批判的にならない方法

共同執筆者 Klare Heston, LICSW

人は気づかぬうちに容易に批判的になります。例えば、人の外見、考え方、行動に至るまで、どうあるべきか自分は知っていると思っていないでしょうか。自分は全て理解していると思うことで、人は心地良さを得ることがよくあります。しかしながら、批判的になってしまうと、新しい友人を作ったり新しい事にチャレンジすることが困難になりかねません。幸い、批判的にならない方法は習得することができます。物事の見方を変えること、視野を広めること、心をオープンにすることでそれが可能になります。

3の方法1:
物事の見方を変える
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  1. 1
    ポジティブ思考を取り入れましょう。ネガティブ思考は、批判的な思考につながります。どんな状況でも、ネガティブではなくポジティブな面を見るようにしましょう。ネガティブ思考に陥っている自分に気づいたら、ストップをかけます。そして、ポジティブなものを見つけられるか挑戦してみましょう。[1]
    • ポジティブであってもなお、現実的でいることは可能です。ネガティブな側面を無視する必要はありませんが、それだけに集中しないようにしましょう。
    • 調子の悪い日があってもいいのです。落ち込んだりネガティブになってしまう日があっても自分を許しましょう。
    • ポジティブな姿勢でいると、色んな面で人生を向上させることができます。
  2. 2
    人々の個別の行為を、人格から切り離して捉えましょう。誰かのランチ代を盗んだり、列に割り込んできたり等、人は時に憎らしいことをするでしょう。そうした行為は間違っているかもしれませんが、一行為だけに基づいて人を判断しないことが重要です。その人には、まだあなたが見たことのない良い側面が備わっているかもしれません。[2]
    • その人は、あなたの知らない事情によって、その時、その行動に駆り立てられたのかもしれないと考えてみましょう。例えば、その人がランチ代を盗んだのは、2日間食事を摂っていなかったからかもしれません。
  3. 3
    批判的になっている瞬間に気づきましょう。いつどのように他人のことを考えているか特定することで、批判的になるのを未然に防ぎます。誰かについて批判的な考えをしている自分に気づいたら、そうした考えが、自分やその人にとって何の得になるのか自問してみます。次に、それに代わる誉め言葉を言いましょう。[3]
    • 例えば、「あの女の子は痩せるべきだ」と思っている自分に気づいたとします。それがなぜあなたに関係あるのか自問して、その思考にストップをかけます。そして次に、「君の笑顔は素敵だね!」等と、あなたが気づいた素晴らしい点を口にするようにします。
  4. 4
    その人の立場になって考えましょう。全ての人が、異なる才能、スキル、性格、そして人生経験を持った、かけがえのない一人の人間です。くわえて、どこで育ったか、どのように扱われてきたか、どんな生活水準だったか等の生育環境によって、人は形作られます。誰かと知り合いになったら、その人と同じような立場にいる自分を想像してみます。あなたはその人と同じ選択をしなかったかもしれません。しかし、決断する権利はその人自身にあることを受け入れましょう。[4]
    • 例えば、とても世話がやけるとあなたが思っている人は、面倒をみてくれる親を持たずに育ったのかもしれません。同じように、学業に十分専念していないとあなたが思うその人は、家族を支えるためにお金を稼ぐことを優先しているのかもしれません。
  5. 5
    他人との共通点を見つけましょう。あなたとは異なる誰かを批判したくなる時は、相違点ではなく共通点を探します。私たちは皆同じ人間なので、共通しているものを持っています!そうすることで、批判的で暗い見方ではなく、ポジティブに人を見ることができます。[5]
    • 何気なくいくつかの話題に触れてみてから、お互いが語り合えて興味あるものを見つけましょう。そうすると、他の人が自分とそう変わらないことに気づくでしょう。
  6. 6
    自分にあるものに感謝しましょう。あなたの人生における素晴らしいもの、特に、今日まであなたを助けてくれた人や物事に感謝しましょう。親友、家族、健康、機会、人間関係、育った環境を称えましょう。あなたと同じ恩恵を、他の人たちも皆受けてきたとは限らないことを認識しましょう。したがって、他人があなたと違った生き方をしているのを批判するのは不公平です。
    • 誰かについてネガティブな事を言いたくなったら、深呼吸します。そして代わりに、あなたと同じような幸運に恵まれるよう祈りましょう。
  7. 7
    思いやりを示しましょう。批判的であることの反対は、思いやりを持つことです。他人を批判したりネガティブに考える代わりに、その人に共感したり、何を考え思っているか真剣に想像してみます。他人を悪く思うことから、その人の最善を望む方へと切り替えるのは簡単ではありませんが、可能な事です。他人の最悪を望む代わりに、その人が必要なものを与えたい、助けてあげたいと思う自分の気持ちに焦点を当てましょう。[6]
    • 思いやりは、幸せになるための一つの鍵でもありです。もっと思いやりのある人間になりたいなら、人と世の中に対してポジティブな思いを持つ必要があります。
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3の方法2:
視野を広げる
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  1. 1
    好奇心を持ちましょう。好奇心は、批判的な態度を克服するには最適のツールです。いつもなら批判的に考えてしまう時も、かわりに、分からない物事への好奇心を追求しましょう。何かが間違っているまたは異なる、と捉えるかわりに、可能性の方を見るようにしてみます。[7]
    • 例えば、軽食堂で誰かが列に割り込んでくるのを目の当たりにすることがあるかもしれません。そういう時、無作法な人だと判断しないで、予約の時間が迫っているのか、健康問題を抱えているのか等と考えてみましょう。
  2. 2
    自分の心地良い領域から外に出てみましょう。いつもとは違う新しい経験を積極的に追い求めてみます。最初は怖いかもしれませんが、同時にとても面白いはずです!友達を何人か誘って新しい事を始めてみましょう。[8] 心地良い領域から抜け出す方法には、次のようなものがあります。
    • いつもとは違う交通手段を使って、通勤してみる。
    • まだ口にしたことのない料理を試してみる。
    • 字幕付きの映画を見る。
    • 自分の信念体系にない宗教の儀式に参加してみる。
    • 怖いと思うことをしてみる。高層ビルの屋上に立ってみたり、山登りに行く等。
  3. 3
    多様な人達と交際しましょう。色んな面であなたと異なる人達と付き合うように努めてみましょう。そうすると、心がオープンになります。人種、文化、宗教、興味、思想、趣味、職業、その他諸々の点で、あなたと友人は異なるかもしれません。いずれの場合にせよ、多様な背景、多様な視点を持つ人々と交流することで、世の中のありとあらゆる考え方をもっと理解できるようになります。
    • 多様な背景を持つ友人を自分の周りに集める必要はありませんが、努めて、あなたと似通わない人達ともっと知り合いになるべきです。経験のみがあなたを成長させます。
    • 共通する部分がないと常々思っていた人と友達になると、見識が広まり心がオープンになります。
    • 友人がイベントに招待してくれるようであれば、一緒に参加したいと伝えましょう。例えば、「君の家族はニュージーランドから引っ越してきたんだね。ニュージーランドの文化にとても興味があるんだ。だから、何か公共イベントがあれば、知らせてくれたら嬉しいよ」と言っておきましょう。
  4. 4
    いつもなら関心のないイベントに参加してみましょう。いつもなら退屈だの、馬鹿げているだの、時代遅れなどと思うアクティビティを選びましょう。そして、意欲を掻き立てて参加してみます。新しいことを学びましょう!一度トライすれば、より多様な人達に出会うことができたり、自分と違った視点があることが分かります。さらに、あなたの心がオープンになる事に、その後もっと取り組みやすくなります。[9]
    • 例えば、詩の朗読会、サルサダンスのクラス、政治集会などに参加してみても良いでしょう。
    • その場にいる人達と話して知り合いになってみます。彼らに対して批判的な思いが湧きそうになったら、あなたが彼らに批判されているとしたらどう感じるか、ということを思い出します。あなたが普段彼らの現場にいない人だからこそです。
  5. 5
    できる限り旅行しましょう。旅をすると、世界中の人々がどんな暮らしをしているかを目の当たりにでき、視野を広めることができます。予算に限りがあるのなら隣町でも良いし、あるいは週末を使って近隣の都道府県を訪れるのも良いでしょう。大切なのは、人生には無限の生き方があることを見ることです。そして、何を言って何をするか、誰か一人の意見が正しいということはあり得ないと理解することです。[10]
    • ホステル滞在の旅行なら予算を節約することができます。
    • 最低でも年に一度は旅行に行くと目標を立てます。そうすれば、自分の安全地帯を飛び出して、様々な人達と接する機会が増えます。
    • 旅を空想することもできます。どこか遠い場所の旅行本を手にして、空想にふけりましょう。その場所に基づいた映画を観て想像を更に膨らませます。
  6. 6
    友人家族と一日を過ごしてみましょう。そうすれば、あなたの家族とは全く違うあり方で機能していることが分かるでしょう。大部分は同じであっても、異なる部分が幾分かあるでしょう。それでいいのです![11]
    • 文化的なアクティビティや宗教儀式などの特別なイベントがあれば、誘ってくれるように友人に頼みましょう。ただし、友人がそうすることを不快に感じるようであれば、無理強いしないようにします。
  7. 7
    出会う人それぞれから学びましょう。出会う全ての人が、あなたの人生に価値をもたらしてくれます。なぜならその人たちは、あなたが学べる教訓を持っているからです。各人から何が学べるでしょうか。知識、スキル、あるいは自分への教訓なのか、自問してみます。
    • 例えば、あなたと違う文化背景の人なら、その慣習について、知識をあなたと分かち合うことができるかもしれません。同様に、芸術の才能に長けた人なら、新しいスキルを教えてくれるかもしれません。
    • 誰かの為になるように、あなたの持つものも共有しましょう。率先して心をオープンにして分かち合いましょう。
  8. 8
    たくさん質問しましょう。それによって、人々をより理解し、彼らのルーツをもっと知ることができます。また、異なる人生背景、文化、慣習についても、理解の幅を広げることができます。[12]
    • 本気で誰かのことを知りたいと思うのなら、その人の素性についてもっと知る必要があります。次のような質問をしてみましょう。兄弟はいらっしゃいますか?出身はどちらですか?何を勉強されていますか?何のお仕事をされていますか?週末は何をされますか?
    • 無理して質問に答えてもらうのは控えた方がよいですが、相手に興味があることを示すと、その人もあなたに心を開きやすくなることがあります。
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3の方法3:
心をオープンにする
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  1. 1
    正しくあることに固執しないようにしましょう。世の中がどうあるべきか、皆それぞれの思想があります。そして、そうした思想は対立することがよくあります。あなたが教養知識に基づいて行動しているか否かに関わらず、価値観があなたのものの見方を形成します。それは、他人も同じことです。したがって、あなたと意見が相容れなくてもそれを受けれましょう。[13]
    • 次に誰かと議論する場面があれば、相手の意見にも妥当性があるかもしれないことを覚えておきましょう。
    • 他人の考えを変えようとせずに、自分の考え方を分かち合うことに焦点を当てましょう。
    • たいていの状況は複雑で、何が正しくて間違っているかという尺度で判断するのは不可能です。グレーゾーンの部分が多く存在します。
  2. 2
    自分の意見を持ちましょう。ある人物や文化等について、噂やネガティブな情報が伝わってきても聞き流しましょう。特定の人物やグループについて判断する前に、自分の思い込みを疑ってみます。嘘の情報に惑わされないようにすることが大事です。[14]
    • 人々が噂話やネガティブな意見を交わし合うのには、動機があることを覚えておきましょう。例えば、嫉妬心から誰かの悪口を言う人もいれば、自分にはない概念に対する恐れから、不安な気持ちを共有する人もいるでしょう。
    • 自分の噂話が広まった時のことを考えてみましょう。その噂話をもとに、あなたは人から判断されたいでしょうか?
  3. 3
    外見で人を判断しないようにしましょう。人がファッションで自分を表現するのはよくあることですが、外見で全てが分かる訳ではありません。同じように、様々な生活様式の中にも、また様々なタイプの人々が存在しています。[15]
    • 例えば、入れ墨やピアスをたくさん身につけている人は、専門的な職業に付けないと思い込むのは止めましょう。
    • 次に外出する時、自分を鏡に映して観察してみます。その日のルックスを見て、人はあなたをどう思うでしょうか?あなたのことをどうやって、正しくまたは誤って判断できるでしょうか?
  4. 4
    人にレッテルを貼るのを止めましょう。レッテルを貼って決めつけてしまうと、その人のストーリーの全容が見えてきません。むしろ、その人に対する見方が制限されてしまいます。人を一個人として捉えるようにしましょう。外見や付き合っている友人など、そうしたものを超えて人を見るように努め、すぐに結論を出す前に、その人が一個人として持つストーリーを知ることに注力しましょう。
    • 例えば、人をゴスロリ、ガリ勉、スポーツ馬鹿などと呼ぶのは止めましょう。
  5. 5
    人を判断することを控えましょう。他の人について、もう知っていると思い込むのではなく、その人自身に語ってもらいましょう。あなたが見ているのは、出会う一人一人の小さな一側面でしかありませんし、他人があなたを批判的だと捉えたとしても、それもあなたのほんの小さな一部です。他人のことをもっとよく知っていくなかで、自分の見方も変えていきましょう。[16]
    • 思うがままに生きる人達を受け入れましょう。
    • 5分間の会話に基づいて他人があなたを判断するのは公平でしょうか?その短時間で、他人があなたについて本当に知り得ることはどれくらいあるでしょうか?
  6. 6
    他人にもう一度チャンスを与えましょう。誰かがあなたの神経を逆なですることが時々あるかもしれませんが、最悪な人だと思い込まないようにしましょう。あなたも、誰かに悪い印象を与えてしまった日があったかもしれません。その人を大目に見てあげて、ネガティブな思いを抑えましょう。[17]
    • 例えば、あなたが会ったその日、その人は何か嫌なことがあったのかもしれません。同様に、恥ずかしがり屋の人は最初、よそよそしい感じがしたり高飛車に見えたりすることがあります。
  7. 7
    他人の噂話は止めましょう。噂話を広めると、それを聞いた人が真実を知らずしてお互いを判断することになりかねません。くわえて、あなたが噂好きだと評判になると、あなたの所に、好奇心をくすぐる他人の情報を求めて人がやってくるようになりますが、彼らは、あなたを心から信頼することはできないでしょう。[18]
    • 誰かのことをネガティブに言いたくなる時が次に来たら、方向転換してポジティブな事を言うようにします。「昨日、鈴木さんが山田君と夜デートしたって聞いた?」と言う代わりに「鈴木さんて素晴らしい絵画の才能あるの知ってた?いつか彼女の絵を見てごらんよ!」と言ってみましょう。善意を広めることで、自分がどれほど気分良くなれるか考えてみましょう。
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ポイント編集

  • 私たちは皆異なることを忘れないようにしましょう。だからこそ、世界は面白いのです!
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注意事項編集

  • 誰かの人生を決めるのではなく、自分の人生を生きることに焦点を当てましょう。
  • 批判することによって誰かの感情を深く傷つけることがあります。それは、あなた自身に対しても同じです。
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このwikiHow記事について

医療ソーシャルワーカー
この記事はKlare Heston, LICSWが共著しています。 クレア・ヘストンはオハイオ州に住む認定医療ソーシャルワーカーです。バージニア・コモンウェルス大学にて社会福祉学の修士号を取得しています。

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