オリーブオイルで耳掃除をする方法

共同執筆者 Zora Degrandpre, ND

耳垢の話はあまり聞こえがよくありませんが、耳の健康にとって耳垢はただごとではありません。耳の健康と機能を保つために多少の耳垢は必要であっても、耳垢が多すぎると、耳詰まりや痛みだけでなく、場合によっては感染症を引き起こすことがあります[1] 幸いなことに、台所にある一般的な材料を使って、家庭で耳垢を簡単に取ることができます。その材料とは、オリーブオイルです!

2の方法1:
オリーブオイルで耳垢を取る

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    耳に何らかの損傷がある場合はオリーブオイルを使ってはいけません。オリーブオイルは健康な人にとってはほぼ確実に安全ですが、損傷や病気によっては刺激が強すぎるかもしれません。以下のような症状がある場合は、勝手に耳をいじらずに、まずは医師に相談しましょう。[2][3]
    • 鼓膜穿孔(鼓膜が破れた状態)
    • 頻繁に起きる耳の感染症 
    • 難聴
    • 乳突洞炎
    • 耳内部を常に乾いた状態にしておかなければならない損傷や病気
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    オリーブオイルを温めます。オリーブオイルが耳垢をふやかして、自然に耳垢が出やすくなります[4]。耳にオイルを入れる前に、体温(37 ℃)程度にまでオイルを温める必要があります。これは人間の内耳の温度で、オイルをそのくらいに温めると、不快感を覚えないでしょう。大さじ2~3杯のピュアオリーブオイルを温めます。
    • 熱すぎるオイルは鼓膜を傷つける恐れがあることに注意しましょう。
    • よく使われるのは オリーブオイルですが、他のものを使う方法もあることを覚えておくとよいでしょう。過酸化水素水、グリセリン、ベビーオイル、ミネラルオイルなども安全に使用できます。[5]
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    好みに合わせて精油(エッセンシャルオイル)を加えましょう。耳詰まりによりばい菌が内耳に閉じ込められると、耳の感染症が起きる場合があります[6]。耳詰まりによるばい菌の繁殖に備えて、殺菌作用のある精油を加える人もいます。ただし、耳詰まりを解消するだけならば、オリーブオイルだけでも十分に効果があることが判っています[7] 。オイルを耳に入れる前に必ず1~2滴を皮膚に垂らして、皮膚に刺激を与えないことを確かめましょう。精油を入れる場合は、温めたオリーブオイルに4滴ほど加えます。精油には以下のようなものがあります。
    • ガーリックオイル[8]
    • ユーカリオイル[9]
    • 子供にも安全なラベンダーオイル[10]
    • オレガノオイル[11]
    • セントジョーンズワート[12]
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    点眼用のスポイトで混ぜ合わせた液(オイル)を吸い取ります。オリーブオイルにお好みの精油を混ぜ合わせたら、点眼用のスポイトを使って吸い取りましょう。[13] こうすることで適切な量を注入することができ、オリーブオイルを耳に直接注ぐよりもはるかに簡単です。
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    耳に液を2滴注入します。耳いっぱいに注ぐのではなく、一滴ごとに加えることで、液が耳垢に染み込みやすくなります[14]。 液が耳の外に溢れないように、5~10分ほど首を傾けておきます。
    • 耳元にティッシュを置いておけば、首をまっすぐに戻したときに万が一残ったオイルが落ちてきても、オイルを受けることができます。
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    この過程を1日に2、3回繰り返します。この方法が1回の注入だけで効くことはまずありません。3~5日ほど毎日2、3回この過程を繰り返しましょう[15]。 そのくらい行えば、耳垢が分解して耳詰まりが解消されるでしょう。
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    耳洗浄をすることも考えてみましょう。オリーブオイルにより耳垢がふやかされたとしても、それを実際に取り除くためには、オイルだけでは足りない場合があります。必要に合わせて、次の手順に沿って詰まったほうの耳を洗浄しましょう。首を傾け、ゴム製のバブルシリンジ(赤ちゃん用のもの)を使って、詰まったほうの耳の穴(外耳道)にお湯をそっと注入します[16]
    • 勢いよく注入すると鼓膜を傷つけることがあるため、そっと行いましょう。
    • 両耳を後ろに引き上げると外耳道がまっすぐになり、お湯を上手に注入できます。[17]
    • 医師に耳洗浄をしてもらってもよいでしょう。病院に行けば、専用器具を使って耳を傷つけない最適な水圧で安全に洗浄してもらうことができます。[18]
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    病院に行きましょう。耳垢のふやかしや耳洗浄を行っても効果が得られない場合は、医師に診てもらうことも考えましょう。医師は耳詰まりの様々な解消方法を知っています[19]。 耳の検査を受けて適切な診断をしてもらってもよいでしょう。もしかしたら耳詰まり以外の問題があるかもしれません。耳に圧迫感がある場合は、ほかに次のような原因が考えられます: [20]
    • 副鼻腔炎―副鼻腔の炎症
    • メニエール病 - 難聴や平衡障害を伴う内耳の疾患
    • 真珠腫性中耳炎 - 中耳にできる嚢胞
    • 聴神経腫瘍 - 聴神経の腫瘍
    • 真菌症
    • 滲出性中耳炎 - 中耳炎
    • 顎関節症
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2の方法2:
その他の方法

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    耳抜きをしましょう。一般的に、耳の圧迫感は、耳詰まりではなく、中耳のなかの耳管に起きている一時的な機能障害が原因です[21] 。次のような簡単な方法で、この耳管を開いて耳の中の圧力を均一にすることができます[22]
    • あくびをする
    • かむ
    • 飲み込む
    • 鼻をつまんだまま、鼻から息を出そうとしてみる
    • 耳管の機能障害のよくある原因は、一般的な風邪、インフルエンザ、高度の変化、たばこの煙のような空気汚染物質にさらされることなどです。[23]
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    水分補給をしましょう。耳の圧迫につながる副鼻腔の詰まりは、単純に水分補給をするだけで解消できることがあります。水分には、圧力の原因となる粘液を薄める働きがあります。[24] 一日に最低8杯の水を飲みましょう。
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    枕を高くして寝ましょう。枕をひとつ増やして頭の位置を高く保つことで、簡単に副鼻腔の通りをよくすることができます[25] 。これで耳の圧迫感が減ります。[26]
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    耳に温かい布を当てましょう。温めたタオルを数分間、耳に当てます。熱を逃がさないようにするには、耳に当てたタオルをコーヒーカップで固定するとよいでしょう。[27]
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    熱いシャワーを浴びましょう。耳内部の圧迫感が副鼻腔の詰まりによるものなら、湯気の立ち上る熱いシャワーを浴びる方法もあります。熱いシャワーは、副鼻腔をふさいでいる粘液を薄めて外に排出し、耳内部の圧力を下げます[28]
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    市販薬を利用しましょう。原因によっては、耳内部の圧力を下げるために様々な種類の市販薬を利用することもできます。一般的な選択肢には、次のようなものがあります。
    • 抗ヒスタミン薬:耳内部の圧迫感の原因が季節性または環境性アレルギーから来る鼻詰まりである場合は、抗ヒスタミン薬を服用することで症状を緩和することができます。
    • 鬱血除去薬:耳の圧迫感の原因が風邪やインフルエンザから来る鼻詰まりである場合、鬱血除去薬を含む風邪薬やインフルエンザの薬を服用することで、圧力の原因となる症状を緩和することができます。
    • 耳垢除去製品:本質的にはオリーブオイルと同じ働きをしますが、耳垢が圧迫感の原因である場合に耳垢をふやかす効果があります[29]
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    病院に行きましょう。耳の圧迫感により痛みが生じ、どの方法を試しても症状が改善しない場合は、医師に診てもらうことを考えましょう。病院では、圧迫感の明確な原因を診断し、症状に適した治療方法を判断してくれるでしょう。
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ポイント

  • 耳垢の症状が改善されない場合は、医師に診てもらいましょう。病院には、溜まった耳垢を掃除機のように吸い取る超小型吸引具のような特別な耳垢除去器具があります。[30]
  • 溜まった耳垢をそのままにしておくべきではありません。鼓膜への道を完全にふさいでしまうと、耳内部の圧力が増え、鼓膜が傷ついたり破裂したりする可能性があります[31]
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注意事項

  • 鼓膜が破れている場合には、この方法を試してはいけません。
  • 綿棒で耳垢を掻き出そうとしてはいけません。耳垢を耳の奥まで押し込んだり、鼓膜が破裂したりする恐れがあります。
  • オリーブオイルは必ず温めて使いましょう。熱すぎたり冷たすぎたりすることがないように、腕に何滴か垂らして温度を確認しましょう。
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このwikiHow記事について

自然療法医
この記事はZora Degrandpre, NDが共著しています。 デグランプリ医師はワシントン州在住の自然療法医です。2007年に自然療法医科大学、「National College of Natural Medicine」にてND(自然療法医師学位)を取得しています。
カテゴリ: 全般的健康
  1. Sarrell, EM., Cohen, HA., Kahan, E., Naturopathic Treatment for Ear Pain in Children., Pediatrics Vol. 111 No. 5 May 1, 2003, pp. e574 -e579
  2. Can Baser, KH., Biological and Pharmacological Activities of Carvacrol and Carvacrol Bearing Essential Oils, Current Pharmaceutical Design, 14 (29), 3106-3119, 2008.
  3. Patocka, J., The chemistry, pharmacology, and toxicology of the biologically active constituents of the herb Hypericum perforatum L. J. Applied Biomedicine 1, 61-70.,2003.
  4. http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/earwax-blockage/basics/lifestyle-home-remedies/con-20018904
  5. http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/earwax-blockage/basics/lifestyle-home-remedies/con-20018904
  6. http://patient.info/health/earwax-leaflet
  7. http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/earwax-blockage/basics/lifestyle-home-remedies/con-20018904
  8. http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/earwax-blockage/basics/lifestyle-home-remedies/con-20018904
  9. http://american-hearing.org/disorders/ear-wax/
  10. http://american-hearing.org/disorders/ear-wax/
  11. http://www.md-health.com/Pressure-In-Ear.html
  12. http://www.md-health.com/Ear-Congestion.html
  13. http://www.md-health.com/Ear-Congestion.html
  14. https://www.bcm.edu/healthcare/care-centers/otolaryngology/conditions/eustachian-tube-dysfunction
  15. http://www.md-health.com/Pressure-In-Ear.html
  16. http://www.md-health.com/Pressure-In-Ear.html
  17. http://www.md-health.com/Pressure-In-Ear.html
  18. http://www.md-health.com/Pressure-In-Ear.html
  19. http://www.md-health.com/Pressure-In-Ear.html
  20. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmedhealth/PMH0072538/
  21. http://american-hearing.org/disorders/ear-wax/
  22. http://american-hearing.org/disorders/ear-wax/

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