スチールドアを塗装する方法

共同執筆者 Sam Adams

スチールドアに塗装または再塗装をすると見た目が良くなるばかりか、表面のサビやダメージを防ぐことができます。ドアの掃除や塗装に必要な基本的な道具は、お近くのホームセンターや金物店で購入できます。塗装前のドアの掃除や準備の方法、必要な道具、また正しい塗装の仕方を知っておくと、長い間スチールドアを新品のように保つことができます。

パート1(全3パート):ドアの汚れを落として金具を外す

  1. 1
    ドアを固定しながら蝶番ピンを緩める ドアと枠に取り付けてある蝶番が見えるように、ドアをできる限り大きく開きます。蝶番ピンの頭の下に釘を押し当てます。ドアはこのピンを軸として開閉します。[1]ピンが緩み頭が蝶番から離れるまで、釘を金槌で打ちつけます。他の蝶番にも同じ作業を行います。
    • ドアを外すと塗装作業が楽になりますが、必ずしも外す必要はありません。塗料が乾燥するまで時間がかかる寒い地域にお住いの場合は、ドアをつけたままで塗装したほうがよいでしょう。また、人や動物の侵入をコントロールできない場合、外に通じるドアを数日間外しておくのは危険です。
    • 塗料が乾燥するまで数日間ドアを外しておくより、ドアをつけたまま塗装をしたほうが安全かもしれません。
  2. 2
    ドアを枠から外す ドアがずれないように片手で支え、マイナスドライバーを使ってピンを蝶番から抜きます。ドアを枠から慎重に離し、平らな場所または2台の木挽台(のこぎり台)に渡して置きます。
    • 蝶番ピンをなくさないように、安全な場所に保管しましょう。なくしてしまっても、お近くの金物店で購入できます。
  3. 3
    ドアの表面を脱脂クリーナーで拭く 塗料が定着しやすい滑らかで清潔な表面にするために、脱脂クリーナーと布を使ってドアをていねいに拭きます。ドアの表面に埃、油分、汚れが付着していると、塗装の仕上がりに影響を及ぼしたり、刷毛などの道具を汚したりする場合があります。[2]
    • 多目的用のスプレークリーナーであれば、どのような種類でも構いません。たやすく手に入れば、車用の脱脂クリーナーでも代用できます。
    • 製品の説明書に従ってクリーナーを使用しましょう。安全のために手袋や保護メガネの着用が必要な製品もあります。
    • 次の作業に進む前に、ドアを乾いた布で拭き取るか、1~2時間日光に当てます。
  4. 4
    ドアの金具をすべて外す 塗料が付着しないように、それぞれの金具に合ったドライバーを使って金具をドアから外します。ドアノブ、受け座(ボルトが入る部分の金具)、ドアノッカーなどの金具を外しましょう。
    • 金具は電動ドリルではなくドライバーを使って外しましょう。この方法では時間がかかるかもしれませんが、電動ドリルで金具を傷つけてしまうと取り替えるのが大変です。[3]
    • 外したくない金具や外せない金具があれば、塗料が付着しないようにマスキングテープで覆いましょう。
    広告

パート2(全3パート):塗装の準備をする

  1. 1
    塗装したくない箇所にテープを貼る ドアの周囲にマスキングテープをていねいに貼ります。こうすると、塗料がドアの表面からはみ出さないため、ドアの縁をきれいなラインに仕上げることができます。ドアの周囲は長いうえに平坦ではないため、テープを貼るのは手間がかかるかもしれませんが、テープを貼ることで塗装作業が楽になります。
    • 窓などの外せない部分がある場合は、塗料が付着しないようにマスキングテープで覆いましょう。
  2. 2
    ドアの表面のへこみを修理する ドアを塗装する前に、ドアの表面のへこみを修理しましょう。へこんだ部分に中目(120~240番手)のサンドペーパーをかけてから、少量のパッチング材または車の車体修理用パテでへこみを埋めます。40分ほど乾燥させた後、細目(280~400番手)のサンドペーパーを使い、全体が平らになるように研磨します。
    • へこみが目立たなくなるまで、サンドペーパーをかけましょう。塗料を塗ると小さなへこみは目立たなくなるため、水平器を使うほど緻密にする必要はありません。
  3. 3
    ドア全体に細目(800番手)のサンドペーパーをかける ドアの表面にプライマーと塗料が定着するように、ドア全体に軽くサンドペーパーをかけます。800番手程度の細目のサンドペーパーを使いましょう。
    • ドアの表面を隅々まで研磨する必要はありません。プライマーが付着しやすくなる程度で十分です。ドアに強く圧力をかけたり、粗い目のサンドペーパーを使ったりすると、ドアにダメージを与える場合があります。
  4. 4
    表面を湿らせた布で拭く サンドペーパーをかけることで発生した粉塵は、塗料に混ざりドアの仕上がりに影響を及ぼすことがあります。軽く湿らせた清潔な布でドアの表面を拭い、粉塵を拭き取りましょう。
    • サンドペーパーをかける際に多量の粉塵が発生したり、古い塗装が剥げたりした場合は、掃除機をかけてから布で拭き取りましょう。
    広告

パート3(全3パート):ドアを塗装する

  1. 1
    ドアに油性プライマーを塗る 金属専用のプライマーをドアに塗ると、塗装の美しさが持続します。小さなペイントローラーを使い、ドアにプライマーを2度塗ります。1度目のプライマーが完全に乾いてから、重ね塗りをしましょう。
    • プライマーが塗料と適合性があるかを確認しましょう。製品のラベルには上塗り適合性についての記載があるはずですが、不確かな場合は購入の際に係員に尋ねましょう。
    • プライマーの乾燥時間は、種類と気候によって異なります。完全に乾燥するまで、それぞれの塗装に1~3時間かかります。ドアが乾いたと確信するまで、1時間おきに軽く触れて確認しましょう。
    • ドアの両面を塗装する場合は、片面ずつ作業します。片面にプライマーを2度塗って完全に乾燥させてから、反対側にプライマーを塗りましょう。
    • Direct-To-Metal(ダイレクト・トゥ・メタル)のような金属に直接塗れる塗料を使う場合は、最初にプライマーを塗らずに塗装ができます。必ず製品の説明書に従って使用しましょう。
  2. 2
    ペイントローラーを使って塗装する 使用する塗料が、屋外用3分ツヤ(サテン)または5分ツヤ(セミグロス)などの、屋外用塗料であるかを確認しましょう。[4]まず刷毛を使ってドアの溝やパネルをていねいに塗ってから、残りの部分を小さなローラーで塗装します。こうすると、刷毛目が残るのを最小限に防ぐことができます。
    • 塗料が乾く前に、塗料の垂れやローラーのむらなどを修正しましょう。朝や夕方、または日陰で塗装すると、塗料がゆっくりと乾燥するため、作業中に乾いてしまうことがありません。[5]
    • 次の塗装までの時間を十分にとりましょう。通常は6~12時間必要ですが、ときには18時間ほどかかる場合もあります。乾燥時間については、塗料のラベルに記載されている説明書を参照しましょう。
    Sam Adams

    Sam Adams

    Cherry Design + Build社長
    サム・アダムスはシアトル広域都市圏にて13年以上の運営歴を持つ住宅設計・建築会社、「Cherry Design + Build」の社長を務めています。現在サムは元建築家の経験を活かし、住宅のリモデリングや増築に関する総合建築業務を請け負っています。
    Sam Adams
    Sam Adams
    Cherry Design + Build社長

    塗料をむらなく塗るには、スプレーやローラーを使う「スチールドアに塗装する最良の方法は、スプレー缶ではなく、プロ仕様のペイントスプレーガンを使うことです。次に適しているのは、むらなく塗れるスポンジローラーです。刷毛を使ってドアを塗ると、刷毛目が残り美しい仕上がりになりません」と総合建築業者のサム・アダムスさんは助言しています。

  3. 3
    ドアの両面を塗装する場合は、片面ずつ十分に乾かす 少しでも濡れている塗料が木挽台などに触れると塗装が台無しになるため、必ず片面ずつ塗装しましょう。
  4. 4
    2度塗りをする 塗料を塗り重ねるごとに仕上がりの美しさや耐久性が向上します。1度目の塗装をして最低6時間ほどおいてから、少なくとももう1度重ね塗りをします。[6]
    • 塗装をする際、製品の説明書に従いましょう。重ね塗りに必要な回数や、次の塗装までに必要な乾燥時間が記載されています。
    • 乾燥した2度目の塗装の仕上がりに満足がいかない場合は、さらに重ね塗りをすることもできます。
  5. 5
    塗料を完全に乾かす 最後に塗った塗料が完全に乾いてから、ドアを元に戻します。塗料が濡れていると、ドア枠などに触れて塗料が剥がれてしまい、再塗装が必要になるかもしれません。[7]できる限り乾燥に時間をかけるのが賢明ですが、通常は最低12時間ほどおきましょう。
    • ヒートガンなどの熱を発する道具を使うと塗料が早く乾きますが、均等には乾燥せず、温度が高すぎると塗料にダメージを与える場合もあります。早く乾かすために何らかの道具を使う場合は、慎重に作業をしましょう。
  6. 6
    外した金具をドアに取り付け、ドア枠に戻す 塗装する前に張ったマスキングテープを剥がします。そして、ドライバーを使い、外した金具を元の位置に取り付けます。最後に、蝶番を合わせてピンを金槌で挿し込みます。
    • ドア枠に取り付けてある隙間テープは、ドアを戻した後1~2日間外しておいたほうがよいかもしれません。ドアの縁がテープに密着していると、塗料が完全に乾燥するまで時間がかかります。
    広告

ポイント

  • ドアを塗装する際は、天候に注意を払いましょう。雨が降っている時より晴れた暖かい日に塗装する方が容易に作業ができます。
  • ドアが陽射しにさらされる場合は、薄い色合いの塗料を選びましょう。濃い色はすぐに色あせてしまうため、より頻繁に塗り直す必要があります。
広告

注意事項

  • 古いドアを再塗装する場合は、鉛含有塗料が塗られていることがあるため注意が必要です。不確かな場合は鉛の含有テストを行い、鉛含有塗料の取扱いについては、お住いの地域の条例に従いましょう。
広告

必要なもの

  • ドリルまたはドライバー
  • マスキングテープ
  • 消毒用アルコール
  • 車体用パテ
  • サンドペーパー
  • プライマー
  • 塗料
  • ペイントローラーまたは刷毛

このwikiHow記事について

Cherry Design + Build社長
この記事はSam Adamsが共著しています。 サム・アダムスはシアトル広域都市圏にて13年以上の運営歴を持つ住宅設計・建築会社、「Cherry Design + Build」の社長を務めています。現在サムは元建築家の経験を活かし、住宅のリモデリングや増築に関する総合建築業務を請け負っています。
カテゴリ: 住宅メンテナンス

この記事は役に立ちましたか?

はい
いいえ
広告