目の健康管理をする方法

共同執筆者 Paul Ursell, MD

私達の目は外の世界を見るための窓と言っても良いでしょう。したがって、目の健康管理は重要です。眼科で目の定期検診を受ける、十分な睡眠をとる、一定時間パソコンを使用したら目を休ませるなどの事柄は、目の健康維持に役立ちます。視力に問題がある人は、できる限り早急に眼科医に予約を入れましょう。この記事では目の健康維持に役立つ方法を紹介します。

3の方法1:
目の健康習慣の実践

  1. 1
    定期的に目の健康に関する専門医の検診を受けましょう。目の健康管理を専門とする人達は特別な訓練を受けており、眼科医がこれに該当します。目の健康を維持するために、定期的に、あるいは視力に問題がある時はすぐに目の検診を受けましょう。自分の目の状態を知り、質問があれば眼科医に尋ねます。自分の目および眼疾患の予防に関した知識と理解を深めることにより、自分で正しく目の健康管理ができていると実感できます。[1]
    • 20代〜30代で視力に問題がない人は、5〜10年に1度、眼科で検診を受けましょう。
    • 40歳〜65歳で視力に問題がない人は、2〜4年に1度、眼科で検診を受けましょう。
    • 65歳を過ぎて視力に問題がない人は、1〜2年に1度、眼科で検診を受けましょう。
  2. 2
    1日の終わりにコンタクトレンズを外しましょう。19時間以上コンタクトレンズを着用するのは避けましょう。コンタクトレンズを過度に長時間着用すると、目に極度の不快感を感じるだけではなく、視力に回復不能な障害が生じる可能性があります。[2]
    • 医師から特別にそのような指示がない限り、絶対にコンタクトレンズを着用したまま寝ないように注意しましょう。目には定期的な酸素の供給が必要ですが、睡眠中は特にコンタクトレンズが酸素の供給を妨げます。そのため、夜間は通常コンタクトレンズを外すように医師は勧めています。[3]
    • しっかりと顔に密着する水泳用ゴーグルを使用する場合を除いては、コンタクトレンズを着用したまま泳がないようにしましょう。必要であれば度付きのゴーグルを使用すると良いでしょう。目に石鹸やシャンプーが入りそうな時には目を閉じるようにすれば、シャワー中にコンタクトレンズを着用しても問題はありません。
    • コンタクトレンズおよび洗浄液の使用に関しては、製品メーカー及び眼科医の指示に従いましょう。最も重要な注意事項の一つは、コンタクトレンズを扱う前に手を洗うことです。
  3. 3
    1日の終わりにアイメイクを落としましょう。就寝前に必ずアイメイクを落とす時間を取ります。決してアイメイクをしたまま寝ないように注意しましょう。マスカラやアイライナーを付けたまま眠ると、それらが目に入って炎症を起こす可能性があります。
    • アイメイクをしたまま眠ると、目の周囲の毛穴が詰まり、ものもらいや麦粒腫になることもあります。重度のものもらいの場合には、抗生物質による治療や医師による切除が必要になります。[4][5]
    • 疲れて夜のメイク落とし習慣が実行できない場合に備えて、メイク落としシートをベッドのそばに置いておきましょう。
  4. 4
    アレルギー用目薬の使用は控えめにしましょう。アレルギーが起こる時期に、アレルギー性結膜炎を抑える目薬を使用すると、目の充血や痒みを緩和できます。しかし、このタイプの目薬を常用すると症状が悪化します。リバウンドと呼ばれる現象(目薬に対する耐性ができてしまい、充血が悪化する現象)につながる可能性があります。[6]
    • アレルギー用目薬は、血管収縮剤が角膜への血流を妨げることによって充血を抑制しますが、その結果、酸素が角膜へ届かなくなります。したがって、目の炎症や痒みを感じなくなる反面、酸素の供給が不足します。目の筋肉や組織が機能するためには酸素を必要とするため、この状況は望ましくありません。酸素不足によって目に腫れや傷が生じる場合もあります。[7][8]
    • コンタクトレンズを使用している人は特に、目薬の使用上の注意をよく読みましょう。目薬の多くはコンタクトレンズの着用時には使用できません。コンタクトレンズの着用時に安全に使用できる目薬の種類を眼科医に尋ねましょう。
  5. 5
    UVカットのサングラスを着用しましょう。太陽が出ている時に外出する際は、常にサングラスの着用を心がけましょう。紫外線A波及びB波を99〜100%カットするレンズを使用していることが明記されたサングラスを探しましょう。[9]
    • 目を長時間紫外線にさらすと、視力に悪影響が出る場合があります。若い時から目を保護すれば、後年になって視力を失うのを防ぐのに役立ちます。紫外線を浴びることと、白内障、黄斑変性症、瞼裂斑、翼状片、目に関する有害な疾患との間には関連性が指摘されています。[10]
    • 紫外線による目へのダメージは生涯を通じて蓄積されるため、子供達を有害な紫外線から守ることが大切です。子供が外で長時間太陽光線を浴びる時には、必ず帽子と保護眼鏡を身につけさせましょう。
    • 日陰にいる場合であっても、必ずサングラスを着用しましょう。日陰では紫外線および高エネルギー可視光線を浴びる量が大幅に減少しますが、建物や他の構造物に反射した紫外線が目に入ります。
    • UVカットのサングラスを着用していても、絶対に太陽を直視しないように注意しましょう。太陽光線は非常に強力なため、直に強い太陽光線が目に入ると網膜の繊細な部分がダメージを受ける可能性があります。
  6. 6
    状況に合わせて、ゴーグルを着用しましょう。化学物質や電動工具を使用したり、有害な気中浮遊微粒子が発生する場所で作業をする場合には、必ずゴーグルや他の保護眼鏡を着用すべきです。ゴーグルを着用すれば、大小様々な物質が目に飛び込んで目を傷つけるのを防ぐことができます。
  7. 7
    十分な睡眠をとりましょう。睡眠不足は眼精疲労につながります。眼精疲労の症状には、目の炎症、焦点のズレ、ドライアイ、涙流、かすみ、羞明、首や肩あるいは背中の痛みなどがあります。眼精疲労を防ぐために、必ず毎晩十分な睡眠をとりましょう。成人は7〜8時間の睡眠が必要です。[11]
  8. 8
    定期的に運動をしましょう。定期的な運動は糖尿病などの他の病気予防に役立ちます。最低30分間の運動を週に3回行うと、緑内障や黄斑変性症のような深刻な眼疾患にかかるリスクが低下します。[12]
  9. 9
    目のむくみを軽減するために、きゅうりのスライスをまぶたにのせましょう。就寝前に、冷やしたきゅうりのスライスをまぶたにそっと乗せて10〜15分間放置します。これは、目の周囲のむくみの解消や予防に効果的です。[13]
    • 緑茶のティーバッグをまぶたにのせるのも、目のむくみの予防に効果があります。ティーバッグを数分間冷水に浸した後、まぶたにのせて15〜20分間放置します。お茶に含まれるタンニンが炎症を抑えます。
    Advertisement

3の方法2:
パソコン使用時の目の保護

  1. 1
    パソコンやタブレット、携帯電話の画面を見る時間をなるべく制限しましょう。パソコン画面を見ることで目に回復不能なダメージが生じるという科学的な証拠は今のところありません。しかしながら、眼精疲労やドライアイの原因はパソコン画面を見ることと関係があるかもしれません。[14] パソコン画面からの光が明るすぎたり暗すぎると、目の筋肉が疲労します。画面を見る時間を制限できない場合には、目を休ませるために実行できる方法がいくつかあります。
  2. 2
    目とパソコンの画面の位置を必ず同じ高さにしましょう。長時間にわたって画面を見上げる、あるいは見下ろす状態は目に余計な負担をかけます。画面をまっすぐ見ることができるようにパソコンと自分の位置を調節しましょう。[15]
  3. 3
    忘れずに瞬きをしましょう。画面を見ている時には、瞬きの回数が減って目の乾燥が進みます。パソコンの前に座って画面を見ている時には、ドライアイを防ぐために30秒に1回意識的に瞬きをする努力をしましょう。
  4. 4
    パソコン使用時には20-6-20のルールに従いましょう。20分おきに、6メートル離れた場所にあるものを20秒間見ます。携帯電話のアラームをセットすれば、休憩をとるのを思い出すのに役立ちます。[16]
  5. 5
    明るい場所で作業をしましょう。薄暗い明かりの中で作業や読書をすると眼精疲労を起こしますが、目にダメージが及ぶことはありません。眼精疲労を防いで快適に過ごすには、必ず明るい場所で作業や読書をしましょう。目が疲れたと感じたら、しばらく中断して休憩をとります。
    Advertisement

3の方法3:
目の健康に良い食事

  1. 1
    目の健康に良い食品を摂りましょう。ビタミンCとE、亜鉛、ルテイン、ゼアキサンチン、オメガ3脂肪酸は目の健康に不可欠です。こうした栄養素は、白内障や水晶体の混濁、加齢による黄斑変性症などの予防に効果を発揮します。[17][18]
    • 全般的に見て、体に良いバランスのとれた食生活は目の健康にも役立ちます。
  2. 2
    ビタミンEを含む食品を摂りましょう。種子類、ナッツ類、小麦胚芽、植物油を食事に取り入れましょう。こうした食品はビタミンEを豊富に含むため、毎日の食事にこれらの中からいくつかの食品を取り入れると、1日に必要なビタミンEの摂取量が摂りやすくなります。[19][20]
  3. 3
    亜鉛を含む食品を摂りましょう。牛肉、豚肉、貝類、ピーナッツ、豆類を食事に取り入れましょう。こうした食品には目の健康に大切な亜鉛が含まれています。[21]
  4. 4
    ビタミンCを含む食品を摂りましょう。柑橘類、イチゴ、ブロッコリー、ピーマン、芽キャベツを食事に取り入れましょう。こうした食品は目の健康に大切なビタミンCを豊富に含んでいます。[22]
  5. 5
    ルテインとゼアキサンチンを含む食品を摂りましょう。ケール、ほうれん草、ブロッコリー、豆類などを摂りましょう。こうした野菜には、目の健康に大切な栄養素であるルテインとゼアキサンチンが含まれています。[23][24]
  6. 6
    ニンジンを摂りましょう。ニンジンを食べると視力の改善につながります。
  7. 7
    オメガ3脂肪酸を含む食品を摂りましょう。天然の鮭やイワシなどのオメガ3脂肪酸を含む魚を週に1〜2回摂りましょう。魚が苦手な場合には、オメガ3のサプリメントを毎日服用します。[25]
    Advertisement

ポイント

  • 明るい光を直視しないように注意しましょう。
  • 水を多く飲み、野菜をたっぷり摂りましょう。ニンジンを多く食べましょう。
  • 視力の低下や他の健康問題を予防するために、毎晩7〜8時間の睡眠をとりましょう。
  • 糖尿病や高血圧などの慢性的な症状がある人は、眼科医の診察を受けましょう。糖尿病を患う方は、インスリンの分泌不全のために血糖値を一定に保つ必要があります。
  • その目薬が自分に合っているかどうかがわからない場合には、使用を避けましょう。目薬をさすと心地よさを感じることができる一方、その医学的効果は完全には明らかになっていません。目薬が自分に合っているかどうかが疑わしい場合には、薬剤師や眼科医に尋ねましょう。
  • コンタクトレンズを入れる前に手を洗いましょう。
  • 健康に良い食生活および体と目の健康管理の実践に加えて、毎年眼科で検診を受けましょう。眼科医の診察により問題が見つかっても、眼鏡やコンタクトレンズ、手術によって問題を解消できるかもしれません。また、眼科医はドライアイや網膜に関する異常の他、糖尿病や高血圧などの全身の健康状態も調べてくれます。
  • 水泳をする時にはゴーグルを使用しましょう。
Advertisement

注意事項

  • 目をこすり過ぎないようにしましょう。
  • パソコンの画面を見る際には、画面と目の間の距離を適切に保ちましょう。
  • 決して太陽を直視したり、望遠鏡で覗かないようにしましょう。
  • 先端のとがったものは絶対に目に近づけないようにしましょう。
  • 決して目に塩が入らないように注意しましょう。
Advertisement

このwikiHow記事について

眼科医
この記事はPaul Ursell, MDが共著しています。 アーセル医師はイギリス在住の眼科医です。これまでに7000件以上の白内障手術を行ってきました。1995年にイギリスの眼科専門大学、「Royal College of Ophthalmologists」からフェロー称号(学会がその分野に著しい貢献があった者に贈る称号)が授与されています。
カテゴリ: 全般的健康

この記事は役に立ちましたか?

はい
いいえ
Advertisement