低血糖は、糖尿病や反応性低血糖の患者に起こりうる深刻な症状です。血糖値の正常範囲は70〜99 mg/dlなので、70 mg/dl未満だった場合は血糖値が低いとされます。主な症状には、心臓の動悸、気力の低下、そわそわ感、疲労感、血色不良、ふらつき、不安、発汗、空腹、いらいら、頭痛、および四肢のうずきなどがあります。[1]低血糖は、インスリン依存性糖尿病患者にとって深刻な状態になることがありますが、反応性低血糖症の患者にとって致命的な状態になることはめったにありません。低血糖症を未治療のまま放っておくと、突然の痙攣や昏睡、または死に至ることがあります。幸いなことに低血糖症の治療はとても簡単です。しかしそれでも、低血糖の症状に陥った場合、または周囲の人に症状が起きていることに気付いた場合は、すぐに救急車を呼ぶことが重要です。
ステップ
3の方法1:
血糖値を上げる
-
1
-
215分間待ち、血糖を確認する いつも測る方法で、血糖値が正常範囲に戻っているかを調べましょう。血糖値が100 mg/dl以上でなければ、上記の手順を繰り返します。[5]
-
3血糖値がまだ低いなら、 糖質をまた摂取する 血糖値が70 mg/dl (4.0 mmol/l)未満なら、15〜20グラムの糖を摂取しましょう。そして15分間待ち、血糖値をチェックします。[6]
- ほとんどの場合、1、2回上記のサイクルを繰り返せば、血糖値が正常範囲に戻ってきますが、70 mg/dl (4.0 mmol/l)を超えるまでは上記のサイクルを繰り返しましょう。
- 血糖値が急上昇する可能性があるので、食べ過ぎないように注意しましょう。
-
4
-
5医師に相談する 低血糖の症状が頻繁に起こるなら、食生活や服薬に何らかの調整が必要かもしれないので、医師に相談しましょう。低血糖は糖尿病の患者においてよく発生するので、特に若年の糖尿病患者は定期的に検査する必要があります。[9]Advertisement
3の方法2:
低血糖の人を助ける
-
1呼びかけ、反応を確かめる 低血糖に陥っている人が呼びかけに答えたら、15〜20グラムの炭水化物をとってもらいましょう。もしその人が低血糖のために意識を失っているのであれば、食べ物や飲み物から糖分を摂取することはできません。誰かがグルカゴンのキットを持っていたら、注射で投与できます。 注射できない場合は、ただちに救急に電話しましょう。
- 意識のない人に食べ物や飲み物をとらせようとするのはやめましょう。窒息の原因となります。
- 低血糖に陥っている人にインシュリンを注射するのは絶対にやめましょう。昏睡にいたり、ときには死にいたる場合もあります。[10]
-
2グルカゴンキットが無いなら救急に電話する グルカゴンキットがない場合や、あっても使い方がわからない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。 グルカゴンキットがあれば、救急に電話する前にそれを注射して急病人を看護しましょう。グルカゴンキットで注射を投与している間に誰かに電話をしてもらったらよいでしょう。
-
3グルカゴンキットを手に入れる グルカゴンキットは処方薬であり、低血糖症を患っている人が所持していた場合にのみ使用できます。グルカゴンにより血流中へのブドウ糖の放出を促され、血糖値が回復します。[11]
- グルカゴンキットは、低血糖症の患者のバッグや財布、ポケットに入っているかもしれません。すばやく、かつ、くまなく探しましょう。たいていはプラスチックのケースに入っています。
-
4グルカゴンを臀部、腕、または大腿の筋肉に注射する 正しく注射できるように、キットに含まれる説明書に従いましょう。臀部、腕、太ももの筋肉に注射するのが最適です。[12]
- 説明書で特に指示が無い限りは、一番注射しやすい場所に注射しましょう。
-
5患者の意識が戻るときにもサポートする 意識がはっきりするように働きかけ、意識が戻るときには怪我をしないように見守ります。
- 患者が嘔吐した場合は、体を横向きにしましょう。必要に応じてバケツやゴミ箱を渡しましょう。[13]
-
6患者に15〜20グラムの糖質を摂らせる 患者の肝臓がブドウ糖を吸収せず、再び血糖が下がったときに備えます。コップ半量のジュースかソーダ、半分のバナナ、または砂糖を溶かしたオレンジジュースなどがよいでしょう。
-
7患者に医師への連絡を促す グルカゴンキットを使ったら、すぐに医師に相談する必要があります。再び意識を失った時のために、新しいグルカゴンキットの処方箋も必要です。[14]Advertisement
3の方法3:
低血糖を予防する
-
1医師に相談する 医師は血糖値を管理するための計画を作るのを手伝ってくれるでしょう。食生活や服用中の薬、運動のどれもが血糖値に影響を及ぼします。医師から血糖値が下がるのを防ぐ計画の作成にアドバイスをもらうことができます。[15]
- 運動計画について意見を聞きましょう。
- 食生活を変える前に医師に相談しましょう。
- 摂取してみたいビタミン剤やサプリメントについて医師に相談してみましょう。
-
2食事計画を守る 血糖値を正常に維持するには、医師または栄養士が提供する食事計画を守ることが最善の選択肢です。みだりに新しい食べ物を追加したり、計画を変えたりしないようにしましょう。計画を守れないときは、前もって医師または栄養士に相談し、安全かどうかを確認しましょう。[16]
-
3指示されたとおりに服薬する 糖尿病の薬を服用している場合は、正しい量を指定された時間帯に服用しましょう。薬によって血糖値が高くなり過ぎるのを防ぎますが、誤った方法で服用すると、血糖値が低くなり過ぎることがあります。[17]
-
4軽食を何回もとる 1日3食ではなく、1日を通して軽食を何回も食べると、血糖値を安定させることができます。食事計画中にあるバランスの取れた軽食を選びましょう。
- 反応性低血糖症の患者は、食後にインシュリンが分泌され過ぎて血糖値が下がるため、軽食を何回かに分けてとるほうがよいでしょう。[18]
- 健康的な食事とは、低炭水化物で、高タンパク質、高脂肪な食事です。たとえば、グリルドチキンを添えたサラダか、スープを添えたサンドイッチ半切れなどです。
-
5一日中血糖値をチェックする 血糖値を常に把握し、自分の状態をよく理解しましょう。そうすれば、血糖値が低下する前に軽食を食べることができます。そして血糖値が予想外に高い場合はインスリンを投与できます。[19]
- 血糖値の検査キットを持ち歩きましょう。
- 食前と食後に血糖値を測りましょう。食事も計測も習慣にしましょう。
- 血糖値の計測機器と付属品が正確で、有効期限が切れていないこと、そして正常動作することを確認しましょう。医師に定期的に診断してもらい、医師と作成した行動計画を守るようにしましょう。
Advertisement
ポイント
- 食事やおやつ、運動を遅らせたり、インスリンを飲みすぎたり、アルコールを飲んだりした場合は、低血糖に注意が必要です。
- 糖尿病に罹患しており、よく低血糖になる場合、緊急時に飲めるブドウ糖の錠剤をいつも持ち歩くようにしましょう。
- 血糖値が正常になるまでそばにいてくれるように、近くにいる人に頼みましょう。これにより怪我をするリスクを下げられます。
- 糖尿病に罹患している場合は、血糖値にも注意を配りましょう。
注意事項
- 低血糖のときにダイエットコーラを飲んでも、意味がありません。ダイエットコーラには糖分が含まれていないので血糖値は上がらないからです。
- 低血糖を起こす頻度が高すぎると、逆に低血糖症に気付かないことがあります。これは体がもはや目に見える症状を示さなくなるからです。治療しないと深刻な健康問題にいたる可能性があります。
- 意識を失った人の口には、固形または液状の食品、ブドウ糖の錠剤、ケーキのフロスティングなどを入れてはいけません。
このwikiHow記事について
出典
- ↑ http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/hypoglycemia/basics/symptoms/con-20021103
- ↑ http://www.healthline.com/health/food-nutrition/simple-carbohydrates-complex-carbohydrates
- ↑ http://www.diabetes.org/living-with-diabetes/treatment-and-care/blood-glucose-control/hypoglycemia-low-blood.html
- ↑ https://www.ucsfhealth.org/education/treating_low_blood_sugar/
- ↑ https://www.ucsfhealth.org/education/treating_low_blood_sugar/
- ↑ http://www.diabetes.org/living-with-diabetes/treatment-and-care/blood-glucose-control/hypoglycemia-low-blood.html
- ↑ http://www.diabetes.org/living-with-diabetes/treatment-and-care/blood-glucose-control/hypoglycemia-low-blood.html
- ↑ http://www.joslin.org/info/how_to_treat_a_low_blood_glucose.html
- ↑ https://www.ucsfhealth.org/education/treating_low_blood_sugar/
- ↑ http://www.diabetes.org/living-with-diabetes/treatment-and-care/blood-glucose-control/hypoglycemia-low-blood.html
- ↑ http://www.diabetes.org/living-with-diabetes/treatment-and-care/blood-glucose-control/hypoglycemia-low-blood.html
- ↑ http://www.diabetes.org/living-with-diabetes/treatment-and-care/blood-glucose-control/hypoglycemia-low-blood.html
- ↑ http://www.diabetes.org/living-with-diabetes/treatment-and-care/blood-glucose-control/hypoglycemia-low-blood.html
- ↑ http://www.diabetes.org/living-with-diabetes/treatment-and-care/blood-glucose-control/hypoglycemia-low-blood.html
- ↑ http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/hypoglycemia/basics/prevention/con-20021103
- ↑ http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/hypoglycemia/basics/prevention/con-20021103
- ↑ http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/hypoglycemia/basics/prevention/con-20021103
- ↑ http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/hypoglycemia/basics/prevention/con-20021103
- ↑ http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/hypoglycemia/basics/prevention/con-20021103
この記事は役に立ちましたか?
はい
いいえ