新型コロナウイルスを特定する方法

共同執筆者 Erik Kramer, DO, MPH

新型コロナウイルス (SARS-CoV-2:新型コロナウイルス感染症(COVID-19、旧称2019-nCoV)を引き起こすウイルス)の流行がニュースになり、自分も感染するのではないかと不安に思っている人もいるでしょう。感染が全世界的な拡大を見せていることは事実ですが、大抵の場合それほど心配することはありません [1]しかし、何らかの症状が出た場合は軽く考えないことが大切です。コロナウイルスに感染した疑いがあれば、他の人にうつさないように家に留まり、治療が必要かどうか医療機関に相談しましょう。

3の方法1:
症状を調べる

  1. 1
    咳などの呼吸器系の症状をチェックする 新型コロナウイルス感染症は呼吸器疾患なので、主な症状は咳です。咳と共に痰が出ることも、そうでないこともあります。しかし、アレルギーや新型コロナウイルス感染症以外による咳もありますので、あまり心配しすぎないようにしましょう。咳が新型コロナウイルスによるものだと思われる場合は、医療機関に連絡しましょう。[2]
    • 周りに病気の人がいなかったかどうか考えてみましょう。もしいれば、その人が感染していたウイルスをうつされた可能性が高いと言えます。明らかな症状が出ている人にはまず近寄らないようにしましょう。
    • 咳が出る場合、免疫系不全、65歳以上の高齢者、新生児、子供、妊婦、免疫抑制剤の投与を受けている人など、合併症の危険が高いハイリスク者に近づかないようにしましょう。
  2. 2
    発熱があるか、体温を測定する 発熱はコロナウイルスの主な症状です。感染が心配であれば、必ず体温をチェックしましょう。38.0 °C以上の熱があればコロナウイルスもしくはそれ以外の感染症の可能性があります。[3] 発熱が認められた場合は、医療機関に相談しましょう。[4]
    • 熱がある場合は人にうつす可能性があるので、人との接触を避けましょう。
  3. 3
    息切れや呼吸困難などの症状があれば医療機関に連絡する 新型コロナウイルスは重篤な症状である呼吸困難を起こすことがあります。呼吸がしにくい場合は直ちに受診するか、救急車を呼びましょう。重篤な感染症を起こしている可能性があります。[5]
    • 呼吸器の症状にはさらなる治療が必要かもしれません。息切れなどの症状が見られたら必ず受診しましょう。

    ポイント: 2019年に中国で始まった新型コロナウイルス感染症では、肺炎を起こしている患者も見られます。呼吸器の症状が出ている場合、迷わず受診しましょう。[6]

  4. 4
    喉の痛みと鼻水は新型コロナウイルス感染症の症状ではない 新型コロナウイルスは呼吸器感染症ですが、その主な症状は咳、発熱、息切れで、大抵の場合喉の痛みと鼻水は起こりません。喉の痛みや鼻水が出る場合は、一般的な風邪やインフルエンザなどの感染症である可能性が高いと考えられます。医療機関で確認しましょう。[7]
    • 体調が悪くなれば「新型コロナではないか」と不安になる気持ちは理解できます。しかし、発熱、咳、息切れ以外の症状が出ているのであれば心配する必要はありません。
    広告

3の方法2:
きちんと診断を受ける

  1. 1
    感染が疑われる場合、医師に連絡する 医師に新型コロナウイルス感染症のような症状が出ていることを告げ、検査に行く必要があるかどうか尋ねましょう。家で休むように勧められるかもしれませんが、病院で検査を受け、感染の可能性を確認するように言われるかもしれません。感染を拡大することなく回復できるよう、医師の指示に従いましょう。[8]
    • コロナウイルスの治療薬はないので、治療薬は処方してもらえないことを覚えておきましょう。

    ポイント:最近(特に中国[9]、韓国[10]、イタリア[11]、イラン[12]もしくは国内[13])旅行をしたり、調子の悪そうな人や動物と接触したことがあれば医師に告げましょう。新型コロナウイルス感染かどうか確認するのに役立ちます。[14]

  2. 2
    医師の推奨があれば検査を受ける 病院では鼻から綿棒を入れて粘膜を取る迅速検査や血液検査が行われます。こういった検査で他の感染症の可能性が排除されれば、新型コロナウイルスの感染が疑われます。正しい診断を下せるように、迅速検査や血液検査を受けましょう。[15]
    • いずれの検査も痛くはないはずですが、少々の不快感はあるかもしれません。

    知っていましたか?病院で検査が必要であると判断されれば、おそらく隔離され、保健所に届出がされた後、地方衛生研究所または国立感染症研究所で検査が行われることになります。また、保健所は都道府県や国とも連携しながら、必要に応じて積極的疫学調査を実施します。[16]

  3. 3
    息切れがある場合は、救急治療を受ける 気にしすぎることはありませんが、重篤な新型コロナウイルス感染症は肺炎などの合併症を引き起こすことがあります。呼吸困難がある場合は病院もしくは救急病院へ行きましょう。一人の時は助けを呼んで連れて行ってもらうか、救急車を呼びましょう。[17]
    • 呼吸器の症状が出た場合は、合併症の可能性があります。回復のために必要な治療を病院で受けましょう。
    広告

3の方法3:
コロナウイルスの治療をする

  1. 1
    人にうつさないよう、家から出ない 呼吸器症状がある場合は、人にうつす可能性があるので、調子が悪い間は家から出てはいけません。体調が回復するまで家でゆっくり快適にしていましょう。さらに、病気だから家に来ないようにと周りの人に伝えましょう。[18]
    • 病院に行く際はマスクを着用し、ウイルスの拡散を防ぎましょう。
    • いつ普通の生活に戻っても良いか、医師に確認しましょう。14日間程度は人に感染させる可能性があります。[19]
  2. 2
    ゆっくり休んで回復を助ける 自分でできる治療は、身体が感染症と闘っている間、ゆっくりと休むことです。ベッドに横になるか、ソファにクッションをいくつか重ね、上半身を預けて横たわります。さらに、寒くないように毛布も用意しましょう。[20]
    • 上半身を起こしておくと、咳の発作を予防できます。クッションがあまりない場合は毛布やタオルを折りたたんで使い、上半身を起こしましょう。
  3. 3
    市販の鎮痛・解熱剤を服用する コロナウイルス感染症ではよく身体の痛みや発熱が見られます。ありがたいことに、これにはイブプロフェン、ナプロキセン、アセトアミノフェンなどの市販薬が効果を発揮します。市販の鎮痛・解熱剤を服用してもよいかどうか、医師に確認しましょう。そして製品に記載された使用上の注意に従って服用しましょう。[21]
    • 15歳以下の子供や中高生にアスピリンを与えてはいけません。ライ症候群と呼ばれる重篤な疾患を引き起こすことがあります。
    • 薬があまり効かなかったとしても、ラベルに記載された以上の量を摂取してはいけません。
  4. 4
    加湿器で気道を楽にし、痰を切れやすくする 感染すると、おそらく痰が出るでしょう。それには加湿器が効果を発揮します。加湿器の蒸気で喉と気道が潤い、湿気により痰が切れやすくなります。[22]
    • 使用上の注意を守り、安全に使用しましょう。
    • 誤ってカビが混入しないように、加湿器は使用するたびに石鹸と水で洗いましょう。
  5. 5
    水分をたくさん摂り、回復を助ける 水分は体が感染症と戦う助けになり、また痰を切る働きもあります。 水、お湯、お茶などを飲み、水分補給しましょう。さらに、だし汁などで水分の摂取量を増やしましょう。[23]
    • 喉の痛みを抑えるには温かい液体が最適です。お湯やお茶にレモンを絞り、はちみつをスプーン1杯入れてみましょう。
    広告

ポイント

  • コロナウイルスの潜伏期間は2~14日程度です。そのため、感染した直後には症状は出ません。[24]
  • 感染の拡大を防ぐために、新型コロナウイルス感染症が発生した国から来た旅行者の健康チェックが世界中の空港で行われています。[25]
広告

注意事項

  • コロナウイルスに感染すると重篤な合併症を起こすことがあります。そのため、息切れや症状の悪化を感じたら病院で診察を受けましょう。[26]
  • アメリカ疾病管理予防センター(CDC)によると、はっきりとした症状が出ていない人からも新型コロナウイルスが感染する可能性があるということです。そのため、新型コロナウイルス感染症にかかった人の近くにいた人との接触は特に慎重に行った方がよいでしょう。[27]
広告

動画
このサービスを利用すると、一部の情報がYouTubeと共有される場合があります。



このwikiHow記事について

この記事はErik Kramer, DO, MPHが共著しています。 かかりつけ医のクレイマー医師は、コロラド大学にて内科疾患、糖尿病、体重管理の治療を専門的に行っています。2012年にタウロ大学ネバダ校整骨医学部にて博士号を取得。
カテゴリ: 健康
記事のサマリー

コロナウイルスに感染した可能性がある場合に、どのように行動すればいいかをご説明します。まず、現在出ている症状を確認します。コロナウイルスは呼吸器感染症の一種で、主な症状には咳や鼻水があります。また、頭痛、喉の痛み、発熱も見られるかもしれません。このような複数の症状が出ている場合は医療機関で検査を受けましょう。WHO、世界保健機関によれば、コロナウイルスに感染すると息切れや呼吸困難を起こすことがあるということです。息が苦しい場合は直ちに救急外来などを受診しましょう。もちろん、先ほどのような症状は、コロナウイルスほど深刻ではない風邪やインフルエンザなどの呼吸器感染症の症状である可能性もあります。しかし、コロナウイルスに感染した疑いがあれば、直ちに医療機関に連絡し、受診が必要かどうか相談しましょう。アメリカにお住まいの方はアメリカ疾病管理予防センターにて2019新型コロナウイルスの検査を行っています。日本では、全国の保健所などに設置されている「帰国者・接触者相談センター」に電話で連絡してください。

この記事は役に立ちましたか?

はい
いいえ
広告