ボーカルレッスンを受けずに歌声を磨く方法

共同執筆者 Annabeth Novitzki

ほとんどの人は歌うことが好きです。大抵の場合、歌声を良くするにはボイス・レッスンを受けますが、レッスンに通わずに自分のスタイルを発展させ自信もつけることができます。まずは、毎日歌うことを習慣にしましょう。自分の好きな歌を歌ったり、音階の練習をするという習慣でも良いでしょう。恐れずに創造的な発声に挑戦しましょう。喫煙をやめて健康的な声作りに励み、常に水分補給を心がけて、最高の歌声を作りましょう。

3の方法1:
自分の声域を確かめる

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    マイクを使って自分の声を録音する パソコンかスマートフォンでサウンド・レコーディング・アプリを起動します。音声効果なしの生の声を録音できるように、入力設定を調節しましょう。色々な歌を練習して録音しましょう。[1]
    • より快適に録音できるように、パソコンかスマートフォンにマイクを接続しましょう。マイクの持ち方や使い方に慣れると同時に、録音のための最終調整に役立つでしょう。
    • 「Perfect Piano」や「Pocket Pitch」などは、歌の練習には最高のアプリです。
    • 音程がどれくらい合っているかを確かめるには、デジタルチューナーを使うか、「Vanido」などのアプリをダウンロードすると良いでしょう。
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    慣れ親しんでいる歌を何度も歌う 好きな歌の歌詞を印刷し、歌詞のニュアンスを理解しましょう。次に声の抑揚を様々に変えて歌のイメージを変えてみましょう。[2]
    • 練習のためには何度も歌う必要があるので、好きな歌を選ぶことが重要です。
    • また、最初は声に負担をかけないように、自分の声域の範囲内で歌える歌を練習しましょう。
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    発生に必要な身体パーツ全部(発生機構)を駆使して音を出す練習をする 単純に喉で発した音を口から放って歌えば良いという訳ではありません。同じ歌を何度も集中して練習することは大事ですが、舌、口、横隔膜、喉、更には鼻をうまく使って抑揚をつけるようにしましょう。色々な抑揚で歌ったものを録音し再生してみると、自分の体の動かし方と音との相関関係が分かるでしょう。[3]
    • 例えば、鼻から息をたくさん出せば、当然の如く高い鼻音が出ます。歌いながら小鼻の外側に優しく圧力をかけることでも、声の質は変わります。
    • 歌っている時に舌を口の中の上側の部分に当てて歌声がどのように変わるかを確かめましょう。また舌を頬の内側に当て、どのような音が出るかも試してみましょう。更に顎を左右に動かすと、また違った声質が生まれます。
    • 横隔膜を使った発声を試すには、歌っている時に肺から空気を一気に押し出します。あるいは、僅かな量の息を使って歌い、どんなことが起こるか試してみるのも良いでしょう。
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    歌う全ての歌に感情を込める 歌う前にどんな感情を観客に伝えたいかを考えましょう。伝えたい感情が明確になったら、歌う歌全てに感情を込めて歌いましょう。これまでの人生で、伝えたい感情に似た気持ちになった出来事や瞬間があったかを考えてみましょう。[4]
    • その時の感情を思い出して再現することが鍵です。しかし、感情に呑まれてはいけません。結局のところ、悲しい曲を歌う度に泣いてばかりでは、声質を改善することはできません。
    • 失恋の歌を歌うなら、自分が経験した悲しい別れの瞬間を思い出しましょう。
    • 感情に呑まれないように注意しましょう。歌にぴったりの出来事を思い出したら、再び曲の歌詞と音程に焦点を戻しましょう。
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    声域を確認する 音程をピアノの音に合わせながら歌いましょう。声域内で声が割れずに出せる一番低い音を最低音、一番高い音が最高音です。鼻や喉ではなく、肺を使って歌いましょう。そうしないと自分の正しい声域を確認できません。
    • どの声区(レジスター)で歌っているかにも注意しましょう。男性の場合は、空気のように軽いフワフワした高い音を出す時には、ファルセットを使う必要があるでしょう。逆に女性の場合は、高い音は頭からの声(頭声)を、低い音は胸からの声(胸声)を使います。[5]
    • スマートフォンのキーボードか「Perfect Piano」などのピアノのアプリを使うと、簡単に自分の声域が分かります。これらのアプリはまた、音程がどれくらい正確に取れているかも確かめることができます。
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3の方法2:
歌声を強化する

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    毎日大きな声で音読する 声を強化するには歌の練習に加えて、意図的に声を出す練習をしましょう。抑揚をつけたり、声の持久力を上げるのに役立ちます。大きな声での朗読はその目的に叶っています。新聞や読みやすい本を見つけて毎日30分間、大きな声で音読しましょう。[6]
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    声を緊張させないためにも歌う前にウォームアップをする 女性の場合は「中央のC(ド)」より上の「F(ファ)」で、男性の場合は「中央のC(ド)」より下の「F(ファ)」で「エー」と静かに発声し、できるだけ長く音を伸ばしましょう。この練習を2回繰り返します。もう1つのウォームアップとしては、低音から高音へと繋げて滑らかに「ラララ」と発声します。これを2回繰り返したら、次は高音から低音へと同様に繋げながら「ラララ」と3回歌いましょう。[7]
    • 自身の中音域で、ド・レ・ミ・ファ・ソの5トーンスケールを「アー」で歌いましょう。この練習は2回繰り返しましょう。
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    「ド・レ・ミ」の音階を上がり下がりしながら歌う 「C(ド)」の音で始まる音階から初め、次に「C#(ド#)」で始まる音階というように、徐々に開始音を上げてきましょう。音階は滑らかに移行せずに、1つ1つの音をはっきりと出し素早く移行しましょう。[8]
    • 「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」と基本の音階に焦点を当てましょう。ある程度練習できたら、次は2音ずつ上がるパターンや1音ずつ上がるパターンなど、バラエティを持たせると楽しいでしょう。
    • 次にパターンを混ぜて音階の上がり下がりを練習しましょう。例えば2音ずつ上がったら1音ずつ下がってくるという具合いに練習しましょう。
    • 音階とは、一連の異なる音程で構成される音の階段です。音階を上下に移動すると低音と高音の両方を使って歌うことができます。「C(ド)」から「C#(ド#)」の2つの音で1つの音階を表します。同様に「C#(ド#)」から「D#(レ#)」も音階です。
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    毎日最低30分間歌の練習をする 30分間という長さは、声帯を温めるのに十分な時間です。それ以上練習を続けると声帯に負担をかけてしまいます。30分間邪魔されずに練習を続けられると理想的です。歌を仕事にしている場合は、この練習が観客の前で歌うためのスキルを磨く機会にもなります。[9]
    • 毎日短い時間でも人前で歌う機会があると、観客の反応を読んだり観客との触れ合い方について学ぶことができるでしょう。
    • 小さなステージやパフォーマンス用の舞台などが ある地元の劇場やコーヒーショップなどで歌う仕事を見つけてみましょう。そういった機会がなければ、教会や地元の合唱団などに参加して自分の歌声を披露してみましょう。
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    歌う時に姿勢を正しく維持する 顔をまっすぐ前に向け、背筋を真っ直ぐにして立ちましょう。肩は後ろに引いて下ろしましょう。首は極端に傾けずに真っ直ぐに保ちます。舌は口の中の底にそっと置き、前歯に付くか付かないかの状態にします。顎を左右に動かしてリラックスさせましょう。[10]
    • 歌っている間、極度に背中を丸くしたり、猫背気味にしてはいけません。[11]
    • 三面鏡の前で歌うと、途中で姿勢を確認するのに役立ちます。
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    横隔膜を強化できるように呼吸の練習をする 息を吸う時に肺を大きく膨らませる胸式呼吸を試しましょう。胸郭を大きく開いたまま、腹筋をリラックスさせて息を吸い込みます。息を吐く時には、腹筋を使いましょう。[12]横隔膜を使って呼吸をしながら次の練習をしましょう。[13]
    • 1から4まで数えながら肺に空気を吸い入れましょう。まず1で、肺の4分の1に空気を入れます。
    • 2で、2分の1に空気を吸い入れます。
    • 3で、4分の3を満たします。
    • 4で、肺全体に空気を吸い入れます。
    • 5から12でゆっくりと徐々に空気を吐きましょう。
    • この練習を繰り返し行いましょう。
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3の方法3:
健康に気をつけ声を労る

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    1日に最低コップ6〜8杯のドリンクを飲む 喉を潤しておくと深くて味わい深い音域を得ることができます。熱いお湯ではなく、ぬるま湯が声には最適です。冷たい水は喉を締めつけてしまいます。小さじ1杯の蜂蜜やスライスしたレモンを加えると喉が滑らかになり、香り付けにもなります。[14]
    • 天然の蜂蜜をできるだけ選びましょう。添加物や化学薬品の摂取は避けましょう。
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    毎晩最低8時間の睡眠をとる 疲労は声にも悪影響を及ぼします。長時間歌う時などは8時間の睡眠はとても重要です。持続的に8時間眠れない場合には、1日の間に短めの昼寝を何回かに分けて取ると良いでしょう。[15]
    • 歌のウォームアップの直前に30分ほどの昼寝をすると、声の質が向上して良い本番が迎えられます。
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    深い呼吸の仕方を練習する 口から息を深く吸い、肺の隅々まで空気で満たしたら、鼻から空気を出しましょう。1、2と数えながら息を吸い、3、4で息を出すというリズムで何度も練習しましょう。深い呼吸法はインターネットで動画検索できます。あるいは、呼吸療法師にアドバイスを求めても良いでしょう。[16]
    • 深い呼吸法と同様に瞑想法もストレスレベルを一定に保ち、状況をコントロールするのに役立ちます。ストレスレベルが一定に保たれないと、声が高くなり声帯に負担がかかります。
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    声を使いすぎない 大きな声で話す、叫ぶ、また周囲の音に負けないように声を張り上げて歌うのは避けましょう。特に長時間に及ぶそのような行為は絶対にしてはいけません。自分の声を届けたい場合には、マイクを使いましょう。パフォーマンスやスピーチなどで声をかなり使ったら、しばらくの間休憩して声を回復させましょう。[17]
    • 歌の練習は短いセッションを何回かに分けて行いましょう。各セッションの間は休憩をとりましょう。[18]
    • 歌っている最中は喉を大きく開けリラックスさせると、喉に負担がかかりません。[19]
    • 咳や咳払いを頻繁にしてはいけません。[20]
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    禁煙する タバコを吸う習慣がある場合は、医師に禁煙の相談をしましょう。ニコチンパッチを提案されるか、処方箋を出してくれるかもしれません。すぐに禁煙するのは難しいかもしれませんが、吸う量を徐々に減らせると、発声に良い効果が得られるでしょう。[21]
    • 喫煙は喉や声帯に炎症を起こすだけでなく肺にも悪影響を及ぼし、音程を維持することが困難になります。
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    緊張した声の兆候に気を付ける 声がかすれたり、ザラザラしたように聞こえる場合は、声帯に負担がかかっている可能性があります。また、歌う時や発声の時に喉に不快感を覚えたり、多少の痛みを感じることがあるかもしれません。更に、かなりの力を込めないと以前と同じ音程を出せないようなら、声帯は100%正常な状態ではないでしょう。[22]
    • 声が完全に回復するまで歌わない方が良いでしょう。話をすること、また発声も制限できると更に効果的でしょう。緊張した声は、声帯を酷使しているというサインです。十分に休養をとって声を回復させることが大切です。
    • 2週間経っても声の調子が元に戻らない、まだ違和感があるという場合には、医師に相談しましょう。声帯にできた腫瘍のせいで歌う声に悪影響が出ているのかもしれません。
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ポイント

  • 他の歌手の録音を使って歌の練習をする時には、彼らと自分の声を直接比べてはいけません。人は皆それぞれに独特の声色を持っています。どの声色にも同じように価値があります。
  • 歌う前に大量に食べるのは避けましょう。歌声に悪影響を及ぼします。チョコレート、アイスクリーム、クッキー、また、油分と塩分が多いお菓子は特に避けましょう。
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注意事項

  • 風邪やインフルエンザ、また呼吸器官系の疾患がある場合には、人前で歌うことや練習も一時中止にしましょう。歌い続けると声帯に負担をかけ、痛めてしまうこともあります。
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このwikiHow記事について

個人音楽教師
この記事はAnnabeth Novitzkiが共著しています。 アナべス・ノヴィツキーはテキサス州在住の個人音楽教師です。2004年にカーネギーメロン大学にて音楽学士課程を修めたのち、2012年にはメンフィス大学より音楽(声楽)の修士号を与えられています。
カテゴリ: 音楽

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