唐辛子によるヒリヒリした痛みを和らげる方法

共同執筆者 wikiHow編集チーム

ハラペーニョ、セラーノ、カイエンヌ、ハバネロ、ゴーストペッパーなどの唐辛子は、唐辛子スプレーの主成分であるカプサイシンを含んでいます。カプサイシンは食品に風味や辛味を加えますが、同時に手や体の他の部分または口の中にやけどのような灼熱感をもたらすことがあります。唐辛子でヒリヒリした場合は、家庭にある牛乳などで痛みを和らげましょう。

3の方法1:
唐辛子で口の中がヒリヒリした場合

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    冷たい乳製品を摂ります。水ではなく牛乳を飲みましょう。乳製品に含まれる脂肪と油がカプサイシンを分解し、ヒリヒリした痛みが和らぎます。[1]
    • グラスに牛乳(低脂肪乳ではありません)を注ぎ、口の中をゆすぎながら飲み干しましょう。[2] 牛乳の他、脂肪分がカットされていないサワークリームやヨーグルトなどの乳製品でも効果があります。
    • 牛乳がカプサイシンを分解し洗剤のように洗い流すので、口の中のヒリヒリした痛みが和らぎます。牛乳に含まれるたんぱく質の1種であるカゼインがカプサイシンに洗剤のように作用します。唐辛子がもたらすヒリヒリした灼熱感は、カプサイシノイドという分子によるものです。[3][4]
    • アイスクリームも効果があります。乳製品を含む食品なら何でも口の中のヒリヒリした痛みを緩和できます。ココナッツミルクは唐辛子の痛みを和らげる他、唐辛子を使った料理に加えると辛さを抑える効果があります。[5]
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    口の中の痛みを抑えるために水を飲むのはやめましょう。驚くべきことに水を飲んでも口の中のヒリヒリとした痛みは治りません。それどころか、カプサイシンが口の中に拡散し、痛みが悪化します。
    • 主成分が水なので炭酸飲料も効果がありません。コーヒーはその熱で症状が悪化します。カプサイシンは油に似た成分のため水をはじきます。[6]
    • 唐辛子による口の中のヒリヒリした痛みは、手の痛みほど長くは続かないでしょう。化学反応によりカプサイシンが口内の受容体に結合するとヒリヒリした痛みが起こります。
    • 口内温度が42度を超えると感覚神経は活性化します。カプサイシンによって口内温度が上昇したと錯覚した神経細胞が反応するので灼熱感や痛みを感じます。
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    アルコールをグイっと飲みます。ビールは主成分が水なのであまり効果がありません。アルコール度数の高い蒸留酒などを飲むと口の中の灼熱感がなくなります。
    • ウォッカを数口飲みます。口の中の灼熱感を緩和するだけでなく、芳醇な香りを楽しめるでしょう。飲みすぎないように注意します。
    • 唐辛子に触れて生じた痛みにもアルコールは効果があります。様々な種類のアルコールを使うことができます。
    • 飲酒に際しては十分な注意が必要です。飲みすぎないように気を付け、未成年や車を運転する場合はアルコールを摂取してはいけません。
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    油で灼熱感を和らげます。オリーブオイルや植物油を摂取すると舌が油で覆われヒリヒリした痛みが和らぎます。
    • これらの油やピーナッツバターは脂肪や油分が豊富な天然の成分で、灼熱感の緩和に効果があります。
    • これらの食品に含まれる脂肪や油分が唐辛子の熱を分解するので、ヒリヒリした痛みが和らぎます。
    • 常識では考えられないかもしれませんが、唐辛子の油には他の油で対処する必要があります。そのため、水をたくさん飲んでも植物油やオリーブオイルのような効果はありません。
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    でんぷん質を摂ります。唐辛子で口の中がヒリヒリしたらでんぷん質を摂りましょう。痛みが少し和らぎます。
    • 米やパンなどのでんぷんは、脂肪、油、アルコールほどカプサイシンを分解する効果が高くありませんが、痛みの緩和に役立ちます。
    • 唐辛子を使った各国の辛い料理に米やジャガイモが添えてあるのはこのような理由からです。インドやアジアの多くの文化圏でよく見られます。
    • 砂糖をスプーン1杯食べると灼熱感が和らぎます。250mlの水に大さじ1杯の砂糖を溶かし口の中をうがいします。もしくは、ハチミツ小さじ1杯を舌の上に乗せても効果があります。
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    昔から行われている民間療法を試しましょう。唐辛子で口の中がヒリヒリ痛んだら、様々な野菜や食品を食べて対処すると言う人が多くいます。
    • きゅうりを食べます。インドネシアやタイで、辛すぎる食事に対処する一般的な方法です。また、バナナを食べるとその食感や糖分で灼熱感が和らぎます。
    • チョコレートを食べます。チョコレートには脂肪分が多く含まれているので、口の中からカプサイシンを取り除くのに役立ちます。一般的にダークチョコレートよりミルクチョコレートのほうが脂肪分やカゼインを多く含むのでより効果的です。
    • ヒリヒリ痛む箇所(唇、口など)をトウモロコシ粉で作った柔らかいトルティーヤで擦ります。または、生のニンジンを食べましょう。1口食べるとヒリヒリした痛みが大分治まります。
    • ハバネロオイルに触れて生じた皮膚の痛みには白い歯磨き粉がよく効きます。そのため、ハバネロ以外の唐辛子で生じた口内の灼熱感にも効果があるかもしれません。また、櫛切りレモンやレモンのしぼり汁、またはレモンを丸ごと食べるのも効果があります。酸には油を分解する働きがあります。
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3の方法2:
唐辛子で肌がヒリヒリした場合

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    手や肌に食器用洗剤を使います。ハンドソープより食器用洗剤の方が唐辛子に含まれる油分を効率的に分解します。唐辛子の油分に触れて肌に灼熱感や痛みを覚える人が多くいます。
    • 唐辛子を切る際は、水と漂白剤を混ぜた溶液(漂白剤を5倍量の水で薄めて使用する)に時々手を浸しましょう。
    • 漂白剤によりカプサイシンが水溶性塩に変化します。その後、手を水ですすぎましょう。
    • 漂白剤が唐辛子に付かないように注意します。唐辛子を切り終わったら食器用洗剤で手を洗いましょう。
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    アルコールで手や肌の痛みを和らげます。アルコールが、灼熱感やヒリヒリした痛みをもたらす唐辛子の油とカプサイシンを分解します。
    • 消毒用エタノールを手に振りかけます。たとえ他の方法で痛みを緩和する場合でも、まず消毒用エタノールを振りかけると手の消毒にもなります。[7]
    • ウォッカなどアルコール度数の高いものを使います。ヒリヒリ痛む手や体の他の部分に擦り付け、唐辛子の油を取り除きましょう。
    • 重曹と水で重曹ペーストを作ります。手に塗って、乾いてから洗い流します。
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    ボウルに入れた牛乳に手を浸します。よく冷えた牛乳を使いましょう。ボウルに氷を足すとさらに冷たくなります。手を氷水に浸すこともできますが、牛乳の方が効果的です。
    • 唐辛子による灼熱感やヒリヒリした痛みが2時間続いたという人もいます。ですから、すぐに効果の出る対処法が役立ちます。
    • ボウルに入れた牛乳に小麦粉を足してペースト状にします。手に塗って数分おき洗い流します。
    • 氷水や牛乳に手を浸す前に消毒用エタノールを手に付けましょう。痛みの緩和に効果のある牛乳ですが、冷やすとより効果が増します。[8]
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    唐辛子でヒリヒリする手や他の部分に油を塗ります。唐辛子に含まれる油分を他の油で分解して痛みを和らげます。[9] 手にワセリンを塗る方法もあります。
    • 唐辛子を切る前又は手に灼熱感を感じ始めたら、植物油やオリーブオイルを少量手に塗ります。[10]
    • ただし、多く塗りすぎると滑りやすくなり、唐辛子を切る際は危険なので注意します。唐辛子に触れた手で小さな子供をはじめ他の人に触れないように気を付けましょう。手に付いた唐辛子の成分が移る恐れがあります。
    • 唐辛子に触れる前に、手に軽く油を塗って痛みを予防します。また、唐辛子に触れた後に手に油を塗っても痛みを和らげることができます。オリーブオイルや植物油を入れたボウルに手を浸しましょう。[11]
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    唐辛子で生じた目の痛みを和らげます。唐辛子を切る際に、目をこするという重大な間違いを犯すと目がヒリヒリ痛みます。
    • まず初めに、このようなことにならないように注意しましょう。ただし、無意識にこすってしまった場合は、目の周囲を牛乳に浸して痛みを和らげましょう。[12]
    • ボウルに入れた牛乳にコットンシートやキッチンペーパーを浸し、ぎゅっと絞りながら目の周囲に塗ります。
    • 唐辛子の痛みはしつこいので、痛みが治まるまで必要に応じて何度が繰り返します。痛みが治まらない場合や、視覚に影響する場合は医師の診察を受けましょう。
    • 目のヒリヒリした痛みが続く場合は、コットンパッドやキッチンペーパーを目に数時間あてます。ダブルクリップとガーゼで固定しましょう。
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3の方法3:
唐辛子によるヒリヒリした痛みを予防する

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    手袋を使います。唐辛子を素手で調理すると手に灼熱感を伴う痛みが生じます。
    • 手がヒリヒリ痛んだらその手で目に触れないように注意します。最適な対処法はビニールやラテックスの手袋をつけることです。
    • タイ唐辛子、セラーノ、ハバネロも同じようにヒリヒリとした痛みをもたらします。[13]
    • 唐辛子に含まれる油分とカプサイシンが痛みや灼熱感をもたらします。不快な灼熱感が生じるので、コンタクトレンズを装着した目に触れると最悪です。
  2. 2
    ビニール袋を手袋代わりに使います。手袋がなければ、家庭にある物を手袋代わりに利用しましょう。素手で唐辛子に触れるよりましです。
    • ビニール袋を手袋代わりに使って、唐辛子を切ります。手首を輪ゴムで固定するとはずれません。
    • 手袋やビニール袋がなければ、手にキッチンペーパーを巻きます。何かで手を覆って素手で唐辛子に触れないように工夫しましょう。
    • 唐辛子に触れた後手や爪の中をしっかり洗って目を守ります。また、透明な保護メガネを使う方法もあります。
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    ヒリヒリした痛みを受け入れます。口の中に灼熱感が生じると良い気分ではありませんが、定期的に唐辛子を食べると健康に良いという研究結果があります。[14]
    • 元気が出ないときは糖分ではなく唐辛子を食べましょう!
    • 口の中の灼熱感を和らげてもカプサイシンによる代謝アップ効果がなくなることはありません。肝臓酵素がカプサイシンを分解するからです。
    • カプサイシンはエネルギーや代謝を増進し、減量や全体的な健康向上に効果があります。[15]
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ポイント

  • 唐辛子と天然の糖分を多く含む食材(すりおろしたニンジンや炒めた玉ねぎなど)を一緒に料理すると、尖った辛さがなくなります。辛味はあるものの1口食べてすぐに感じるような強い刺激はなく、料理にうまく融合します。
  • ケチャップやトマトジュースにも同様の効果があります。
  • 時間が経つと灼熱感は自然になくなります。
  • 火傷に油を塗ってはいけません。油は熱を閉じ込めるので火傷が悪化します。
  • パンを数切れ食べて灼熱感を和らげます。
  • 砂糖水を飲む前にソルティンクラッカーを食べます。ソルティンクラッカーが水分と唐辛子の油分を吸収しヒリヒリした痛みが和らぎます。
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注意事項

  • 唐辛子が傷口に触れないように注意します。
  • 唐辛子が鼻、目など「開いた場所」に触れるとひどく痛むので気を付けましょう。唐辛子スプレーの主成分は唐辛子です。
  • カプサイシンを石鹸と水で完全に取り除くことはできません。コンタクトレンズを使用している場合は、唐辛子に触れる際に手袋をつけて手を保護しましょう。
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wikiHowスタッフ編集者
この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。
カテゴリ: ランチ

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