支配的・操作的な関係を認識する方法

異常で、最終的に有害と成り得る恋愛関係に本来の自分を見失っていませんか?昔からの友人が離れていったり、家族から「人が変わったようだ」と心配されていませんか?あなたらしさと強さを取り戻す前に、自分の身を置いている現在の恋愛関係が、あなたから何かを奪っていないか考えてみましょう。もしそうであれば、こうした破滅的なサイクルから抜け出しましょう。

2の方法1:
操作的な人間を認識する
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    パートナーの虐待的、操作的な兆候を観察する 下記の箇条書きのポイントを読みましょう。パートナーを守ろうとせず、率直に答えるようにしましょう。「いつもそういう態度ではないから」や「1~2回しかこういうことはなかったから」等とかばう必要はありません。1回でも起こっていればすでに問題です。イエス・ノーのシンプルな回答で充分です。イエスが3~4個ついている場合はこの関係から脱出し、あなたを尊重してくれるような人を探しましょう。あなたの現在のパートナーは下記の点に当てはまりますか?[1]
    • あなたの友人や家族の前であなたに恥をかかせたり、あなたを馬鹿にする。
    • あなたの成功をけなしたり、何かを達成することを阻もうとする。
    • あなたには決断力がないと思わせる。
    • 脅し、罪悪感、脅迫といった手段であなたを自分に従わせようとする。
    • 着てよい服、着てはいけない服を指図する。
    • 髪形に対しても指図する。
    • 自分なしでは、あなたには何も残されていない、同様にあなたがいなければ自分は何もできない、とあなたに思わせる。
    • 掴む、押す、つねる、突き飛ばす、殴る等、同意無しにあなたを乱暴に扱う。
    • 夜間に何度も電話をしたり、突然現れたりして、あなたが予定について嘘をついていないか確認する。
    • ドラッグやアルコールを、傷つけたり虐待する行為の言い訳にしている。
    • 自分の行いや態度の原因はあなたにあると責める。
    • あなたが望んでいない性的な行いを強要する。
    • この関係から抜け出ることはできないとあなたに思い込ませる。
    • 友人や家族と会う等、あなたが望むことができないよう阻む。
    • 喧嘩をした後、あなたがその場を離れないよう阻んだり、逆に「反省」させるためにどこかに置き去りにする。
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    パートナーが以前に起こしたトラブルや噂に注意を払う 同じ出来事について複数の異なった説明を耳にしませんでしたか?友人から、パートナーに関するこれまで知らなかったことやパートナーが全否定するようなことを聞きませんでしたか?半端な真実や、選択的な記憶が存在する場合、それはパートナーがあなたから真相を隠そうとしていることを意味しています。この兆候は操作的な人を認識する際の重要なフラグなので、根底を探るようにしましょう。
    • 誰かに支配されたり操作されている時、真っ赤な嘘ではなく半端な真実や、事実の省略といった手法が主に用いられます。一旦立ち止まって、何かがおかしいと考えるには充分であるものの、関係全体を見直すに至るほどおかしいとは感じさせないという手口です。
    • もしこうしたことが何度も起こっているのであれば、立ち止まり、このような反応が相手から返ってきたことは初めてではないと自分に言い聞かせましょう。パートナーが言っている内容と友人が言っている内容の差異を分析しましょう。異なる点が多々ある場合、パートナーに問いただしてみましょう。満足な答えが返ってこなかった場合は、思い切って関係について考え直しましょう。
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    あなたと友人とが引き離されそうになっていても親密な関係を維持する 友人や家族から引き離すことで、パートナーはあなたに対する支配を強めようとします。また、こうした人間は悪質な為、友人や家族と距離をおいたのは「あなた」自身の決断だと思い込ませるでしょう。もし相手があなたの友人について陰で頻繁に悪く言っていたり、あなたの家族を馬鹿にしたり、あなたが友人と外出しようとするたびに大騒ぎをしているのであれば、このような関係は終わりにして前に進みましょう。
    • 支配的な人間は緊張関係や争いを好みます。周囲の人を追い込み、受動攻撃的な態度をとり、争い事を始めたりして事を荒立てていきます。その次に、まるでランプを壊してしまって立ちすくんでいる「無垢な」子供のように、自分にはどうしようもないことだとあなたの友人や家族を責めるのです。
    • 身の回りの家族や友人とパートナーとの間に争いごとが多すぎる、とあなたが感じるようになると相手もあなたを操作しやすくなります。そう長くかからないうちに、パートナーの他にあなたが頼れる人はいなくなってしまうでしょう。
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    過度の嫉妬や執着心を示す パートナーがあなたを守ろうとしているのであれば、それは愛情表現として受け取ることもできます。ただし、異常なほど過保護な場合は逆に恐ろしく、悩ましい問題となります。あなたが時間通りに帰宅しなかった時、あるいは何らかの用事で外出した際、尋問されていませんか?なぜ他の人と会話をしていたのかと執拗に尋ねられることはありませんか?友人と一緒の時間を過ごすと、もう自分たちの関係はどうでもよくなったのかとパートナーに責められませんか?
    • 多少の嫉妬心は自然な反応です。時にかわいいと感じることもあるでしょう。ただし相手の嫉妬心であなたの日常的な人間関係が左右されるのは好ましくありません。嫉妬とは相手があなたのことを信用していないことを意味しています。信用されていないのであれば、付き合う価値のある相手ではありません。
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    ダブルスタンダードを簡単に適用し、勝ち目がない パートナー自身が2時間帰宅が遅れることには何の問題もないのに、あなたが数分遅れると攻撃されるということはないでしょうか?同様に、パートナーが他の人と「親密そう」にしていても平然と無実を装う一方で、あなたが誰かに挨拶をするだけで浮気を責められるということはありませんか?あなたが貯金をしているとケチ呼ばわりをされ、出費をすると浪費家と呼ばれていませんか?何をしても、あなたが悪いと責められてしまう状態を許してはいけません。こうした接し方はあなたを混乱させようとするゲームに過ぎず、支配的、操作的な人間関係で頻繁に見受けられます。このような状態ではあなたに勝ち目はないので、ゲームに参加しないことが一番の得策です。関係を断ちましょう。
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    うわべだけを装った優しい態度は無視する 操作的な人には、到底受け入れられないような行動を取ったあとに、許しを請うというパターンが見受けられます。自分が悪かったということに気づいた、二度とこんな扱いはしない、といった内容の約束をします。その時は心がこもっていて説得力があるように見えてしまいますが、これがまさに操作的な人の常とう手段です。こうした人は、思いやりがあり優しさに満ちたあなたのことを利用し、その優しさを武器にあなたを苦しめます。あなたをうまく信用させて従順にさせたと分かった途端に悪い行いが再発するでしょう。そしてまた詫びて水に流し、同じ行動を繰り返すのです。
    • 特に、あなたが「これ以上我慢する気はない」と伝えた場合には、自分が変わるためにあなたの助けが必要だと涙を流しながら訴えてくるかもしれません。高価なプレゼントを贈り、再びあなたの心を奪おうとするかもしれません。もう一度チャンスを与えるかどうかは、あなた自身が判断することです。あなたの信頼を再び裏切るようなことがあれば、無意味なやり取りは最小限にとどめ、あなたの日常からこうした人間を排除しましょう。
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2の方法2:
自分を最優先する
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    痛みを伴う結果になるとしても自分に正直になる これは楽しい経験にはなりません。支配的な関係に楽しさはそもそも存在しないのです。それでも、自分の心の中の不快な気持ちや不安に深く切り込んで行かなければ、問題を理解できないままでしょう。この関係は健全ですか?不健全ですか?出来る限り客観的になり、付き合い始めた頃から今まで、どのように関係が変化してきたのかを分析してみましょう。
    • 性的な関係はあなたの判断を鈍らせるということを正直に認めましょう。こうした側面は直ちに考えから取り除きましょう。そもそも、セックスだけが理由で付き合うということ事態が望ましくありません。相手にどれほど肉体的な魅力があるかは、この際関係ありません。
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    相手があなたをどのような気持ちにさせるか考える あなたの人生で最も大切なのは、あなた自身であるはずです。自分の心にある感情を、価値が無い、見方が偏っている、あるいは保守的すぎるといった理由で無視をするのはやめましょう。今の関係について気持ちが晴れないのは、相手からまともに扱われていないからです。こんな関係から脱出しましょう。これ以上何も言えることはありません。特に下記のような気持ちを抱えている場合、早く関係を終わらせましょう。
    • 相手がどのような態度をとるか、どのような反応をするか恐れている。
    • 相手の感情は自分が原因だと思っている。
    • 周囲の人に対して、相手がとった行動の言い訳をして正当化している。
    • 相手ではなく全部自分が悪いと思っている。
    • 争いの原因となったり相手を怒らせるようなことを避けている。
    • 相手は自分といても幸せであることはないと思っている。
    • 自分が望むことではなく、相手が自分に望むことを優先している。
    • 別れた後に相手がどのような行動をとるのかを恐れて関係を続けている。
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    その他の人間関係も見つめなおしてみる 相手の名前が会話にあがる度、家族や友人との雰囲気に緊張感が走るということはありませんか?逆に、家族や友人を話題にすると、パートナーが不機嫌になっていませんか?あなたのことを気にかけている人全てが、この関係のことを心配していたり、パートナーによって引き放されたりしている場合は特に危険です。
    • 相手はあなたの長所と短所のどちらを引き出していると感じますか?あなたは素晴らしい人間です。どのような時でも自分を大切にしなければなりません。しかしこのような気持ちになれない場合、支配的な人間から発せられる負のエナジーが巧みな操作の中にあなたを引き込んでいる可能性が非常に高いと言えるでしょう。
    • あなたの家族や友人に対して、この人がどのように振舞うのか注意深く観察しましょう。特に、反感を抱かれたり、言い返されたり、頻繁にけなされた時に相手がどのように対応しているか、深く見てみましょう。
    • 友人や家族は無視したほうが楽だと決めた時、支配的なモンスターが勝利します。このような有害な人間関係を清算する時です。
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    たとえ恋をして周りが見えなくなっていても相手の振る舞いを正当化しない 恋に落ちるのは悪いことではありませんが、いつまでも盲目なままでいるわけにもいきません。夢見がちの状態で恋をしていると、友人や家族が目を覚ますように忠告していても、都合よく警告サインから目をそらすようになってしまいます。身の回りで起きていることについて自分だけの時間をもって理解する必要があるでしょう。どのような方法でも良いので数日間相手から距離を置いて、次のような点を自問してみましょう。
    • 相手の自分に対する振る舞いについて、なぜかあなたが周囲に詫びたり正当化していることはありませんか?そもそも、このようにかばう必要があってはいけません。周囲から見てもなぜこの人と一緒にいるのかが明らかに分かるくらいに相手も良い人間である必要があります。
    • 周囲の人に何か隠し事をしていませんか?プライバシーはもちろん大切ですが、こうしたモンスターの存在を隠してはいけません。隠し事をするのが問題なのではなく、そもそも付き合っている人間があまりにひどいため隠さなければいけないという事実が問題なのです。
    • あなたが望むことでなく相手があなたに望むことを常に優先していませんか?自分以外にあなたの人生を管理する人が欲しいので誰かと付き合うのですか?それは違うでしょう。あなた自身の意見を持つ権利があり、その意見を尊重される権利があります。これを守れない人のことは忘れてしまいましょう。
    • 古い友人や家族と疎遠になっていませんか?あなたがどれほど恋をしていても、新しい相手のために昔からの友人を断ち切らなければいけないと感じている状態は間違っています。こうした相手は、より簡単に支配するためにあなたを孤立させようとしています。あなたの友人や家族を侮辱するような発言をしているのであれば特に危険な兆候です。
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    誰かを愛した自分を責める必要はないと気づき、直ちに関係を清算する このような支配的な人間は表面上のみで魅力的だったのだと気が付きましょう。惹かれてしまった自分を責める必要はありません。こうした人間の多くが知力と魅力の双方を絶妙なバランスで兼ね備えていて、こうした要素を駆使して他人を操作するのです。このような人間は、あなたの人生から捨て去ってしまうのが一番です。彼(彼女)はあなたの時間に値しない浅い人間で、それは他でもなく彼(彼女)自身の責任です。支配しようとしたのは、あなたがより優れた人間だったからです。そんな自分に胸を張り、このような毎日から脱しましょう。
    • このような人間はあなたが抱いた愛情を利用して、あなたをこの関係の中に閉じ込めようとしているのだと認識しましょう。支配的な人を愛した自分を責める必要はありません。あなたの感情を道具として扱った相手が責められるべきでしょう。
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ポイント編集

  • 自分まで嫌な冷たい人間にならないようにしましょう。現状から逃げるために自分もひどい人間になる必要はありません。自分とは縁がなかったと考え、関係を断ちましょう。それ以上に何も言うことはありません。この記事で紹介した危険信号の全てを相手に指摘する必要もありません。こうしたタイプの人間は自分で認識することはないでしょう。ある意味、動物に歌を習わせようとしているようなものです。分からせようとするだけ時間の無駄で、無理強いをされた動物のほうも機嫌が悪くなるだけです。
  • このような操作的な人間が脅しをかけてきたのであれば、脅しを真剣に受け止め、身の安全を確保する手段を考えましょう。あなたを支配しようとする人間の恐ろしさを過小評価してはいけません。助けが必要だと感じた際は、ホットラインやシェルターに連絡を取りましょう。
  • 友人や家族に打ち明けましょう。これまで距離を置いていたこと、あなたのパートナーに抱いていた非好意的な意見を無視していたことを謝罪しましょう。耳を傾けていればよかったということをきちんと伝えましょう。怒りや傷ついた気持ちを全て吐き出しましょう。友人や家族は親身になって聞いてくれるはずです。関係は終わったと伝えた時は喜んでくれるでしょう。
  • 友人や家族の意見を無視するのはやめましょう。皆あなたのことを大切に思っています。1人の意見なら気にとめないこともあるかもしれませんが、大勢の時は耳を傾けるべきでしょう。最近あなたの態度がおかしいと気にしていませんか?悪い意味で最近のあなたは別人のようだと忠告してくれませんでしたか?あなたのことを大切に思い、意見を尊重してくれていた人が、パートナーのことを嫌っていませんか?
  • 支配の兆候は分かりにくく、多くの場合時間をかけて確立されていきます。現在の関係を見直し、危険な兆候に気づくための手助けをすることがこの記事の目的です。こうした兆候は認識しづらいので、複数の兆候を集めて総合的に見ると分かりやすいこともあります。1つだけでは問題とは思えないこともあるでしょう。4つ、5つとエピソードを増やすには友人や親せきに話を聞いてみましょう。あなたが懸念していた兆候を肯定するようであれば、関係そのものを見直す時だと考えましょう。この決断は相手の操作が及ばないところで下すようにしましょう。
  • 操作的な相手の行動と発言が一致していない時、耳を閉じ、目を開きましょう。言葉よりも相手の行動や振る舞いで判断をするようにしましょう。謝罪に真心はなく、こうした人間は「辛い思いをしたようだけど、また同じことを繰り返すから」ということを意味しているのです。

注意事項編集

  • 支配欲と操作欲の強い人格は、両親による虐待や精神疾患といった外的要因によって形成されることが一般的です。どんなに愛情を抱いていても、こうした人間を変えたり助けることはできません。あなたがとるべき最善策は、こうした人間の被害者にならない、あるいは直接専門家の助けを求めるという2択のみです。
  • こうした支配的な人間は、優しさといった素質を簡単に理解し受け入れることもありません。むしろ、あなたに対する武器として用いられることになる可能性が高く、最終的に双方が傷つくことになるでしょう。切り捨てるというのは冷たく感じられるかもしれませんが、争いに終止符を打ち、前に進むための助けを得る方向に相手を促すことができるでしょう。
  • ストーカー行為や脅すような行動、脅迫には充分に気をつけましょう。「あなたに手を差し伸べてくれる人をも傷つける」という行為や、「自殺を企てる」といった行為も含みます。こうした脅迫の深刻さを断定する際は自分自身の判断力に頼らず、直ちに警察に通報しましょう。このような人間は取り扱いが難くても危険ではないということも考えられますが、 用心をすることは必須です。必要に応じて接近禁止令を取得して、パートナーが命令違反をする度に警察に通報しましょう。

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