トマトを屋内で育てる方法

共同執筆者 Andrew Carberry

屋内で栽培しているトマトからは、一年中実を収穫することができます。新鮮で美味しいトマトがいつでも手に入るので、わざわざスーパーで味の落ちたトマトを買う必要が無くなります。この記事を読んで、トマトを屋内で育てる方法を学びましょう。集合住宅にお住まい等の理由で家庭菜園を作る場所が無い方も、この記事で紹介する方法を使えばトマトを栽培することができます。

パート1(全3パート):種まき

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    品種を選びましょう。トマトには様々な品種がありますが、大きく分けると木立性と蔓性に分かれます。どちらを選ぶにしても一長一短ありますので、目的に合わせた品種を選びましょう。[1][2]
    • 蔓性の品種の方が、屋内での栽培には適しています。木立性の品種と違って、蔓を巻きつかせる物(蔓棚、トレリス、支柱など)が必要ですが、一年中実が生り続けるというメリットがあります。短期間にたくさんの実が生る品種を育てたい場合は、プラムトマトもしくはチェリートマトを選びましょう。
    • 蔓性の品種は、木立性の品種よりも栽培に広いスペースを必要とします。利用できるスペースが限られている場合は、小型の木立性の品種を選びましょう。実が生る期間は4~6週間程度です。
    • ピンクピンポン、シベリア、シルバーファーツリー、トミートー、イエローペアーなどはエアルーム品種(長年、伝統的に栽培されてきた品種)と呼ばれる品種です。それに対して、マイクロトム、オレンジピクシー、パティオ、レッドロビン、スモールフライ、タイニーティム、トーテムなどはハイブリッド品種(交雑によって作られた品種)と呼ばれます。[3]
    • ワシントンチェリーやゴールドナゲットは木立性のチェリートマトです。チェリージュビリーやテレンツォハイブリッドは木立性のハイブリッド品種に分類されます。
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    種をまきましょう。まずは、発芽用培養土もしくは園芸用土を清潔な水で湿らせます。その土を種まきトレーに入れて、指で深さ1cmほどの穴を作りましょう。トレーの各区画に1つずつ穴を作ります。その穴に、指やピンセットを使って種を入れましょう。1つの穴に入れる種は3個までです。種を入れたら、湿らせた土もしくは培養土で穴を塞ぎましょう。
    • トマトを収穫したい時期から逆算して、60~80日前に種をまきましょう。
    • 種まきトレーが手元に無い場合は、ヨーグルトのカップや空き缶を使用しても構いません。
    • 使用済みの種まきトレーを再使用する場合は、10倍の水で薄めた漂白剤で洗ってから使用しましょう。[4]
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    発芽を促しましょう。トマトの種は通常、5~10日程度で発芽します。発芽までの日数を短縮し、発芽率を高める方法を紹介します。
    • 種をまいたらすぐに、蓋もしくはビニール袋でトレーを覆いましょう。土の乾燥を防ぐことができます。
    • 暖かい場所に置きましょう。発芽するまでは、日中の室温が20~25℃になるように調節しましょう。どうしても20℃以下になってしまう場合は、園芸用保温マットを使用するか、或いは日当たりの良い場所に置きましょう。
    • 毎日、必要に応じて水を与えましょう。[5]
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    発芽したら、明るい場所に置きましょう。丈夫なトマトを育てるには、毎日8時間以上光を当てる必要があります。発芽後はトレーに被せていた覆いを外して、光をたっぷりと当てましょう。南向きの窓がある場合は、その窓の前に置いて日光を当てましょう。ちょうどよい窓が無い場合は、植物育成ライト、もしくは蛍光灯の光を当てましょう。
    • 人工の光を当てる場合、光源は芽の先端から5~10cmほど離します。生長に合わせて光源の高さを調節し、光源から芽までの距離を一定に保ちましょう。
    • 窓の前に置く場合は、全ての芽に満遍なく日光が当たるように、トレーの向きをこまめに変えましょう。[6]
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パート2(全3パート):移植と施肥

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    大きな植木鉢に移植しましょう。葉が数枚出てくる頃になると、種まきトレーはかなり窮屈になります。できるだけ早めに移植しましょう。生長しきったトマトが問題無く入る大きさの植木鉢をこの段階から使用します。植木鉢の大きさは20~40リットルが理想的です。
    • 根を傷つけないように注意しながら、芽をトレーから出しましょう。まずは、手の平で土を上から押さえます。芽は指の間に挟みましょう。そのままトレーをひっくり返して、底を優しく叩きましょう。土と一緒に芽が滑り出てきます。
    • 根をゆっくりとほぐしましょう。
    • 茎の付け根の、産毛が生えている部分まで土に埋めましょう。この産毛は生長すると根になります。
    • 移植が終わったら、水をたっぷりと与えましょう。[7]
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    水を与えましょう。移植後は、水やりを定期的に行いましょう。毎日、土に指を入れて乾き具合を確認します。土が乾いている場合は水やりをしましょう。土の表面だけ乾いていて中はまだ湿っている場合は、しばらく経ってから水やりをしましょう。
    • 土を完全に乾燥させてはいけません。使い物にならないトマトしか収穫できなくなります。[8]
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    昼と夜に合わせて、光の量を調節しましょう。トマトの生長には光が不可欠ですが、その一方で、光が全く当たらない時間も必要です。人工の光を使っている場合は、日の出と日の入りを再現しましょう。具体的には、朝ライトを点灯して、12~16時間後に消灯します。「夜」の間に、トマトは休息を取ることができます。
    • ライトはタイマーで制御しても構いません。[9]
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    肥料を与えましょう。蔓性のトマトは一年中実が生り続けます。これを維持するためには、栄養を十分に与える必要があります。まずは、移植してから二週間以内に最初の肥料を与えましょう。それ以降は成熟するまで、数週間に一回の頻度で肥料を与え続けます。
    • リン酸が多い肥料を使いましょう。
    • 肥料の袋に書かれた使用方法を守りましょう。[10]
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パート3(全3パート):受粉、整枝、収穫

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    蔓を支えましょう。蔓性の品種の場合、伸びた蔓を支える必要があります。移植して一ヶ月ほど経ったら、トレリス、支柱、もしくは蔓棚を設置しましょう。
    • 支柱、もしくは小型のトレリスを使う場合は、親蔓(メインとなる茎)だけを固定しましょう。紐などを使って、15~20cm毎に蔓を支柱に結びつけます。きつく縛ってはいけません。蔓を傷つけてしまいます。脇芽(親蔓と枝の間に生える蔓)が出てきたら、指で根元から摘み取りましょう。
    • 大型のトレリス、もしくは蔓棚を使う場合も、まずは親蔓を固定しましょう。蔓棚を使う場合は、トマトがまだ小さい内に上から被せましょう。ある程度生長してしまうと、上から被せるのが難しくなります。紐などを使って、15~20cm毎に親蔓をトレリスや蔓棚に結びつけましょう。そして、最初に出てくる3~4本の脇芽を子蔓として残します。この子蔓も親蔓と同様に、15~20cm毎に固定しましょう。これ以降に出てくる脇芽は全て摘み取ります。[11]
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    受粉の手助けをしましょう。屋外で栽培している場合は蜂や鳥や風が花粉を運ぶため、何もしなくても実が生ります。しかし、屋内で栽培する際は、この過程を人工的に再現する必要があります。具体的な方法は以下の通りです。
    • 自然の風の代わりに、扇風機の風を直接当てましょう。
    • それぞれの株の親蔓を、指で優しく叩いたり揺すったりしましょう。
    • 絵筆や綿棒を使って花粉を付けましょう。一つ一つ、花に花粉を擦り付けていきます。[12]
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    実を収穫しましょう。蔓性の品種は、移植してから60~80日後に最初の実が生ります。そして、それ以降は一年中実が生り続けます。実が熟して鮮やかな色になったら収穫しましょう。色は赤や黄色やピンクなど、品種によって異なります。掴んだ際に、若干柔らかいと感じられる実が食べ頃です。
    • 収穫する際は実のヘタ付近を掴んで、茎からむしり取りましょう。[13]
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ポイント

  • トマトの近くに、虫取りシートを設置しましょう。アブラムシ、コナジラミ、ハダニなどは、屋内栽培の植物にとって大敵です。何も対策をしていないと、トマトが深刻なダメージを受けてしまいます。
  • 水や肥料を与える手順や要領は、屋外で栽培する場合と殆ど同じです。ただし、屋外に比べると土が乾くスピードは遅くなります。
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必要なもの

  • トマトの種(蔓性の品種)
  • 種まきトレー
  • 園芸用土、或いは発芽用培養土
  • 植物育成ライト、或いは南向きの窓
  • 肥料
  • 扇風機
  • トレリス、蔓棚、支柱など

このwikiHow記事について

フードシステム(食物の生産から消費に至る過程)の専門家
この記事はAndrew Carberryが共著しています。 アンドリュー・カーベリーは2008年より、学校の菜園や農場、そしてそれらに関する教育プログラムに携わってきました。現在は非営利団体、「Winrock International」において、地域社会に基づくフードシステム計画の開発に取り組んでいます。

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