寄生虫を退治する方法

駆虫とは、線虫などの腸内寄生虫を取り除く工程の事を指し、虫下しとも言われています。寄生虫は、一般的に汚染された食べ物や水を経由して体内に入り込みます。研究で証明済みの家庭でできる自然療法、証明はされていないものの一般的には効果が見られるサプリメント、また投薬など様々な方法で寄生虫を駆虫することが可能です。

4の方法1:
寄生虫がいるサインを見分ける
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    腹部のかゆみをチェックする 寄生虫がいる場合、通常では表れない腹部のかゆみを感じることがあります。このかゆみは、体の中で寄生虫から発せられた毒に対して、免疫システムが反応するため起こるもので、アレルギー反応に似ています。[1]
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    体の湿疹を探す かゆみと同様、免疫システムが反応して湿疹が表れる場合があります。このケースも寄生虫から出た毒素に、免疫システムが過敏に反応して湿疹を引き起こしています。
    • 湿疹はほとんどの場合赤いブツブツとなって現れ、かゆみを伴う場合があります。
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    腹部の痛みに注意する 寄生虫の種類によっては、腸閉塞を起こしたり腸の動きが妨げられる場合があります。また腹部に激しい痛みを伴う潰瘍をおこす場合もあります。腸閉塞を引き起こす恐れのある寄生虫には下記のようなものがあります。[2]
    • 回虫
    • サナダムシ
    • 鉤虫
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    予期せぬ突然の体重減少に注意する 体内に寄生虫が寄生すると、減量していないのに突然体重が減る場合があります。これは、寄生虫に、摂取した食べ物の栄養分を取られているのが原因で、通常食べ物から得られる栄養を得ることができません。
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    吐き気や咳に注意する これらの症状は回虫の寄生で起こる一般的な症状です。この寄生虫は胃から胸部に移動する傾向があります。寄生虫は身体にとって異物であるため、移動している最中、吐き気を感じる場合があります。
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    血便がないか注意する ある種の寄生虫、特に鉤虫は腸の内側にぶら下がることがあります。こうなると、腸内が傷つき、虫が動いていなくても傷口から出血します。この血液は腸を通って、便に混ざります。
    • 便は赤みがかっていたり、出血から時間が経過して黒色をしている場合があります。
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4の方法2:
薬で駆虫する
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    アルベンダゾールを服用する 成長や繁殖を妨げ、すでに体に寄生している虫を排せつすることができます。寄生虫がいることが分かると、病院ではこの薬が処方され、再発を防ぐために1年間服用を続けるよう指示されることがほとんどです。[3]
    • 医師に相談して処方箋を出してもらい、服用に関する指示を仰ぎましょう。薬は食事時に服用しましょう。
    • 妊娠中の女性や鎌状赤血球貧血等の持病がある場合、薬の服用は避けましょう。
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    パモ酸ピランテルを服用する この駆虫薬は蟯虫と鉤虫に特化した薬です。薬により虫の神経を麻痺させて、死に追いやります。死んでしまえば、問題なく便と共に排出されます。[4]
    • 医師に相談して処方箋を出してもらいましょう。1回分のみの処方となります。医師の指示に従いましょう。
    • 妊娠中または肝臓に疾患がある場合は、この薬の服用は避けましょう。
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    メベンダゾルを服用する 鞭虫、鉤虫、回虫、蟯虫を駆虫し、新たに寄生虫が体に侵入するのを防ぎます。[5]
    • この薬はかみ砕くタイプの錠剤で、1日2回、3日間服用します。
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    ニクロサミドを服用する 小型条虫、無鉤条虫、広節裂頭条虫に特化した薬で、寄生虫を駆虫し、死後便と共に排出します。[6]
    • 蟯虫や回虫が寄生している場合にはこの薬は処方されません。
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4の方法3:
証明済みの自然療法で駆虫する
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    パパイヤの種を食べる パパイヤの種には寄生虫を殺す働きをするカルパイン、ベンジルイソチオシアナート、ベンジルグルコシノレート、グルコトロペオリン、ベンジルチオ尿素、ヘントリアコンタン、シトステロール、カリシン、ミロシンという酵素が含まれています。また、種には腸の収縮を促し、寄生虫によって発生した炎症を抑える効果もあります。[7]
    • 種はそのままでも食べられますが、乾燥後、粉にしたものをハチミツと一緒にヨーグルトにかけて食べるのもよいでしょう。
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    パイナップルを積極的に摂る 虫が作り出す遊離基(フリーラジカル)を除去する、ブロメラインと呼ばれる消化酵素が含まれていて、特にサナダムシに効果があります。パイナップルの酸は寄生虫の餌のグルコースの量を減少させるので、餌がなくなった虫は餓死します。[8]
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    バナナとレモンジュースを混ぜる バナナ1本を潰して、小さじ1杯のレモンジュースを加えます。バナナが天然の便秘薬となり、寄生虫を排出するのに一役買います。バナナに含まれるオリゴ糖が腸を刺激し、レモンの抗菌、抗原虫の特性で寄生虫を殺します。[9]
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    ザクロジュースを飲む 1日にザクロジュースを5杯飲むと、腸が洗浄され寄生虫が除去されます。1杯約230mlが目安です。
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    かぼちゃの種を食べる かぼちゃの種にはククルビタシンと呼ばれる有機化合物が含まれていて、体内の寄生虫の神経系を攻撃して麻痺させ、成長を妨げて、最後には死に追いやります。種には他にもフラボノイド、パルミチン酸、オレイン酸、リノリウム酸等の寄生虫に効果がある栄養素が含まれています。
    • 1日に10~15粒のかぼちゃの種を食べましょう。[10]
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    1日に小さじ1、2杯のひまし油を摂る この方法は、効果を上げるために空腹の状態で試しましょう。油により下痢を引き起こすので、寄生虫を洗い流すことができます。
    • 鉤虫等の寄生虫は腸に付着しているため、下痢に押し流されないように虫がさらに深く食い込んで、痛みが増す場合があるので、この方法を試す前に医師に相談しましょう。
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    様々なハーブと抽出液を試す ハーブや抽出液には寄生虫を殺す効果があるものがあります。料理に積極的にハーブを使用したり、サプリメントとして摂りましょう。効果が期待できるハーブには以下のようなものがあります。
    • ニンニク:1日に1、2片のニンニクを食べると腸内寄生虫に効果があるという研究結果があります。ニンニクには薬効範囲が広いアリシンが含まれていて、寄生虫を駆虫します。[11]
    • ココナッツオイル:抗寄生虫、抗細菌性のある中鎖脂肪酸のカプリル酸が含まれています。
    • オレガノオイル:この抽出エキスには抗菌特性を持ったチモールとカルバクロールという成分が含まれており、寄生虫感染に効果があります。
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4の方法4:
未検証の自然療法で駆虫する
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    エキナシアを摂取する 免疫系の細胞を刺激する有害な微生物を排出する効果があるため、厄介な寄生虫も標的となり、死に追いやります。摂取により、より多くの白血球が作り出され、寄生虫やその他の感染症と戦います。[12]
    • 1日に1回エキナシアサプリメント500mgを服用しましょう。
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    ウコンの錠剤を摂取する ウコンはスパイスの一種で、体を洗浄し、腸内の寄生虫や悪玉菌等の病因菌を排除する効果があります。また、寄生虫や悪玉菌を根絶する栄養素、クルクミンも含まれています。[13]
    • 1日に2回ウコンサプリメント500mgを摂取しましょう。
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    ウワウルシを服用する  ウワウルシまたはクマコケモモサプリメントにはアルブチンという物質が含まれており、これは寄生虫に対して殺菌効果があります。細胞壁の補修を抑止することにより、寄生虫やその他の悪性の微生物を殺します。[14]
    • 1日に800mgを食べ物と共に摂取しましょう。
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    Vitaklenzを服用する 日本で販売はされていませんが、アメリカにはVitaklenzというバーブが主成分の、寄生虫に効果があるサプリメントがあります。[15]
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ポイント編集

  • 駆虫効果がある果物や野菜を食べたり、サプリメントやジュースを飲むなどして健康を維持しましょう。ただし、この方法で人間に寄生する8種類の腸内寄生虫を殺すことはほとんど不可能です。
  • ブラックベリーも効果的です。抗酸化作用で、体内の線虫やその他の寄生虫を殺す手助けをします。
  • 線虫やその他の寄生虫に感染したら医師に相談しましょう。症状に合った駆虫策を指示してくれるはずです。
  • 危険を伴う場合を除いて、再感染を防ぐために家族全員でケアをしましょう。
  • トイレに行った後は、必ず手を洗いましょう。
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注意事項編集

  • 全ての寄生虫が腸に寄生するとは限りません。
  • 薬やサプリメントを開始する前に必ず医師に相談しましょう。
  • 妊娠中の女性は、パパイヤの種は食べないようにしましょう。胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。
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出典編集

  1. Martin RJ.,Modes of action of anthelmintic drugs. Vet J. 1997 Jul;154(1):11-34.
  2. Watthanakulpanich D, Maipanich W, Pubampen S, Sa-Nguankiat S, Pooudouang S, Chantaranipapong Y, Homsuwan N, Nawa Y, Waikagul J. “Impact of hookworm deworming on anemia and nutritional status among children in Thailand”, ,Southeast Asian J Trop Med Public Health. 2011
  3. http://www.mayoclinic.org/drugs-supplements/albendazole-oral-route/description/drg-20061505
  4. http://www.drugs.com/cdi/pyrantel-pamoate.html
  5. http://www.nlm.nih.gov/medlineplus/druginfo/meds/a682315.html
  6. http://www.mayoclinic.org/drugs-supplements/niclosamide-oral-route/proper-use/drg-20065068
  7. Aravind. G ,Debjit Bhowmik , Duraivel. S , Harish. G ;Traditional and Medicinal Uses of Carica papaya , Journal of Medicinal Plants Studies Vol. 1 No. 1 2013
  8. Martínez R, Torres P, Meneses MA, Figueroa JG, Pérez-Álvarez JA, Viuda-Martos M. Chemical, technological and in vitro antioxidant properties of mango, guava, pineapple and passion fruit dietary fibre concentrate.Food Chem. 2012 Dec 1;135(3):1520-6
  9. Wang J, Huang HH, Cheng YF, Yang GM,Structure analysis and laxative effects of oligosaccharides isolated from bananas, J med food 2012)

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