ピアスホールが感染しているか見分ける方法

共同執筆者 Sarah Gehrke, RN, MS

新しいピアスホールを開けた後、穴が落ち着くまでの間に感染症を起こしているのかどうかはっきりしないことがあります。感染症の兆候を見分ける方法を知り、清潔に管理して穴を安定させましょう。痛み、腫れ、赤み、熱、膿、その他の深刻な症状に注意し、必ず適切な治療を行って感染症をできるだけ防ぐようにしましょう。

3の方法1:
感染症の兆候を見分ける

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    悪化が進む赤みを見つける 開けたばかりのピアスホールがピンク色をしているのは普通のことです。そこには刺創が発生しているからです。しかし、赤みが悪化する、または範囲が広がっていく場合は感染症にかかっている可能性があります。[1]ピアスホールを注意して見ておくか、あるいは写真を撮り、1~2日の間は赤みが改善しているのか悪化しているのかをメモするようにしましょう。
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    腫れに気づく 新しく穴を開けた部分は、体が穴を怪我として認識し、それに慣れるために48時間ほど腫れることがあります。48時間が経過したら腫れは引き始めます。悪化していく腫れ、しばらくしてから発生した腫れ、赤みと痛みを伴う腫れは、感染症の発生を示しています。[2]
    • 穴が腫れると、舌が腫れて動かしにくいなど、機能的に不便になることがあります。穴を開けた部分がひどい痛みや腫れのために動かせない場合は、感染症を起こしているかもしれません。
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    痛みに注目する 痛みは何かがおかしいことを体があなたに知らせるものです。ピアスホールを開けて起こる痛みは2日程度で治まり、同時に腫れも引き始めます。この痛みがチクチクしたり、ずきずきしたり、ヒリヒリしたり、触ると痛むものであったりするのは通常のことです。痛みが数日以上続く、または悪化する場合は感染症にかかっている可能性があります。[3]
    • 開けた穴を誤って刺激した場合は、もちろん痛みが発生します。ここで言っているのは悪化する痛みや引かない痛みで、注意が必要なものです。
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    穴の周りが熱をもっているか確認する 赤み、腫れ、痛みがあれば、熱をもっているはずです。穴が大きく腫れている、または感染している場合は、熱を帯びている感じがあったり、触ると熱かったりすることがあります。[4]穴を触って熱をもっているかどうか確認する時は、必ず手を洗うようにしましょう。
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    浸出液や膿がないか確認する 多くの場合ピアスホールを開けると、に透明または淡い黄色の液が浸出してピアスの周りで固まります。これはリンパ液であり、治癒の過程で出るものです。一方、白色または色の付いた浸出物(黄色や緑色)は膿だと考えられます。膿は不快な臭いがすることもあります。[5]
    • どろっとした乳白色または色の付いた浸出液が見られたら、感染症を起こしていると考えられます。ピアスホールに膿が付着している場合は病院で診てもらいましょう。
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    穴を開けてからの経過時間を考える ピアスホールを開けた当日の違和感は、感染症とは関係ないはずです。感染症の兆候が見られるまでには、通常1日以上かかります。また、以前に開けて完治しているピアスホールが感染症を起こすことはほとんどありません。
    • しかし、古いピアスホールの周りに怪我を負った場合は、感染症が発生することがあります。切り傷ができたり皮膚が開いたりすると、そこから細菌が入り込むことがあるためです。
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    ピアスを開ける場所を考える 体の感染しやすい部分にピアスホールを開けると、感染症にかかりやすくなるのは当然です。穴を開ける部分がどれくらい感染しやすいのか、専門の担当者に聞いてみましょう。
    • へそピアスはいつも清潔にしておかなければなりません。へそピアスを開けるのは温かく汚れが溜まる場所であり、感染症にかかりやすいためです。
    • 舌ピアスは、口の中にいる細菌のせいで感染症を起こしやすくなっています。口の中という場所のため、舌の感染症は脳の感染症などの深刻な合併症につながることがあります。[6]
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3の方法2:
感染を防ぐ

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    開けた穴を適切に洗う ピアスを開けた担当者から洗浄剤の選び方を含め、ピアスホールの洗い方について指示があったはずです。開けるピアスの種類によって洗い方がやや異なるため、分かりやすく書かれた説明書をもらうようにしましょう。一般的には、以下の手順に従います。
    • ピアスの部分をぬるま湯と無香料の抗菌石鹸、または温かい塩水で洗いましょう。
    • ピアスを開けた部分に消毒用アルコールや過酸化水素を使用してはいけません。これらは刺激が強く、肌が荒れたり炎症を起こしたりすることがあります。
    • 抗菌クリームや軟膏の使用を避けましょう。ごみが付着し、また皮膚呼吸ができなくなります。
    • 担当者から指示された頻度に従ってピアスホールを洗いましょう。洗浄が足らないとごみやかさぶた、角質が溜まります。洗いすぎると肌がヒリヒリしたり乾燥したりします。どちらも治癒過程にとって悪影響があります。
    • 洗浄中はピアスをそっと動かして、洗浄剤を穴の中やピアスの表面に行き渡らせます。ピアスを開ける部分によってこの方法が適さない場合があるため、必ず担当者にたずねるようにしましょう。
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    新しく開けたピアスホールの扱い方を守る 適切に洗浄を行うほか、ピアスホールを正しく扱えば余計な痛みや感染を防げるようになります。一般的な方法は以下のとおりです。
    • ピアスを開けた耳を下にして寝ないようにしましょう。ピアスが毛布、シーツ、枕にこすりつけられ、炎症をおこしたり、穴の部分が汚れたりします。へそピアスを開けた場合は、仰向けになって寝ましょう。顔に開けた場合は飛行機で使う首枕を使い、枕の穴にピアスホールを収めるようにしてみましょう。
    • ピアスホールやその周りを触る前に手を洗いましょう。[7]
    • 穴が落ち着くまでピアスを取り外してはいけません。[8]ピアスを外すと穴が閉じてしまいます。ピアスホールが感染すると、皮膚に感染症が発生することになります。
    • ピアスホールの部分に服が直接こすれることがないようにしましょう。また、洗浄時以外はピアスを動かさないようにします。[9]
    • ピアスホールが安定するまでは、プール、湖、川、湯船など、水の中に入らないようにしましょう。[10]
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    評判のよい専門の医療機関を選ぶ ピアスを開けると、5件に1件の割合で感染症にかかります。これはたいていの場合、器具などが消毒されていない、あるいはアフターケアが不適切であることが原因です。[11]ピアスホールは評判のよい清潔な医療機関で、訓練を受けた専門の担当者によってのみ開けてもらうようにしましょう。穴を開ける前に、器具をどこでどのように消毒しているか説明を求めましょう。ピアスの穴開けを行う施設では高圧蒸気滅菌器を導入し、また器具は漂白剤や殺菌剤を使って洗浄されるべきです。
    • 担当者は、必ず無菌パッケージから取り出した針を使ってのみ穴を開け、決して針を再利用してはいけません。また、施術時は毎回新しい使い捨て手袋をはめるべきです。[12]
    • ピアスガンは穴を開けるのに適切ではありません。ピアスガンがあるのを見たら、その場から立ち去りましょう。専門の医療機関に行き、必ず消毒された器具で施術をしてもらいましょう。
    • ピアスの穴開けは医療行為にあたります。医療免許を持っている人が施術を行う必要があります。
    • 穴を自分で開けたり、友人に頼んだりするのはやめましょう。
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    低刺激性のピアスを使って穴を開ける ピアスに対するアレルギー反応は感染症とは異なりますが、ピアスホールを刺激するものも感染症にかかるリスクを高めます。また、アレルギー反応がひどい場合、穴にはめたピアスを外さなければならないこともあります。問題なく穴が安定するように、刺激が低いピアスを使うようにしましょう。
    • ステンレススチール、チタン、ニオブ、14カラットまたは18カラットの金でできたピアスを選びましょう。[13]
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    穴が治癒するのにどれくらいかかるか知る ピアスは体の色々な部分に開けることができますが、そこには様々な組織があり、多かれ少なかれ出血します。そして、治癒にかかる時間は部分によって異なります。以下にて、新しく開けたピアスについてどのくらいの期間特別なケアが必要になるのかを把握しましょう(記載のない種類のピアスについては、専門の担当者に聞きましょう)。[14]
    • 耳の軟骨、小鼻、頬、乳首、へそ、マイクロダーマル:6~12カ月
    • 耳たぶ、眉、鼻中隔、唇、ラブレット、ビューティーマーク、プリンスアルバート:6~8週間
    • 陰核包皮:4~6週間
    • 舌:4週間
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3の方法3:
感染症に対処する

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    軽い感染症を自分で治す 清潔なコップに250mlのぬるま湯を入れ、食塩、海水塩、エプソムソルトなどを小さじ1杯(5ml)溶かします。毎回、プラスチック製の使い捨てカップを使用するとよいでしょう。ピアスを開けた部分を浸すか、または清潔なタオルを塩水で濡らして当てます。これを1回15分、1日に2~3回行いましょう。[15]
    • 2~3日経っても改善が見られない場合、または症状が悪化している場合は病院で診てもらいましょう。
    • ピアスホールの前側と後ろ側の両方を含め、全体を塩水に浸すようにします。ぬるま湯と抗菌石鹸で、定期的な洗浄を続けましょう。
    • 感染症が見られる場合は、患部に抗菌軟膏を少量塗ってもかまいません。
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    症状が軽いならピアスを開けた担当者に連絡する 少々の赤みや腫れなどの感染症の症状が見られ、引かない場合、担当者に連絡をして対処法をたずねてみましょう。浸出液が出始めたら、直接会いに行ってもよいでしょう。担当者はこれまでピアスホールについて多くの状況を見ているため、その浸出液が一般的なものなのかそうでないのかを教えてくれるはずです。
    • このステップは、訓練を受けた専門の担当者が穴を開けた場合のみの対応です。それ以外の場合は、病院で医師に相談しましょう。
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    発熱、悪寒、吐き気を感じる場合は病院へ行く ピアスホールに発生する感染症は、通常その部分にのみとどまるものです。しかし、感染症が広がった場合や血液に入り込んだ場合は深刻な症状を引き起こし、命さえ脅かすことになる可能性があります。重い感染症では、発熱、悪寒、吐き気または嘔吐、あるいはめまいなどの症状が現れることがあります。[16]
    • ピアスを開けた部分の痛み、腫れ、赤みが広がっていくのに気が付いたら、すぐに病院へ行きましょう。これらは感染症が悪化し、体の広範囲に広がっていく兆候かもしれません。
    • ひどい感染症を防ぐため、医師からは抗生物質が処方されるはずです。すでに血液が感染している場合は、入院して抗生物質の静脈内投与が必要になるでしょう。
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ポイント

  • 顔や口のピアスホールに発生した感染症は、しっかりと注意して見ておきましょう。脳に近い場所にあるため、特に高い危険性があります。
  • ピアスの周りに浸出液が固まっていても、必ずしも感染症を起こしているとは限りません。たいていは治癒過程で起こるものです。
  • 感染症が疑われる場合は、ピアス穴に石鹸や軟膏を使用するのはやめましょう。ぬるい塩水でのみ洗うようにします(250mlの水に塩小さじ1/4を溶かす)。ピアスを開けた担当者や医師から指示があった場合には、それ以外のものを使用してかまいません。
  • 何かがおかしいと感じたら、それが大きな問題になる前に評判のよいピアス開け担当者や医師に診てもらいましょう。
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注意事項

  • 吐き気、嘔吐、悪寒、めまい、精神的な混乱が起こったら、直ちに病院へ行きましょう。血液が感染すると症状が深刻になり、命にかかわる可能性もあります。[17]
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このwikiHow記事について

正看護師
この記事はSarah Gehrke, RN, MSが共著しています。 セーラ・ゲールケはテキサス州在住の正看護師、および認定マッサージ療法士です。患者の身体、精神、気持ちのサポートを重視した静脈切開術と点滴療法の指導・実践を10年以上行っています。2008年にアマリロマッサージセラピー協会にてマッサージ療法士の資格を取得後、2013年にフェニックス大学にて看護学の修士号を取得しています。
カテゴリ: タトゥーとピアス

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