庭にマルチを敷く方法

共同執筆者 Lauren Kurtz

庭や花壇に有機マルチを使うと、水の節約、植物の根の保護、土壌の改善や温度保持、そして雑草の防止など様々な利点があります。無機質や装飾用のマルチは、雑草対策や根の保護にはあまり効果的ではありませんが、花壇や庭に彩りや趣を添えます。まず、庭に敷くマルチの種類を決め、そのマルチを最大限に活用する方法で敷きましょう。

パート1(全3パート):最適なマルチを選ぶ

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    有機マルチを使って庭の土に養分を与える 有機マルチには、ウッドチップ、藁、刈草、粉砕した葉、コンポストなどがあります。マルチが分解されると、マルチの下の土壌に自然に栄養分が溶け込みます。また、有機マルチは土壌の保湿をしたり、雑草を防止したり、植物の根を保護するのに役立ちます。しかし、有機マルチは害虫や害獣からの保護には効果はありません。[1]
    • 有機マルチは、オンラインや園芸店で購入できます。
    • 有機マルチを使う場合、毎年新たなものと入れ替えるか、新しいマルチを加える必要があります。
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    無機質のマルチを装飾に使う 無機質のマルチとして、砂利、石、ガラスカレット(砕いたガラス)、川石などを利用できます。無機質マルチを使って雑草の発芽防止、土の湿度保持、根の温度調整ができますが、有機マルチほど効果が見られない場合があります。それでも、有機マルチに比べて色鮮やかで豊富な種類が揃っているため、庭を華やかに演出することができます。庭の景観と調和する石や砂利を選びましょう。[2]
    • 自宅の外壁の色に合わせて無機質マルチを選んでもよいでしょう。
    • モダンでしゃれたスタイルがお好みであれば、大きさと形が同じ石で統一するのも一案です。
    • 石や砂利を使う場合、気温が上昇すると周りの温度がさらに高くなるため、植物が弱ってしまうことがあります。[3]
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    十分な量のマルチを準備する 夏期に花壇や庭にマルチを敷く場合、3~5cmの厚さが必要です。必要なマルチの量を知るには、こちらのサイトで計算できます。https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/eco/column/201110_2.shtml//[4]
    • 通常マルチは「平米」単位で販売されており、ウッドチップマルチは50リットルで3cm(1平米)ほどの厚さになります。
    • 雑草防止の目的でマルチを使う場合は、5~10cmの厚さで敷きましょう。
    • 冬期間にマルチを野菜畑に敷く場合は、10~15cmの厚さが必要です。
    • マルチが厚すぎると、植物の根が窒息して枯れてしまいます。
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パート2(全3パート):マルチを施す時期を決める

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    マルチの効果を発揮させるために、初夏に有機マルチを敷く マルチは一年を通して施すことができますが、晩春や初夏に敷くのが最も効果的です。この時期は土壌が温まり、ほとんどの植物が生長期に入るからです。[5]
    • 雑草の防止や庭や花壇の土壌の改良が目的でマルチを使う場合は、より早い時期に敷きましょう。
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    晩秋に冬期間用のマルチを施す 冬にマルチを敷くと、気温が下がっても土が凍結しないと思われがちですが、実はそうではありません。しかし、マルチが土の急速な凍結を防ぐため、植物の負担となる過剰な凍結・融解のサイクルを減らすことができます。冬期にマルチを施す場合は、5~10cmの厚さに敷きましょう。[6]
    • 冬期用のマルチとして、有機質、無機質のどちらを使っても構いません。
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    新しく植えた木や低木には、有機マルチを敷く コンポストや動物性肥料などの有機マルチは、土壌に必要な栄養分を与えるとともに雑草も防ぐため、植えたばかりの木、低木、顕花植物に最適です。無機質のマルチは、新しく植えた植物にはあまり効果的ではありません。[7]
    • 木を原料とする有機マルチは、分解する際に窒素を必要とするため、植物に必要な土中の窒素が不足する場合があります。そのため、ウッドチップなどのマルチを使う場合は、事前に窒素肥料を土に加えましょう。
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パート3(全3パート):マルチを敷く

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    雑草を除去する 園芸ショベルを使い、マルチを敷く区画の雑草をすべて掘り起こします。雑草の根が残っていると後でまた生えてくるため、根こそぎ除去しましょう。これはマルチの下に雑草が生えるのを防ぐために重要な作業です。[8]
    • 時間があれば、事前に除草剤を散布してもよいでしょう。
    • 広葉雑草やイネ科の雑草だけを枯らす選択性の除草剤もあります。非選択性の除草剤は、すべての植物を枯らします。
    • 除草剤を散布する際、メーカーが推奨する保護具を着用し、取扱説明書に記載されている散布方法に従いましょう。
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    マルチの境界を定める ショベルやターフカッター(芝のエッジ切り)などを使い、マルチを敷く場所の境界を掘ります。こうすると、花壇や木の周囲にくっきりときれいな境目を作ることができ、マルチが外にはみだすのを防ぎます。[9]
    • 掘った土を花壇に入れてはいけません。そこから雑草が生えてくるかもしれません。
    • マルチと花壇の境に石を並べでもよいでしょう。
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    マルチを入れ替えるか、同じ種類のマルチを加える ショベルで庭や花壇に敷いてあるマルチを掘り起こします。古いマルチを手押し一輪車で運んで廃棄します。庭や花壇の茶色い土が見えてきたら、マルチの除去作業は終了です。[10]
    • 古いマルチをコンポストに加えて分解させてもよいでしょう。
    • 同種類のマルチを加える場合は、既存のマルチをレーキでならし、新しいマルチを被せましょう。
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    花壇や庭に小さなマルチの山を作る まず、運びやすいように手押し一輪車にマルチを入れます。そして、マルチをショベルですくい、マルチを敷く場所に少量積み重ねて小さな山を作ります。小山が3~4個できたら、次のステップに進みましょう。[11]
    • 一箇所にすべてのマルチを投入してしまうと、量が多すぎて植物の根が窒息してしまうかもしれません。
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    マルチをレーキで均等にならす 上記のマルチの小山を、レーキを使って平らにならします。春や夏にマルチを敷く場合は、3~5cmの厚さで全体に均等に広げます。大きめの無機質マルチを使う場合は、レーキの代わりに手で広げてもよいでしょう。さらにマルチが必要であれば、再びショベルですくい入れます。[12]
    • 冬期間、または雑草防止のためにマルチを敷く場合は、マルチの厚さを10cmほどにしましょう。
    • 木や植物の根元から3cmほど離してマルチを敷きましょう。
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    有機マルチに水をかける ガーデンホースやバケツでマルチに水をかけると、マルチが風で飛ばされるのを防ぎ、土中の保湿を助けます。ただし、量が多すぎると水がマルチに溜まり、植物に害を及ばす場合があります。[13]
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    有機マルチを毎年入れ替える 有機マルチは時が経つと分解され、徐々に効果が薄れていきます。そのため、毎年同じ時期に、古いマルチを取り除いて新しいマルチを加える必要があります。[14]
    • 一般的に、ウッドチップマルチは他の有機マルチより効果が持続しますが、徐々に灰色に変色する傾向があります。
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    古びた無機質マルチを入れ替える 無機質のマルチは有機マルチよりも長持ちするため、頻繁に入れ替える必要はありません。砂利や石の汚れが目立ってきたら、ホースで水をかけてきれいにすれば取り替えずに済みます。[15]
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必要なもの

  • ショベル
  • 手押し一輪車
  • ガーデンホース
  • ターフカッター(任意)

注意事項

  • 有機マルチの一種であるカカオハスク(カカオ豆の皮)は犬には有害です。[16]
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このwikiHow記事について

園芸家
この記事はLauren Kurtzが共著しています。 ローレン・カーツはコロラド州のオーロラ市に住む園芸の専門家、そして自然主義者です。現在はオーロラ市の水保全課からの依頼を受け、市民センターにある庭園、「Water-Wise Garden」の管理者を務めています。

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