犬が外出後に室内で排尿するのを止める方法

共同執筆者 Pippa Elliott, MRCVS

飼い犬をトイレのために外に出したとします。ところが室内に戻った途端にまた排尿してしまった!このような事態は飼い主を困惑させ、苛立たせます。犬が外出後に室内で排尿するのには、健康上の問題(糖尿病、腎疾患)、不適切な躾など、様々な理由があります。[1] イライラを募らせる前に、飼い犬の誤った排尿習慣を正すため、様々な方法を試してみましょう。

3の方法1:
飼い犬と外に出る

  1. 1
    規則正しいトイレの時間を設けます。規則正しいトイレの時間は、適切な の鍵となる要素です。起床後、食後、就寝20分前など、決まった時間に外で排尿することを犬に教えるのです。特に子犬は膀胱の筋肉が弱く、トイレの場所を学習している段階なので、この訓練は重要です。[2]

    トイレの習慣は成犬にとっても重要です。子犬のときに適切に訓練されていない場合、成犬でも室内で排尿してしまうということを心に留めておきましょう。

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    室外で特定のトイレの場所を決めます。外に特定のトイレの場所を設けることで、飼い犬に室内ではなく室外で排尿することを教えます。裏庭があれば、犬にリードを付けて雨風をしのげる庭の一角に連れて行きます。その範囲の中で犬にトイレの場所を選ばせましょう。[3]
    • 犬がこの範囲内で排尿したり、或いはただ興味を示しただけでも褒めてあげましょう。
    • 既に犬に特定のトイレの場所がある場合や、裏庭が無い場合は、これはあまり重要ではありません。
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    犬と遊ばないようにします。犬と遊んでしまうと、排尿から完全に気がそれてしまいます。特に子犬は簡単に気が散ってしまいます。犬を外に出すときは、遊ばずに用を足させましょう。[4]
    • 飼い犬が排尿を終えるまで、静かに立っているようにしましょう。[5]
  4. 4
    犬が排尿を終えるまで、10~15分待ちます。膀胱が満杯でない限り、外に出てすぐには完全に排尿しきらないでしょう。膀胱の筋肉が緩み排尿するまで、しばらく時間がかかるかもしれません。また、子犬の場合はトイレへ行くことに意識を向けるまでに数分かかります。[6]
    • 飼い犬が数回排尿しても驚かないようにしましょう。完全に排尿しきるまで、何か所かで止まって用を足す場合があります。[7]
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    排尿したら犬を褒めます。排尿し終わったら言葉やご褒美で褒めましょう。そうすると、外で排尿するのは正しいことだという考えを植え付けられます。ご褒美をあげる場合は、排尿が終わるまで隠しておきましょう。先に見つけてしまうと、犬の気がそれてトイレに行かなくなってしまうかもしれません。[8][9]
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    排尿が終わってすぐに室内に戻らないようにしましょう。急いでいる場合、犬の排尿が終わり次第室内に戻りたいと考えるでしょう。しかし、犬はこれが外での「楽しい時間」を終わらせる合図だと捉えかねません。すると、楽しい時間を長引かせるために完全に排尿しきらず、室内に戻ってから出してしまうということが起こります。すぐに室内に戻るのではなく、排尿が終わった後も外で遊ぶ時間を余分に取ったり、散歩を続けたりしましょう。
    • 天気が悪い場合、外で余分に時間を過ごすのが必須だと考える必要はありません。犬もあなたと同様に部屋に戻りたいと思っているでしょう。
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3の方法2:
室内での失敗に対応する

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    飼い犬の顔を尿にこすりつけてはいけません。帰宅後に室内で排尿してしまう癖はなかなか抜けないかもしれません。繰り返し家の中で尿を見つけても、犬の顔を尿にこすりつけて罰してはいけません。躾として効果がないだけでなく、あなたに対する恐怖心を与えてしまいます。[10]
    • 犬は室内での排尿ではなく、あなたの目の前で排尿することが問題なのだと理解してしまうかもしれません。そのため、隠れた排尿場所を見つける可能性があります。[11]
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    その瞬間に躾けます。室内で排尿している場面を捉えたのでなければ、犬を怒ってはいけません。物事が起こった後に躾けようとしても、犬はなぜ怒られているのか理解できません。運良く犬が用を足している瞬間を目撃できたら、はっきり「駄目!」と言い、すぐに外へ出します。外で排尿し終えることができたら褒めましょう。[12]
    • 犬に大声で叫んだり怒鳴ったりしてはいけません。
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    尿の臭いを取り除きます。犬が家の中で尿の臭いを嗅ぐと、またその場所で排尿してしまいます。尿の臭いを完全に取り除くには、ペット用の酵素系洗剤を使い、尿のアンモニアを分解させましょう。通常の家庭用洗剤では尿の臭いは消えません。[13]
    • アンモニアのせいで尿は非常に強い臭いを放ちます。
    • 掃除して完全に乾くまで、尿のあった部分に犬が近づかないようにしましょう。
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3の方法3:
排尿の問題について理解する

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    室内で排尿する原因を調べます。犬は嫌がらせとして室内で排尿するわけではありません。[14]むしろ、糖尿病といった健康上の問題がある可能性もあります。糖尿病になると水分の摂取量が増え、トイレの頻度が増えるのです。 [15]本来外で排尿すべきだと分かっているのに、室内に戻ってからももよおしてしまうのかもしれません。
    • 子犬が外から戻った後に室内で排尿してしまうのには、膀胱の筋肉が弱いこと、どこで排尿すべきか完全に理解できていないことなど、いくつかの理由があります。
  2. 2
    獣医に診察してもらいます。外から帰ってきた後に室内で排尿するのが続く場合、犬を獣医に連れて行きましょう。獣医は犬を診察し、検査(血液検査、尿検査)により排尿問題に医学的な原因がないか調べてくれます。なぜ室内で排尿してしまうのか、理由が分かれば解決策を検討できます。[16]
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    必要に応じて医学的治療を受けます。飼い犬が健康上の問題により室内で排尿してしまう場合、治療で解決できるでしょう。例えば、獣医は糖尿病や腎疾患に対する治療計画を提案してくれます。犬の弱った膀胱の筋肉に効く薬もあります。
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ポイント

  • 外出後に室内で排尿してしまう飼い犬の習慣を改善するには時間がかかるかもしれません。自分の犬に忍耐強く接しましょう。
  • 子犬の場合、成長に伴って膀胱の筋肉を上手に調節できるようになっていきます。
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このwikiHow記事について

この記事はPippa Elliott, MRCVSが共著しています。 獣医であり、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるエリオット医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得してます。エリオット医師は生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。
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