白血球を増やす方法

共同執筆者 Luba Lee, FNP-BC

白血球の減少は、体の様々な状態により引き起こされる可能性のある症状です。その直接的な原因を突き止めるためにも、医師に相談しましょう。白血球を増やすためには医薬品の服用が効果的なのか、または食生活の改善でも効果が期待できるのか、医師に尋ねてみましょう。何らかの疾患に対する治療の結果として白血球が減少しているのであれば、医療チームの栄養士に相談して自分に合った食事プランを考えてもらうのが良いかもしれません。果物、野菜、脂肪分の少ないタンパク質を十分に摂り、水分をたくさん補給するようにしましょう。サプリメントの摂取については、栄養士、および介護士に相談しましょう。免疫力が下がっている可能性があるため、感染予防(特に、食事の用意をする際)には十分に注意を払いましょう。

3の方法1:
医師に相談する

  1. 1
    白血球減少の原因について医師に相談する 白血球の減少は、体の様々な健康状態により引き起こされる症状です。ウイルス感染、自己免疫疾患、HIV(エイズ)、ガン(またはガン治療)、処方医薬品などの可能性が考えられる中、何が原因なのか明白でない場合には、医師は検査を実施して患者の健康状態についての判断を下す必要があります。[1]
    • 白血球が減少している原因を正しく理解することで、患者自身も医師も、適切な解決策を選択することができます。
  2. 2
    医薬品の服用が推奨されるかどうか尋ねる 白血球の生産を促す医薬品はいくつかありますが、これらの医薬品には、それぞれにメリット及びデメリットの両方があります。服用に伴い起きる可能性のある副作用について医師に必ず尋ねておきましょう。[2]
    • 処方薬が、自分の健康状態にメリットのあるものかどうかを医師に尋ねましょう。「服用に関連するリスクを最低限に抑えるとすると、どのような選択肢がありますか?」「医薬品を服用する前に、食生活の改善、または自然療法を試してみるべきでしょうか?」このような質問をしてみるのも良いでしょう。
    • 白血球の生産を促す医薬品に関連するリスクや副作用には、アレルギー反応、低発熱、骨の痛み、注射部位に感じる違和感、倦怠感、下痢、その他インフルエンザに似た症状が挙げられます。[3]
  3. 3
    管理栄養士に相談する 個人の特定の健康状態に沿った食事プランの構成を、管理栄養士にサポートしてもらうこともできます。抗がん剤治療、または慢性疾患に対するその他の治療を受けている場合、治療チームに相談して管理栄養士との面談を実施してもらいましょう。担当の医師や介護士に、適任者を紹介してもらうのも良いでしょう。[4]
    • あなたの健康状態に合わせて構成された食事プランには、毎日の食事で摂るべき栄養素の調整(例:通常推奨される量よりも多めのタンパク質を摂る)も含まれます。栄養士のサポートを得て、レシピを集めたり、安全な調理方法を学んだり、サプリの追加について相談したりすることが可能です。
    • 自分の食習慣について、または、適切な栄養素の維持に苦戦している場合(食欲の低下、吐き気または嘔吐、下痢など)はそのことについて栄養士に相談しましょう。血球を生産するのに必要な栄養素を摂取するための食事内容やサプリを提案してくれるはずです。
  4. 4
    自然療法について医師や医療関係者に相談する 鍼灸療法は白血球を増加させ、抗がん剤治療中の骨髄の修復を促すことが分かっています。[5] サウナを利用することもまた、免疫能力を促進すると言われています(特に、アスリートの場合)。[6]
    • 自然療法を試す前に医師に相談しましょう。抗がん剤治療を行っている場合、またはその他の慢性疾患の治療を行っている場合は、特に重要な点です。
    Advertisement

3の方法2:
食生活を改善する

  1. 1
    1日に5〜9人前の野菜を食べる ビタミンAやビタミンCは、免疫力をつけるのに重要な役割を果たします。様々な色や種類の野菜を食べて、血球を生産するのに体が必要とする栄養素を摂取するようにしましょう。[7]
    • ケールやほうれん草などの葉野菜と、人参などのオレンジ色の野菜を食べましょう。抗凝血剤などの医薬品が治療に使用されている場合など、注意すべき食事制限の有無について医師に必ず尋ねておきましょう。[8]
  2. 2
    脂肪分の少ないタンパク質を摂る タンパク質を摂取することにより、白血球の生産に必要となるアミノ酸を体内に取り入れることができます。海産物、鶏肉(皮なし)、レンズ豆その他の豆類などの、脂肪分の少ないタンパク質を選ぶようにしましょう。[9]
    • 体重1キロにつき、1日あたり0.8〜1グラムのタンパク質を摂取します。例えば、体重が59キロの人は、最低47グラムのタンパク質を摂る必要があります。[10]
    • 加工食品やハム製品などは避けるようにしましょう。
    • ガン治療を受けている場合は、推奨されるよりもさらに多くのタンパク質を摂る必要があるかもしれません。1日にどれくらいの量のタンパク質を摂取すべきか、専門の管理栄養士に尋ねてみましょう。[11]
  3. 3
    ビタミンB12と葉酸を含む総合ビタミン剤のサプリの摂取を検討する 何らかの疾患に対する治療を受けている間、食事を取るのが困難な場合は、総合ビタミン剤により栄養を補うことが可能です。治療を行っている途中の人は、管理栄養士や専門家によるアドバイスを受けることが大事です。[12]
    • ビタミンやミネラル類の中には、ガン治療において有害であったり、抗がん剤治療や放射線治療の妨げとなるものもあります。
    • セレニウムや亜鉛は、体内で白血球を生産する手助けとなります。[13]
    • ビタミン剤やサプリメントを摂取する前に、医師に相談しましょう。
  4. 4
    水をたくさん飲む 1日に少なくとも2リットルの水分を摂るのが理想です。細胞の機能と再生に、水は必要不可欠です。[14]
    • 嘔吐、下痢などの症状がある場合、または食事量が少ない場合には特に水を飲む量を増やすよう注意しましょう。抗がん剤治療や放射線治療を受けている場合は、理想的な水分摂取量について栄養士に相談してみましょう。
  5. 5
    運動量を減らす 免疫力が低下している時は、十分な休養を取ることが重要です。運動量が多すぎると、健康状態が悪化してしまう恐れがあります。1日の活動の中で休憩時間を十分に取り、必要のない活動内容は断りましょう。必要な時には遠慮せず人に助けを求めることも大事です。
    • 人に助けを求めても良いのだということを覚えておきましょう。
    • 自分にとって重要ではないことを頼まれても、安易に承諾するのはやめましょう。大事なエネルギーを使うための優先順位を上手くつけるようにします。自分がやりたくないことを頼まれた時には、「悪いけど、すでに用事があります」または、「すごく楽しそうだし、是非参加したいけれど、ちょっと今はタイミングが悪いので」など、断り方を工夫しましょう。
  6. 6
    十分な睡眠を取る 自身の健康について不安を抱えながら、質の良い睡眠を取ることは難しく思えるかもしれません。ですが、日常的に良い睡眠を取ることは非常に大事です。睡眠が足りていないと、白血球の数の低下に繋がり、健康状態を悪化させる可能性もあります。[15]
    • 入眠時間を決め、一緒に住んでいる家族などにそのことを伝えましょう。
    • 心の平穏を促すような入眠方法を日課にしましょう。例えば、できるだけ早くベッドに入る、温かいお風呂につかる、自宅の室内温度を下げる、照明を暗くする、読書や編み物などの心を落ち着ける行為を行う、などの方法があります。
    Advertisement

3の方法3:
衛生管理に気を使う

  1. 1
    抗菌ソープで丁寧に手を洗う 1日を通し、定期的にお湯で30秒間ほど手を洗うようにしましょう。トイレに入った後、人と握手をした後、ドアノブを触った後、その他、大勢の人が触れるものを触った後などは、特によく手を洗いましょう。食事の準備をする時は、調理開始前に必ず手をよく洗うよう気をつけます。[16]
    • 猫のトイレ、鳥かご、魚の水槽などを触ったり掃除するのは避けましょう。[17]
  2. 2
    毎日の入浴を心がけ、体を清潔に保つ 感染を予防するためには、体を清潔に保つのが一番です。体が汚れたと感じる時には入浴して綺麗に体を洗うようにしましょう。場合によっては、1日に複数回体を洗う必要性が生じることもあります。
    • 入浴またはシャワーを浴びた後は、清潔な服を身に着けましょう。お気に入りのパジャマやスウェットは毎日着たいと思うかもしれませんが、あまり頻繁に着てしまうと汚れる可能性があります。
  3. 3
    猫のトイレ掃除は避ける 猫のトイレには細菌やトキソプラズマという寄生虫が潜んでいる可能性があります。白血球数が低い場合には、トキソプラズマに感染する可能性が高くなり、結果としてさらに免疫力を弱める恐れがあります。猫を飼っている場合は、誰か他の人にトイレの掃除を頼むようにしましょう。[18]
    • 「あまり気が進まないかもしれないけれど、猫のトイレの掃除をお願いできますか?私は細菌感染を避けないといけないので」などの説明をしましょう。
  4. 4
    植物やペットには触れないようにする 土、溜まり水、清潔でない動物などには、細菌と病原菌の両方が潜んでいる可能性があります。このような菌に感染すると、病状回復の妨げになってしまいます。お見舞い品として植物やフラワー・アレンジメントなどを贈られた場合には、誰か他の人に手入れを頼みましょう。ペットを飼っているのであれば、その動物に触れる際には十分に注意を払うようにしましょう。屋外に出ることのあるペットは、グルーミングをしてもらった上で、ペットに触れた後には手や体を綺麗に洗いましょう。
    • 泥や土に触れる可能性のある、ガーデニングのような活動は控えましょう。
  5. 5
    温泉や銭湯は避ける 公衆浴場には多くの細菌が潜んでいる可能性があります。問題は、温水の熱とジェットバス(ジャグジー)による水泡の組み合わせにより、これらの細菌の危険性が高くなる可能性がある点です。温水の上部に浮かぶ湯気に細菌が含まれ、感染リスクのある細菌を鼻や口から吸い込んでしまうことがあります。白血球の数が低下している人の場合、公衆浴場での細菌感染のリスクが非常に高くなってしまいます。[19]
  6. 6
    混雑した場所を避ける 混雑した場所には病原菌が潜伏しがちです。デパート、映画館、レストラン、その他の混雑する場所へ赴くのは避けるようにしましょう。白血球の数が少ない人は感染症に罹患するリスクが高く、結果として健康に深刻な害がもたらされる可能性があります。
  7. 7
    切り傷、擦り傷、その他の怪我に気をつける 白血球数が少ない場合、ただの擦り傷や切り傷でも高いリスクを負うことになります。免疫力が低下している人がこのような怪我を負うと、深刻な感染症に罹患するリスクが高くなります。怪我をするような行動は控え、日常的に慎重な判断をするようにしましょう。[20]
    • 歯を磨く際には、歯茎から出血しないように十分に注意しましょう。
    • 食事の準備をする時には、野菜や肉を切る工程を誰かに頼みましょう。
    • 誤って切り傷を作ってしまわないよう、かみそりではなく電気シェーバーでムダ毛やひげの処理をしましょう。
  8. 8
    果物や野菜は食べる前によく洗う 昔は、白血球数の少ない患者は生野菜や果物の摂取は控えることが推奨されていましたが、現在ではこのようなアドバイスが患者にされることはありません。ただし、厚い皮のない果物や野菜はよく洗うのが賢明です。[21]
    • オレンジ、バナナ、メロンなどが、皮をむいて食べる果物の例として挙げられます。
    • 清潔な野菜用のたわしや冷たい流水を利用して野菜や果物を洗いましょう。
    • カット野菜のパッケージに「洗浄済み」と記載されていたとしても、ザルを使って流水で水を通すようにしましょう。
  9. 9
    冷蔵庫を衛生的に利用する 冷蔵庫内の温度が4℃以下になっていることを確認しましょう。要冷蔵の食品を1時間以上常温で保存することがないように気をつけます。有効期限を過ぎた食品や、カビや粘りが気になる食品は廃棄しましょう。[22]
    • 冷凍した肉類の解凍は、必ず冷蔵庫で行いましょう。
  10. 10
    料理に温度計を使用する 生、または十分に火の通っていない卵、肉類、魚類は避けるようにしましょう。このような食品を調理する際は、十分に火が通っているか確認するために温度計を活用しましょう。[23]
    • 牛肉や豚肉は71℃、鶏肉の場合は82℃が、火が通ったかどうかの目安になります。
    • 卵は、黄身と白身の両方が完全に固まるまで(液状部分がなくなるまで)火を通しましょう。低温殺菌された卵の白身を使うのが理想的です。マヨネーズやエッグノッグなど、卵を含む製品は低温殺菌されたものかどうか確認するようにしましょう。
    Advertisement

このwikiHow記事について

治験審査委員
この記事はLuba Lee, FNP-BCが共著しています。 ルーバ・リーはテネシー州に住む家庭医療を専門とするナース・プラクティショナー(一定レベルの診断や治療を行うことが許可されている上級看護師)です。2006年にテネシー大学にて 看護学修士号を取得しています。
カテゴリ: 健康
  1. http://www.cnn.com/2007/HEALTH/diet.fitness/11/14/cl.best.defense/index.html?_s=
  2. https://www.cancer.org/treatment/survivorship-during-and-after-treatment/staying-active/nutrition/nutrition-during-treatment/benefits.html
  3. https://www.oncologynutrition.org/erfc/eating-well-when-unwell/white-blood-count-diet/
  4. https://www.cancer.org/treatment/survivorship-during-and-after-treatment/staying-active/nutrition/nutrition-during-treatment/benefits.html
  5. https://www.cancer.org/treatment/survivorship-during-and-after-treatment/staying-active/nutrition/nutrition-during-treatment/benefits.html
  6. http://www.secondscount.org/heart-condition-centers/info-detail?cid=e9fece75-de89-4cc5-84a2-032eb7dfdf17#.WQdD-ckkpo4
  7. https://www.oncologynutrition.org/erfc/eating-well-when-unwell/white-blood-count-diet/
  8. http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/cancer/in-depth/cancer-treatment/art-20046192?pg=2
  9. https://patient.info/health/toxoplasmosis-leaflet
  10. http://time.com/3650083/hot-tubs-dangerous/
  11. http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/cancer/in-depth/cancer-treatment/art-20046192?pg=2
  12. https://www.cancer.org/treatment/survivorship-during-and-after-treatment/staying-active/nutrition/nutrition-during-treatment/weak-immune-system.html
  13. https://www.cancer.org/treatment/survivorship-during-and-after-treatment/staying-active/nutrition/nutrition-during-treatment/weak-immune-system.html
  14. https://www.cancer.org/treatment/survivorship-during-and-after-treatment/staying-active/nutrition/nutrition-during-treatment/weak-immune-system.html

この記事は役に立ちましたか?

はい
いいえ
Advertisement