指導力を改善する方法

共同執筆者 Maureen Taylor

指導力には色々な資質やスキルが含まれます。良い指導者とは、人や作業工程の管理能力に優れ、誰とでも効果的にコミュニケーションを図ることができ、前向きなチーム環境を作り維持できる人です。自分自身の長所と短所を分析し、同僚に良い模範を示しながら、指導力を高められるように努力しましょう。

パート1(全4パート):自分の指導力を分析する

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    自分がどんなタイプの指導者かを考える 指導力を高めるには、自分の長所と短所を客観的に分析することが大切です。そうすることで改善すべき分野を特定することができ、自分の行動や振る舞いに意識を向けられるようになるでしょう。まず「自分がどんなタイプの指導者か」を考えましょう。
    • 部下の仕事には直接関与せず、模範を示して指導を行うタイプでしょうか。
    • 積極的に部下の仕事に介入し、問題解決の手助けをするタイプかもしれません。
    • 優れたチームプレーヤーであること、またチームメートが協力し合い仕事を効率良く進める手助けをすることも、指導者としてのあり方です。[1]
    • インターネット上のリーダーシップ・タイプ判定クイズを試して自分の指導力を評価してみましょう。[2]
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    他人からの評価を考慮する 自身がどのようなタイプの指導者かが分析できたら、職場の同僚、あるいは学生時代や大学時代の友達など第三者があなたをどんなタイプの指導者として見ているかを考えてみましょう。より明確な分析ができるでしょう。また、職場の同僚がどれくらい頻繁に自分にアドバイスを求めて来るか、彼らは自分に対して躊躇いや遠慮なく接しているかなど、同僚との交流に意識を向けることでも可能です。[3]
    • 信頼できる友達や同僚に、指導者としての自身の資質について意見を聞いてみましょう。
    • あなたの人となりや仕事ぶりをよく知る職場の先輩などに、管理能力や指導力の面でフィードバックやアドバイスをしてもらいましょう。
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    指導者としての自分の資質を分析する 自分がどんなタイプの指導者か 、第三者はどのように自分の指導力を見ているかについての分析が済んだら、指導者としての自身の資質を具体的に分析してみましょう。どの部分が弱く努力する必要があるかを特定しましょう。次のような質問を書き出して、できるだけ正直に、また具体的に答えましょう。
    • 同僚の考えや気持ちに気づけるように努力をしているか。
    • 同僚が最善を尽くせるように、また可能性を発揮できるように手助けをしているか。
    • 責任を取る覚悟があるか。
    • 偏見を持たず、新しいアイディアを実践に移したり新しいやり方に挑戦しているか。
    • 同僚と効果的にコミュニケーションが取れているか。
    • 問題解決が得意か。
    • 人の意見や視点を求めたり受け入れたりしているか。[4]
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    改善すべきところを特定する 前述の質問を考え答えを出すことで、指導者としての長所と改善すべきところが明確になるでしょう。質問の答えを元に自身の指導力を3つのパーツに分けましょう。まず、自分が長所だと考える資質をよく覚えておきましょう。二番目に、改善すべきところを特定しましょう。三番目は、自分の弱い分野や相当に注意が必要なところを特定しましょう。
    • 例えば、同僚の考えや気持ちをすぐに察知できること、彼らの意見を受け入れられること、偏見のない広い心で同僚との関係を維持できることが長所だと気づくかもしれません。
    • 同僚が最善を尽くして仕事ができるように手を貸す努力が足りない、コミュニケーションが効果的に図れていないとしたら、これらのスキルについては改善する必要があるでしょう。
    • これらの資質は、「コミュニケーション能力」「模範を示して元気づける能力」「偏見のない広い心」「チームワークおよび協力」というより一般的なカテゴリーに細分化できます。[5]
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パート2(全4パート):コミュニケーション能力を改善する

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    効果的な対話を可能にする コミュニケーション能力はおそらく、指導者が持つべき最も重要な資質であり、他の重要な資質全てにも通ずるものでしょう。コミュニケーションを効果的に図るための鍵として、問題や解決策を検討する際に前向きに、また時には確固たる信念を持って対話できることが1つ挙げられます。リーダーシップには様々な型がありますが、議論することを受け入れず、話し合いの場を息苦しい空気にしてしまう指導者は、同僚や部下からの支持を長期に渡って集めることはないでしょう。
    • 答えを制限してしまう質問ではなく、自由回答形式の質問をするように促しましょう。
    • 同意部分を最初に強調し、次に意見の違いに対処しましょう。
    • 高圧的にならず、職場の人たちが恐れず自由に話せる開放的な環境を進んで作りましょう。[6]

    「休憩室などで、自分が言ったことを同僚が彼ら自身の言葉で話しているとしたら、あなたのメッセージは全員に行き届いていると解釈できます」

    Maureen Taylor

    Maureen Taylor

    SNP Communications最高経営責任者
    モウリーン・タイラーはサンフランシスコ・ベイエリアに本拠地をおくコーポレートコミュニケーション会社、「SNP Communications」の設立者、そして最高経営責任者です。モウリーンは25年以上にわたり、あらゆる分野のリーダー、設立者、そしてイノベーター(革新者)達を対象に、コミュニケーションスキルの磨き方の指導を行っています。
    Maureen Taylor
    Maureen Taylor
    SNP Communications最高経営責任者
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    ポジティブなボディーランゲージを使う ポジティブなボディーランゲージを使うと、溌溂としていて、寛容な心を持つ協力的な人だという印象を与えます。また、話している時に強い印象を与えることができ、言葉に現実味が加わりきちんと他者に伝わります。話す内容とボディーランゲージを一致させると、更に大きな効果を発揮します。例えば誰かに頼みごとをする時には、視線を床に向けるのではなく、相手の目を見て純粋な気持ちで意識を注ぎましょう。
    • 対話をする時には、相手としっかりアイコンタクトをとり、背筋を伸ばして真っ直ぐに立ち、柔和な表情を浮かべると、前向きで肯定的なボディーランゲージになります。[7]
    • ボディーランゲージからあなたの感情や気持ちが分かります。立派な指導者としての資質と態度を示すボディランゲージを使いましょう。[8]
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    熱心な聞き手になる 良いコミュニケーターとは人の話を熱心に聞ける人です。人の話を真剣に聞く態度は相手に伝わり、話しやすい人だという印象を与えます。熱心に人の話を聞く態度も、高めるべき重要な資質です。ボディーランゲージも大切ですので、会話の相手としっかりとアイコンタクトを取って話しましょう。[9]熱心な聞き手になれるように、次の事柄を心に留めましょう。
    • 人を批判しない。
    • 会話の相手に意識を100パーセント向ける。
    • 自分を理解してもらう前に、相手を理解することに専念する。
    • 不必要に相手の話を遮らない。[10]
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パート3(全4パート):模範を示す

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    イニシアチブを取る 問題解決のために迅速かつ決断力を持って行動できることが優れた指導者としての側面として挙げられるでしょう。即対処しなければならない問題に対して自分が考える対処法に自信がある場合は、率先して行動を起こしましょう。強い指導者とは、誰かに求められずとも、状況を判断していつでも率先して行動ができる人です。
    • 率先して行動できると、前向きで「何でもできる」という印象を与えることができます。[11]
    • ただし、行動する時には「できる」という自信があることが大切です。状況によっては相談を要する場合があるでしょう。急いで解決しようとしてはいけません。冷静に確信を持って行動しましょう。
    • アドバイスを聞き入れるべき時と、問題解決に走る前に問題の内容を深く理解すべき時があることが分かっていることが、もう1つの優れた指導者としての資質です。
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    責任を取る 指導者として確固たる模範を示すには、自身が抱えている仕事、作業の優先順位、更にチーム全体の責任を取ることが必須です。仕事の優先順位と役割分担をチーム全員に明確に伝えられると、チームメートが自分たちの仕事をはっきりと特定でき、責任を負えるようになります。[12]
    • チームメートが作業を完了できるようにサポートしましょう。競争心を煽るのではなく協力し合える環境を作るよう努力しましょう。[13]
    • 割り当てられた作業がこなせそうにない部下からは、その責任を取り除くことも指導者としての責任です。
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    自身のスキルを磨き続ける 指導力を示す1つの方法として、新たな知識が得られるように新しい可能性に敏感に反応し、能力を伸ばす機会を逃さないことが挙げられます。[14]自分自身の啓発に努める態度や、仕事の成果を上げたいという願望を持ち続ける姿勢は、周囲の人々の動機付けに効果的です。卓越性への拘り、また現状に満足しないという固い決意を示すことができます。
    • 自身が個人的に参考にする基準を考えて書き出し、忠実に守りましょう。
    • 自身の仕事を客観的に見て改善できる部分を特定しましょう。
    • 書き出した基準を元にして自己啓発計画を立てましょう。
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    ビジョンを提供する 優れた指導者とは、誰もが引きつけられる明確な将来のビジョンを短期および長期の両方で提供できる人です。事前に計画を練り、戦略的に考え、優先順位をつける能力は強力な指導者としての特徴と言えます。その実現のためにも、広い視野を持てるように努力しなければなりません。そうすれば当面の課題の先にある物事を見据えられようになるでしょう。
    • 大局を見ることができると、起こりそうな問題も自然に予想できるようになります。
    • 大局的な物の見方は創造性を高め、組織変更も可能にし、組織にとって長期的なメリットをもたらします。[15]
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パート4(全4パート):チームワークを高める

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    人々のやる気を起こす チームワークを高めるには、やる気のある同僚が必要です。同僚のやる気を起こす最善策の1つとして、チームメート1人1人に注意を配り、彼らが困った時にはいつでも手助けができることを明確に伝えることが挙げられます。明確な道筋を提供できるように、最優先の目標に彼らを集中させましょう。[16]
    • 問題を抱えていたり苦しんでいる人に、誰よりも早く気づかねばなりません。
    • 問題を特定し対処するには、積極的に行動し効果的にコミュニケーションを図りましょう。
    • チーム編成や仕事分担を多少変える必要があるかもしれません。
    • 仕事が単純すぎて興味を失っている同僚や部下がいたら、仕事に打ち込める方法を考えましょう。
    • あるチームメートに任せた仕事が単純でつまらないものでも、プロジェクト全体にとってどれ程重要かを説明しましょう。
    • 「単純作業なのは承知しているつもりよ。でも、これなしではプロジェクトが失敗に終わってしまうの。あなたにこの仕事を任せたのは、あなたが細部まで気を配れる人だからだよ」などと説明しましょう。
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    良い仕事をした人を褒める 人をやる気にさせるには、良い仕事をしたら褒めることが大切です。素晴らしい仕事をした部下や同僚を称賛する機会を見つけ、彼らの仕事ぶりに感謝していることを示しましょう。同僚の仕事に積極的に興味を持てるということは、チームをやる気にさせるために優秀な指導者が持つべき重要な資質です。
    • 若手のスタッフがいる場合は、常に彼らのキャリア開発を念頭におき、その機会を見つけるように努力しましょう。
    • 従業員全員が尊重され、感謝される前向きで協調的な企業カルチャーではグループ全員がやる気になります。
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    競争ではなく協力を促す 強力な指導者になろうと意気込むと、同僚同士の競争が良い仕事に繋がるという考えに陥ってしまいます。しかし、実際には協調的な職場環境を整えることで、全員の仕事が捗り良い人間関係が構築されます。
    • 競争を重視した厳しい企業文化の下で起こる争いはどんなものでも、その対処に貴重な時間、人力や資金などが必要になります。
    • グループ全員で達成できる共通の目標を作ると効果的です。[17]
    • 協調的な環境下では、全員が協力し合って仕事を進め、自己中心的な仕事のやり方を避けることができるでしょう。
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    近づきやすく接しやすい態度をとる プロジェクトでチームを率いている場合は、同僚にとって相談しやすい態度を示すことが重要です。優れたリーダーとは仕事を完了させるだけでなく、同僚が能力を伸ばし、可能性を開花できるように関心を持ち続け、支援を惜しまない人です。後輩の良き指導者として積極的にアドバイスしたり、必要に応じて時間をとり1対1のトレーニングを提供しましょう。
    • 同僚や部下が近づきやすく、また接しやすくする方法はたくさんあります。例えば、毎日数分を割いて彼らの相談にのる時間をスケジュールしても良いでしょう。
    • 正式な形で実行することもできれば、毎日30分ほど割いてチームの作業場を回り従業員の仕事ぶりをチェックしても良いでしょう。
    • チームメートが相談に乗って欲しいのに、忙しいからと「時間がない」とその場で断ってはいけません。後で時間をとり相談に乗りましょう。
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このwikiHow記事について

SNP Communications最高経営責任者
この記事はMaureen Taylorが共著しています。 モウリーン・タイラーはサンフランシスコ・ベイエリアに本拠地をおくコーポレートコミュニケーション会社、「SNP Communications」の設立者、そして最高経営責任者です。モウリーンは25年以上にわたり、あらゆる分野のリーダー、設立者、そしてイノベーター(革新者)達を対象に、コミュニケーションスキルの磨き方の指導を行っています。
カテゴリ: 社交関係

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