子どもを持つか持たないかの選択をする方法

共同執筆者 Paul Chernyak, LPC

子どもを持つことは、かけがえのない経験です。しかし、子育てで得られるのは喜びだけではありません。子育てを始めれば、すぐにその大変さを実感するでしょう。[1] 子どもを持つべきかどうかの選択は、人生の中でも最も大きな決断の1つです。この問いに正解はありません。子どもは絶対に持たなければならないものではなく、また、子どもを持つかどうかの決断をするのに時間制限はありません。子どもを持ちたい、または、持ちたくない理由、自分のライフスタイル、パートナー(配偶者やそれに準ずる相手)との関係を踏まえ、自分や家族にとって最善の選択をしましょう。

パート1(全3パート):子どもを持ちたい、または、持ちたくない理由を考える編集

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    子育てに対する責任を考える 子どもを持ちたいという願望には、生物学的、文化的など様々な要因があるでしょう。しかし、目先のプレッシャーに負けずに、これからの18年間、家庭内で子どもを育てることができるか、また、子どもが自立した後も子どもを支え続けることができるか、時間をかけて考えましょう。
    • 子育てにかかるのは時間だけではないということを理解しましょう。現在では、大学卒業までに、1人の子どもに対し、約1,640万円の基本的養育費および約1,350~4,400万円の教育費がかかります。[2]
    • また、精神的にも子育ては大きな負担になります。研究によれば、子育てを始めたばかりの親は、離婚や仕事を解雇された時と同程度の幸福感の喪失を経験すると言われています。そのうち再び幸福感を得ることはできますが、自分がそのような過度の精神的ストレスに耐えられるかどうか考える必要があります。[3]
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    現在の人生の出来事を見直す 人生で大きな出来事があった際や、重大な局面に直面している際に、子どもを持つことを考える人は少なくありません。自分の人生において、最近の出来事や現状を見直し、子どもを持つという願望が一時的なものでないかを確かめましょう。
    • 子どもを持つことで、パートナーとの関係悪化を修復できるかもしれないと考える人もいます。それが正解であるとも、間違っているとも言えません。しかし、子育てのストレスやプレッシャーによって、関係が改善されるよりも、悪化する可能性が高いことを覚えておきましょう。[4]
    • 結婚したら、子どもを持たなければいけないと考える人もいるでしょう。しかし、子どもを持つべき最適の時期は人によって異なります。パートナーや自分自身と相談し、お互いに今子どもを持ちたいと考えているのか、または、しばらく時間をおいて考えるべきかを判断しましょう。
    • 深刻な病気や怪我などの大きな出来事を経験して、今すぐに人生でできることをすべてするべきだと考える人もいます。大きな出来事を経験した後に子どもが欲しくなること自体に問題はありません。しかし、一時的な感情に流されずに、長期的な影響をしっかりと考えましょう。
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    子どもを持たないことも考えてみる 大人になれば、子どもを持つことが当たり前だと信じてきたのであれば、一度、子どもを持たない人生を想像してみましょう。試しに考えてみるだけであって、最終的な決断をする必要はありません。子どもを持たない場合、どのような仕事、恋愛、趣味、活動などをしたいかを想像してみましょう。[5]
    • 「自分にとって、子どもを持つことと、このような暮らしのどちらが大切か」を自問してみましょう。この質問に対する直感的な答えを書き出しましょう。
    • 子育てと同じくらい自分の人生において重要であると感じたものがあれば、それらと子育ての両立は可能か考えてみましょう。どうすれば、そのような仕事や趣味、恋愛を子育てと両立できるか考えてみましょう。
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    自分の義務について考える 子どもが欲しくないのであれば、子どもを持つ義務はありません。同様に、子どもが欲しいのであれば、成人した大人が、子どもを持つことを我慢する義務もありません。子どもを持つ・持たないに関するプレッシャーを受けていないか、自分の現在の環境を見直しましょう。[6]
    • 子どもを持つことに関して、パートナーの考えが自分と異なる場合、「自分の価値観が変わったから、子どもに関しても考えが変わったのか、それとも、パートナーを喜ばせるために、考えを変えたのか」を自問してみましょう。
    • 子どもを持つべきか持たざるべきかの選択に、プレッシャーを与える家族や友人はいないかを考えてみましょう。そうであれば、自身の決断を下すまで、しばらくそのような家族や友人から距離を置きましょう。
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パート2(全3パート):自分の生活を見直す編集

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    健康診断を受ける 子どもを持つかどうか決断する前に、子どもを持つ上で、健康上の問題がないかを確かめましょう。身体的・精神的な慢性疾患を抱えている場合、「自分が年を重ねるにつれ、自分の病気が子どもにどのような影響を与えるか」を自問してみましょう。
    • かかりつけの医師に相談しましょう。「子どもを持つことを考えているが、子育てをする上で、自分の病気が長期的な問題を引き起こさないか」ということを尋ねましょう。
    • 特に女性は、特定の生物学的要因が、妊娠のしやすさや、順調に妊娠を継続できる確率に影響を与えることを覚えておく必要があります。妊娠中に合併症などが生じる恐れがないか、妊娠する前に医師に相談し、検査を受けましょう。[7]
    • 不安症やうつ病などの精神疾患の病歴がある場合は、精神科の医師に相談しましょう。「子どもを持つことを考えているが、子育てをする上で、自分の病気がどのような問題を引き起こす可能性があるか」ということを尋ねましょう。
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    貯金残高を確かめる 子どもを持つ前から、子育てにかかる費用すべてを貯めておく必要はありません。しかし、近い将来にかかる子育ての費用はきちんと準備しておきましょう。[8]
    • まず、仕事を長期間休むことができるか確認しましょう。育児休暇はどの程度取れるのか、その期間中育児休業給付金が支給されるのか、また支給額はいくらか、パートナーの収入と合わせるといくらになるのか計算しましょう。
    • 医療費を見直しましょう。妊娠・出産にかかる費用には健康保険が使用できません。出産育児一時金の支給や自治体からの補助金などの制度はありますが、住んでいる自治体や出産する病院によっては、数万円~数十万円の自己負担が必要になります。[9] 出産後、子どもに病気があった場合、その治療にかかる費用を支払う必要があります。また、子どもを健康保険の扶養に追加すれば、その分、保険料も増えるということを覚えておきましょう。
    • ベビー用品などにかかる費用を計算しましょう。ベビーベッド、ベビー服、チャイルドシートなどのベビー用品は安くありません。また、おむつやベビーフードなどの消耗品にも月に数千円~数万円かかります。[10]
    • 保育料を調べてみましょう。共働き世帯の場合、子どもを保育園に入れる必要があります。その際にかかる費用を計算しましょう。
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    上司に相談する 子育てと仕事を両立するつもりであれば、今後の自分のキャリアについて考える必要があります。[11] 会社の現在的および中期的なプランや、自分の役職や職務について上司と話をする機会を持ち、次の項目について自問してみましょう。
    • 残業や出張の頻度は多いか。
    • 過度の注力が必要な、重要プロジェクトにかかわっているか。
    • 仕事上での責任を果たそうとすると、高額な保育料が必要になるか。
    • 現在の会社には、育児休暇制度などの子育てに関する福利厚生制度はあるか。
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    周りからのサポートが期待できるか考える 子育ての負担の大半は、子どもの親や保護者が担います。しかし、周りからの温かいサポートが期待できる場合、長期的に見れば、子育てをする親だけでなく、子どもも恩恵を受けることになります。家族、友人などの周りの人々から、子育てに対して支援が期待できるかを考えましょう。[12]
    • 精神的なサポートをするだけでなく、実際に子どもの面倒を見たり、家事を手伝ったりしてくれる人を探しましょう。子育てに慣れないうちは、とりわけこのようなサポートが重要です。
    • 家族や友人などからのサポートが期待できない場合は、家政婦、家事代行サービス、ベビーシッターなどを雇う経済的余裕があるか考えましょう。
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パート3(全3パート):パートナーと相談する編集

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    パートナーと話をする 子どもを持つかどうかについて、パートナーとまだ話し合っていないのであれば、きちんと話し合う時間を設けましょう。「最近、子どもを持つべきかどうか考えている。あなたが、子どもを持ち、親になることについてどう思っているか知りたい」といった内容を伝えましょう。
    • 話し合いの場を持つタイミングを考えましょう。いきなり何の脈絡もなく尋ねたり、相手が他のことに集中している時に質問をするのは避けましょう。事前に、真剣な話がしたいことを伝え、話し合いの時間を設けましょう。
    • 子どもを持つかどうかを考えている理由を説明しましょう。子どもが欲しい理由、もしくは子どもが欲しくない理由を伝えましょう。
    • パートナーの意見をきちんと聞き、それを尊重して考慮する必要があります。
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    パートナーの不安や心配事を聞く 子どもを持ちたいかどうか、パートナーと話し合う場を設けたら、パートナーにも、子どもをもつべきか持たざるべきか、じっくりと考える時間を与えましょう。子どもを持つことに対する期待だけでなく、不安や心配事がないかを尋ねましょう。
    • 「金銭面で、子どもを育てるための準備はできているか」や「子育てをする際に周りからのサポートは期待できるか」といった具体的な質問をしましょう。
    • 相手の意見を否定することは避けましょう。パートナーには、本人の意見を正直に伝えてもらいましょう。パートナーと意見が異なる場合、「私はこのように思っている」というように、相手の意見を尊重しつつ、自分の意見を伝えましょう。相手の意見を無視したり、否定したりしてはいけません。
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    子育てをする方法を考える パートナーと、どのように子育ての役割を分担するのか考えましょう。「2人のうち、どちらかが主に子育てを行うのか、それとも、2人ともが同程度子育てにかかわるのか」「パートナーと同居していない場合、子どもが生まれる前に同居するのか、それとも、別居したまま子育てを行うのか」といったことを話し合いましょう。[13]
    • 「自分たちにとって、どのように子育てをするのが良いと思うか」を尋ねましょう。自分の期待していた答えと、パートナーからの答えが異なっていたとしても、それは間違いではありません。相手の意見を尊重し、話し合いましょう。
    • パートナーに、実際に子育てで負担してもらいたい内容を伝えましょう。[14] 初めての子育てであれば、実際に、何にどう対処すればよいのかがわからないでしょう。しかし、ある程度は想像することができます。パートナーに、子育てで何をしてもらいたいかきちんと伝え、話し合いましょう。例えば、「夜中の授乳は、交互に行って分担しよう」、「私が子育てを主にしている間は、掃除と洗濯はあなたにしてもらいたい」と伝えましょう。
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    夫婦(カップル)カウンセリングを受ける 子どもを持つことに対しての期待や不安について、パートナーと話し合いをする際、効果的な話し合いをするために、カウンセラーに相談しても良いでしょう。カウンセリングでは、子どもを持つかどうかを決めるだけでなく、子どもを持つ前に二人の関係をさらに強固にするように話し合いましょう。[15]
    • 「子どもを持つことを考えている。その前に、子育てを乗り越えることができるか、自分たちの関係を見直したい」と、カウンセラーに伝えましょう。
    • 夫婦(カップル)専門のカウンセラーだけでなく、家族関係専門のカウンセラーにも相談しましょう。
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ポイント編集

  • 自分たちが子どもを持つ準備ができているかどうか、時間をかけて考えましょう。答えが出るまでどれだけ時間がかかっても問題ありません。期限を設定し、その期限までに無理に答えを出そうとすることは、避けましょう。
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このwikiHow記事について

wikiHow共著者の一人、Paul Chernyak, LPCがこの記事を共著しています。wikiHow共著者は、可能な限り正確でわかりやすい記事を提供するため、wikiHow編集者と緊密に協力しあっています。
カテゴリ: 子供 | 家族

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