紅茶でアンティーク風に紙を染める方法

アンティーク風の紙は、それだけでどんな内容にもクラシカルな雰囲気を与えてくれる便利なアイテムです。詩集や招待状・スクラップブック・夏休みの自由研究など、様々な場面で作品が一味違った仕上がりになります。そんな羊皮紙を思わせる特別な風合いは、実は紙と紅茶さえあればすぐに手作りすることができるのです。茶葉を染料として利用するこの手法は、布をアンティーク風に見せる際などにも使われていますが、染めるものが紙であれば特別な道具がなくても一時間ほどで作り上げることが可能です。この記事では紅茶を使ったアンティーク風の紙の作り方を紹介します。

ステップ編集

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    紙を選ぶ 紙の種類は、上質な紙・画用紙・コピー用紙など何でも構いません。好きなものを選びましょう。紙が厚い場合はその分紅茶の色が染みるのに時間がかかります。
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    染める前に内容を書く 印刷する 紙を一度染めてしまうと、表面に凹凸がつき質感が変わるので、インクが乗りにくくなります。
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    くしゃくしゃに丸めてまた伸ばす 紙を丸めた時のシワが本物の羊皮紙のような味を醸し出します。ただし、完成した作品をなるべく平らに仕上げたい人はこの工程を省きましょう。
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    トレーに乗せる あとでオーブンに入れるので、クッキーを焼く際に使うトレーなど加熱に耐えうるものを使用しましょう。トレーをなるべく水平な場所に置くと、特定の場所にだけ紅茶が溜まってしまうのを避けられます。
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    オーブンを準備する オーブンの中央にオーブンラックをセットし、90~95度に余熱しましょう。
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    500mlの水を沸かす 電子レンジや電気ポット、やかんなどを使って水を沸かし、ボウルに注ぎましょう。
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    ティーバッグを3~5つ入れる お湯で茶葉の成分を抽出しましょう。この時、ティーバッグの数が多いほど、染める時の茶色が濃くなります。5~20分して色が出たら、ティーバッグを取り出し、いよいよ染める作業の開始です。
    • お湯の温度が高いほど、茶葉のオレンジ色が濃く出ます。古い羊皮紙というのは焼けたようにオレンジがかっていることが多いので、好みに合わせて調節しましょう。またオレンジ風味の紅茶の茶葉も、あたたかみのある色を出すのに有効です。
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    次の3つのうち、いずれかの方法で紙を染める
    • スポンジに紅茶を染み込ませて紙に塗りましょう。まだらに塗ることでさらに古い紙の雰囲気を演出できます。
    • ティーバッグを直接手に取り紙に塗りつけましょう。この時、十分にティーバッグが冷めているかどうかよく確認してから持ちます。たくさん紅茶を含ませる箇所とそうでない箇所を作って、時代がついている様を強調しましょう。ティーバッグが破れてきた場合は、そのバッグを捨て、また新しいものを使いましょう。
    • 紙に直接紅茶を注ぎましょう。この時、トレーから紅茶が溢れないように慎重に注ぎましょう。容器を少し傾けると、紅茶が紙全体に行き渡ります。複数枚の紙を同時に染めたい場合、紙を重ねてこの方法を取れば一番効率が良く作業を進めることができます。
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    染み具合の確認 紙の端を持ち上げてみて、裏側まで紅茶が染みていなかった場合、先ほど選んだ手順をもう一度繰り返しましょう。
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    5分以上染み込ませる あまりに紅茶が溜まりすぎている部分は水分を吸い取りましょう。水分が多すぎると、完成後にその部分が破れてしまうことがあります。
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    紙の端を指でこする 綺麗に切り揃っている紙の端に、あえて少しダメージを加えることで雰囲気を出しましょう。端に限らず、好きな場所を指でこすって穴を開けましょう。
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    トレーをオーブンに入れる 紅茶が染み込んだ紙を5~10分ほど加熱しましょう。紙がほんの少し丸まって来たら、加熱をやめるサインです。
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    紙を取り出す トレーをオーブンから取り出し、あたたかいうちにフォークやヘラを使って紙を端からはがしましょう。はがした紙を平面に置いて冷まします。
    • 紙をオーブンで焼かず、自然乾燥させることもできます。この場合、時間は45分ほどかかります。自然乾燥させる際には、紙が丸まらないように端を重石などで留めておくことを忘れないようにしましょう。
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    完成
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別の方法編集

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    紙の量に応じた数のティーバッグを用意する 原則として一枚の紙につきティーバッグをひとつ準備すると良いでしょう。
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    マグカップに水を入れる ティーバッグをあとから入れるので、普段紅茶を飲む時と同じ分量の水を入れましょう。なみなみ注いでしまうとティーバッグが入りません。
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    ティーバッグをカップに入れる
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    電子レンジで1分あたためる
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    ティーバッグを取り出す お湯があたたまったら、1分ほど待ってからティーバッグを取り出して冷まします。手に取れる程度に冷めるまで10分ほど待ちましょう。
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    紙をお皿に置く その前に紙をくしゃくしゃに丸め、古めかしさを出すこともできます。
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    ティーバッグを手に取り、紙の上で数滴絞る
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    絞った紅茶が染み込むまでティーバッグで紙を塗る
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    紅茶が紙全体に染み込むまで塗る作業を繰り返す
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    紙が完全に乾くまで何もせず置いておく
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ポイント編集

  • もしも紙が丸まりすぎてしまったら、重みのある本の間に一晩挟んでおきましょう。
  • 濃いめに仕上げたい場合は、紅茶でなくコーヒーを使うこともできます。作業の手順は上記と同じです。
  • 時代を経るなかでついたようなシミをつけたい場合は、紅茶を染み込ませたあとにインスタントコーヒーの粉を適量まぶしてみましょう。2分ほど放置したあとにペーパータオルでふき取ります。
  • もしも本のようにまとまっているうちの1ページをアンティーク風に加工したいのであれば、他のページはオーブンペーパーなどの撥水性の良いもので守りましょう。この場合紅茶はできるだけたっぷりと使い、余分な水分をペーパータオルでふき取ります。
  • 紙に本文を書く際にインクを使用する場合、紅茶の水分によってインクが滲み出さないように十分注意しましょう。
  • 作業中は下に新聞紙を敷き、周囲が汚れないようにしましょう。
  • 水分の量が多すぎると紙に穴が開いてしまうことがあるので気を付けましょう。

必要なもの編集

  • トレー(オーブンで加熱できるもの)
  • オーブン
  • 紅茶のティーバッグ
  • お湯を沸かすやかんなど
  • ボウル
  • はけ(任意)
  • インスタントコーヒーの粉(任意)
  • オーブンミトン
  • フォークもしくはヘラ

「別の方法」で必要なもの編集

  • 耐熱のカップ
  • ティーバッグ
  • 電子レンジ
  • スプーン

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