化水素、ミネラルオイルなど耳に安全なものを使って、耳垢の除去など簡単なお手入れをするのはかまいませんが、耳を傷つけるとかえって逆効果になってしまうので必ず慎重に行います。

3の方法1:
液体で耳を掃除する

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    生理食塩水で耳をすすぎます。生理食塩水を使うと、耳を刺激することなく効率的に耳垢を取り除くことができます。コットンに生理食塩水を含ませ、掃除する方の耳を天井に向けます。コットンを絞って耳に数滴垂らし、1分間そのまま浸み込ませましょう。その後、反対側に頭を傾けて耳から食塩水を出します。[1]
    • 反対側の耳をタオルでそっと拭きましょう。
    • ドラッグストアなどで市販の生理食塩水を購入するか、蒸留水950mlにヨウ素無添加の食塩小さじ2杯を混ぜて作ることもできます。[3] 蒸留水ではなく水道の水を使うこともできますが、その場合は少なくとも20分沸騰させ、冷ましてから使いましょう。
    • 耳の中に貼りついた硬い耳垢を取り除くためには、最初に柔らかくする必要があります。過酸化水素、ベビーオイル、市販の耳垢除去剤などを数滴垂らしましょう。[4]

    ポイント:できるだけ体温に近い温度の食塩水を使いましょう。体温と温度差のある水を使うと、回転性めまいが起こることもあります。[2]

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    過酸化水素で硬くなった耳垢を柔らかくします。過酸化水素には、硬くなった耳垢を分解する効果があります。過酸化水素と水を1対1の割合で混ぜ、清潔なコットンに含ませるか、スポイトや耳シリンジに入れます。耳を上に向けて3~5滴垂らし、5分間そのままおいてから、耳を下に向けて溶液が流れ出るようにします。[5]
    • その後、必要に応じて真水や生理食塩水で耳をすすぎます。
    • この溶液を1日2~3回、1週間まで使うことができます。耳の痛みや炎症が起こったら、直ちに使用をやめて医師の診察を受けましょう。
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    過酸化水素の代わりに、ベビーオイルやミネラルオイルを使うことができます。過酸化水素と同じように、ベビーオイルやミネラルオイルも硬化した耳垢を柔らかくする効果があるので、耳垢を除去しやすくなるでしょう。耳シリンジでオイルを2~3滴垂らし、2~3分間耳を上に向けたままオイルを浸み込ませます。その後耳を横に向けてオイルと耳垢を出しましょう。[6]
    • グリセリンを使って、硬くなった耳垢を柔らかくすることもできます。
    • オイルであらかじめ耳垢を柔らかくしてから、生理食塩水で耳を掃除することができます。
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    アルコールとホワイトビネガーで耳の中の水分を取り除きます。アルコールとホワイトビネガーを混ぜた溶液は耳を掃除すると同時に、炎症や感染症につながる耳の湿気を乾かす効果があります。清潔な容器にホワイトビネガー小さじ1杯と消毒用エタノール小さじ1杯を入れて混ぜます。耳シリンジに溶液を入れ、上に向けた耳に6~8滴垂らします。外耳道の奥まで溶液を流してから、耳を下に向けて外に出しましょう。[7]
    • 耳が慢性的に湿っている場合は、医師の許可を得てこの溶液を週2回、数か月間使うことができます。ただし、炎症や出血があれば使用を止めて医師の診察を受けましょう。
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3の方法2:
医療機関で診察と治療を受ける

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    耳垢で耳が詰まる場合は医師の診察を受けましょう。耳垢が溜まり過ぎていると感じたら、医療機関で診察を受けましょう。医師は耳垢を安全に除去できるうえ、深刻な病気の疑いがあるか見極めることもできます。次のような症状があれば、医師の診察を受けましょう。[8]
    • 耳の痛み
    • 耳が詰まった感じ
    • 聴覚障害
    • 耳鳴り
    • めまい
    • 風邪や他の病気が原因ではない咳

    ご存じですか?補聴器で耳垢の分泌が促進され、その結果耳垢によって補聴器が破損する場合もあります。補聴器を装着する場合は定期的に医師の診察を受け、耳垢が溜まっていないか確認しましょう。[9]

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    医師の診察を受けて、感染症や他の病気が隠れていないか確認しましょう。耳の感染症や怪我が原因で耳垢が溜まる場合は、さらなる耳の損傷を防ぐためにも適切な診断と治療を受けましょう。また、鼓膜の損傷や感染症がある状態で耳を掃除するのは危険です。[10]
    • 耳が感染症を起こした場合は、医師が治療のために抗生物質を処方することがあります。医師の指示がない限り、液体や綿棒などを耳に入れてはいけません。
    • 鼓膜の損傷や耳に物が詰まっている場合は、耳垢を自分で取り除くのはやめましょう。
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    医師に溜まった耳垢を除去してもらいます。溜まった耳垢を自分で取り除きたくなければ、医師に除去してもらうことも可能です。キュレット(外耳道から耳垢を掻き取るための曲線状の器具)や温水を使って、医師に耳垢を取り除いてもらいましょう。[11]
    • 溜まった耳垢を取り除くために、医師が点耳薬を処方することもあります。間違って使うと鼓膜や外耳道の炎症につながる危険があるので、使用方法に従って慎重に使いましょう。
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3の方法3:
よくある間違いを避ける

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    綿棒は耳の入り口だけに使います。綿棒を耳の外側部分に使用して、表面の耳垢を除去する分には問題ありませんが、外耳道の中に入れてはいけません。耳の中の組織は非常に傷つきやすく、鼓膜付近の組織を少しでも突き破ると損傷してしまいます。[12]
    • 綿棒で耳垢を奥に押し込んでしまうこともあり、そうなると耳詰まりや耳の損傷および炎症につながる恐れがあります。[13]
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    イヤーキャンドルを使うのはやめましょう。イヤーキャンドルとは、円錐形の筒を耳に差し込んで反対側の端に火をつけ、その空気圧により耳垢や混入物を吸い出すものです。少なくとも理論はそういうことになっていますが、イヤーキャンドルは効果がないうえ、次のような怪我の原因になります。[14]
    • 耳の出血
    • 鼓膜の損傷
    • 顔、髪、頭皮、外耳道のやけど[15]

    注意事項:綿棒の間違った使い方と同じように、イヤーキャンドルも耳垢を外耳道の奥へ押し込む可能性があり、耳詰まりの原因になります。

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    強い勢いで耳の中に液体を吹き付けるのはやめましょう。このような処置を医師が施すことはあっても、自身で行うのは危険です。外耳道に吹き付けた液体が鼓膜を通過して、感染症や内耳の損傷につながる恐れがあります。[16]
    • 耳の中を洗浄する際は、スポイト、コットン、耳シリンジなどで1滴ずつそっと垂らしましょう。
    • 鼓膜の損傷や手術で移植した人工耳管がある場合は、耳に液体を入れてはいけません。[17]
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ポイント

  • 点耳薬の使用は医師の指示や処方があった場合に限ります。
  • 家庭療法を一週間ほど行っても、まだ耳垢が詰まっているような感覚があれば、医師に相談しましょう。
  • 耳の中に指を入れるのはやめましょう。指に雑菌が付着している可能性があり、感染症のリスクが高くなります。
  • 外耳道の狭くなった入り口部分より奥に綿棒を入れるのはやめましょう。耳垢がうっかり押し込まれたり、綿棒そのものが当たったりして、鼓膜を傷つける恐れがあります。
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注意事項

  • 耳の痛みや発熱、聴覚障害、耳鳴りなどの症状がある場合は、医師の指示がない限り、家庭での耳垢除去を一切行わないようにします。
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このwikiHow記事について

正看護師
この記事はMarsha Durkin, RNが共著しています。 マーシャ・ダーキンはウィスコンシン州在住の正看護師で、イリノイ州のマーシーホスピタル・医療センターで検査機関情報スペシャリストとして勤務しています。1987年にオルニー・セントラル大学にて看護学の準学士号を取得。
カテゴリ: 健康 | 個人衛生

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