病気の鳥の世話を家でする方法

共同執筆者 wikiHow編集チーム

飼育している鳥が病気になったら、できるだけ早く回復して元気になるように適切な処置をすることが大切です。鳥かごの細菌や排泄物など、病気を悪化させてしまうものを除去することである程度は改善できます。回復と病気の撃退にエネルギーを注げるように、鳥をできるだけ居心地の良い状態にしてあげましょう。正しい看病をしても良くなる気配がない時などに、いつ獣医の処置が必要か見極めるのも重要です。

3の方法1:
鳥の居心地を良くする

  1. 1
    鳥かごの温度を32℃位に保ちましょう。鳥を暖かくしてあげるのは病気を治すのに絶対に欠かせません。羽をフワッと膨らませて暖かい空気を身体の周りに蓄えようとしていたら、寒がっているのだとわかるでしょう。鳥が羽を膨らませていたらヒートランプ(加熱灯)で暖めるか、お湯を入れたボトルあるいは温熱パッドをタオルか毛布でまいて鳥かごの底に置きます。温度を約32℃前後に保つようにします。[1]
    • 温度計を鳥かごの中に置くか外側に掛けて、数時間ごとに確認します。
    • 鳥が発熱している時だけは暖めてはいけません。熱があるのに暖めすぎると羽を何度も上げて身体から離し、息づかいが荒くなります。
    • ヒートランプはどのペットショップでも購入できますが、通常はトカゲ類に使うのでその売り場にあるかもしれません。40~60ワットのグリーン電球が一番効果的です。
  2. 2
    できれば拡散した太陽の光を浴びられるようにしましょう。拡散光は明るいものの直射日光ほど強過ぎず、良い効果が得られます。ただし、このためだけに鳥かごを別の部屋に移動したりするのはやめましょう。もちろん太陽光は鳥に恩恵をもたらします。普段閉めているカーテンを開けたり、光が入りやすいように鳥かごの向きを変えたりしてみましょう。[2]
    • 直射日光ではなく必ず拡散光にし、鳥が暑くなり過ぎないように気をつけます。暑過ぎた時に入れる日陰を作ってあげるのも忘れないようにしましょう。
    • 太陽光からのビタミンDは鳥の気分を良くし、病気から回復しやすくします。

    ポイント: 薄いカーテンを窓につけて拡散光を作ります。シルクオーガンザか薄い綿のような半透明の生地が最適です。

  3. 3
    鳥がいる環境を霧吹き器や加湿器で加湿しましょう。鳥に呼吸器官の病気がある場合は湿度を上げることで呼吸をしやすくし気道を潤します。鳥かごの近くに霧吹き器や加湿器を置き昼夜通してつけておくようにします。[3]
    • 加湿器を湿度55%に設定するのが理想的です。これくらいに設定すると、カビを発生させることなく鳥に必要な湿度を与えることができます。[4]
    • 鳥が呼吸する時にゼーゼーあるいはカチカチというような音が聞こえたり、口を開けていたり、鼻水が出ていたら呼吸器官の病気の可能性があります。
    • 呼吸器官の病気でない場合は、加湿はさほど重要ではありませんが害にもなりません。

    ポイント:鳥の環境を快適な湿度に保つのに役立つ霧吹き器や加湿器を選びます。家の温度が低くなりがちな場合は暖かい空気が出るものを試してみます。高くなりがちな場合は冷たい空気が出るものを選んでみましょう。

  4. 4
    止まり木を鳥かごの低い位置に移動するか取り除いてしまいましょう。鳥は病気の時に止まり木から落ちてしまうことがよくあります。高い所から落ちてしまうストレスや、それでケガをする可能性を考えると良くありません。これを防ぐために止まり木は底から2~5㎝位の高さにするか、完全に取り除いてしまいましょう。[5]
    • 止まり木を低くしていても落ちるようであれば、とても具合が悪く命にかかわる病気の可能性もあるので、すぐに獣医の処置が必要です。
  5. 5
    届きやすい場所にエサと水を置きましょう。病気の時は身体を休ませる必要があるのに、エサや水が遠いと移動するのに体力を消耗してしまいます。病気の時に脱水症状になるのも大きな問題なので、いつでも水を飲める環境にしておくのが大切です。鳥が体力を使わずに飲んだり食べたりできるように、器をいつもいるお気に入りの場所の近くに置いてあげましょう。[6]
    • 止まり木をさげたら、エサと水も鳥がいつも好んで過ごす場所付近の床に置きます。
    • 目の周りの皮膚のシワは脱水症状の兆候です。
    Advertisement

3の方法2:
病原の可能性のある物を取り除く

  1. 1
    さらに具合が悪くなる原因にならないように鳥のエサを取り替えましょう。鳥が病気になったらすぐにエサを鳥かごから出します。ミレットスプレー、シード、果物、鳥かごの底に落ちているエサなどもすべてです。古くなったり汚れたエサが病気の原因になることが多いので、新しく買い替えたエサを鳥かごに置きましょう。[7]
    • 野菜などの腐りやすい食べ物は、鳥がそのまま食べ続けてしまうと病気の原因になります。
    • 品質の良いエサを与えたければ着色料や保存料、塩分を含まないシードとミレットのミックスを選びましょう。ミックスはバランスがとれていて色が悪かったりあせていないことを確認します。
  2. 2
    鳥かごは徹底的に清潔にしましょう。エサや排泄物が落ちている鳥かごの底は毎日掃除をします。底の敷物を取り除き、鳥に害のない洗浄剤で殺菌してから新しい敷物を置くと、簡単に掃除できます。また1日か2日おきに安全な洗浄剤で鳥かごの表面や中の物を拭いて、細菌が繁殖しないように、より念入りに掃除をします。 [8]
    • 鳥に害のない洗浄剤はペットショップやネットで入手できます。
    • 細菌をまき散らしたり、より具合が悪くなるのを防ぐために、鳥かごは常に清潔に保ちす。
  3. 3
    鳥かごのエサを毎日新しいものと取り替えましょう。病気が完治していなくても、鳥は新鮮な果物や野菜が食べたいかもしれません。ただし、その際は食べ残した果物や野菜は毎朝掃除をするようにし、鳥がゆっくり食べる時間も与えつつ、腐ってしまったりハエがよってくるまで長く置き過ぎないように注意することを覚えておきましょう。[9]
    • 種類によっては他より長持ちする果物や野菜があります。例えば切った果物のほうが緑の葉物野菜より早くいたみます。鳥かごの中にもう食べられなさそうなものをみつけたらいつでも取り除きましょう。
    • 鳥かごの底の汚れを最小限にするためにエサは少なめの量で回数を多く与えるようにします。
  4. 4
    ストレスを減らして鳥がリラックスして満足できるようにしましょう。鳥かごをノックしたり、慣れない環境に置いたり、鳥を触り過ぎたりしないようにします。寝ている時は起こさないようにし、家族がいる部屋に置いている場合はうるさくし過ぎないようにしましょう。病気の鳥が毎日合計で12時間の睡眠がとれる、落ち着く環境を作るようにします。[10]
    Advertisement

3の方法3:
獣医の処置を受ける

  1. 1
    病状が深刻そうな時は鳥を獣医に連れて行きましょう。鳥が病気になった際に、家で治そうとするのではなくすぐに獣医を受診した方が良い場合があります。鳥の病状が深刻ですぐに専門医の処置が必要だという兆候には以下のようなものがあります。[11]
    • いつもの様に動かない
    • 数分以上羽を膨らませている
    • フンが水っぽい等いつもと硬さが違う
    • 飲食の量が少ない
    • 止まり木にとまっていられない
    • 倒れる
    • 痙攣する
    • 息がしづらそう
  2. 2
    様子が一週間以上おかしい時は獣医に行き診断を受けましょう。いつ頃から体調が良くないか確認できるように、異変に気がついたら記録をつけておきます。家で一週間以上適切な看病をしても鳥の様子が改善しない時は獣医を受診しましょう。専門医の力を借りることができるのであれば、苦痛を長引かせる必要はありません。[12]
    • 鳥の容体は急変するかもしれないので、獣医に連れて行くのをためらい過ぎないように気をつけましょう。
  3. 3
    獣医の指示に従いましょう。獣医は鳥の病状を診察して診断を下します。原因がわかったら、食欲がない、あるいは脱水症状を起こしているなどの症状にあわせて薬や栄養剤を処方します。
    • 重篤な細菌感染など、治すのに獣医の治療介入が必要な場合があります。他にも鳥を飼っている場合うつってしまう可能性があるので、このような感染症は正しく治療することが特に重要です。

    ポイント:たとえ獣医の治療を受けていても、鳥かごを暖かくしたり脱水症状に気をつけるなどの補助的な看病は続けましょう。

    Advertisement

このwikiHow記事について

共著:
wikiHowスタッフ編集者
この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。
カテゴリ:

この記事は役に立ちましたか?

はい
いいえ
Advertisement