コンセプトペーパー(企画書)を書く方法

共同執筆者 wikiHow編集チーム

新たな製品やプログラム、サービスに関する素晴らしいアイディアが浮かんだのであれば、コンセプトペーパー(企画書)にまとめ資金調達を目指しましょう。コンセプトペーパーとは、出資者や賛同者を募るためにプロジェクトの目的や予定成果物などを説明するものです。明白で真剣さの伝わる言葉を選んで用い、なぜこのプロジェクトが必要なのか、誰のためになるのかといった点を述べましょう。何よりも大切なのは、あなたのプロジェクトと相手の関心事が一致していると示すことです。

パート1(全3パート):目的を設定する

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    読み手の注意を引く コンセプトペーパーは、あなたのプロジェクトに対する賛同や出資を得られるよう相手を説得するためのものです。つまり、冒頭に相手の興味を惹きつける「フック」が欠かせません。[1]
    • 例えば、相手の注意を引くことができるような統計から始めてみましょう。例:「毎年525トンもの食糧が、ネズミというたった1つの原因によって廃棄されています」
    • コンセプトペーパーのタイトルは状況がよく伝わるよう工夫して書きましょう。例:「施錠式ネズミ捕り:苦痛を与えずにネズミを駆除する方法」
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    なぜ特定の相手を選んでプレゼンしているのかを説明する 読み手の注意を引くことができたら、次は冒頭でプロジェクトの目標と読み手の目的がかみ合っているということを示しましょう。こうすることで、入念な調査をしたうえで相手を選んでアプローチしていることが伝わります。[2]
    • 例:「貴財団は長年、地域衛生の向上に関する支援を積極的に行っておられます。私共の施錠式ネズミ捕りは、簡単かつ費用対効果の高い装置で、疾病発生率を下げ、衛生管理に関する地方自治体の支出を抑えます。そこで、本企画への貴財団のご助力を賜りたく存じます」
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    プロジェクトによって改善、解決することのできる課題を説明する 次に短い段落を用いて、プロジェクトの目的を簡潔に述べましょう。解決しようとしている問題、いかにしてこの問題に気づいたのかといった点を説明することが大切です。[3]
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    問題を文脈の中に置き、なぜ重大なのかを説明する あなたのプロジェクトが現実の課題、疑念、あるいは問題に関連しているということを示しましょう。統計などの数値データがあると、重大さが効果的に伝わります。あるいは物語風の伝え方、体験談に心を動かされる読み手もいるので、こうした要素を取り入れてみてもよいでしょう。
    • 例えば、「ネズミは不愉快で迷惑な存在である一方で、狂犬病や横痃といった深刻な疾病を媒介する動物でもあります。例として、米国内の地方自治体の多くが、こうした病気に対処するために毎年、何十億円という金額を支出しています」
    • データを示す際は引用元を明記しましょう。
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パート2(全3パート):自分のアイディアをどう実行するかを説明する

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    基本的な実際の手法を共有する たとえ読み手が問題の重要性に共感してくれたとしても、あなたがどのような方法で調査を行ったり問題解決に取り組むのかを知る必要があります。コンセプトペーパーに、あなたが用いようとしている手法も明記しましょう。[4]
    • 例えば、苦痛を与えないネズミ捕りの試作品を作りましょう。
    • 製品でなく何らかの行動もあり得ます。例えば、ネズミに関する問題の市民の理解を深めるためPR活動を行う、あるいは、それぞれの自治体におけるネズミ問題の現状を把握するために調査担当者を派遣し調べる、といったことが挙げられます。
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    用いる手法の独自性を強調する 読み手はあなたが提出したもの以外にも大量のコンセプトペーパーに目を通していることも考えられます。つまり、あなたの企画を通すために他の企画との差別化をはかる必要があります。「自分のプロジェクトの中で、誰も達成したことのない要素とは何か」ということを考えてみましょう。
    • 例:「これまでは、ポスター、ラジオ、テレビでの露出を通してネズミの大量発生に関する情報が伝えられていましたが、地域社会の人々をつなぐ手段としても有効なソーシャルメディアは活用されていませんでした。このプロジェクトは、こうした欠落を埋めることを目的としています」
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    スケジュールも含める 終わりが見えないプロジェクトを提案して出資を期待しても無理があります。コンセプトペーパーにはプロジェクトの実行に関する予定表も含めましょう。[5]
    • 例:「2018年2月:勉強会を行う会場となる物件を借りる、2018年2月後半:試作品に必要な部品を購入する、2018年3月:試作品の予備テストを行う」
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    プロジェクトの評価方法の例を提示する 出資する側としては、成功する確率の高いプロジェクトに出資をしたいと考えています。つまり、プロジェクトの成果物を評価する方法を提示するのも大切です。何らかの製品を開発するのであれば、製品の生産数や販売数をもとに評価することができます。[6]
    • その他にも、顧客の満足度、地域への貢献などを調べるための調査を行ってもよいでしょう。
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    仮予算を提示する 出資者はプロジェクトの大体の費用も把握したいと考えます。予算を示すことで、出資が必要だということが伝わり、プロジェクトの規模が適切かどうかを判断する材料にもなります。コンセプトペーパーは予備段階の提案なので、全ての詳細を含める必要はありませんが、例えば次のような基本的な内訳は記載するようにしましょう。[7]
    • アシスタントを含めた人件費
    • 機器や機材費
    • 移動費
    • コンサルタント依頼料
    • 場所(賃貸料など)
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    プロジェクトの内容を最後に要約する 最後に短い段落を設けてプロジェクトの目的、基本的な実行計画、世間のニーズについて要約しましょう。出資者に記憶に留めてもらいたい重要な点のみを含めましょう。[8]
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パート3(全3パート):内容を見直す

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    短く簡潔に述べる 一般的に、コンセプトペーパーはA4サイズで1ページほどの短い文書です。出資側は他にも目を通さなければならないコンセプトペーパーを多数抱えていることもあるので、長々と書かれているもの、体裁が整っていないものは、あっというまに却下される可能性があります。
    • 事前にフォーマット方法が指定されている場合は、指示に従いましょう。
    • フォーマットが決まっていない場合は標準的な文字の大きさと余白に設定し、ページ番号を添えましょう。
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    能動的な言葉遣いを心がける 出資者はよく練られ、実行可能なプロジェクトを探しています。言葉を濁したりせず、自信が無いような印象を与える言葉遣いを避けましょう。[9]
    • 良くない例として、「この製品を用いれば、いくつかの自治体において、少なくともネズミの大量発生を制御することができるのではないかと考えています」といった表現は以下のように修正しましょう。
    • 「この製品があれば、いかなる中規模地方自治体においてもネズミの大量発生が抑えられ、多くの場合、撲滅できるでしょう」と述べると印象がかなり変わります。
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    読み手に分かりやすい言葉を選ぶ 出資を求める相手が科学財団であれば、科学的専門用語を用いるのが適切かもしれません。しかし、一般的な地方団体にむけたコンセプトペーパーを書くのであれば、専門用語は減らして誰でも理解できるような言葉で主要概念を説明することが求められます。[10]
    • 読み手がその分野の専門家でないのであれば、提出する前にプロジェクトに関する予備知識がない人に目を通してもらい、不明な点がないか聞いてみましょう。
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    連絡先を記載する 住所、メールアドレス、電話番号を必ず明記しましょう。応募用紙にこうした情報が含まれているとしても、コンセプトペーパーにも別途載せておいた方が出資者もすぐに情報を見つけられるので賢明です。
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    最終稿を読み直す 内容が素晴らしいとしても、書き間違い、誤字脱字、体裁の崩れが見られると印象が悪くなってしまいます。注意深さ、思慮深さ、相手への感謝を伝えられるよう、提出する前に最終稿の質を高めましょう。[11]
    • まだ内容を読んだことのない人に目を通してもらうとよいでしょう。高い確率で自分では気づいていなかった間違いが見つかるでしょう。
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この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。
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