ヨガかピラティスか選ぶ方法

ヨガのレッスンとピラティスのレッスン、どちらかを選ぼうとしていますか? ヨガとピラティスの違いがよくわからないのではありませんか? どちらのエクササイズが自分の好みに合っているのかを確かめるためには、この2つの基本的な違いを知ってから選ぶとよいでしょう。また、新しいエクササイズを試してみたいが、ヨガとピラティスのどちらもよく見えて目移りする、という人もいるでしょう。ヨガであってもピラティスであっても、選んだエクササイズはこの先の生活の一部になります。達成したい目標が決まれば選択すべきエクササイズも自然に決まるはずです。

パート1(全3パート):目標を明確に定める編集

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    身体のリハビリを行いたい場合 ヨガにもピラティスにも身体の機能を回復させる効果があります。実際に、身体を負傷した人の痛みの緩和とケガの回復を促進する最適な方法として、以前からピラティスが試されてきました。[1] 一方、ヨガは肉体よりも精神面・感情面のリハビリに使われることが多いエクササイズです。[2]
    • ヨガにもリハビリに適した側面があり、リハビリの種類によってはピラティスよりも効果的なこともあります。訓練を積み、十分な知識を備えたヨガ・インストラクターであれば、リハビリをする人の体力と柔軟性の回復を促すことができる上に、その人の身体的なレベルに適したエクササイズを選びながら、回復状況に合わせて変化を加えられます。
    • どこに焦点を合わせるか、誰が教えているか、どこのスタジオかによって、個々のヨガ・レッスンは大きく異なり、種類や流派も多数あります。高齢者福祉施設用に考えられた椅子に座ったままでできるヨガ・レッスン、瞑想がメインのヨガ、未就学児のためのヨガ、オリンピック選手レベルのアスリートが参加するレッスンなど、多種多様です。その点、ピラティスにはヨガほどの多様性はありません。
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    身体を鍛えたいのかを決める ヨガもピラティスも身体全体の筋肉を鍛えて強化する効果があります。ヨガに比べるとピラティスは筋肉を鍛える点に重点が置かれています。例えば、減量が目的であれば、ピラティス用のトレーニング器機を使ってエクササイズすることも可能です。トレーニングマシンを使うことで、通常のポーズを取るピラティスに有酸素運動とフィットネスの要素が加えられ、エクササイズ中のカロリー燃焼を促進します。一方、ヨガではマシンを使うことはありません。[3]
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    エクササイズがもたらすメンタルヘルスへの効果を考える ヨガはメンタルヘルスへの恩恵が大きいことで知られています。ヨガを実践すると交感神経が鎮まり、ストレスが緩和され、ホルモンの放出レベルを管理する視床下部・下垂体・副腎軸の働きを助けます。[4]
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    エクササイズに精神性や霊性が必要かを考える ヨガは精神性や霊性が関連することの多い古代の修行方法が基本のため、ヨガにおいては瞑想が大きな位置を占めます。ヨガもピラティスも肉体と精神の調整を行うものですが、ヨガと違ってピラティスでは霊性の部分には目を向けません。[5]
    • ヨガに興味はあっても霊性に興味がないのであれば、その部分に注目せずにヨガを実践することが可能です。レッスンを選ぶ段になって、ヨガは実践したいが霊性には興味なしというのであれば、宗教色の薄いヨガ・レッスンを探すとよいでしょう。
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パート2(全3パート):主な違いを理解する編集

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    それぞれの起源を読み解く ヨガとピラティスの起源を知ることも選択に役立ちます。決める前にインターネットでリサーチしてみましょう。[6] ヨガとピラティスの簡単な背景説明は以下の通りです。
    • ヨガは約5,000年前にインドで始まりました。口頭伝承によると、ヨガはインド哲学と生活様式の一部を成すもので、自分自身を知ること、肉体・精神・魂の調整を行うことへの理解を人々に広める手段として考案されました。
    • ピラティスは肉体のリハビリと強化を促進する方法として、20世紀初頭に発案されました。もともとは第一次世界大戦で負傷した兵士たちのリハビリ方法でしたが、ダンサーがパフォーマンスを向上させるエクササイズとして採用したことがきっかけで、広く知られるようになりました。
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    両方の焦点の違いを鑑みる ヨガとピラティスには類似点が多数あります。両方とも、体力と柔軟性を促し、心と身体のつながりを密にするために、身体を動かしてポーズを取ります。極端な言い方をすると、ヨガは心と感情の安定を優先するエクササイズで、体力や柔軟性はその副作用です。一方、ピラティスは身体を鍛え、姿勢と動きを良くすることを目的としたエクササイズです。[7]
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    ヨガとピラティスの呼吸法の違いを比較する[8]  ヨガとピラティスは呼吸法が大きく異なります。
    • ピラティスにおける呼吸法は、エクササイズを効果的に行うために必要なエネルギーを筋肉に送ることを目的としています。ピラティスを実践中に呼吸法に意識を集中すると、筋肉の力みを取るのに充分な量の酸素が呼吸として取り入れられ、血液によって身体の隅々まで運ばれるようになります。
    • ヨガで行われる呼吸のエクササイズはリラクゼーションを目的としています。ヨガ実践中は自分の呼吸と呼吸の使い方に意識を向け続けることが重要です。硬くなっている部位やストレスを感じている部位に空気を送るイメージで呼吸すると、その部分の筋肉の力みを取ることができます。
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    求める身体の柔軟性で比較する ヨガとピラティスの大きな違いの一つが、ヨガは身体の柔軟性を高める目的に適していて、続けるうちに関節も柔軟になってくる点です。ヨガの核となるものは、身体を伸ばす動的ポーズと同じ姿勢を保つ静的ポーズです。他方、ピラティスの動きはダイナミックで、柔軟性も高まるとはいえ、そこに重点は置かれていません。[9] とはいえ、ピラティスを行った後の柔軟運動は、柔軟性の向上に効果があるため強く推奨されています。ピラティス・インストラクターたちがピラティス後の柔軟運動を紹介する動画をインターネット上で公開しているので確認してみましょう。
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    求める筋力増強の程度を決める ピラティスは緊張している筋肉を弛緩させ、身体中の筋肉の筋力を上げることに焦点を当てています。ヨガと異なり、マットでのエクササイズに加えてトレーニング器械を使うため、ヨガよりも筋トレに近いエクササイズと言えます。[10]
    • ヨガにもピラティスにも腹筋を鍛えるのに適したポーズが多くあります。しかし、ピラティスのエクササイズの方がハードなこともあり、目標の筋力に到達する期間はヨガよりも短くて済みます。ピラティスのエクササイズを頻繁に行えば、筋肉の割れた平らな腹部を作ることも可能です。
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    ヨガとピラティスの精神面での効果を比較する ヨガは精神面に重点を置いていることを理解しましょう。これまでも、うつ症状や不安症を抱える人たちの症状を和らげるエクササイズとしての効果が実証されてきました。肉体に加えて精神や魂への働きかけに軸足を置いているヨガは、病気を克服するのに効果的なエクササイズといえます。静寂の中での内省と瞑想がヨガの大きな基軸です。そのため、ストレスの軽減を目指してヨガを始める人が多数を占めます。[11]
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パート3(全3パート):両方を試してみる編集

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    自宅でピラティスを試す ピラティス全部を自宅で実践するのは無理でも、概要を知ることは可能です。自宅でピラティスを始める簡単な方法はYouTubeを使うことでしょう。YouTubeにはピラティス・インストラクターたちが公開している初心者のための基本的なエクササイズ動画がたくさんあります。[12]
    • ただし、トレーニング器機を使ったエクササイズだけは自宅で実践できないことを覚えておきましょう。
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    自宅でヨガを試す ヨガに必要なものは身体を動かす場所と自由な時間だけなので、自宅で始めるのに最適なエクササイズといえます。ヨガマットがあると便利ですが、必ず必要というわけではありません。基本的なポーズや姿勢の取り方を教えている動画をインターネットで検索してみましょう。動画の他にも文章で説明しているサイトが多数あります。ヨガの何たるかを知る情報として活用しましょう。[13]
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    近場でレッスンを探す 自宅で実践する方がよければ、レッスンを受けずに自宅でヨガやピラティスを続けることも可能です。しかし、スタジオでのレッスンでは、ヨガやピラティス本来のエクササイズを実践でき、最大の効果を得られます。ネットで自宅近くのスタジオやレッスンを探してみましょう。料金やレビューを比べて候補を選び、自分でチェックしてみましょう。[14]
    • 体験レッスンを受けたいスタジオに到着したら、インストラクターに自分の目標とレッスンに期待することを伝えましょう。こうすると、自分に合うレッスンを見つけるのが容易になります。[15]
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    両方のレッスンを複数回受けてから決める 自分が本当に求めているのがヨガなのか、ピラティスなのかを決め兼ねている場合には、両方のレッスンを複数回続けてみましょう。無料のトライアル・レッスンのあるクラスや、最初に無料体験レッスンを提供しているスタジオを探してみます。ヨガ、ピラティスともに良質のレッスンを2〜3回経験すると、どちらが自分の目的に合うのかが明らかになるはずです。[16]
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注意事項編集

  • 必要であれば、ヨガやピラティスのレッスンを受ける前に医師に相談しましょう。術後の人や疾病を抱えた人にとって、特定なポーズが身体に危険な場合があります。

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