妊娠中に性行為をする方法

共同執筆者 Sarah Gehrke, RN

妊娠している場合、性行為によって自身の身体や子どもを傷つけてしまうのではないかと心配を抱くかもしれません。しかし、心配はいりません。妊娠中でも安全に性行為ができます。妊娠によって身体に変化が起きても、性行為を楽しむことは可能です。初めての妊娠でも4回目の妊娠でも、心地良く肉体関係を持つことができます。妊娠中も出産後も心地良く安全な性行為を行うと、満足のいく性生活を送れるでしょう。

3の方法1:
心地良い性行為をする

  1. 1
    潤滑剤をたっぷりと使いましょう。妊娠中は、潤滑剤を利用して心地良い性行為をしましょう。妊娠中のホルモンの変化により、性器が濡れやすくなったり濡れにくくなったりします。性器に不快感を与えないように、必要なだけ潤滑剤を使用し、心地良く感じられるようにしましょう。[1]
    • 潤滑剤はオンラインや近くのドラッグストアで購入可能です。
    • 水ベースの製品を探し、着色料や香料が使われているものは刺激を与える可能性があるため避けましょう。[2]
  2. 2
    横向きに寝た姿勢での性行為を試しましょう。横向きに寝たら、パートナーに後ろから挿入してもらいます。この姿勢は、成長するお腹に圧がかからず、また横になることでしっかりと身体を支えることができます。[3]
    • また、この姿勢は深くまで挿入されないので、心地良いと感じる女性もいるでしょう。
    • 右側ではなく、身体の左側を下にして横になりましょう。胎盤と胎児により多くの栄養と血液が届くようになります。[4]
  3. 3
    妊娠している女性が上になる体位を試しましょう。パートナーの上にまたがれば、動きの速さと挿入の深さを自分で調整することができます。動きをコントロールしながら、自分にとって何が最も心地良いか探りましょう。[5]
  4. 4
    身体の下に枕を置いて四つん這いになり、後ろから挿入する体位を試しましょう。さらなる支えが欲しければ、枕を1~2個追加してもよいでしょう。[6]
  5. 5
    バイブレーターを使いましょう。性行為に気分が乗らない場合は、代わりにバイブレーターを当ててパートナーと楽しみましょう。感染を防ぐため、使用した後は毎回説明書の通りに清潔にしましょう。[7]
    • 高リスク妊娠の場合は、バイブレーターの使用は医師に相談してからにしましょう。
  6. 6
    別の形の触れ合いを取り入れましょう。性行為で痛みがある場合や気分が乗らないときは、マッサージ、相互マスターベーション、キスなど、別の形でも問題ありません。家でキャンドルを灯し、映画を観て、たくさん抱きしめ合ってお互いを近くに感じられる特別な夜を過ごすのもよいでしょう。
    • パートナーとのコミュニケーションを絶やさず、自分の感情や、サポートを感じるためにしてほしいことなどを伝えましょう。性行為をする気になれなくても問題はありません。
    • 「腰が痛くて、セクシーな気持ちになれない。でも触れ合いの時間を持とうっていう話をしたし、今日は私があなたにマッサージをしてもいい?あなたには特別に感じてほしい。」などと伝えましょう。
  7. 7
    心配な症状が出たら、医師に相談しましょう。性行為中の子宮の張りは、特にオルガスムスを迎えたときにはよくあることです。しかし、出血が続く場合や、羊水の漏れ、性行為後の痛みなどがあれば、検査を受けましょう。妊娠期間中に性生活を続けても安全かどうか、医師の判断を聞けるでしょう。[8]

3の方法2:
妊娠中に安全な性行為をする

  1. 1
    高リスク妊娠の場合は、医師に相談しましょう。原因不明の膣出血や羊水の漏れ、多胎妊娠、早産の経験などがあれば医師に相談しましょう。膣出血が、胎盤が子宮頚管の入り口をふさぐ前置胎盤によるものかもしれないと診断されるかもしれません。この症状があると合併症が出やすくなるため、骨盤を休ませることを推奨されるかもしれません。[9]
  2. 2
    複数のパートナーがいる場合はコンドームを使いましょう。パートナーが新しい、または複数いる場合はコンドームとデンタルダムを使って安全な性行為をしましょう。バクテリアやウイルスの感染があると、妊娠や胎児の成長に影響を及ぼす可能性があります。[10]
  3. 3
    妊娠初期が過ぎたら、背中を付けて仰向けに寝るのは避けましょう。妊娠中期以降は、仰向けに寝ないようにします。この姿勢をすると、成長する子宮が主要な動脈を圧迫して胎児への血流が減り、頭がふらふらするでしょう。[11]
    • その代わり、左側を下にして横になりましょう。[12]
  4. 4
    膣に空気が入らないようにしましょう。パートナーには、オーラルセックスの際に膣に空気を吹き込まないように伝えましょう。まれではありますが、入った空気が動脈を押しつぶし、胎児に害を与えることがあります。[13]
    • このようにして空気によって動脈が塞がれた状態を、空気塞栓症と呼びます。
  5. 5
    パートナーにヘルペスがある場合は、妊娠後期の性行為をやめましょう。パートナーが口唇ヘルペスまたは陰部ヘルペスを持っている場合は、別の形での触れ合いを持ちましょう。ヘルペスへの抗体が無い母親が妊娠後期に初めてヘルペスに感染すると、新生児ヘルペスを引き起こす可能性があります。成人にとっては症状の程度が軽く済むヘルペスも、乳児にとっては命にかかわる問題となります。自分とパートナーのためのヘルペスを抑制する飲み薬などについて医師に相談しましょう。[14]
    • 口唇ヘルペスは、特に活発なものだと、オーラルセックスで相手の性器にうつることがあります。妊娠中の女性に対しては、オーラルセックスを避けた方がよいでしょう。[15]
    • 自分にヘルペスが無いときは、妊娠中は毎回の性行為でコンドームを使いましょう。パートナーのヘルペスに症状が出ていなくても、コンドームを使わないとヘルペスがうつる可能性があります。[16]
    • パートナーにヘルペスの症状が出ている場合は、妊娠期間のいかなるときも性行為は控えましょう。[17]
    • 自分とパートナーが同じ種類のヘルペスにかかっているのであれば、妊娠後期にオーラルセックスや性行為をしても問題ありません。血液検査の結果から、医師に自分のヘルペスの状態について聞くことができるでしょう。[18]
  6. 6
    膣での性行為をする前にアナルセックスをするのはやめましょう。アナルセックスの後に膣での性行為を行うと、有害なバクテリアが膣に移ってしまう可能性があります。まれではありますが、これらのバクテリアが膣や子宮に炎症を起こすことがあります。出産を終えるまではアナルセックスはやめましょう。[19]
    • 多くの妊娠女性は痔ができるため、アナルセックスは痛みが伴います。

3の方法3:
出産後の性行為

  1. 1
    産後の検査で、性行為をしても問題が無いとわかるまで待ちましょう。帝王切開か自然分娩かに関わらず、性行為を再開する前に、産後のトラブルが無いかを医師に診てもらいます。たいていこの検査は産後6週間以降に行われます。検査の結果から、性行為について医師からの説明があるでしょう。[20]
    • その間は、キス、マッサージ、相互のマスターベーションなどでパートナーとの触れ合いを続けましょう。
  2. 2
    潤滑剤をたっぷりと使いましょう。産後の性行為には、水ベースの潤滑剤を使って性行為を快適にしましょう。授乳期間中でエストロゲン値が低いと膣が乾くため、性器が濡れにくくなることがあります。[21]
    • 出産による裂傷ができた場合などは特に、さらにたっぷりの潤滑剤を使うとより心地良く性行為ができるでしょう。
  3. 3
    避妊をしましょう。出産後はコンドーム、低用量経口避妊薬、医師に推奨された方法で避妊を行いましょう。特に授乳を継続する場合などは、出産後の排卵が再開するまでしばらくかかる女性もいますが、すぐに排卵が始まることもあります。しばらくの間は妊娠したくないと考える場合は、避妊をするのが最善でしょう。[22]
    • 授乳期間中は、ホルモン剤の入った避妊薬は避けた方がよいでしょう。ホルモンが母乳に含まれてしまうことがあります。産後の検診で、適切な避妊の方法について医師に聞きましょう。

ポイント

  • 妊娠中も、心配事や問題などについて話しをして、パートナーと親密な関係でいるようにしましょう。

注意事項

  • 医師から妊娠中の性行為をやめるよう言われている場合は、指示に従いましょう。

このwikiHow記事について

正看護師
この記事はSarah Gehrke, RNが共著しています。 セーラ・ゲールケはテキサス州在住の正看護師です。2013年にフェニックス大学にて看護学の修士号を取得しています。
カテゴリ: 妊娠期

この記事は役に立ちましたか?

はい
いいえ