天井のカビを除去する方法

天井のカビは見た目が悪く不健康なうえに、掃除にも手間がかかります。また、カビは家に甚大な被害を与える場合もあり、迅速な対処が必要です。以下の簡単な手順に従って、天井を清潔で安全に保ちましょう。

パート1(全2パート):カビの原因を取り除く編集

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    屋根の水漏れを調べる 天井のカビの大半は、屋根の雨漏りが原因です。水が屋根から天井に漏れているのであれば、天井を掃除する前に屋根の修理が必要です。そのまま放置すると、カビは再発生します。
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    適切な換気と空気の循環を行う 換気が不十分な浴室やキッチンでは、天井にカビが発生することがよくあります。換気扇を設置して湿気を除去しましょう。
    • 換気扇の種類によっては、自分で設置できるものや、専門業者による施工が必要なものもあります。お近くのホームセンターの販売員に適切な換気扇について尋ねましょう。
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    自然光をさらに取り入れる カビは暗所を好むため、窓を開けて日差しを入れることで天井のカビの繁殖を防ぐことができます。自然光を増やすことができない場合は、照明を追加しましょう。照明が発する熱でカビが減少します。
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    断熱性能を高める 断熱性が低い家では、天井を含めたあらゆる場所にカビが発生しやすくなります。外壁に当たる冷たい空気と、室内の暖かい空気が作用して結露が発生します。暖かく湿った空気が冷たい空気に触れると水滴が生じ、カビの発生を助長します。
    • 断熱材が屋外の冷気と室内の暖気を遮断し、カビの発生要因を排除します。
    • 壁の内部や、通気口、冷暖房設備の周りの断熱性能を向上させましょう。
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    天井の裏側にカビの群生がないかを確認し、あれば除去する 天井に見えるカビは小さくても、裏側には広範囲にわたって繁殖している場合があります。表の少量のカビを除去しても、裏側にはたくさんのカビ菌が残っているため、後でカビが再発生してしまいます。
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    除湿器を使う カビは高温多湿の場所を好みます。除湿器で空気中の湿気を除去すると、カビが繁殖しにくい環境を作ります。
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    シャワーを浴びた後、シャワードアを開けて15分間換気をする ドアを開けて換気をし、水蒸気を外に出しましょう。こうすることで、カビが好む湿気を除去することができます。
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    タオルは他の部屋で乾かす 濡れたタオルを置いておくと部屋の湿度が上がります。できれば別の部屋でタオルを完全に乾かしましょう。湿気を最小限に抑えてカビが好む環境を排除します。
    • カビの問題を抱えている場合は、室内の物干しラックや椅子に洗濯物を干すのは避けましょう。乾燥中の衣類から湿気が生じてカビの繁殖を助長します。
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パート2(全2パート):カビを除去する編集

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    カビの兆候を見極める 通常天井のカビは見つけやすく、黒、緑、茶、オレンジなどの色をしています。また、ペンキのひび割れや剥がれ、天井の変色や盛り上がり、繰り返し現れる黒い線、カビ臭などもカビ発生の兆候として挙げられます。
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    カビを発見したら直ちに除去する カビを早い段階で除去して原因を解決することで、健康被害や、家への大きな被害を防ぐことができます。また、早期に対処すると除去も簡単で、再発生もしにくくなります。
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    カビに手が届く安全な方法を探す 脚立や踏み台など、上がって作業するために作られた安定した道具を使いましょう。脚にゴムや滑り止めが付いたものが安全です。滑り止め加工がされていない場合は、滑り止めマットを購入して脚立の下に敷きましょう。特に滑りやすい床(タイルなど)の場合は重要です。
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    天井に使われている建材を調べる 吹付け材、木材、プラスターボードなどの浸透性の高い建材が天井に使われている場合は、完全にカビを除去することはできません。カビは後で再発生してしまいます。カビの生えた部分を取り除き、張り替える必要があります。
    • 吹き付け材などの浸透性の高い天井は、カビの再発生を防ぐために繁殖部分を切り取って張り替えましょう。[1]
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    脚立を適切な位置に置く 脚立や踏み台を天井のカビの発生場所の下に置きます。脚立に上がって天井に手を伸ばしてみましょう。カビに無理なく手が届くか、また安全な位置であるかを確認します。
    • 天井に手を伸ばして掃除するには、体力と柔軟性を要します。
    • 腕、首、背中、または手首に問題を抱えている場合は、上を向いて掃除するのはたとえ短い時間でも苦痛かもしれません。このような問題があれば、休憩を取りながら短時間ずつ掃除をするか、体力のある人に依頼するのがよいでしょう。
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    剥がしヘラを使ってペンキを落とす 天井のペンキが剥げていたら、まず剥がしヘラを使って剥離したペンキを掻き落とす必要があります。こうして、剥離したペンキの裏側にカビが残らないようにします。
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    手袋を着用して手を守り、古い服を着用する 手袋を着用して洗浄剤やカビから手を守りましょう。天井から落ちてくる胞子や、空気中に舞っている胞子が服に付着するため、熱いお湯で洗える古い服を着用しましょう。
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    カビ洗浄剤を作る 数種類のカビ洗浄剤のなかから選ぶことができます。最も一般的な洗浄剤は、ホウ砂大さじ2 杯、酢¼ カップ、お湯2カップの混合液で、カビの除去や消臭に効果があり、カビの再発生も防ぎます。
    • ホウ砂は自然由来の洗浄剤として使うことができ、危険な噴霧を放出することなく消臭や殺菌をします。また、天然の防カビ剤としても使えます。ホウ砂は低毒性の鉱物で、手頃な価格で販売されています。
    • 弱酸性の酢はカビの82%の菌種を殺菌し、天然成分のため安全です。噴霧の放出もなく無害で、消臭作用もありスーパーマーケットで手軽に購入できます。酢を直接カビに吹きかけてしばらくおきます。
    • 漂白剤は効果的にカビ菌を殺してカビのシミも除去できますが、刺激臭があり噴霧が発生する場合があります。また、建材を傷めることもあり、多孔質の資材には浸透しません。漂白剤に含まれる塩素は多孔質建材の表面に留まり、水分だけが浸透してカビが繁殖する湿気を作りだします。漂白剤を使う場合は、漂白剤と水を1:10の割合で混ぜ合わせます。
    • カビ取り効果のある過酸化水素は漂白剤の代用となり、安全で環境にも安心です。抗真菌、抗ウイルス、抗菌作用がありカビのシミも除去できます。3%水溶液の過酸化水素を直接カビに吹きかます。
    • アンモニアは硬い表面に使えますが、多孔質の資材には効果はありません。また、アンモニアは刺激性や有害性がある薬品で、漂白剤と混ぜると有毒ガスが発生するため、絶対に混ぜてはいけません。掃除には、アンモニアと水を1:1の割合で混ぜて使います。
    • 重曹はカビ菌を殺し、安全なうえに消臭効果もあります。また、湿気も吸収してカビを予防します。酢とは異なるカビ菌を殺すため、酢と合わせてカビの除去に使われることもあります。重曹大さじ1杯と水1カップを混ぜ合わせて使います。
    • ティーツリーオイルを効果的な天然のカビ取り剤として使えます。高価ではありますが、人やペットに無害なうえ、抗真菌や抗菌作用があります。メラレウカ・アルテルニフォリア(Melaleuca alternifolia)から抽出されたティーツリーオイルを使用しましょう。ティーツリーオイル小さじ1杯と水1カップを混ぜ合わせてカビ洗浄剤を作ります。[2]
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    防護メガネとマスクまたは防毒マスクを着用する これらの防具は、掃除中に天井から垂れ落ちる洗浄剤から目を守ります。カビ洗浄剤のなかには腐食性のものもあるため、目を保護することは重要です。また、死んだ胞子が空中を漂い拡散するため、マスクや防毒マスクを着用して不健康な胞子を吸い込まないようにしましょう。
    • 空気中の胞子を吸入しないように、天井の掃除中はしっかりと換気をしましょう。
    • 胞子の拡散を防ぐため、ビニールシートで掃除する部屋を隔離してもよいでしょう。戸口と換気口をビニールシートで覆い、扇風機を開け放った窓に向けて回し、胞子を外に出しましょう。
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    天井の目に見えるカビに洗浄剤を吹きかける 洗浄剤をスプレーボトルに入れ、カビに直接吹きかけます。この際、かけ過ぎて洗浄剤が垂れ落ちないように注意しましょう。
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    キッチンスポンジの粗い面でカビを擦る スポンジを前後に動かしてカビを擦り取ります。必要に応じて(特にカビが広範囲の場合)休憩を取りましょう。カビをすべて除去するためには、脚立から降りて場所を移動する必要があるかもしれません。
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    スポンジをこまめにすすぎ、カビの拡散を防ぐ 使用済みのスポンジを新しいものに替えるか、ひとつのスポンジをこまめにすすぎながら掃除をします。さもないと、カビを除去する代わりに天井にカビを広げる恐れがあります。
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    再び洗浄剤を吹きかける 目に見えるカビを除去したら、もう一度洗浄剤を吹きかけます。こうすると、数日後にカビが再発生する可能性は低くなります。
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    天井を乾かす 扇風機があれば回しましょう。気温が高ければ、窓を開けて風を取り込みます。これで天井が乾き、カビの胞子も外へ出すことができます。
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    天井にサンドペーパーをかける 天井が変色していたり、ペンキを塗り直す場合は、サンドペーパーで擦りましょう。残っているシミを消したり、ペンキを塗りやすくするために、カビが生えていた箇所にサンドペーパーをかけます。
    • ペンキの色が合わない、またはサンドペーパーをかけた場所が目立つなどの理由で天井全体の再塗装が必要な場合は、全体にサンドペーパーをかける必要があります。
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    特別に配合されたペンキで再塗装する 防水塗料で天井を塗りましょう。防水塗料を使うとカビの再発生を防ぎます。特にカビの原因が結露の場合に効果的です。金物店やホームセンターで目的に合ったペンキを選び、取扱説明書に従って塗装しましょう。
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ポイント編集

  • カビは見つけ次第除去しましょう。健康被害や家への甚大な損傷を防ぐことができます。
  • 洗浄剤を天井の小さな部分で試し、天井を傷めないか確認しましょう。
  • 掃除を始める前にまずカビの原因を突き止め、問題を解決しましょう。さもないと、カビは再発生してしまいます。
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注意事項編集

  • カビをペンキで覆うだけの処置で済ませてはいけません。ペンキの下から再びカビが発生します。必ずカビを除去してから塗装しましょう。
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必要なもの編集

  • 脚立または踏み台
  • スポンジか雑巾、または両方
  • 水を入れたバケツまたはスプレーボトル
  • 防護メガネ
  • マスクまたは防毒マスク

このwikiHow記事について

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