剥がれた爪を処理する方法

共同執筆者 Jennifer Boidy, RN

スポーツ競技中や家の中での事故により爪が剥がれてしまうことがありますが、これには大変な痛みを伴うことがあります。爪が剥がれるような負傷や爪剥離は、爪が爪床から裂けてしまったり、爪が完全に無くなってしまうような状態を意味します。幸いなことに、足の爪が裂けてしまっても、適切に洗浄して後処理すれば自宅で治療が可能です。しかし場合によっては病院で受診する必要があるでしょう。

3の方法1:
自宅で怪我の治療をする

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    残った爪の処理をする 爪の剥離状態次第では、爪の大部分が残ったままの状態であったり、爪全体が剥がれてしまっている場合があります。怪我の後に残った爪を適切に処理すれば、順調に回復するでしょう。何であれくっ付いている物はそのままの状態で維持しましょう。爪の一部がブラブラしている場合には、清潔な爪切りを使用して、甘皮やくっ付いている部分に近い箇所からそっと切り取ります。[1] 裂けたラインに沿って切り取りましょう。
    • 残った爪の部分にやすりをかけて平滑にします。こうすれば靴下や寝具に引っ掛かることを防げるでしょう。
    • 怖がりな人や、自分ではなかなかできないという人は、友人か大切な人に助けてもらっても良いでしょう。子供であれば、剥がれた爪を治療する上で親の助けが必要になるでしょう。
    • 剥がれた爪の治療をする際に、指輪を着用しているのであれば外しておきましょう。なかなか指輪が外れない様であれば、石鹸と水を使用して外すか、医師に相談してみましょう。
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    出血する際には止血する 清潔な布やガーゼパッドを使って、出血箇所を直接圧迫します。10分間そのままの状態で抑えるか、出血が止まるまで圧迫し続けましょう。また横になって枕の上に足を乗せて、足を持ち上げた状態で保てば出血を遅らせることもできます。
    • 15分間圧迫しても出血が止まらないようであれば、医療処置を施しましょう。
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    傷跡を完全に洗浄する 石鹸を含んだ水と手ぬぐいを使用して足指を洗います。傷口が汚れていれば、優しくこすって泥を落とします。傷口から乾いた血液や破片を取り除きましょう。友人や大切な人に手伝ってもらっても良いでしょう。可能な限り傷跡を洗浄すれば感染症を防げます。
    • 清潔なタオルや手ぬぐいを使って患部を軽く叩押さえましょう。患部をこすると出血が悪化する恐れがあるので控えましょう。
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    化膿止め軟膏を塗る 足の指が綺麗で乾いた状態になれば、局所化膿止め軟膏や、3種類の抗生物質を配合した軟膏を患部全体に塗りましょう。大半の薬局にて、処方箋が無くても購入可能です。[2]
    • 大抵の場合、これらの薬品はクリーム状でも販売されています。包帯が傷口にくっ付かないように軟膏を入手しましょう。
    • 皮膚に損傷がなく、傷口や擦り傷がなければ、化膿止め軟膏の代わりに、ワセリンを使用しても良いでしょう。
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    足に包帯を巻く [3] 殺菌性のガーゼパッドや非粘着性の包帯と、医療用テープを準備します。ガーゼパッドや包帯を怪我した足指に置き(必要に応じてパッドが合うように切ります)、ガーゼを使って指の周りに何回か巻いて包帯を所定位置に固定します。指の上の部分でガーゼを少し余分に残しておき、爪の上にそっと被さるようにしましょう。こうして、後で簡単に取れるような包帯の「キャップ」を作っておきます。交差させるようにして(X状のように)、上部にてテープで2か所留めます。2片の医療用テープを使って、包帯を足の指先上部に固定させて、動かないようにしましょう。
    • 非粘着性の包帯を購入するか、化膿止め軟膏かワセリンを塗ってから足に包帯を巻きましょう。包帯を外す時には、足の指や患部付近に引っ掛からないように注意します。包帯が足の指にくっ付いてしまった場合には、お湯に数分間浸しましょう。そうすれば取外しやすくなります。
    • 指先が赤色や紫色に変わったり、感覚が無くなるまで強く包帯を巻かないようにしましょう。適所に包帯をぴったりと巻くことは大切ですが、違和感を感じるほど強く巻く必要はありません。
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    包帯を毎日交換する 毎日包帯を外し、温かい石鹸水で足指を洗います。もう一度化膿止め軟膏を塗り、新しい包帯を巻きます。包帯が濡れたり汚れてしまった場合には、新しい物と交換しましょう。[4]爪の下にある柔らかい敏感な部分である爪床が硬くなるまで、この作業を7~10日間続けます。[5]
    • 理想的には、毎晩床に就く前に新しい包帯と交換します。こうすれば、寝ている間に患部が寝具に引っ掛かったり、何かにぶつかることを防げるでしょう。
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3の方法2:
不快感を最小限に抑える

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    初日に氷でよく冷やす 指を負傷した当日は、2時間置きのペースで、1回当たり20分間氷を当てて、痛みや腫れを軽減してみましょう。[6]冷たすぎないように、ビニール袋に氷を入れてからタオルで巻き、その後に足の指に当てましょう。
    • 初日後は、1日当たり3~4回の頻度で、20分間氷で冷やしましょう。
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    足を持ち上げる 足の指がズキズキうずくようであれば、横になって枕の上に足を置くことで、足が心臓の上に来るように配置します。[7]こうすれば腫れが大幅に収まるでしょう。怪我をした後、最初の48時間はこのような体勢を取りましょう。
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    市販の鎮痛剤を飲む ブルフェンやナプロキセンなどは腫れを軽減し、痛みを消す効果があります。アセトアミノフェンは腫れを軽減することはできませんが、痛みを緩和する効用があります。これらの製品は処方箋が無くても薬局で入手できるでしょう。箱に記載されている指示に従って飲みましょう。
    • 心臓疾患、腎臓に関する問題や高血圧を患っていたり、胃潰瘍にかかった経験がある場合には、これらの医薬品を使用する前に医師に相談しましょう。[8]
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    数週間の間は先端部が開いている靴や緩めの靴を履く きつめの靴を履くと怪我をした爪の部分を不必要に圧迫してしまいます。指先部分が開いている靴や緩めの靴を履いて、圧迫されないように注意すれば、治り具合も良くなるでしょう。痛みが無くなるまで続けるようにしましょう。
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3の方法3:
必要に応じて医師に相談する

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    感染症の疑いがある場合には医師の助けを求める どれほど丁寧に傷跡を治療していても感染症にかかる場合があります。足の指が感染症にかかると、足指や足、また脚にかけて赤色の線が伸びているのが見えるでしょう。また38℃以上の熱が出ます。感染症の別の兆候として、濃い白色か無色の膿が傷口から出てきます。これらの兆候のいずれかが現れた際には医師に相談しましょう。感染症は深刻な問題に発展する恐れがあります。[9]
    • 感染症にかかっている場合には、医師は抗生物質を処方するでしょう。感染症が消えるまで処方箋に従って飲み続けましょう。
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    痛みや炎症、また腫れが悪化した際に医師に相談する 極度の痛みのために睡眠や日中の活動に支障が及ぶようであれば医師に相談しましょう。また鎮痛剤を飲んでから2時間が経過しても痛みが治まらず、痛みが悪化するような場合でも医師の元に行きましょう。腫れが悪化し、薬を飲んでも、氷で冷やしても、足を上げた状態で保っても回復に至らない場合には助けを求めましょう。
    • 「昨日よりも足の痛みがひどいし、タイレノールを飲んでも効き目が無いみたいなんです。これは普通ですか?」とか、「どれほどの腫れ具合が正常範囲内なんですか?」といったような質問をしてみましょう。
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    爪の色が黒色や青色に変色した場合には診断してもらう 場合によっては、足の指が潰されるような怪我(例えば重い物体が足の指に落ちるといったようなもの)が、「爪下血腫」を引き起こす場合がありますが、その場合には爪の下で出血が生じています。これにより爪の下に小さな血の塊ができてしまい、圧迫されると不快感を覚える場合があります。この症状は濃い青色、黒色または紫色の痣のような斑点として爪の下に現れます。もし痣が爪の大きさの四分の一の大きさであれば、自然と消えるはずです。そうでなければ医師に相談しましょう。痛みや負傷が増大しないためにも、爪の下から血液を抜く必要があるでしょう。[10] 自ら行ったり、誰か他人の手を借りて行おうとしてはいけません。医師に相談しましょう。
    • 医師は足指の爪に非常に小さな穴を穿孔し、そこから血が流れ出るようにします。この処置は痛みを伴いません。こうして血が抜けるにつれて、圧迫されなくなるため、足指の感触も改善されるでしょう。
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    裂けた爪の周辺に外傷がある場合には医師に相談する 爪床の損傷次第で、足指の爪が正常に再生しない可能性もあります。爪が再生する際にどのような形になるのかが心配であれば、爪床部分に簡単な手術が可能であるかどうかを医師に相談しても良いでしょう。爪周りの組織にて亀裂などの目に見える傷があれば、医師に相談しましょう。爪床や爪母が極度に損傷している場合には、爪が再生しないか、異なった形状で再生する恐れがあります。それでも場合によっては解決法があります。
    • 足指の爪が完全に再成長するには6~12か月かかる場合があります。[11]
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    患部を綺麗にできないような場合には助けを求める 患部を洗浄する際に、15分間以上経過しても泥や破片が残っているのが見えるようであれば、医師に相談しましょう。感染症を予防する上で傷跡を完全に洗浄することは重要な点です。自分で出来ない場合には、誰かにお願いしましょう。
    • 足指の負傷状態によっては、破傷風予防接種や破傷風の追加接種を受ける必要があります。傷口が汚れており、最後に破傷風の追加接種を受けてから5年以上が経過しているようであれば、破傷風予防接種を受けましょう。傷口がそれほど汚れておらず、最後に破傷風の追加接種を受けてから10年以上が経過しているようであれば、破傷風予防接種を受ける必要があるでしょう。
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    足指が動かなかったり、変形している場合にはレントゲン検査を受ける 爪剥離を生じさせるような怪我の大半は、骨折の原因にもなり得ます。怪我をした足指を曲げたり、完全に伸ばすことができるか確認してみましょう。それができないようであったり、変な角度で足指が飛び出しているようであれば骨折の疑いがあります。すぐにレントゲン検査を受けて適切な治療を施してもらいましょう。
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ポイント

  • 爪がひどく損傷している場合には、1~2週間で完全に取れる場合があります。これは普通のことです。無理やり取ろうとするのではなく、自然に落ちるまで待ちましょう。
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このwikiHow記事について

正看護師
この記事はJennifer Boidy, RNが共著しています。 ジェニファー・ボイディーはメリーランド州在住の正看護師です。2012年にキャロル・コミュニティー・カレッジにて看護学の準学士号を取得しています。

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