竹害を防ぐ方法

共同執筆者 Andrew Carberry

見た目は美しい竹ですが、非常に繁殖力が強い植物でもあります。どんな方法を使っても、竹を全滅させるのは至難の技です。でも幸い、竹を駆除するのは不可能ではありません。ただし、化学的な方法や化学薬品を使わない方法、そして物理的な方法のどれを選んでも、根茎(地下茎)を掘り出して茎を切る作業はかなりの量となるでしょう。もちろん一番良い方法は、二度と竹に困らないよう対策をとることです。

3の方法1:
化学薬品で竹を駆除する

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    竹を地面の高さまで切り、再び新芽が生えるまで待つ 除草剤を若い葉にスプレーする前に、必ず竹の伐採または刈り取りを行い、再度竹が伸びてくるのを待ちます。不思議に思うかもしれませんが、新しい竹を伸ばす必要があります。茎がよく育っていると竹用の除草剤が効かないのです。
    • 竹は繊維質ですが、そこまで硬くはありません。ノコギリよりも、長い柄に小さいはさみがついた「太枝切りばさみ」の方がよく切れます。
    • 春の終わりや初夏に生えてくる新芽に除草剤が撒けるよう、竹の伐採は冬の終わりに行いましょう。
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    再び新芽が伸び始めたら、根茎をすべて切断する 鋭い鋤(またはその他の鋭い園芸道具)を使って竹を切り落とし、根茎を切断します。[1] 出来るだけ多くの根茎の塊をバラバラにします。
    • 根茎とは地下に伸びた大量の根っこのことです。この根茎は、地下で横へと固まって伸び、成長の準備が整うと新芽を地表へと送り出します。
    • 生姜やガランガルを食べたことがある人や、生のウコンを見たことがある人なら恐らく根茎に見覚えがあるはずです。このようにあちこちへ枝別れした根っこは、根茎の見た目とそっくりです。
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    竹の葉、茎、芽にグリホサート系除草剤を撒く グリホサート系除草剤は直接接触した植物だけを枯らします。つまり、竹に除草剤をかける際は注意が必要ということです。[2] 大半のグリホサート系除草剤は植物の葉、茎、芽へスプレーした後、水分で薄まってしまう前に除草剤が浸透するよう、十分な時間を置く必要があります。竹の周囲の土にグリホサート系除草剤を撒いても効果はないので、説明書に記載がない限り、土に撒くことは避けましょう。
    • 誤まって別の植物を枯らしてしまったり、除草剤をかけ過ぎたりするリスクを減らすために、除草剤を植物にスプレーするのではなく、ブラシで葉や茎に塗り付ける方法もあります。
    • 水の供給源(川、湖、海など)に近い場合は、必ず水辺の植物用の除草剤を使うようにしましょう。水を汚してはいけませんよね。
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    代わりに切り株・根っこ用の除草剤を竹に使う 竹を駆除するもう一つの方法は、茎を切断し、グリホサートやトリクロピルを配合した幹・根っこ用除草剤を、茎の切断面や伸びてきた葉に塗ることです。
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    処置を繰り返す 一度の散布では大量発生した竹を根絶させることはできません。竹はたくましく、山火事のように広がっていく傾向があります。残念ながら、山火事ですらこの厄介者を完全に追い払うことはできません!竹は新芽を出し続けるので、しっかり駆除するためには葉や茎、芽に繰り返し除草剤の処置を行う必要があります。
    • どんな除草剤を使用する場合も、必ず付属の説明書に従いましょう。除草剤によっては、説明書の内容が本記事の内容と大きく異なる場合があります。緊急時には除草剤に付属している説明書を参照してください。
    • 芽が出てくるのを防げるので、除草剤を使った方法を、根茎の除去と併せて使っても良いでしょう。
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3の方法2:
化学薬品を使わずに竹を駆除する

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    竹を掘り起こす 化学薬品を使わずに竹を駆除する方法で、中心となるのがこの方法です。竹を鋭い鋤やくわ、のこぎりを使って切り落としたあと、掘り起こします。他の方法と同じで、常に竹に注意を払い、新たなに出てきた茎(竹稈)や根茎(竹の地下茎)を除去し続ける必要があります。[3]
    • 茎を切り落とすだけでなく根茎も掘り起こさないと、この怪物は伸び続けます。根茎は土の下の方で成長しているので、見つかるまで掘り続けましょう。
    • 特に一部の竹を残しておきたい場合は、作業を進める時に根茎を切っておきましょう。こうしておくと、芽が出てくるのを防ぐことができます。
    • 竹を切り落とし、掘り起こす作業を続けましょう。竹から芽が出なくなるまで作業を行います。終わるまで何ヶ月、何年もかかる場合もありますが、竹は高い繁殖力と耐久性を持っているため、近道はありません。
    • 敷地の竹を全滅させたい場合、根茎を全て取り除かなければなりません。
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    定期的に竹が生えている場所を刈る 竹は芝生と同じで、時々刈られる分には動じませんが、頻繁に刈られることは好みません。竹を刈ることで、特にまだあまり大きく成長していない苗の茎を減らすことができます(先に切り落としておかないと、竹の茎を上手く刈りづらくなります)。[4]
    • 竹を頻繁に刈ると根茎が栄養(葉を通じて太陽から得る栄養)を集められなくなるため、根茎を減らすことができます。
    • この方法はしばらく時間がかかるので、茎が出ているのを見つけたらすぐに刈り取るようにしましょう。
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    蓄えた栄養分を消耗させる 竹を駆除するもう一つの方法は、簡単に言うと餓死させることです。まずは地面より低い位置まで茎を切り落とし、暗い色のタープか分厚いビニールシートを上から被せます。これにより雨や日光、空気が遮断されて、竹はだんだん枯れていきます。[5]
    • タープやビニールシートはしっかりと固定しましょう。軽量コンクリートブロックがよく使われますが、タープを抑えられる重さのものであれば何でも構いません。大事なのは竹に自然の力が届かないようにすることなので、ビニールシートやタープが動かないことを確認しましょう。
    • タープの周りから新たに生えてきた場合はすぐに除草剤(トリクロピル配合のもの)をスプレーするか、切り落としたあと、軽量コンクリートブロックや別のタープを設置するようにしましょう。
    • 繰り返しになりますが、この方法はしばらく時間がかかりますので、辛抱強く待つ必要があります。最低でも1ヶ月程度はタープをそのままにしておきましょう(竹を完全に全滅させるには最長で1年かかる場合もあります)。
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3の方法3:
竹を封じ込めておく

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    片側だけの防壁を作る 竹の周りに曲線または半円の溝を掘ります。効果を出すには、多くの根茎が到達できる地点よりも更に深い、深さ約70 cmの防壁を作らなければなりません。片側だけの防壁の良いところは、閉ざされた空間で竹が根を張りすぎないことと、排水路がしっかり確保できることです。フェンス、または敷地の境界線沿いに境を作るのに使うこともできます。こうしておけば、竹が隣の庭に入ってしまったり、その逆も防げます。[6]
    • DIYをしたい気分なら、コンクリート、金属、またはビニールシートで防壁を作っても良いでしょう。材料はどれでも構いません。根茎は木を貫通する場合があるので、木材の使用は避けましょう。
    • 大抵の場合、効果が高く、よく使われる材料の一つが高密度(40 mils以上)のポリプロピレンです。ポリプロピレン製の防竹・防根シートは、その材料や厚さによって、約1㎡あたり2000円程度の費用がかかります。
    • フェンスに沿って防壁を設置する場合は、フェンスに直に沿うように、地面から5cm程度出した状態で設置します。
    • 片側だけの防壁を使う場合、竹を封じ込めておくためには、年に一度根の剪定が必要です。
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    完全に囲い込む防壁を作る 片側だけの防壁と同じで、こちらも最低でも60 cmから90 cmの深が必要です。片側だけの防壁と違う点は、竹を完全に囲い込むため根茎が伸び広がってこないことです。最大のメリットはもちろん竹を完全に封じ込められることですが、それでも根茎の点検は必要になるでしょう。
    • 先ほどと同じで、必ず地面から5cm程度は防壁が見えるようにしましょう。こうしておくと、傍から伸びてくる根茎に気づくことができます。
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    竹の片側を池か小川で囲うことを検討する うまく計画を立てさえすれば、竹の片側に池か小川を作り、残りの3つの面も囲いをすると、効果的で見た目も素敵な防壁になります。根茎は水を横切ることはできないので、小川自体が4つ目の壁の役割を果たします。
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    定期的に根茎が出てきていないかを確認する 防壁の深さが十分あり、作りがしっかりとしていれば竹が出てこられる場所はあまりないはずです。とはいえ、竹が防壁の外側からこっそり出てくることがないよう、油断せずに見張っておきましょう。手に負えない根茎があれば、完全に取り除きます。根茎を地面より低い位置まで切り落とし、上記で紹介した方法のどれかを使って竹を完全に駆除しましょう。
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ポイント

  • それでも庭に竹を植えたいなら、株立ちの竹の方が(最も繁殖しやすく、駆除しづらいほふく性の竹とは違い)良いでしょう。ただし、株立ちの竹も手に負えなくなることがあり、その場合も上記の方法が駆除に効果的です。
  • 笹の葉は乾燥すると鋭くなる場合があります。いらない竹を堆肥置場や、環境を考えた庭ゴミ回収をしてもらえる道路の脇など、好きな場所に移動するなら切りたてが一番簡単です。
  • 動物園の中には、パンダの餌として竹を引き取っているところもあります。竹を寄付したい場合は、竹が必要な日を動物園へ確認し、化学薬品が十分消えるまで待ってから伐採するようにしましょう。
  • 竹を鉢に植えれば、竹が庭全体に根を伸ばす心配はありません。手間をかけずに竹を楽しむには良い方法です。
  • 乾燥した竹は庭にアーチを作ったり、小さな小屋などを作ったりするのにも使えます。
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注意事項

  • 皮膚が炎症を起こす恐れがあるので、除草剤をかける際は手袋を着用しましょう。
  • 他の植物にダメージを与えないよう、除草剤は駆除したい植物のみにかけるよう注意しましょう。
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このwikiHow記事について

フードシステム(食物の生産から消費に至る過程)の専門家
この記事はAndrew Carberryが共著しています。 アンドリュー・カーベリーは2008年より、学校の菜園や農場、そしてそれらに関する教育プログラムに携わってきました。現在は非営利団体、「Winrock International」において、地域社会に基づくフードシステム計画の開発に取り組んでいます。

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