日焼けした頭皮に対処する方法

共同執筆者 Chris M. Matsko, MD

日焼けは多くの人に発生する問題であり、毎年約42%の人が日焼けの影響を受けています。[1] 日焼けをするのはよくあることですが、日焼けをすると、一生のうちに皮膚がんを発症する確率が5倍になります。服や日焼け止めで保護されていない状態の肌に、UVAやUVBなどの太陽からの紫外線が当たると、肌は日焼けします。健康のために、1日およそ20分間日光を浴びてビタミンDを生成する必要があるものの、それ以上浴びてしまうと日焼けのリスクが上昇します。ビーチなどの屋外で余暇を過ごす前には日焼け止め対策を行いますが、頭皮への対策はついつい忘れがちになってしまいます。普通の帽子や日よけ帽子をかぶるだけで、頭皮の日焼けを防ぐことができます。

2の方法1:
自宅で日焼けのケアをする

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    ぬるま湯か冷水のシャワーを頭皮にあてる 日焼けした頭皮にぬるま湯のシャワーを浴びると気持ちが悪いかもしれませんが、お湯を熱くすると不快感が増します。頭皮が日焼けしている時に髪の毛を洗う場合は、シャワーの温度を下げることで、お湯で洗うよりも不快感を緩和できます。
    • また、シャワーを浴びる際に、水で濡らしたタオルを頭に巻くことで、不快感を和らげることもできます。
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    硫酸塩を含むシャンプーの使用を避ける 日焼けした頭皮は、回復するために大量の水分を必要とします。硫酸塩は多くのシャンプーに使われている塩(えん)であり、頭皮の水分を奪って状態を悪化させてしまいます。日焼けした頭皮の回復中は、シャンプーの成分表示を確認して、硫酸塩が含まれていない物を使用するようにしましょう。[2]
    • 18-MEA配合のシャンプーやコンディショナーを使用するようにしましょう。18-MEAは、日焼けによるダメージを受けた頭皮に水分を供給するのに役立ちます。[3]
    • ジメチコーンを含むコンディショナーの使用も避けましょう。ジメチコーンは、シリコンの一種であり、毛穴を塞いで熱を頭皮に閉じ込めてしまう恐れがあるため、症状の悪化や不快感をもたらす場合があります。
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    ヘアドライヤーやヘアアイロンを使用しない ヘアドライヤーやヘアアイロンなどの熱を利用するヘアスタイリング器具も、日焼けした頭皮に不要な不快感をもたらします。[4] ヘアドライヤーやヘアアイロンなどから発せられる熱によって、頭皮がさらに乾燥して状態が悪化します。そのため、日焼けが治るまでの約1週間程度は、こうした器具の使用を控えましょう。[5]
    • ほとんどのスタイリング剤には日焼けした頭皮を刺激する可能性のある化学薬品が含まれています。そのため、日焼けが治るまでは、スタイリング剤の使用も最小限にとどめましょう。
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    頭皮に冷却パックをあてる 髪が長くて量が多い人は、この方法を行いづらいかもしれませんが、頭皮に冷却パッドを当てることで、頭皮を冷やして不快感を緩和することができます。[6]
    • 冷たいスキムミルクをタオルなどに染み込ませて頭皮にあてる方法は、広く行われている家庭療法であり、これを推奨している医師もいます。[7] 冷気が傷みを和らげることに加えて、スキムミルクに含まれるタンパク質は不快感を低減するのに役立ちます。[8] ただし、スキムミルクで頭皮を冷やした後は、すぐに水で洗い流す必要があるかもしれません。
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    日焼けした部分周辺の頭皮を保湿する 保湿剤も日焼けした頭皮を冷やして痛みを和らげるのに役立ちます。アロエジェルやヒドロコルチゾンなどが配合された保湿剤を塗ると痛みが軽減するかもしれません。[9] ココナッツオイルも日焼けの痛みを緩和するのに役立つ安全な保湿剤です。ビタミンEとCには、日焼けによる頭皮へのダメージを抑制する作用があるため、これらが配合された製品を使用するとよいでしょう。[10]
    • ココナッツオイルが髪の毛から頭皮に浸透していくと、日焼けの痛みが和らぐかもしれません。ただし、オイルであるため、使用中は髪がべたついて見えます。
    • リドカインやベンゾカインは代表的なアレルギー物質であるため、これらを含むアフターケア製品は使用しないようにしましょう。他の保湿成分を含む製品にも同様の効果を得られるものがあります。[11]
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    しっかりと水分補給をする しっかりと水分補給をすることも肌の保湿に効果的です。日焼けした頭皮の回復中には、1日あたり最低コップ8杯の水を飲み、体にじゅうぶんな水分を蓄えましょう。[12]
    • 十分な水分補給ができているかを判断するには、尿の色を見るのが簡単です。適切な水分補給ができている場合は、尿は透明またはとても薄い黄色です。[13]
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    市販の痛み止めを服用する イブプロフェンやアセトアミノフェンなどの市販の痛み止めも日焼けの痛みを和らげるのに役立ちます。[14]必ず、箱やラベルに記載の用法、用量を守って服用しましょう。
    • 日焼けをしたのが小児である場合は、アスピリンを含む痛み止めを与えてはいけません。小児がアスピリンを服用すると、命の危険にかかわるライ症候群と呼ばれる症状を発症する危険性があります。[15]
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    頭皮をそれ以上日光にさらさない 日焼けした頭皮の回復中には、それ以上日光があたらないようにしましょう。[16]そのために、帽子をかぶるのはよいですが、頭に熱がこもりやすい帽子や、きつくて頭を締め付ける帽子ではなく、ゆったりとしたサイズの帽子を選びましょう。
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    水膨れをいじらない ひどい日焼けをして頭皮に水膨れができた場合は、それを触ったり、つついたりしてはいけません。日焼けでできた水膨れを潰すことは、頭皮に感染症を引き起こす原因となり、結果的に傷が残ってしまいます。[17] 水膨れの部分に直接保湿剤を塗らないようにして乾燥を保ち、自然に治癒できるようにしましょう。[18]
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2の方法2:
医師に相談すべきタイミングを把握する

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    目まいや気が遠くなる症状を自覚する 日焼けに伴う合併症が発生する可能性に注意しましょう。日焼けが頭皮だけに限定されるのであれば、あまり起こらないかもしれませんが、特に、日光に長時間さらされた場合には、熱中症などの合併症を発症する危険性が高まります。[19] 炎天下で過ごした直後に目まいや気が遠くなる症状を感じた場合は、日陰の涼しい場所で休憩して、以下のような病院に行くべき他の症状が出ていないかを確認しましょう。[20]
    • 心拍数や呼吸回数が増加している
    • 極度に喉が渇く
    • 尿が出ない
    • 目がくぼんでいる
    • 冷や汗が出る
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    体温を測定する 高熱は熱中症の症状のひとつであり、医師による治療を必要とします。[21]体温が40度以上になった場合には、すぐに病院で治療を受けましょう。[22]
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    水分補給ができる体調であるかを確認する 炎天下で過ごした直後に吐き気を催す場合があります。嘔吐をしてしまい、水分補給が不可能な場合は、病院で点滴を受けて脱水症状を防ぎましょう。[23]
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ポイント

  • 頭皮を日焼けしてから最初の数日間は髪をとかす際に痛みを感じるかもしれません。いつも以上に優しく髪をとかすようにしましょう。
  • 長時間日光にさらされる場合には、常に帽子をかぶるようにしましょう。
  • 通常の日焼け止めクリームは頭皮に塗るのが難しいですが、頭皮用のスプレータイプの日焼け止めも販売されています。
  • 使用中の薬が光線過敏症を引き起こさないかを確認しましょう。問題がなければ、ある程度は日光を浴びても大丈夫かもしれません。
  • 午前10時から午後4時までの日差しが強い時間帯には、日光を浴びないようにしましょう。
  • 髪が長い場合は、頭皮が日焼けをした後に、きつく結ぶと痛みを感じる恐れがあることに注意しましょう。
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注意事項

  • 日焼けによる水膨れが発生している場合は、通常よりも重い症状の日焼けであるため、医師の診察を受けた方がよいかもしれません。[24]
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このwikiHow記事について

家庭医(かかりつけ医)
この記事はChris M. Matsko, MDが共著しています。 クリス・M・マツコ医師はペンシルバニア州在住の内科医です。マツコ医師は2007年にテンプル大学医学部から医学博士号を授与されています。
カテゴリ: 髪とネイル

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