紙についたインクを消す方法

数学のテストのひどい点数、あるいは中古本の余白のメモを消したいことはありませんか?アーティストとしてペンとインクを道具として用いているのであれば、ミスを修正する術を身につける必要もあるでしょう。簡単な家庭用品と正しいテクニックがあれば、紙についたインクの大半を消すことができます。完全に消すことは困難であるものの、複数のテクニックを併用することで、紙がもとの白い状態に戻る確率は高くなります。

3の方法1:
家庭用化学薬品でインクを消す
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    ブレーキ液を用いて、紙についたインクを簡単に除去する ピペットやスポイトで液体を正確な位置に垂らし、清潔な綿棒でこすりましょう。
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    アセトンを用いてインクを消す マニキュア用除光液の多くがアセトンを含み、紙からインクを消す際に役に立ちます。綿棒に少量のアセトンを取り、消したい箇所をこすりましょう。[1]
    • この方法は、一般的なボールペンのインクに最も適しています。
    • 黒色インクよりも青色インクの方が消しやすい傾向にあります。
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    消毒用アルコールを用いてインクを消す イソプロピル(消毒用)アルコールはどのような紙に対しても使用可能です。消したい箇所が小さいのであれば綿棒を使いましょう。1ページのほとんどを消したいという場合、アルコールを入れたトレーに紙を5分間浸しましょう。[2]
    • どのメーカーのイソプロピル消毒液を使用しても構いませんが、香料や着色料が含まれた消毒用アルコールは避けるようにしましょう。
    • 消えたら困る箇所はしっかりと隠しておきましょう。
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    iインク染みにレモン果汁を用いる 240ミリリットル程度の瓶に少量のレモン果汁を注ぎ入れます。その中に綿棒の先を浸します。次に、その綿棒で消したい箇所をなでましょう。[3]
    • レモンの酸はインクを分解する一方で、紙そのものも影響を受けます。そのため、優しく扱い、薄い紙についたインクを消す際は特に気をつけましょう。
    • 厚手の紙は耐久性があり、繊細な紙より手軽にインク消しの作業を行うことができます。
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    重曹と水でゆるいペーストを作る 小さめのガラス製ボウルで材料を混ぜるのがコツです。清潔な綿の布でかるくたたきながら、重曹ペーストを紙につけましょう。消したいインクのある箇所を重曹ペーストで優しくこすりましょう。[4]
    • ペーストをボウルから紙に運んだり、インクをこする際、使用済み歯ブラシが役に立つこともあります。毛先の状態が比較的良好で、そこまで使い古されていないものが最適です。
    • 紙をしっかりと乾燥させましょう。重曹を洗い流す必要はありません。水分は蒸発し、重曹は紙からパラパラと落ちていくでしょう。
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3の方法2:
摩擦でインクを消す
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    刃を使いインクを消す この方法は印刷された状態のインクで対象箇所が数文字のみである場合に最も適しています。紙に対して90度に刃を向けて、優しくこすりましょう。刃に力を込めてしまうと、紙の層が削られてしまうので気をつけましょう。
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    インク専用消しゴムを使う 使用しているインクが消せるタイプであれば、インク用消しゴムで簡単に消すことができます。消すことのできるインクは通常、黒ではなく青であることが多く、製品のパッケージにも「消せる」と明記されています。一方の端にインクが、もう片方の端に消しゴムがついた鉛筆のような外見の製品が一般的です。[5]
    • 使用しているインクが消せるかどうか定かではない場合、インク用消しゴムを試しに使い消えるか確認してみましょう。
    • ゴム製消しゴムは鉛筆・黒鉛に最も適しているので、インクへの使用は控えましょう。
    • プラスチック製消しゴムでインクを消すことも無理ではありませんが、気をつける必要があります。このタイプの消しゴムは粗く、消そうとしているインクと一緒に紙も簡単にこすり取ってしまいます。[6]
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    紙やすりでインクを磨き落とす 粒度が三桁の目の細かい紙やすりや小さい研磨用ブロックを使うようにしましょう。消したいインクが、小さい研磨用ブロック(または指先)で作業を行う以上に精密な磨き作業必要とする場合、紙やすりを小さく切り、鉛筆の消しゴムがついている方の先に糊付けしましょう。その紙やすりの部分を小さく横に動かしながら、注意深くインクをこすります。[7]
    • インク表面を紙やすりでこする際は、力を入れすぎないよう注意しましょう。
    • 作業の進捗をより正確に把握するために、削りかすやインク、また紙の破片は優しく吹いて紙面から取り除きましょう。
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    目の細かい研磨機を使いインクを除去する 研磨機とは紙やすりの表面を機械に応用した工具で、手でやすりをかけるよりも均等に簡単に作業を行うことができます。ドレメル社製の、砥石部分がやや丸みをおびたタイプの小型研磨機が使いやすいでしょう。[8]
    • 研磨機は特に本のふちについてしまったインクに対して使うと良いでしょう。
    • 紙の表面に対して使用すると粗すぎる場合が多いため、紙は強いほうが良いでしょう。
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3の方法3:
インクを覆って隠す
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    修正液を用いる 修正液はインクを除去するものではありませんが、消したかのようにインクを隠します。「リキッドペーパー」や「ホワイトアウト」といった特定メーカーの製品名で馴染みのある人も多く、白色の液体で白い紙の書き損じ等の修正を行うことを用途としています。製品本体の小さなスポンジ状の先端を用い、液体を塗るタイプのもの等が一般的です。[9]
    • 修正液は乾いたり詰まりが生じることもあれば、フレーク状になってしまうこともあります。修正液をつけるまえに、液体が適切な状態であることを確認しましょう。
    • 使用直後の液体は濡れています。液体が何かの表面に触れてしまうことがないよう気を配りましょう。
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    修正テープで覆う 縦や横向きの細長い形状でインクを消したいのであれば、修正テープが書き損じを隠す最適な方法です。テープの片面は紙の表面と似た外見を再現する一方で、反対の面は粘着性があり紙に貼りつくようになっています。修正テープは白色が多いものの、他の色の紙に対応した製品もあります。[10]
    • 目を近づけると、紙の表面と修正テープの表面が見分けられるでしょう。
    • 修正テープのついた書類をスキャンあるいは印刷すると、テープの存在に気がつかない人もいるでしょう
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    こぼしたり垂らしてしまったインクを紙で隠す インクを用いて描かれた内容の一部を修正したいのであれば、小さな紙片でその箇所を覆ってしまうのが最も簡単な方法であることもあります。原紙とマッチする紙があれば、対象箇所を十分に覆うことのできる大きさに切り抜きましょう。紙片を糊付けし、その上から描画を続けましょう。[11]
    • 紙片の端がめくれたり、折れたりせずに、原紙の表面にしっかりと貼りついているようにしましょう。
    • 見ている時の距離次第では、修正箇所を識別してしまう鋭い人もいるでしょう。
    • 原紙を印刷あるいはスキャンすると、修正箇所はより識別しづらくなるでしょう。
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    こぼしたインクをカモフラージュする ペンとインクで作業をしていて失敗をしたり、インクをこぼしてしまった場合、まず消すことを考えるかもしれません。上記の手順がどれも現実的な方法でない場合、何かを描き足して失敗個所をカモフラージュすることも検討しましょう。[12]
    • インクの上から不透明色を使うことによって失敗箇所を隠せることもあります。
    • 構想外だったものがうっかり入り込んでしまった場合、装飾として組み入れることを検討しても良いでしょう。上手くいけば、初めからこのように描く予定だったかのように見えるでしょう!
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    内容を別紙に書き写し、初めからやり直す もちろんこの方法はインクを消すものではないものの、失敗を取り消すという点では同等の機能を果たします。上記の手順・方法のどれも自分の作品のインクを消すには不十分である場合、新しい紙を上から重ねましょう。もともとの内容を上から全てなぞり、消したい箇所は書き写さず残します。新しい紙に修正を反映させ作品を完了させましょう。[13]
    • この方法はかなり大変ですが、ペンとインクでイラスト等の作業をしていたのであれば最適な手段かもしれません。
    • この方法で修正を行うと、失敗はなかったかのような新しい版が出来上がることになります
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ポイント編集

  • 誰かが自分の小切手からインクを消してしまうこと(改ざん)が心配であれば、ジェルタイプのペンを使いましょう。上記のインクを消す方法はジェルタイプのインクにはほとんど効きません。[14]
  • 上記の手順でインク消しを行う際、消えては困る箇所はしっかりと保護しましょう。マスキングテープを使ったり、紙で覆っておけば必要な箇所を誤って消してしまわずに済みます。

注意事項編集

  • 本のページからインクを除去することが目的であれば、方法によっては紙が傷んでしまう可能性があることを忘れないようにしましょう。目立たない場所でインク除去の手順を試してから、より大きな範囲の作業に取り掛かるようにしましょう。
  • 小切手から情報を消すことは違法です。

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