バイセクシュアルと付き合う方法

バイセクシュアル(両性愛者)とのデートとなると身構えてしまうこともあるでしょう。その人は性別関係なく誰でも彼でもチェックしている? その人が本当の望みに気付いたら自分は捨てられる? そんな不安や心配があるでしょうが、答えは両方とも「ノー」です。バイセクシュアルとデートすることは、それこそカトリック教徒と、カーレーサーと、ダークブラウンの髪の人とデートするといった場合と同様に、大した問題ではありません。この記事を読み進め、心配事を忘れて安心してデートや恋愛を楽しめるようになりましょう。

2の方法1:
パートナーを理解する
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    大抵のバイセクシュアルには好みの性別がないことを知る バイセクシュアルの多くは、後に結婚する人々であっても、その時々の自分の感覚で好みが変わります。バイセクシュアルの恋人と真剣に付き合うことになった場合、自分とは異なる性別の人にも惹かれることをまず受け入れましょう。これはストレートやゲイが恋愛対象の性別に惹かれるのと同じことです。そして相手があなたとデートするのは、あなたの人柄に惹かれている証しと覚えておきましょう。
    • バイセクシュアルの人たちは男女両方に惹かれるとはいえ、誰でもいいわけではありません。誰しもがそうであるように、彼らにも好みや基準があります。同じ理由から、彼らに「好みの性別」を確認するのも愚問です。バイセクシュアルと恋愛中なら、彼らは性別ではなく「あなた」が好きなことを当然と思いましょう。
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    バイセクシュアリティは相手のアイデンティティの一つと尊重する 誰と付き合っていても、バイセクシュアルは常に自分はバイセクシュアルだと思っています。異性と付き合っているからヘテロセクシュアル(異性愛者)だとか、同性と付き合っているからホモセクシュアル(同性愛者)だとは言わないようにしましょう。
    • 同じ理由から、自分のパートナーに、会う人全部に惹かれるのかなどと聞かないようにしましょう。相手との恋愛関係を維持したいのであれば、そのままの相手を受け入れればよいのです。
    • 人によっては指向と行動が異なる場合もあります。指向はバイセクシュアルでも (少なくとも現在の) 行動がストレートやゲイということもあり得ます。これは彼らにとっては普通のことです。
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    バイセクシュアルは「過渡期」ではないと知る 少し前までゲイは世間から拒絶されていました。その結果として、ホモセクシュアルが穏やかにカミングアウトする方法として選んだのが、バイセクシュアルと自己申告して、第1段階をクリアすることでした。これは本物のバイセクシュアルにとって不利益となり、ホモセクシュアルはバイセクシュアルを通過してゲイになると思われるようになりました。しかしこれは間違いです。確かにバイセクシュアルと思っていても、徐々に自分の意識の中(でもしくは他の人に指摘されて)ゲイだと気付く人もいるでしょう。しかしそうでない人たちは疑う余地なく自分はバイセクシュアルと認識しているのです。
    • パートナーが将来ゲイやストレートに「変わる」かもしれないと心配になるのは当然です。可能性がまったくないわけではありませんが、そうなるだろうと考えても何のメリットもないでしょう。なによりも、今、相手はあなたに夢中で、それが一番大事なことです。
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    バイセクシュアルは無節操でないと知る 彼らは他の人たちと何ら変わりはありません。ゲイ・コミュニティ(バイセクシュアルもここの住人と見なされています)は特に性欲が強すぎるという濡れ衣を着せられがちです。これはまったくの濡れ衣というわけではなく、実際に不特定多数とセックスするホモセクシュアルもバイセクシュアルも多くいます。しかしストレートであっても不特定多数とセックスする人たちが至る所にいます。これは性指向ではなく、個人の性格に由来するものです。バイセクシュアルも他の人たちと同じように一対一の恋愛関係を築きます。
    • 長い間、ゲイやバイセクシュアルは自分の気持ちのままに行動できませんでした。正直に行動すると社会から拒絶されたのです。社会が寛容になりつつある現在、自分のセクシュアリティを公表した人々の中には、その「失われた時間」を取り戻そうとする人もいます。結局のところ、以前とはまったく異なる世界の扉が彼らの前で開きました。あなたもそのメリットを甘受したいと思いませんか。性指向と乱交は何の関係もないのに、長い間セクシュアリティを隠さなくてはいけなかった状況がこのことに関係しているのかもしれません。
    • どんなセクシュアリティであっても浮気者は浮気者です。正直で性格の良い人は浮気などしません。それはバイセクシュアルでも、ホモセクシュアルでも、ヘテロセクシュアルでも変わりません。
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    バイセクシュアルは優柔不断でも、混乱しているわけでも、当てにならないわけでもないと理解する 今でも、バイセクシュアルが両性のいいとこ取りをしていて、自覚が足りず、未熟でわがままなので信用ならないと思っている人が多くいます。これはまったくの誤解です。バイセクシュアルはヘテロセクシュアルと同じ選択を行いました。つまり、片方の性別を選ばないという選択です。彼らはたまたま両方の性別に惹かれるだけなのです。
    • 性指向が性格を決めるという考え方はもう廃れています。ゲイの中には自分の性指向をアイデンティティと性格の基盤にする人が多くいますが、これはセクシュアリティの本質を認めたわけではなく、世間の一般的な考えを取り入れただけです。男性が好き、女性が好き、両性が好きのどれかが自分の一部として大きな意味を持つとしたら、髪の毛が茶色いことや腕が2本あることも同じくらい大きな意味を持つことになります。しかしそういったことはそれほど大きな問題ではありません。つまり、単純に好みの問題なのです。甘いものが好きな人がいたり、セイボリー好きがいたり、熱いものが好きだったり、冷たいものが好きだったり、男性が好きな人も、女性が好きな人も、両性が好きな人もいるわけです。こだわる必要すらないものです。そんなことよりも、自分のパートナーのどこが好きか、相手が自分のどんなところを喜んでくれるのかを考えましょう。
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    彼らは一対一の関係を望むことを知る バイセクシュアルと思われる人たちは両性に惹かれますが、だからといって同時に男女両方の相手を必要としているわけではありません。ストレートやゲイと同じように、大多数のバイセクシュアルは男性も女性も一対一の恋愛関係を望んでいます。結婚となると、いずれかの性別のパートナーを選ぶことになるでしょう。
    • 女性が男性と結婚しているからといって彼女がストレートとは限りません。同じように、女性と結婚した女性をゲイとも言えません。彼らは人として心から愛している相手と結婚するのであって、相手の性別が関係するかどうかは別問題です。

2の方法2:
二人の関係を強固にする
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    性別や性指向に関係なく、普通の恋人同士として真剣な交際を始める どちらの性別であっても彼らが自分以外の誰かに惹かれるのは「浮気」ではないと考えましょう。ストレートやゲイが好みの性別の他の人に惹かれるのとまったく同じです。まず、あなたのパートナーが人としてのあなたに惹かれていることを思い出しましょう。そしてあなたと一緒にいたいと願っていることを理解します。そうすることで二人の絆が強くなって行きます。
    • 真剣な交際をする場合、あなたのパートナーは恋人であり、最も信頼できる親友でもあるべきです。これを受け入れられないのなら交際するのは控えましょう。異性に惹かれるヘテロセクシュアルが他に気になる人がいてもあなたを選び、付き合うのと、バイセクシュアルとの交際は何ら変わりがないということを覚えておきましょう。
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    嫉妬で関係を壊さない 確かに性指向を考えると、彼らの守備範囲は世界全体になります。考えようによってはそうですが、現実的ではないでしょう。彼らにも基準はあります。両性に惹かれるバイセクシュアルはパートナーの候補者数が少しばかり多いだけであって、あなたのその候補者の中の一人なのです。
    • 嫉妬心で自分に対する評価を歪めるのはご法度です。もっと筋骨隆々になろう、もっと女性らしくなろうなどと考える必要はありません。嫉妬心は小さいうちに押さえ込んで、本来の素敵な自分でいましょう。両性に惹かれるとはいえ、彼らが常に男性の相手と女性の相手の両方が必要なわけではないのですから。
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    被害妄想で二人の未来を台無しにしない あなたがストレートで交際相手がバイセクシュアルの場合、彼らが自分をゲイと認める途中の段階にいると悩むことは無意味です。あなたがゲイで交際相手がバイセクシュアルの場合、彼らの「一時の気の迷い」と悩んでも意味がありません。相手はあなたと付き合いたいのです。彼らは突然ゲイやストレートに変身しません。被害妄想を抱く理由はありません。
    • 争い事を起こしたければ問題は見つかるでしょう。付き合っている相手を信頼していなければ、相手はそれに気付きます。信頼すれば完璧な関係になるのに、心の中で密かに相手を疑うだけで関係は壊れます。力を抜きましょう。その被害妄想は単なる思い込みです。
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    楽しい友達や家族とするように愛する人と楽しく健全な関係を築き愛し合う 彼らに対して常に正直になり、隠し事をせず、互いの気持ちや感情を分かち合いましょう。意見が衝突したら、互いに許し合い、議論の余地のない真実を伝えましょう。そして不健全な批判を投げつけるのではなく、パートナーの良さを理解することを学びます。必要なときは助け合い、自分と同じセクシュアリティの恋人にするように、彼らに心を開いて何でも話すようにしましょう。
    • パートナーが努力してもあなたの嫉妬心が消えないのなら、それは相手の性指向が原因ではなく、相手があなたの感情を思い遣れないせいでしょう。常に心配や不安が消えないなら、パートナーと話し合うべき問題があるかもしれません。確信が持てず、安心できない関係なら、解消するほうがよい場合もあります。
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    質問する 心配や不安を鎮めたいと思うのは当然です。相手の性指向を説明して欲しいと思うのなら聞いてみましょう。喜んで教えてくれる可能性もあります。結局はあなた次第です。冷静になって自信を持ちましょう。パートナーはあなたの味方です。
    • 「男の人(女の人)と関係を持ちたいの?」と「男の人(女の人)に惹かれるの?」はまったく違う質問です。バイセクシュアルの中には両性が好きと積極的に認める人もいますが、その場合は誰かと関係を持つことは、二人の未来ではなく、性的な空想に過ぎません。何かを聞く場合には、自分が発する言葉の意味をきちんと考えて、相手にはっきりと伝えましょう。相手を知ることが自分を落ち着かせ、ひいては気持ちの安定や関係の安定につながります。
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    頭を柔らかくする バイセクシュアルが悪いことと信じる人もいるので、彼らには彼らならではの苦労があるのも確かです。しかしバイセクシュアルは人間の多様な性指向の一つです。自分と異なる民族や宗派の人を差別しないのであれば、バイセクシュアルも差別できないはずです。
    • バイセクシュアルと付き合っていることを質問する人がいるでしょう。二人の関係を疑うかもしれないし、あからさまに過剰な驚きや悲観的な意見を言うかもしれません。そういう人たちは恋愛関係を古い定義で捉えているので、わざわざ相手にする必要はないでしょう。幸せを感じているなら、あなたは本当に幸せなのです。それが一番大事です。
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    自分の気持ちを確認してみる バイセクシュアルと付き合うことにまだ不安があるのなら、それは彼らよりもあなた自身の問題かもしれません。信頼を妨げる根深い問題があるのか考えてみましょう。彼らに捨てられる不安を感じているのなら、それは彼らのセクシュアリティではなく、あなたの自尊心に関わる問題かもしれないのです。でも心配することはありません。あなたの心が少し混乱しているだけです。相手はあなたの横にいるのですから。
    • こんなふうに考えてみましょう。地球上の何億という人の中から、その人はあなたを選びました。それは素晴らしいことだと思いませんか?きっとあなたはパートナーにとって特別な人です。

ポイント編集

  • バイセクシュアルは自分のセクシュアリティをパートナーに無視されたり、そのことで攻撃されたりするのではなく、認めてもらう必要があります。この点は、ホモセクシュアルもヘテロセクシュアルも、恋愛関係を続ける上で違いはないでしょう。
  • バイセクシュアルの人に対して余計な警戒心を持たないようにしましょう。彼らに不安や不快感を感じさせるだけです。他の人と変わりなく接して、バイセクシュアルだからという理由で特定の話題を避けてはいけません。
  • バイセクシュアルにとって、性別は髪の毛の色と大差ない好みと覚えておきましょう。バイセクシュアルが男性と女性の両方に惹かれるのは金髪と茶髪の両方が好きなのと同じことです。
  • バイセクシュアルという楽な道を選び、ヘテロセクシュアルが多数を占める世間でゲイやレズピアンとして生きる苦労を理解できないと考えるのは好ましくありません。異性との関係を長続きさせる心の準備がまだできていない人もいるでしょうが、バイセクシュアルはストレートにはなれないし、自分はゲイでないと否定しているわけでもありません。バイセクシュアルの恋愛対象の選択範囲は他のセクシュアリティと変わりないのです。
  • 興味本位でバイセクシュアルと付き合うのであれば、真剣な関係に発展する前に相手に正直に伝えましょう。
  • バイセクシュアルはあなたが男女両方に惹かれないので少し困惑するかもしれません。だからといって、あなたがホモセクシュアルやヘテロセクシュアルな空気をまとっているというわけではありません。
  • バイセクシュアルは人によって、片方の性別とはこれ、もう一方とはこれ、というように、異なる付き合い方をする人がいるかもしれません。 (例を挙げると、一方とは子どもを産み育てる長期の関係を続け、もう一方とは短期の肉体関係だけというふうに。) これは、彼らの肉体的な魅力とはまったく関係のないことです。
  • 自分らしくいましょう。
  • バイセクシュアルの中には片方の性別をもう一方の性別よりも好む人がいるかもしれません。自分が相手の好みの性別でないからといって、相手の愛情の程度を勝手に推し量らないようにしましょう。
  • バイセクシュアリティとは2つ以上の性に好意を抱くことです。これは、ある性別の特定の資質に惹かれているだけのこともあるし、性別に関係なく人間そのものに惹かれていることもあり、千差万別です。どんな性別にも惹かれる人の中には自分を「パンセクシュアル」と呼ぶ人もいます。

注意事項編集

  • バイセクシュアルをネタにからかってはいけません。本人は笑い飛ばすかもしれませんが、心の中では傷付いていたり、不安を感じている可能性があります。本人の許可がない限りは、からかわないのが一番です。
  • バイセクシュアルは全部の性指向の中で一番3P好きやのぞき好きと勝手に思い込んだり、相手に言ったりしないようにしましょう。バイセクシュアルは性的に雑食 (つまり複数の男性や女性に同時に惹かれる)というわけではないのです。同様に、バイセクシュアルが最も無節操と考える理由もありません。
  • バイセクシュアルは本来の性指向を見つけるまでの一時的なものと言うのは控えましょう。彼らは自分の性指向を誰よりも知っています。あなたの役割は彼ら自身が思う彼らをそのまま受け入れることです。
  • 同じように、「バイセクシュアルはトランスジェンダーに惹かれやすい」などとバイセクシュアルの人に言うのも控えましょう。トランスジェンダーの中にも自分たちが彼らの対象ジェンダーだと思う人もいるようですが、彼らが「両性の良い点を持ったジェンダー」であるとは言えません。自分のパートナーがトランスジェンダーに興味を持っていると公言すること自体が、自分の不安をさらけ出し、周囲の人々を傷付けることにもなりかねません。
  • バイセクシュアルの中には特定の性別の特定の特徴を好む人もいます。例えば、女性の柔らかな曲線と男性の筋肉を好む、というように。自分のパートナーが自分とは異性の特徴を好むからといって、本人に確認もせずにパートナー好みに変身するのは意味のないことです。つまり、男性が曲線美を、女性が筋肉美を求めたりすることは避けましょう。性指向はバイセクシャルであっても個人の好みは異なります。相手はそのままのあなたでいて欲しいと願っているかもしれません。しかし相手の好みに関係なく、自分がそうなりたいと望んでいるのであれば問題ないでしょう。どんな関係であっても両者は平等です。相手に合わせるためだけに、あなたが一方的に何かを変えたり、逆に何も変えなかったりするのは避けるに越したことはありません。

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