利口になる方法

共同執筆者 wikiHow編集チーム

利口であることと、知性的であることは、似て非なるものです。利口であるという表現は、他者にいい印象を与える、状況を素早く分析し行動する、誰も考えつかないようなアイデアを思いつくというような意味でしばしば使われます。ギリシャ神話の英雄オデュッセウスは利口な人でした。オデュッセウスは巨人キュクロプスに「誰もおらぬ」と名乗り、仲間の巨人たちから襲われることを回避しました。空想上の怪物を打ち負かす場面に遭遇することはないとしても、利口さを身につければ、人生のトラブルを回避し、世渡り上手になることができるはずです。

パート1(全3パート):大事な場面で利口にふるまう

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    最後に話す 会話において自分が発言する前に他者の話をじっくり聞けば、相手に利口な印象を与えることができます。先に話を聞いて相手の思惑や立場を理解したうえで発言しましょう。[1]
    • たとえば、次のような場面があります。いとこ、親戚のおばさん、妹の3人を相手に七面鳥の焼き方について議論しています。3人に意見を出させて、しばらく聞きましょう。それぞれの意見の優れた部分を整理します。議論が落ち着いた瞬間を見計らって、発言します。自分の意見を3人のものと差別化させることがコツです。たとえばこのとき、おばさんと同意見だったとしたら、なるほどと思わせる意見でおばさんを援護しましょう。まだ3人から出ていない選択理由を述べることも効果的です。
    • 相手の意見を先に述べさせて、あとから言いふせることにより反対意見を封じるという効果も期待できます。
    • 最後に発言する人はたいていの場合、的を射ない発言をしたり他人の意見を繰り返したりはしません。このような人の意見は独創的で創造力に富み、なぜか記憶に残っているものです。
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    「1秒で取り出せる」情報を持つ あらゆる発言の場で、即座に話せる情報を持ちましょう。議論中に的確な情報を即座に出すことは至難の業です。それゆえ、特に重要だと思われる情報をいくつか仕込んでおきましょう。
    • たとえば次のようなものです。地球の気候変化に熱烈な関心を抱いている人は、天気と気候についての統計値を「1秒で取り出せる」情報として記憶しているはずです。この知識のおかげで、ここ数年でいかに気候が変化しているか、この変化に二酸化炭素がいかに影響しているか、人間がいないと仮定したときの気候変化と比べて、今いかに異常な変化が進行しているのかという話題を語ることができるのです。
    • 誰もが当然だと思っていることについて、あらためて事実を調べてみましょう。常識だと思われている仮説をひっくり返すことで、自分は極めて利口だという印象を与えることができます。
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    適切な専門語を学ぶ 組織や職場の中には必ず独自の専門語があります。専門語は頭字語、略語、あだ名であったりします。職場の業界用語やその場にふさわしい専門用語を学ぶことで、精通した知識を持つ聡明な人だという印象を相手に与えることができます。
    • 次のような例があります。フライフィッシングの世界ではたくさんの専門用語や決まり文句があり、初心者ならばまずはこれを覚えなければなりません。「キャスト」は竿を投げてリールで巻いて前後に動かすときの動作です。「ライ」は魚がいそうな川や湖のことです。逆に言えば、この用語を知っているだけで、釣りの玄人だと思われるかもしれません。[2]
    • 知らない専門用語を耳にしたとき、話されている言葉の文脈に注意を払いましょう。会話の流れから基本的な意味は大体つかめます。それでもわからなければ、内緒で誰かに聞きましょう。そうすれば専門用語を知らないということを相手に悟られることはありません。
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    話に説得力を持たせる しばしば説得力と利口さは同義と考えられます。説得力を持つ人は、概して利口です。「1秒で取り出せる」情報を交えて最後に発言する人は、説得力があります。さらに、説得力のある人は聞き手を魅了し、自然に自分の味方に取り込むことができます。[3]
    • 話に説得力を持たせるためには、状況とタイミングがとても重要です。たとえば、お金の無心をしたいときに姉が失業中であるのならば、相談してはいけません。いま一番お金の心配をしているのは姉自身です。姉が新しい仕事を見つけて、昇給する時を待つことが賢明です。
    • はっきりと簡潔に話しましょう。はっきり素早く相手に要求を伝えることで、聞き手は何をすべきかを正確に理解し、快く力をかしてくれます。遠まわしに言うよりも簡潔な言い回しのほうが人は話を聞いてくれるものです。
    • 難解な専門用語を使うのはやめましょう。たとえば法律用語のように、一般の人にはわかりづらい言葉や言い回しは使わないほうが賢明です。わかりやすい言葉を選んで話すことで相手に話を聞いてもらえます。的確に自分の意見を伝えると、自分が利口だという印象を与えることにもなります。専門用語は聞き手も理解している状況でない限り、使わないほうが賢明です。
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    単純明快な解決法を提案する 問題の多くはごく簡単な方法で解決するものです。単純明快に考えることは、一見常識に反していますが、斬新な方法と同様に有効な解決方法になることがあります。多くの人が難しく複雑な方法を考える傾向があります。複雑に考えないことで、利口に問題を解決できます。
    • 解決法を探すときに、「どうしたらもっと簡単にできるか」と自問してみましょう。無駄な選択肢を省いて単純明快な答えを出すことができます。
    • たとえば、時間管理をしたい場合、「どうしたらうまい時間管理ができるか」という問いかけは漠然としすぎていて、あいまいな答えしか得られません。「もっと早い手段はあるか」「4時間かかる仕事を2時間で仕上げるためにはどうすべきか」と具体的かつ単純明快に考えましょう。
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    自信をつける 自分という存在に自信を持つことにより、実際に優秀で頭の良い人以上に利口なふるまいをできるようになります。多くの人は、たとえ確かな裏打ちがなかったとしても、自信に満ちた人を信じる傾向があります。自信を持って行動していれば、利口さはあとからついてきます。[4]
    • たとえ自信がなかったとしても、自信のあるふるまいをして自分自身を洗脳しましょう。背筋を伸ばして姿勢を正します。どこにいようが自分の家の庭でも歩くかのように、自信を持って大またで歩きます。いつでもどこでも自信に満ちたふるまいをします。腕組みはしてはいけません。人の目を見て話しましょう。
    • 自分自身について前向きな考えを持ちましょう。「私は敗者だ」とか「私は愚かだ」という考えがよぎったら、その考えを認めたうえで「私は自分が敗者だと考えてはいるが、今年は優秀社員賞をもらったし、実に優れた仕事をしている」と考えればいいのです。
    • 他者と自分を比べてはいけません。たとえば、どちらが利口なのかと他者と競い合ってはいけません。そもそも知性は競うものではありません。いったん競争がはじまると、自分が「一番」になるために他者といがみ合い、足を引っ張り合うことになるので、自分のためになりません。
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パート2(全3パート):利口さに磨きをかける

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    定石通りにやらない ものごとの仕組みや方法を知ることは大切です。しかし、典型的な考え方をくつがえすことはさらに大切です。斬新な方法を使うと、即座に決断できる利口な人物だという印象を他者に与えることができます。[5]
    • たとえば教授に小論文の課題を出されたときに、独創的なやり方でできるかどうかを考えてみます。そして、要求された条件以上のものを書いて提出しましょう。(たとえば短編小説の授業を受けているとしたら、授業で学んだことを生かして短編小説を書き、自分自身の作品を再度考察した小論文が書けるかどうかを考えてみましょう。)
    • これは予想を裏切るということでもあります。課題をルールに従って書いたり、学んだことを正確にそのまま書くのであれば、普通の評価をされるだけで利口だとは思われません。常識や典型的なやり方にとらわれてはいけません。
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    独創的に考える 独創的に考えるコツは、定石通りにやらないことです。利口であるためには、誰も考えたことのないような問題の解決方法を考える必要があります。
    • 違う角度から考えましょう。独創的な考え方をする人は、問題を別の角度から再認識します。この方法を実践するためには、(ありきたりの小論文を書くような)わかりやすい物事を選び、独創的な取り組み方はないかともう一度考えてみましょう。同じ情報を声に出して読んだり、コラージュや絵に描いてみたりといった違った角度からとらえ、情報を認識しなおします。[6]
    • 空想にふけりましょう。空想にふけっているときに独創的な方法が思い浮かぶことが意外によくあります。空想にふける過程で情報は思い出され、つながります。そのためシャワーの最中やまさに眠りにつこうとしているときに天啓がひらめくことがよくあるのです。何か悩みがあるときには、少しの間、空想にふけりましょう。気持ちを落ち着かせて想像をめぐらせてみると、おそらく独創的で実用的な考えが思いつくことでしょう。[7][8]
    • 集団でのブレインストーミングも独創力を高めるのに効果的です。ある問題について、参加者は思いついた考えを自由に出し合います。何の制限も設けずに思いつくだけ出しましょう。ブレインストーミングは一人でもできます。このときも自由な発想でおこないましょう。[9]
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    最悪の事態を想定する 利口であるためには物事を独創的にとらえる力が必要不可欠ですが、それを阻む最大の壁が「恐れ」です。意見や解決策が独創的かつ実行可能なものであるほど、多くの人の信用を得られます。
    • 次のように自問してみましょう。失業したら、どうなるだろうか。優良顧客がいなくなったら、どうなるだろうか。試験に落ちたら、どうなるだろうか。自分の書いた本を出版社が買わなかったら、どうなるだろうか。こうした質問の答えが出せたとき、恐れがなくなり、問題解決の糸口が見えるようになります。そうすれば可能性が開け、さらなるアイデアも湧いてきます。
    • アイデアや解決法がひらめいても、それが確固とした形を持つまでは公表せず、批判の目から遠ざけておきましょう。批判や批判を受けることに対する恐れがあると、独創的なアイデアは浮かんできません。独創性を失えば当然、利口になれるはずもないでしょう。ブレインストーミングを終えてアイデアを吟味する段階になって初めて、周囲の意見や批判を受け止める準備ができたと言えます。
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    限界値を設定する 輪郭があいまいで漠然とした問題の場合は、説得力のある独創的な解決方法やアイデアはなかなか思いつかないものです。限界値が見えないときでも、ここまでという範囲を設定しましょう。[10]
    • 「仮想の」限界値を設けることによって、アイデアがひらめくことがあります。たとえば、仕事の予算が足りないとしたら? 慣例どおりに仕事を進められないとしたら? 残された時間が5分しかないとしたら? さまざまな制限をどうしたら乗り越えられるでしょうか。
    • たとえばドクター・スースは、編集者から単語50個以内で1冊の本を書くという条件を与えられたとき、「緑の卵焼きとハム」を書きました。ドクター・スースは限界値を設けることで、かの有名な本を書くことができたのです。
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パート3(全3パート):学び続ける

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    利口な人を見て研究する 自分は十分利口だと、おごってはなりません。利口にゴールはありません。学び続ける姿勢を決して忘れず、利口な人の特徴を研究しましょう。
    • どうすれば利口に見えるのかを考えましょう。簡潔な物言いだからでしょうか。的確な情報を話に織り交ぜるからでしょうか。独創的な解決方法を提案するからでしょうか。
    • 利口な人の優れた特徴を研究して、自分自身の仕事や生活に取り入れましょう。
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    世の中の最新ニュースを集める 周囲に利口な印象を与える人々の多くは世界の最新情報を取り込むことに長けています。世の中の動きに関心を持ち、ニュースや事件に精通している(もしくは精通しているふりをしている)ことが利口な人の特徴です。
    • 情報源を1つに絞らずに、多角的な見方をしましょう。たとえば、情報源をNHKニュースに絞らずに、他のニュース番組も見ましょう。インターネット、ラジオ、テレビや新聞を利用して複数の統計や見解を集めます。これにより、ものの見方が多角的になり、世の中の出来事を知的に論じることができます。
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    洒落を言う 言葉の使いこなしがうまい人は利口な印象を与えます。なぜなら、人との関係を作るうえで言葉は大切なものだからです。洒落とはだじゃれや暗号文を言ったり、または斬新な物言いをすることです。[11]
    • 一風変わった言い回しをしてみましょう。そして、多くの人が見落としがちな部分に目を向けてみましょう。たとえば、炎を滑らかな絹のようだと表現したり、海岸の波の音の表現を考えたりします。
    • 押韻やだじゃれを交えて話をしたり、他者の話の面白いところを探して突っ込みを入れるなどしてみましょう。
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    情報を記憶しておく 会話のときに的確に(1秒で)情報を出せれば利口な印象を与えることができます。情報を簡単に思い出すコツを紹介しましょう。[12]
    • 初めて出会う情報に注意を払いましょう。必ず正しい情報を集めます。病気や怪我で記憶をなくさない限り、集めた情報が失われることはありません。記憶する前に情報の真否を確かめておくことが重要です。
    • 書いて覚えましょう。情報は書くことによって記憶に残り、思い出しやすくなります。何回も書いて暗記しましょう。
    • 慎重に情報選択しましょう。シャーロック・ホームズは、脳は屋根裏部屋のようなものだと言いました。あらゆる情報を詰め込むのではなく、興味をそそられる、将来役に立つような情報を選んで記憶しましょう。
    • 授業で手を挙げて発言しましょう。
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ポイント

  • 結局のところ、人は自分自身に一番興味があるものだということを覚えておきましょう。そのため、他者に関心を示す人は周囲の目に親切な人として映るだけでなく、賢明で洞察力があり、利口な人間だという印象を与えます。自分の意見や話をすぐに出さずに、他者の話に耳を傾けるとよいでしょう。[13]
  • クラスで困っている人がいたら、助けてあげましょう。
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注意事項

  • どういうわけか、皮肉であることと利口であることは相伴うものです。「利口さ」が他者の気分を害して皮肉ととられないように注意しましょう。
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wikiHowスタッフ編集者
この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。
カテゴリ: 自己啓発
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