絵の具を混ぜて色を作る方法

共同執筆者 wikiHow編集チーム

どのように色を混ぜ合わせたら良いかわからない初心者にとって、完璧な色合いのオレンジ色やピンク色を作り出す事は、恐ろくハードルの高い事のように感じるかもしれません。ありがたい事に、スペクトラム上にあるほぼ全ての色は、基本の数色を混ぜるだけで作ることができます。望みの色を自作できるように、色相環を学んで基礎知識を身につけましょう。

パート1(全3パート):等和色を作る

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    絵の具を混ぜるための道具を用意しましょう。絵の具を混ぜる際には、パレット、パレットナイフまたは筆が必要です。パレットナイフを使って絵の具を混ぜると、筆に比べて色にムラがなく均一な絵の具を作ることができます。[1]
    • 筆を使って絵の具を混ぜる場合には、色を変えるつど筆を洗うようにしましょう。混ぜ合わせている2色の絵の具の中に、その前に使っていた絵の具の残りが入らないように気をつけましょう。アクリル絵の具は石鹸か水で洗い、油絵の具は無臭のペトロールやテレビン油できれいにしましょう。[2]
    • 今すぐに使わない時は、パレットの代わりに瓶の中で絵の具を混ぜ合わせてもよいでしょう。
    • 絵の具を混ぜる作業は、根気と経験が必要です。絵の具の量や組み合わせを変えて、手持ちの絵の具の混ざり具合など特性を観察しながら、いろいろと試してみましょう。[3]
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    3原色を使います。全ての色は赤色、青色、黄色の3つの原色を元に派生しています。この3色は、他の色から作ることができません。この3色を基本の「親色」と考えるとよいでしょう。
    • これら3原色の絵の具は、他の色よりも多めに購入した方がよいでしょう。大きいサイズでは、200ml入りの絵の具も売られています。
    • 絵の具には、学童用とプロ用の2種類の品質があります。学童用は安価ですが耐久性、彩度などプロ用に比べて劣る面があります。学童用の絵の具は、特定の色を作り出す際の配合比率が異なることがあります。それぞれの特性を理解した上で購入しましょう。[4]
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    黄色と青色を混ぜて緑を作りましょう。同量の黄色と青色の絵の具を混ぜましょう。混ぜる時には絵筆かパレットナイフを使いましょう。 黄色か青色どちらかの絵の具の量が多いと、黄色または青色の色合いが強い緑になります。
    • 青色と黄色には、それぞれ暖色系と寒色系の色調があります。寒色系の黄色は緑がかっていて、暖色系の黄色はオレンジがかっています。[5]
    • 明るい緑を作りたい時は、緑の色味が含まれる寒色系の黄色と、寒色系の青を使いましょう。
    • くすんだ緑色になってしまった際には、暖色系のオレンジがかった黄色、または暖色系の紫がかった青を使った可能性があるでしょう。
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    黄色と赤色を混ぜてオレンジを作りましょう。同量の黄色と赤色の絵の具を混ぜ合わせましょう。混ぜる時には絵筆かパレットナイフを使いましょう。黄色か赤色どちらかの絵の具の量が多いと、黄色または赤色の色合いが強いオレンジになります。
    • 青色と黄色と同様に、赤色にも暖色と寒色があります。暖色系の赤はオレンジがかっていて、寒色系の赤は紫がかっています。[6]
    • 明るいオレンジを作りたい時には、オレンジの色味が含まれる暖色系の黄色と、暖色系の赤色を使いましょう。
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    青色と赤色を混ぜて紫を作りましょう。同量の青色と赤色の絵の具を混ぜ合わせましょう。混ぜる時には絵筆かパレットナイフを使いましょう。 青色か赤色どちらかの絵の具の量が多いと、青色または赤色の色合いが強い紫になります。
    • 赤色と黄色と同様に、青色にも暖色と寒色があります。暖色系の青は紫がかっていて、寒色系の青は緑がかっています。[7]
    • 明るい紫を作りたい時には、紫がかっている「寒色系」の赤色と、同じく紫がかっている「暖色系」の青を混ぜましょう。
    • くすんだ紫になった場合は、オレンジがかった暖色系の赤色と、緑がかった寒色系の青色を使用した可能性があるでしょう。
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    白色または黒色の絵の具を使って陰影や色合いをつけたり、彩度を調整したりしましょう。陰影や色合いとは、色の明るさ(明るい・暗い)を指します。彩度とは色の鮮やかさ(鮮やか・モノトーン)を指します。[8]少量の白色や黒色を混ぜる事で、基本色の色合いに幅を持たせることができます。
    • 他にも、少量の黄色を足して色を明るくしたり、少量の青を足して色を暗くしたりすることもできます。
    • 白色と黒色を原色に含めるべきかどうか未だ議論されています。絵の具を混ぜて色を作るという視点から言うと、既存の絵の具を使って様々な色合いの黒色を作ることはできますが、白色を作り出すことはできないと知っておきましょう。[9]
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    混ぜ合わせてできた絵の具を保管しましょう。絵の具をすぐに使わない場合は、瓶などの密封できる容器に保管しましょう。そのまま作品用として使ってもよいし、その絵の具を使って三次色の絵の具を作ることもできます。瓶がなければタッパーウエアでもよいでしょう。
    • 絵の具を保管できる容器がなければ、パレットにサランラップをかけて冷蔵庫(油絵の具の場合は冷凍庫)で保管しましょう。
    • 使うまでの間に絵の具が乾かないように、濡れたタオルやキッチンペーパーを上からかけてもよいでしょう。[10]
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パート2(全3パート):三次色を作る

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    等和色の絵の具を使います。等和色とは原色を混ぜ合わせた色からできる、紫色、緑色、オレンジ色のことを指します。自作した等和色の絵の具または市販の絵の具を使いましょう。十分な量の3原色の絵の具も残しておきましょう。
    • 市販の絵の具を購入する際には、純粋な緑色、紫色、オレンジ色などを購入しましょう。他の色味が混ざっている色(赤朱色や青緑など)は買わないようにしましょう。
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    原色と等和色を混ぜて三次色を作ります。同量の原色と等和色の絵の具を混ぜ合わせましょう。混ぜる時には絵筆かパレットナイフを使いましょう。原色か等和色のどちらかの絵の具の量が多いと、原色または等和色の色合いが強くなります。
    • いろいろな量で試してみましょう。紫色より青色を多めにしたらどんな色合いになるか観察してみましょう。
    • 三次色の色名は、「黄緑色」のように原色の呼称が先頭にきます(日本語はこの通りではありません)。
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    6つの三次色を作ってみましょう。全ての三次色は、等和色と同様、同量の絵の具同士を混ぜ合わせるという方法で作ります。絵の具のメーカーによって、若干色素が異なるため、思った通りの色にならなくても心配はいりません。三次色には以下の6色があります。
    • イエローグリーン(黄緑色)
    • ブルーグリーン(青緑色)
    • ブルーバイオレット(青紫色)
    • レッドバイオレット(赤紫色)
    • レッドオレンジ(朱色)
    • イエローオレンジ(山吹色)[11]
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パート3(全3パート):茶色、黒色、灰色などを作る

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    三次色と原色を混ぜて茶色を作りましょう。茶色を作る際の特徴は、使用する三次色に含まれていない原色を混ぜる事です。また、茶色は、それぞれの絵の具の配合比率が色の仕上がりに影響します。
    • 暖色系の色の配合比率を多くすると、温かみのある茶色になります。
    • 青や緑などの寒色系の色の配合比率を多くすると、黒に近い暗めの茶色になります。[12]
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    補色同士を混ぜ合わせて黒色を作ります。補色とは、色相環の中で正反対に位置する色のことを指します。例えば、赤色と緑色、青色とオレンジ色などです。これらの色を混ぜ合わせると、どちらかの色合いを持った黒ができあがります。補色同士を混ぜた黒は、有彩色を含む黒(クロマティックブラック)と呼ばれます。
    • 暗めの青色と茶色を混ぜると、寒色または暖色どちらか配合比率の多い色合いの、深みのある黒になります。
    • 純粋な黒色の絵の具を購入してしまうと、様々な色合いの黒色を作る機会が減ってしまう事になり得ます。[13]
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    原色、類似色、補色を混ぜ合わせて灰色を作りましょう。類似色とは、色相環の中の特定の色の隣に位置する色を指します。例えば緑色の類似色は黄色と青色です。ある色に類似色と補色を足して混ぜ合わせると、色の彩度が中和され、灰色がかった色が出来上がります。出来た灰色に、白色を足して色を明るくし、好みの灰色を作りましょう。
    • 色の明るさを調節するときは、薄い色に濃い色を混ぜる方が、その逆よりも簡単です。まずは少量の灰色を白色に足して、必要に応じて量を増やしていきましょう。
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    色相環を活用しましょう。赤色、青色、黄色の3原色さえあれば、思いつく限りのほとんどの色を自分で作り出すことができます。特定の色を作る際に必要な色がわからなくなったら、色相環を見てみましょう。その色が色相環のどこに当てはまるか確認し、色と色の間の2つの原色を混ぜ合わせましょう。[14]
    • 色の明るさをあげたい時は、白色か黄色を使いましょう。
    • 灰色がかった色合いを出したい時は、元となる色の補色を使いましょう。
    • 色を暗くしたい時は、その色の元となっている原色どちらか1色を加えて混ぜます。その際、どちらの原色の色合いを出したいかによって加える原色を決めましょう。[15]
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ポイント

  • 色の組みわせ、配合比率をメモに書き留めておくと、好みの色が作りやすくなります。
  • 絵の具を混ぜて色を作る練習として、色相環を作ってみるとよいでしょう。
  • 実験あるのみ!どんな色ができるかはその時次第です。
  • 必要な絵の具の量に慣れるためにも、少量の絵の具から始めてみましょう。
  • 絵の具が付いたら困る洋服で作業しないようにしましょう。
  • 特定の色がたくさん必要な場合は、思っているよりも多めに作っておきましょう。プロジェクトの途中で絵の具が足りなくなって再度作り直すと、最初に作ったものと違った色合いになってしまう可能性があります。
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注意事項

  • 絵の具には鉛やカドミウムなどの有害な金属が成分に含まれています。誤って口に入れたり、長い時間皮膚に付着したままにすることがないように注意しましょう。
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必要なもの

  • 赤色、黄色、青色の3原色の絵の具
  • 白色と黒色の絵の具
  • 汚れてもいい洋服
  • パレット
  • 絵筆
  • パレットナイフ
  • 瓶または密封できる容器

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wikiHowスタッフ編集者
この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。
カテゴリ: 趣味・DIY

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