オレンジからオイルを抽出する方法

共同執筆者 wikiHow編集チーム

オレンジから抽出したオイルは香りが良く、物を溶かす性質があるため、様々な洗剤や料理に使用されています。また、オレンジオイルには健康に良い効果がいくつもあるといわれています。少量の皮があれば、自宅でオレンジオイルを作って様々な用途に使うことができます。またさっと抽出したオレンジオイルを一般的な調理用オイルに混ぜれば、料理や家周りの掃除にも使える香り付きオイルが完成します。

3の方法1:
瓶にオレンジオイルを作る

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    材料を集める 瓶にオレンジオイルを作るには、ガラス製の瓶、ゼスター、そして穀物酒を用意します。ウォッカは無臭のものが多いため、オレンジオイル作りに最適です。ウォッカを使えば、完成したオイルの香りが弱すぎたり、強すぎたりすることはありません。
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    オレンジの皮をむく オレンジに含まれる精油のリモネンは、主に皮に含まれています。そのためオイル作りの前に皮をむいておきましょう。[1] 皮はナイフで切り取っても、またはゼスターで削っても構いません。[2]
    • 良いオレンジオイルを作るには、白い部分はむかないよう注意しましょう。白い部分にはリモネンがほとんど含まれていません。またオイルの苦みの元にもなります。
    • ゼスターがない場合はおろし金やピーラー、ペティナイフを使っても構いません。
    • 使用するオレンジの数に規定はありません。家にあるオレンジの数や作りたいオイルの量に応じて決めましょう。
    専門家情報
    Ritu Thakur, MA

    Ritu Thakur, MA

    アーユルヴェーダ、自然療法、ホリスティックヘルスケア-専門家
    アーユルヴェーダ、自然療法、ヨーガ、そしてホリスティック医療の分野において10年以上の経験を持つリツ・タクールは、インドの首都デリーを拠点とする医療コンサルタントです。2009年にボパールのバーカチュラー大学にてアユールヴェーダ医療看護の学士号を、2011年にはハイデラバードにあるアポロ医療マネジメント専門大学にて修士号を取得。
    Ritu Thakur, MA
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    アーユルヴェーダ、自然療法、ホリスティックヘルスケア-専門家

    オレンジの皮は細かくする前に乾燥させましょう。オレンジの皮からオイルを抽出するときは、皮を乾燥させて、その後細かい粉状になるまですり潰します。この粉を穀物酒やウォッカに混ぜたものを瓶に入れ、日の当たる場所で3〜4日間放置します。小まめに混ぜてください。次にこの液を薄い布で濾してアルコール分を完全に蒸発させます。アルコールが蒸発したら、濃厚なオレンジオイルの完成です。

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    皮を乾燥させる 皮をむいたら、乾燥させましょう。皮をキッチンペーパーの上に置き、完全に乾くまで直射日光が当たる場所に放置します。湿度によっては数日かかることもあります。早く乾かしたければ、オレンジの皮を細かく(2.5cm)切ってみても良いでしょう。[3]
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    皮をすり潰す 皮が乾いたら、フードプロセッサーに入れます。全体が粗い粉状になるまで潰します。皮を乾燥させすぎるとリモネンが減少する原因となるので、注意しましょう。[4]
    • おろし金やゼスターを使用した場合は、皮をさらに潰す必要はありません。
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    穀物酒を温める ボウルにお湯を入れます。熱すぎないくらいのお湯(32℃前後)を使いましょう。穀物酒の容器をお湯につけ、20分置いておきます。[5]
    • ウォッカを使うのが効果的です。
    • 冷たいお酒を使っても構いません。ただし温かいお酒を使った方が、オイルをたくさん作ることができます。[6]
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    皮を穀物酒に浸して振る 削ったあるいはすり潰したオレンジの皮を瓶に入れます。オレンジの皮が完全に隠れるくらいまでお酒を注ぎます。オレンジの皮がお酒に浸ったら蓋をし、瓶を数分間勢いよく振ります。[7]
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    そのまま2〜3日間放置する 放置している間も1日2回〜3回、瓶を振ると良いでしょう。数日以上放置しても良いかもしれません。瓶を振れば振るほど、そして放置時間が長いほど、多くのオイルを作ることができます。[8]
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    濾す コーヒーフィルターやガーゼを使って、瓶の液体を浅めのボウルに濾します。液は全て残らずボウルに絞るようにしましょう。[9]
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    アルコール分を蒸発させる 布またはキッチンペーパーでボウルを覆い、数日間置きます。これで液に残っているアルコール分が蒸発します。アルコール分が飛んだら、オレンジオイルの完成です。[10]
    • オイルを吸収してしまうので、キッチンペーパーを液の中に落とさないよう注意しましょう。
    • アルコール分が蒸発したら、残ったオイルを蓋つきの容器に入れます。
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3の方法2:
オレンジ風味のオイルを作る

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    オイルの種類を選ぶ オイルに風味をつけるときは、優しい風味でどんな食材にも合うオイルを選ぶと良いでしょう。オリーブオイルはどこでも手に入り、風味付けしやすいオイルですが、オリーブオイル自体の風味が強すぎる場合があります。エクストラバージンオイル、ピーナッツオイル、グレープシードオイル、アボカドオイルは風味が軽めなので、これらを使ってみましょう。[11]
    • 軽めのオイルを選ぶとオイルが理想の味や香りに仕上がりやすくなります。
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    皮をすりおろす 始める前に、オイルに農薬が混ざらないようオレンジをしっかり洗って乾かしましょう。次に、ゼスター、おろし金、またはピーラーを使ってオレンジの皮をむきます。使用するオレンジの数は作りたいオレンジオイルの量によって調整します。基本的に、240mlのオイルを作るには、削ったオレンジの皮大さじ2杯(30ml)が必要です。[12]
    • オレンジの白い部分は取らないようにしましょう。
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    オイルと皮を加熱する オレンジの皮を小さめの鍋に入れ、オイルを注ぎます。オイルが沸騰するまで中火で5分ほど加熱します。オイルと皮を加熱しすぎると、焦げて風味や香りが消えてしまうので注意しましょう。[13]
    • オレンジの皮を加熱するとオレンジオイルが抽出されるので、それを使ってオイルに香りをつけていきます。
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    鍋をコンロから外す 数分間鍋を冷まします。軽めの香りに仕上げたい人は、冷ましている間に穴あきおたまでオイルから皮を取り除いておきましょう。強めの香りに仕上げたい人は、冷ましている間も皮をそのままオイルに入れておき、容器に入れる前に取り除きます。[14]
    • 冷ましている間に皮を取り除くと、オイルの色は薄めになります。皮をそのままにして冷ました場合は、濃いめのオイルが出来上がります。
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3の方法3:
オレンジオイルを使う

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    カスティール石鹸と混ぜる オレンジオイルとカスティール石鹸を混ぜると、洗浄力が強く環境に優しい洗剤を作ることができます。オレンジオイル小さじ1杯をカスティール石鹸のボトルに入れるだけで、多目的洗剤の出来上がりです。カスティール石鹸は植物油からできています。そのため合成洗剤とは違い、最終的には無害な物質に分解されるうえ、敏感肌にも安心です。[15]
    • リモネンは油分を除去したり、溶かす作用がある天然の成分です。特に鍋、フライパン、その他のキッチン用具に効果的です。
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    アーユルヴェーダ、自然療法、ホリスティックヘルスケア-専門家
    アーユルヴェーダ、自然療法、ヨーガ、そしてホリスティック医療の分野において10年以上の経験を持つリツ・タクールは、インドの首都デリーを拠点とする医療コンサルタントです。2009年にボパールのバーカチュラー大学にてアユールヴェーダ医療看護の学士号を、2011年にはハイデラバードにあるアポロ医療マネジメント専門大学にて修士号を取得。
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    アーユルヴェーダ、自然療法、ホリスティックヘルスケア-専門家

    オレンジオイルをクリームやキャリアオイルに混ぜても良いでしょう。オレンジオイルには抗酸化物質、ポリフェノール、ビタミンCが豊富に含まれており、顔や首のしみ、しわ、その他のエイジングサインを消す効果が期待できます。使うときは、お好みのフェイスクリームに混ぜて、肌をマッサージするように使ってください。オリーブオイル、アルガンオイル、グレープシードオイルなどのキャリアオイルと混ぜるのもおすすめです。ただし、肌に刺激を与える可能性があるため、オレンジオイルをそのまま使用するのは避けましょう。

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    虫除けに使う 虫はリモネンを嫌う性質があるため、ほんの少量のオレンジオイルで何時間もの防虫効果があります。首や腕、肌が露出した部分に適量を塗りましょう。虫刺されが減っているのを実感できるはずです。キャンプサイトの周りにリモネンオイルを置き、虫除けに使っても良いでしょう。[16]
    • リモネンは非常に可燃性が高いため、火の近くには置かないようにしましょう。実際、リモネンの可燃性によりオレンジの皮は非常に燃えやすくなっています。
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    様々なものの防臭に使う オレンジオイル1〜2滴を使えば悪臭が簡単に抑えられます。試しに、ひどい臭いがするゴミ箱の内側に少量のオレンジオイルを塗ってみましょう。実際、市販の多くの防臭剤には、洗浄成分や防臭成分としてリモネンが配合されています。オレンジオイル30滴と重曹2カップ強を合わせれば、オリジナルの防臭剤を作ることができます。[17]
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    健康のために使う オレンジに含まれるオイルはあらゆる種類のガンに効果が期待できるといわれています。病院では胆石を壊すためにリモネンが使用されてきました。またリモネンには、コレステロール値を下げる効果があることも立証されています。ただし、オレンジオイルやリモネンを含むどんなサプリメントも、適切な治療の代わりにはならないので注意しましょう。[18]
    • リモネンのサプリメントやオレンジオイルを服用する前に、必ず医師に相談しましょう。
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ポイント

  • コールドプレスもオレンジの皮からオイルを抽出する1つの方法です。ただし、この方法が使えるのは、オレンジオイルを大量に作る場合のみです。
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この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。

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