ビットコインをペーパーウォレットに保管する方法

ビットコインを犯罪者に盗まれないようにしましょう!ビットコインを安全に保管する最適な方法の一つは、インターネットに一切触れることがないペーパーウォレットを使ってオフラインで保管することです。完璧に設定できなくても、ペーパーウォレットでの保管は、ビットコイン取引所へ保管するよりもリスクが低くなります。本ガイドで紹介する対策に従い、適切な設定ができれば、ペーパーウォレットは最も安全な仮想通貨の保管方法となるでしょう。

パート1(全4パート):シンプルな低セキュリティのペーパーウォレットを作成する

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    マルウェアやウィルスに感染していないことを確信できるパソコンで作業を始めましょう。確実ではない場合、パソコンの新しいパーティションか、ブート可能なUSBメモリにOSのコピーをインストールしましょう。これは、必須の手順ではありませんが、完全に安全な環境が必要な場合は、この手順を行うことをおすすめします。
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    ブラウザのプライベートモードを使って、ビットコインのペーパーウォレット作成サイトを開きましょう。2016年7月時点で最も人気があるオープンソースのペーパーウォレット作成サイトはbitaddress.orgです。そのため、ここではbitaddress.orgを使用して解説します。上の画像に表示されているように、ブラウザのURLの左側をクリックし、SSLサーバー証明書をチェックして、正しいbitaddress.orgのウェブサイトであることを確認しましょう。
    • 上級者の方は、GitHubからBitAddressをダウンロードして安全性を高めることができます。PGP署名を使用してダウンロードしたBitAddressを認証し、USBメモリを用いて、完全にインターネットに接続していないパソコンへ移しましょう。そして、HTMLファイルをクリックし、BitAddressのコードをオフラインで実行します。
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    bitaddress.orgが読み込まれたら、パソコンをインターネットから切断します。お使いのWi-Fiルーターの電源を切るか、イーサネットケーブルを抜くと、インターネットから切断できます。インターネット接続を遮断することで、知らない間に自分のプライベートキーがインターネット上に漏れる可能性を減らします。bitadress.orgは、インターネット接続なしでも正常に動作するように設計されています。
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    サイトで指示されるように、画面上で適当にマウスを動かします。このランダムなマウスの動きによって、bitadressがウォレットを作成するのに使用する乱数種(乱数を生成する元になる値)が生成されます。
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    上の画像のように、2つのQRコードとランダムな英数字から成る長い文字列が生成されたのを確認できるまで、マウスを動かし続けます。おめでとうございます、これで基本的な低セキュリティのペーパーウォレットが作成できました!
    • 左側のQRコードがビットコインアドレスです。画像の例で、ビットコインアドレスは「15TfQt6RyNrqjJknd3b3CRkbwfXJ3i3BNC」です。これは、メールアドレスのようなものだと考えましょう。このアドレスは共有しても問題ありません。共有することで、そのアドレス宛に他の人(または自分自身)がビットコインを送金できます。
    • 右側のQRコードはプライベートキーです。この例では、「L4vfUiBm9XGeaXk8HWPkQfiTogQoZC6kzNnyPnqGEoBQaRXoAYkT」です。こちらは、メールアドレスのパスワードのようなものだと考えましょう。決して、他人と共有したり、パソコンやウェブ上に保存したりしてはいけません。プライベートキーにアクセスできれば誰でも、即座に、そして完全にウォレットを空にしてしまうことができます。
    • 保管しているビットコインが少額で、セキュリティが低くても問題がない場合は、ウォレットを印刷して、ここで作業を終了します。高いセキュリティが必要であれば、本ガイドのパート2の手順に従い作業を続けましょう。
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    ペーパーウォレットを安全な場所へ保管します。ペーパーウォレットは、金や宝石のように扱いましょう。誰かがウォレットを見つけ、持ち去ってしまうと、ウォレットは簡単に空にされます。ウォレットのバックアップを、別の安全な場所に保管しておきましょう。
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パート2(全4パート):高セキュリティの暗号化されたペーパーウォレットを作成する

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    上記のパート1の指示に従い作業を行ったあとで、「ペーパーウォレット」をクリックします。
    • バルクウォレット(Bulk Wallet)など他のオプションを用いることも可能ですが、ここでは、わかりやすくするため、ペーパーウォレットの例を使用します。
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    「BIP38 Encrypt(BIP38暗号化)」の隣にあるチェックボックスをクリックして、Passphrase(パスフレーズ)を入力します。他の場所では使っていない長いパスフレーズを作りましょう。パスフレーズは、ビットコインウォレットとは別の場所に保管しましょう。
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    「Generate(生成する)」をクリックします。これで、暗号化されたプライベートキーを持つ高セキュリティのペーパーウォレットが3つできました!
    • パート1の例とは異なり、ウォレットの中のプライベートキーは暗号化されています。そのため、ウォレットを開くにはパスフレーズが必要です。暗号化という特別なセキュリティによって、ウォレットの安全性がさらに高まります。
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    パソコンをプリンターへ直接繋ぎ、ペーパーウォレットを印刷しましょう。ネットワークプリンターを使用しないことで、ネットワークが危険に侵されたり、プライベートキーが読まれるリスク(高くはありませんが)を避けることができます。
    • ペーパーウォレットのコピーは複数枚印刷しましょう。これが、BIP38ペーパーウォレットの良いところで、1つは銀行の貸し金庫に、1つは家庭の金庫に、1つは弁護士のもとに、といったように、複数のバックアップを保管することができます。BIP38で保護されている限り、銀行の人やペーパーウォレットを預けた人がハッキングして暗号を解いたりしないことを信じていれば良いでしょう。
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    インターネットに再度接続する前に、ペーパーウォレットのコピーをパソコンやプリンターから全て削除します。ブラウザのプライベートウィンドウを閉じて、キャッシュにコピーが残っていないか確認しましょう。ブラウザを閉じて、パソコンを再起動します。その後、パソコンをインターネットに接続しましょう。
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    おめでとうございます! これで、インターネットからのアクセスが不可能な、暗号化されたペーパーウォレットができました。次のパート3を読んで、ペーパーウォレットの安全な使用方法を学びましょう。
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パート3(全4パート):ピットコインペーパーウォレットのテストをする

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    ウォレットに大きな額のビットコインを入れる前に、ウォレットを正しく復号(暗号化したデータを元に戻すこと)できることを確認しましょう。テストとして少額のビットコインをウォレットに送金することも、空のウォレットのままで復号を試すことも、どちらも可能です。以下のステップで、方法を説明します。
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    BIP38暗号化に対応したオンラインウォレットを作成します。今回の例では、無料のオープンソースで、2016年6月の時点で最も人気のあるウェブウォレット、Blockchain.infoを使用します。Blockchain.infoを開き、ウォレットを作成する手順に従いましょう。
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    「Settings(設定)」、そして「Addresses(アドレス)」へと進み、「Manage Addresses(アドレスの管理)」をクリックします。次の画面で、「Import Address(アドレスのインポート)」をクリックします。
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    QRコードスキャナーを押して、お使いのウェブカムでQRコードリーダーを立ち上げます。ペーパーウォレットに記載されているプライベートキーのQRコードを、確認のチェックマークが表示されるまでウェブカムの正面に向けます。QRコードが正しく読み込まれるのに時間がかかる場合があります。適切な照明があり、QRコードにピントが合っていれば、読み込まれやすくなります。
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    パスフレーズを入力します。うまくいけば、プライベートウォレットを開くのに成功したという通知が表示されるでしょう。おめでとうございます!これで、テスト用ウォレットの復号に成功しました!
    • この操作により、ペーパーウォレットのプライベートキーがインターネット上に晒されたことになるので、このプライベートキーを使用して、資金を保管してはいけません。このウォレットは破棄し、再使用してはいけません
    • 復号の練習がまだ必要だと思われる場合は、残りのペーパーウォレットでも上記の手順を繰り返しましょう。ウォレットに実際の資金を投入する前に、必ずこの手順を理解しておきましょう。
    • ここで行った手順は、ペーパーウォレットからビットコインを移したり、使ったりする時の手順とまったく同じものであるということを覚えておきましょう。この手順を練習する理由は、ビットコインを使う準備が出来たときに、ペーパーウォレットから正しくビットコインを取り出せるようにするためです。
    • パスフレーズによるウォレットの復号に自信が持てるまでは、この後のステップに進んではいけません
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パート4(全4パート):ペーパーウォレットにビットコインを読み込む

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    ウォレットの1つにビットコインを送金しましょう。パブリックビットコインアドレスを使って送金できます。例えば、自分のビットコインを友達に送金してもらうのであれば、友達に自分のビットコインアドレスをメールかテキストで送りましょう。また、KrakenやCircle、Coinbaseなどのビットコイン取引所でビットコインを購入した場合は、取引所アカウントにログインして、そこから自分のビットコインアドレスにビットコインを送金します。
    • テストとして開いたウォレットは使用してはいけません。新しいウォレットを使用しましょう。
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    ウォレットに届いた資金を確認します。ブロックチェーンの監視サービスを使用して確認できます。ここでは、Blockchain.infoが便利でしょう。Blockchain.infoのホームページを開き、ビットコインアドレス(プライベートキーではありません)を検索フィールドに入力するだけです。ウォレットに入っている正確なビットコインの額が表示されるはずです。
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    以上です!これで、ビットコインがペーパーウォレットの中に安全に格納されました。プライベートキーを入力して、ウォレットを「チェック」したりしない限り、資金は完全に安全です。
    • プライベートキーとパスフレーズを持っている限り、資金は何年でも安全に、しかも完全に無料で保管できます。銀行手数料も全くかかりません。
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    印刷したペーパーウォレットとプライベートキーを安全な場所に保管しましょう。保管場所が火事や洪水にあった場合に備えて、他の場所にバックアップを保管しましょう。さらに、BIP38のパスフレーズは、別の場所に保管します。パスフレーズは、パソコンやパスワード管理ソフトに残していても問題ありません。ウォレットのプライベートキーなしでBIP38パスフレーズにアクセスされても、何の損害もありません。
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    ビットコインのペーパーウォレットは長期間の保管に最適ですが、頻繁な利用には向いていないことを認識しましょう。ビットコインを使ったり、移動したい場合、ペーパーウォレットには、使用できる資金を残さないことが重要です。ペーパーウォレットでビットコインを使いたい場合は、すべての資金をBlockchain.infoのようなオンラインウォレットにスウィープ(sweep)して、そこですべての資金を使いましょう。ペーパーウォレットを再利用してはいけません。
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ポイント

  • 本ガイドで紹介した方法で、好きなだけペーパーウォレットを作成できます。1つだけでも、数千個でも作成できます。
  • ペーパーウォレットはフリーザーバッグに入れるか、ラミネート加工して保管しましょう。ウォレットが濡れたり、古くなって判読不能になる事態は避けなければなりません。
  • 100%確実にプライベートキーがパソコンからインターネット上に漏れないようするため、インターネットに接続しないOSを使用しましょう。お持ちの古いパソコンやブート可能なUSBメモリにOSを再インストールすると良いでしょう。オフラインの間にペーパーウォレットを印刷して、以後も絶対にパソコンをオンライン接続してはいけません。[1]
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注意事項

  • プライベートキーをインターネットに晒したり、ペーパーウォレットでビットコインを使用した場合、ウォレットはもはや安全ではないため、資金を新しいペーパーウォレットに移すことを検討しましょう。
  • 最新式の「スマート」プリンターの中には、印刷した内容をメモリに保存するプリンターがあります。印刷後、お使いのプリンターに保存された内容が削除されたことを確認しましょう。[2]
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このwikiHow記事について

wikiHowは「ウィキ」サイトの一つであり、記事の多くは複数の著者によって共著されています。 この記事は、著者の皆さんがボランティアで執筆・推敲を行い、時間をかけて編集されました。

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