右利きが左手で文字を書く方法

両利きになると、できることの幅が格段と広がります。この記事では、右利きの人が左手で文字を書けるようになるための基本的なステップを紹介します。

パート1(全3パート):書く練習をする

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    左手で書くことの難しさを認識する 利き手ではない方の手を使えるようになるためには、脳内で新しい神経回路が形成される必要があります。[1]
    • 左手で書けるようになることは、そう簡単なものではありません。最終的に両利きになるには、長い時間をかけて根気よく練習する必要があります。
    • 左手の運動技能を鍛えながら、手の使い方を学んでいる乳幼児の視点を楽しむことができます。
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    ゆっくり始める ひらがなとカタカナを書くことから始め、慣れてきたら文章を書いて練習しましょう。仮名がうまく書けるようになったら、漢字を書く練習もしてみましょう。[2]
    • きれいに書くことができない場合は、本や雑誌に大きく印刷されている文字をなぞりながら練習しましょう。また、文字のバランスを整える中央線が入った、大きなマス目のひらがな練習ノートを使ってみるのも良いかもしれません。
    • 左利きの人がまわりにいる場合は、その人が左手をどのように使っているのかをよく観察し、左手で書くためのアドバイスをもらいましょう。
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    文字を書く練習をする きれいな文字を書けるようにするため、仮名が重複することなく使用されている「いろは歌」を何度も書いて練習しましょう。[3]
    • 自分の名前や普段よく書く言葉を練習しましょう。そうすることで、手の筋肉が頻繫に使う言葉を記憶するようになります。
    • 左手で書く練習をした後は、左手と左腕に少し痛みを感じるかもしれません。今まで使ったことのない筋肉を使うことにより、筋肉痛が生じることがあります。
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    簡単な絵を描く 簡単な絵や図形を描くことによって、左手を使うことに慣れ、思う通りにペンを動かせるようになります。
    • 棒人間、煙突がついた四角い家、三角の耳がある丸顔の猫など、シンプルな絵を描いてみましょう。ここで重要なのは、左手をもっと器用に使えるようになることが目的であって、ゴッホのような画家になることではありません。
    • 左手をより自然に使えるようになるため、描いた絵に色も付けてみましょう。
    • 左手を使って、左から右へ線を引く練習もしてみましょう。手を左に引く代わりに、右に押しながら書く練習になります。
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    鏡文字を書く 左利きの人にとって、ペンを右に押しながら書くよりも、左に引きながら書く方が容易です。したがって、右利きの人が左手を使って書く際、前向きに書くよりも後ろ向きに書く方が簡単になります。[4]
    • 右から左へと、後ろ向きに書いてもかまいません。また、左右を反転させた鏡文字を書きながら練習することもできます。
    • 左手で右から左へ書くと、ペンのインクを擦ってにじませたり、紙を破ってしまったりすることがありません。ただし、他人が読む場合はとても読むづらくなってしまうので、後ろ向きに書くのは自分の日記だけにしましょう。ちなみに、レオナルド・ダ・ヴィンチは、左手で鏡文字を書いたことで知られています。
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    適したペンを使う 書く際にあまり手に力を入れる必要のない、液体インクやゲルインクのボールペンを使いましょう。
    • 液体ボールペンを使うことで、左手でも書きやすくなり、練習後もあまり手が痛くなることがありません。
    • 横書きで練習する場合は、書いたばかりの文字を左手で擦って汚してしまわないよう、速乾インクのボールペンを使用しましょう。
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    現実的になる 1日頑張っただけで習得できるようなものではありません。利き手ではない手を使って、読みやすいはっきりとした文字を書けるようになるには、たくさん時間がかかります。
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パート2(全3パート):脳を鍛え直す

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    利き手や利き足を使いたくなる気持ちを抑える 肉体的にも精神的にも、体の右側を使う習慣がいかに深く根付いているかを実感するようになります。普段から意識して体の左側を使うことで脳が鍛えられ、ゆくゆくは複雑な作業もこなせるようになります。[5]
    • いつも右手でドアを開けている場合は、左手を使って開けるようにしましょう。
    • 階段を上る時の一歩目が右足であれば、先に左足を出してみましょう。
    • 体の左側を無理なく自然に使えるようになるまで、こういった動作を何度も繰り返しましょう。
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    左手を使って毎日の単純作業を行う 以下の動作から始めましょう。[6]
    • 食べる(特にスプーンを使う時)
    • 鼻をかむ
    • 皿洗いをする
    • 歯を磨く
    • 電話をかける、または携帯電話でメッセージを送る
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    さらに細かい動きを練習する 左手を使って皿を洗ったり歯磨きをしたりといったような単純な動きができるようになったら、今度は反射神経を磨いていきましょう。
    • トレーシング(物をなぞる動作)は最適な方法です。物の輪郭をなぞる際に、視覚的に輪郭のまわりを追う目と、物理的になぞる動作を行う左手を同時に使用することによって、目と左手の協調性が鍛えられます。
    • 紙に右手をあてて、左手で輪郭をなぞります。立体である右手に鉛筆を押し当てるように左手でなぞることで、右手の形をうまく描くことができます。
    • 立体のトレーシングができるようになったら、平面画像もトレーシングしてみましょう。ボウリングに例えると、立体的な物の輪郭をなぞることがガーターなしの子供用レーンだとすれば、平面画像はガーターのある普通のレーンのようなものです。
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    右手をしばる 左手を使う練習をする上で一番難しい点は、利き手ではない左手を使うことを常に意識することです。左手を使うことを忘れて、無意識に右手で作業をしてしまわないように、工夫する必要があります。
    • 利き手を使う状況において、ほぼ必ず使う指が親指です。右手の親指と人差し指を紐でしばることで、親指を自由に動かせなくなるため、右手を使おうとする際にすぐに気付くことができます。
    • また、紐でしばる代わりに、右手に手袋をはめる、右手をポケットに入れる、右手を背中にあてる、といった工夫の仕方があります。
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パート3(全3パート):左手を使う練習をする

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    ボールを投げる練習をする キャッチボールは、左手の反射神経を鍛えつつ、楽しく練習をすることができます。また、ただボールを強く握るだけでも左手の指の筋力を鍛えることができます。
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    ラケットを使うスポーツをする 左手でラケットを持ってテニス、スカッシュ、バドミントンをすると、左手を集中的に鍛えることができ、左手で書くことがより簡単になります。
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    ウェイトトレーニングをする 重量が2㎏ほどの小さなウェイトを使って、左手を鍛えましょう。また、さらに小さなウェイトを使用して、左手の指を1本ずつ鍛えることもできます。
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    左手でマウスを使ってパソコンを操作する 左手でマウスを動かしてみましょう。マウスのクリックを左右反対に設定し直しても、またはそのままの設定でもかまいません。また、スペースキーを左手で押してみましょう。思ったよりも難しく感じるかもしれません。
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ポイント

  • タブレットのタッチペンを使って練習してみましょう。それほど力を加える必要がなく、左手を使う練習をすることができます。
  • 左手で書く練習をする際、落ち着いてコツコツと練習しましょう。うまく書けなくても、ストレスを溜めないようにしましょう。
  • 左手でも、右手と同じ持ち方になるようにして鉛筆やペンを持ちましょう。
  • 左利きの人が右手を使う練習をする際は、「左」と「右」をすべて逆にした上で、上記の手順に従いましょう。
  • はじめはゆっくり書くようにしましょう。早く書こうとすると、手を痛めてしまうことがあります。
  • 体を動かす際に、左手を使いすぎないように気を付けましょう。左手がふるえ出してしまうことがあるので、落ち着いた状態で左手を使うようにしましょう。
  • ホワイトボードを使って書く練習をしましょう。
  • 右手で書いた文字や絵と、左手で書いたものを比べてみましょう。
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注意事項

  • 左手と左腕を頻繫に休めましょう。慣れない手を使いすぎると痛めてしまうことがあるので、気を付けましょう。
  • 英語やドイツ語、フランス語などの言語は左から右へ書くため、左利きの人は鉛筆やペンを右へ押すように書く必要があります。その際に、紙の表面に圧力がかかり過ぎて紙が破れてしまうことがありますが、適したペンを使って正しい姿勢で書くことによって、紙の破れを防ぐことができます。ヘブライ語やアラビア語など、右から左へ書く言語である場合は、左手で書く際に紙が破れる心配はありません。
  • 場合によっては、困難をきたしたり健康問題を引き起こしたりすることもあります。
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このwikiHow記事について

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