シャツを縫う方法

ミシンの使い方を知っていればシャツを自分で縫うことができます。初めてシャツを縫う場合は、まずは基本的なTシャツから始めると簡単です。既成の型紙を使うか自分で型紙を作ってシャツを縫いましょう。

パート1(全4パート):正確な型紙を作る

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    体に合うシャツを用意します。シャツの型紙を自分で作る一番簡単な方法は、体形に合った既成のシャツの形を写すことです。
    • ここではTシャツの製図と作図のみを説明していきますが、同じ基本手順に従って、他の形のシャツの型紙を作ることもできます。
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    シャツを半分に折ります。表が外側になるようにシャツを縦半分に折ります。折ったシャツを大きな紙の上に置きましょう。
    • できれば、厚手のボール紙を敷いた上に紙を広げてからシャツを載せましょう。一番下にボール紙を敷くと、シャツの形を写すのに十分な硬さができます。さらに、紙に針を刺す必要があるので、ボール紙を下に敷いておくと針を刺しやすいでしょう。
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    後身頃の輪郭に待ち針を打ちます。中でも、後襟付け根の縫い目と袖ぐりの縫い目に注意を払いながら、シャツの周りに待ち針を打ちましょう。[1]
    • 肩、脇、裾に打つ待ち針の役割はシャツを固定することなので、正確に打つ必要はありません。
    • 袖の縫い目の部分は、待ち針を縫い目から紙にまっすぐに刺します。針と針の間隔が2.5cmを超えないように刺しましょう。
    • 後襟周りは、襟と身頃を合わせた縫い目に待ち針をまっすぐに刺します。2.5cm間隔で針を刺しましょう。
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    輪郭をなぞります。鉛筆で身頃の周り全体を薄くなぞりましょう。
    • 待ち針で止めたシャツの肩、脇、裾に沿ってなぞりましょう。
    • それらの部分を写したらシャツを外して、袖ぐりと後襟の縫い目に打った待ち針の穴を見つけます。それらの穴を鉛筆でなぞって後身頃を完成させましょう。
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    前身頃の輪郭に待ち針を打ちます。新しい紙の上に折ったシャツを載せ、今度は後ろではなく前身頃の輪郭に沿って待ち針を打ちましょう。
    • 後身頃と同じ要領で前身頃の輪郭と袖に待ち針を打ちます。
    • 通常、前襟ぐりは後襟ぐりより深くなります。ここにしるしを付けるには、前襟すぐ下の襟ぐりに沿って待ち針を刺します。針と針の間隔が2.5cmになるように、待ち針をまっすぐ刺しましょう。
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    輪郭をなぞります。後身頃と同じ要領で前身頃の輪郭をなぞります。
    • シャツを待ち針で固定したまま、肩、脇、裾を鉛筆で薄くなぞります。
    • シャツを外して、前襟ぐりと袖ぐりに待ち針であけた穴をなぞり前見頃を完成させます。
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    袖周りに待ち針を打ってなぞります。シャツを広げます。新しい紙の上に袖を広げて載せます。袖の輪郭をなぞりましょう。
    • 前と同じように、袖と見頃の縫い目にまっすぐに待ち針を刺しましょう。
    • 待ち針で止めたまま、袖の上下と袖口をなぞります。
    • シャツを紙から外し、待ち針で開けた穴をなぞって袖の輪郭を完成させます。
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    それぞれの型紙に縫い代を足します。曲がる定規と鉛筆を使って、各型紙の輪郭の外側に別の輪郭を慎重に描きます。この2番目の輪郭が縫い代を足した型紙の輪郭になります。
    • 縫い代は自分が縫いやすい幅でかまいませんが、通常1cmあれば十分でしょう。
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    型紙に印をつけます。それぞれの型紙に、後見頃、前見頃、袖と書いておきましょう。さらに、型紙それぞれに折り線の印をつけておきます。
    • 前後見頃の折り線は、元のシャツをまっすぐに折った部分にあたります。
    • 袖の折り線は上端の直線です。
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    型紙を切って合わせます。型紙の輪郭を慎重に切りましょう。切り終えたら、型紙を合わせて確認します。
    • 前後見頃の脇をつなげると袖ぐりと肩が合うはずです。
    • 袖の型紙を後または前見頃の袖ぐりにつなげると、縫い代を足した外側の輪郭ではなく実際の縫い目である内側の輪郭が合うはずです。
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パート2(全4パート):材料を用意する

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    ふさわしい布地を選びます。ほとんどのTシャツはニット地で作られていますが、伸縮性が低いニット地を使うと縫いやすくなります。
    • 一般的には、型紙を作る際に使用したシャツと同じ構造・重さの生地を使うと、元のシャツと同じ着心地を再現しやすいでしょう。
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    生地を洗います。まず普段のように生地を洗濯して乾かしましょう。
    • あらかじめ洗っておくと生地が収縮し色素が定着します。その結果、型紙に合わせて裁断し縫い合わせたシャツのサイズがより正確に仕上がります。
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    生地を裁断します。生地を半分に折りその上に型紙を載せましょう。型紙を待ち針で止め、輪郭をなぞって裁断します。
    • 生地の表を内側にして半分に折り、できるだけ平らになるように広げます。
    • 型紙の「折り線」と生地の折り目が合うように配置します。
    • 生地2枚をまっすぐ貫通するように待ち針を打って型紙を止めましょう。全体の輪郭をチャコペンシルでなぞり、待ち針で固定したまま輪郭に沿って裁断します。
    • 生地を裁断したら待ち針と型紙を外しましょう。
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パート3(全4パート):襟リブを用意する

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    襟リブ用の生地を裁断します。曲がる定規やテープメジャーでシャツの襟ぐりの全長を測ります。その値から10㎝引いた長さでリブ生地を裁断します。[2]
    • リブ生地は、縦畝のあるニット生地の一種です。理屈では、リブ編みではない生地を襟に使うこともできますが、伸縮性が高いリブ編み生地のほうが一般的に好まれます。
    • 襟リブの幅は出来上がり幅の2倍で裁断します。
    • 襟リブの畝が襟幅に対して平行、襟ぐりの長さに対して垂直になるように裁断します。
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    襟リブを折ってアイロンで固定します。襟幅を半分に折り、アイロンをかけて折り目を固定します。
    • このとき、生地の表が外側になるようにします。
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    襟リブの端を縫って閉じます。襟リブの長さを半分に折ります。短い辺の端を合わせて縫い代5㎜で縫いましょう。
    • このとき、生地の表は内側になるようにします。
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パート4(全4パート):シャツを縫う

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    前後身頃を待ち針で止めます。表を内側にして前身頃と後身頃を合わせます。肩だけを待ち針で止めましょう。
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    肩を縫います。出来上がり線に沿って肩をまっすぐ縫いましょう。糸を切り、もう1方の肩もまっすぐに縫います。
    • この部分は、ミシンの普通の直線縫いで縫うことができます。
    • 生地にしるしをつけた出来上がり線に沿って縫いましょう。今までの手順に正確に従っていれば、縫い代は1㎝です。
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    襟リブを待ち針で襟ぐりに止めます。生地の表が下になるように、前後身頃を肩で開き平らに広げます。襟ぐり開口部の上に襟リブを載せて待ち針で止めましょう。[3]
    • 襟リブの折っていないほうの端を襟ぐりに合わせて身頃の上に載せます。前後身頃の中心と襟リブを待ち針で止めます。
    • 襟リブは襟ぐりより小さいので、残りの部分を待ち針で止める際は襟リブをそっと伸ばす必要があります。リブを等間隔に保ちながら伸ばしましょう。
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    襟リブを縫います。待ち針で止めた部分を縫い代5㎜でジグザグ縫いします。
    • 直線縫いではなくジグザグ縫いで縫い合わせます。これは、できあがったシャツを頭からかぶる際に、襟を縫い合わせた糸が襟と一緒に伸びるようにするためです。
    • 襟リブをそっと伸ばしながら、襟ぐりに縫い合わせていきます。縫った部分に折り目ができないように、幾分引っ張りながら縫いましょう。
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    袖ぐりに袖を止めます。前後身頃を肩で開いて平らに広げ、表が上になるように返します。袖の表を下にして身頃の上に載せ、待ち針で止めます。[4]
    • 袖と袖ぐりの曲線部分を合わせます。両方の曲線の中心を合わせて待ち針で止めましょう。
    • 残りの部分を袖ぐりの曲線に合わせて少しずつ待ち針で止めます。片側ずつ止めていきましょう。
    • もう1方の袖も同じ要領で止めます。
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    袖を縫います。袖の表を下にして直線縫いで袖ぐりに縫い合わせます。
    • 生地につけたしるしに沿って縫いましょう。この説明に正確に従っていれば縫い代は1㎝になるはずです。
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    脇を縫います。表が内側になるようにシャツを折ります。袖口からシャツの裾まで直線縫いして、シャツの右側を縫います。その後シャツの左側も同じように縫いましょう。
    • 縫う際に生地がずれないように、あらかじめ袖と脇を待ち針で止めておきましょう。
    • 出来上がり線のしるしに沿って縫いましょう。ここでの縫い代は1㎝です。
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    裾を折って縫います。シャツの表を内側にしたまま、裾を出来上がり線に沿って折り上げます。アイロンと待ち針で折り目を固定して、折り込んだ端を縫いましょう。
    • 裾だけを縫います。誤って前後身頃まで縫い合わせないように気を付けましょう。
    • ほとんどのニット生地はほつれにくいので、裾を縫う必要はないかもしれませんが、縫うと見た目がすっきりします。
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    袖口を折って縫います。表を内側にして、それぞれの袖口を出来上がり線に沿って折り上げます。アイロンか待ち針で固定し、袖口に沿って縫いましょう。
    • 裾と同じように、袖の前後を縫い合わせないように気を付けながら、袖口周りを縫いましょう。
    • 生地がほつれにくければ袖口を縫う必要はありませんが、縫うときれいに仕上がります。
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    縫い目にアイロンをかけます。シャツの表が外側になるように再び返します。すべての縫い目が平らになるようにアイロンをかけましょう。
    • 襟ぐり、肩、袖、脇にアイロンをかけます。縫う前にアイロンで折り目を固定していなければ、裾にもアイロンをかけておきましょう。
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    試着します。この時点でシャツは完成し着ることができます。
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ポイント

  • 型紙を自分で製図しない場合は、既成の型紙を使うことができます。多くの手芸用品店は既成の型紙を扱っており、基本的なシャツの型紙もその中にあるでしょう。またインターネットで無料もしくは安価の型紙を見つけることもできます。
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必要なもの

  • 既成のTシャツ
  • 鉛筆
  • チャコペンシル
  • ボール紙
  • 無地の紙(無地の新聞用紙、製図用紙、クラフト紙など)
  • 待ち針
  • はさみ
  • 裁縫ばさみ、裁ちばさみ、手芸用ロータリーカッター
  • ニット生地1~2m
  • リブニット生地1/4 m
  • ミシン
  • 生地に合う色のミシン糸
  • アイロン
  • アイロン台

このwikiHow記事について

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