イボを取り除く方法

共同執筆者 Chris M. Matsko, MD

大半のイボは自然に消えてなくなりますが、顔にできている場合、早くなくしたいと思うのではないでしょうか。幸いなことに顔からイボを取り除く方法がいくつかあります。この記事を参考に試してみましょう!

3の方法1:
民間療法を用いてイボを取り除く

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    リンゴ酢を試す リンゴ酢はあらゆる種類のイボ除去に効果があります。リンゴ酢を塗るとイボ周囲の組織が酢に含まれる酢酸によりダメージを受け、健康な皮膚から剥がれ落ちますが、この時イボの原因であるウイルスも共に排除されます。リンゴ酢は顔以外の体部分にも安心して使えます。水で50%まで薄めたものを使いましょう。[1]
    • 実際に、リンゴ酢に含まれるリンゴ酸と乳酸には角質を落とし、肌に柔らかさを与える効果があります。
    • リンゴ酢は顔にできたニキビの治療にも頻繁に使われています。
    • リンゴ酢に浸した綿球(半分ほど浸す)をイボにあてがい、絆創膏で固定し、24時間その状態を保ちましょう。
  2. 2
    潰したニンニクをフェイスパックとして使う ニンニクの持つ腐食作用によりイボが水膨れを起こし、その後一週間ほどで剥がれ落ちます。ニンニクに含まれるアリシンには、ヒトパピローマウイルスをはじめ、さまざまなウイルスを死滅させる抗ウイルス効果があります。[2]
    • 潰したニンニクをイボの上にのせます。
    • テープで固定し、24時間その状態を保ちます。
    • ニンニクとテープは1日に1度、新しいものに変えましょう。
  3. 3
    レモン汁を用いる 日頃から使われているレモンには様々な洗浄効果があります。レモンに含まれるクエン酸とビタミンCにはイボを引き起こすウイルスを死滅させる働きがあると考えられています。また、レモン汁にはイボの角質を軟化し、イボを取り除きやすくする効果も期待できます。[3]
    • 少なくとも1日に3度以上、イボに塗るようにしましょう。
  4. 4
    イボに粘着テープを貼り付ける 医学的には証明されていませんが、粘着テープを使うと素早くイボを除去できると主張する人もいます。これは粘着テープに含まれる物質と、それに対する人体の反応(粘着テープを貼ると皮膚が炎症を起こし、その結果抗体が形成され、その抗体がイボを引き起こすウイルスを排除するる)を利用したものであると考えられます。この方法は短くて6日間、最長で2か月間ほど続ける必要があります。
    • イボに粘着テープを貼りつけた状態で眠り、起床後、ただちに剥がしましょう。
    • イボが剥がれるまでこの手順を繰り返します。
  5. 5
    バナナの皮をあてがう つぶしたバナナにはイボの組織を分解するタンパク質分解酵素(タンパク質を分解する酸素)が含まれています。バナナの皮の内側をイボにあて、医療テープで一晩固定しましょう。このシンプルな方法を用いれば肌に刺激を与えずにイボを取り除くことができます。[4]
    • この治療方法は1週間から2週間ほど継続することが推奨されています。
    • タンパク質分解酵素はパイナップルやパパイヤ、キウイフルーツにも含まれています。
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    ベタダインの使用を検討する 防腐剤の一種であるベタダイン(ポビドンヨード配合剤)には、イボの原因となるウイルスを死滅させる効果があります。毎日5分間ほどイボが剥がれ落ちるまで、ベタダインサージカルスクラブ(手術時手指消毒剤)でイボの周辺を軽く洗浄しましょう。米国には同様の効果をもたらすバクテリン、そしてバズカなどの医薬品がありますが、べタダインも含め日本では販売されていません。日本ではイソジンウォッシュがポビドンヨード配合の外用殺菌消毒薬として市販されています。[5]
    • ヨウ素やポビドンヨードにアレルギー反応を起こすようであれば、この治療法は避けた方が賢明です。
    • 肌がかぶれを起こすようであれば医師に相談しましょう。
  7. 7
    ミルクウィードクリームを塗る ミルクウィード(トウワタ)に含まれる酵素にはイボを分解する効果があります。ミルクウィードが産出する粘り気のある樹液を原料とするこのクリームは、ニキビ治療にも役立つと言われています。米国ではヘルスケア用品の専門店や薬局で購入できますが、日本では販売されていません。[6]
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3の方法2:
検証済みの治療法を用いてイボを取り除く

  1. 1
    外用薬を処方してもらう 特定の外用薬を用いて感染症状を軽減し、イボを除去する方法もあります。この方法で治療を行う場合、感染細胞が完全に排除されるまでに数か月の時間を必要とします。また、この治療には通常強い炎症や不快感が伴います。下記の処方薬について医師の意見を求めましょう。
    • レチノールクリーム(トレチノイン配合剤)にはイボを形成する皮膚細胞の増殖を止める働きがあります。毎日塗ればイボの除去に役立つかもしれません。[7]トレチノインが配合されているクリームを顔のイボに塗るさいには、下記の指針に従う必要があります。
      • 1日に1度、就寝前に塗りましょう。
      • 初めに水と石鹸でイボを洗い、イボが乾くまで少なくとも15分間待ちましょう。その後、パール粒大のクリームをイボに塗ります。湿り気を帯びた肌に塗るとひりつきや表皮剥離を起こす恐れがあります。
      • トレチノインが配合されているクリームを塗ると皮膚が柔らかくなり厚みを失うため、日光に対して敏感になることがあります。外出のさいには日焼け止めを使用するのを忘れないようにしましょう。
    • カンタリジン(水疱形成薬)、もしくはトリクロロ酢酸を含む外用薬を試してみましょう。カンタリジンにはツチハンミョウ類の甲虫から抽出した有機化合物が含まれており、患部に塗るとイボの周辺に水泡が形成され、皮膚から盛り上がった状態になります。その後、皮膚科の医師により盛り上がったイボから壊死した部分が切除されます。[8]
      • 壊死部分の切除が行われた患部は清潔な包帯で覆いましょう。
      • カンタリジンは医師の指示通りに使用する必要があります。
    • 5-フルオロウラシルにはDNAとRNA(リボ核酸)の活性化を抑制する作用があるため、イボの増殖を止める効果が期待できます。[9]
      • 1日に2度の塗布を、3週間から5週間の間続けましょう。[10]
      • 患部を日光から守り、炎症が悪化するのを防ぎましょう。[11]
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    ケラトリシス(表皮剥離)療法について調べる ケラトリシス療法では研磨剤を用いて肌の表面から壊死した皮膚組織を取り除きます。この治療法はケミカルトリートメント(感染細胞の病原性を弱めた後に死滅させ、手動で古い角質を取り除く。この施術には通常サリチル酸が使用される)と併用して進められます。ケミカルトリートメントを施してイボの角質を軟化させた後、軽石、もしくはエメリーボードを使って取り除きます。[12]
  3. 3
    凍結療法を依頼する 凍結療法では液体窒素を用いてイボを凍結し、感染細胞を破壊した後に、キュレットを使って取り除きます。[13] 非侵襲的治療では除去できない頑固なイボにはこの治療法を試してみましょう。凍結療法を望むようであれば皮膚科医院を受診しましょう。
    • 液体窒素をあてた患部に水泡が形成されることがありますが、2週間から4週間ほどで瘡蓋となり剥がれ落ちます。
    • イボを凍結し、キュレットを用いて皮膚を削り取るこの治療法には痛みが伴います。また、液体窒素をあてた患部に生じるひりつきや刺すような痛みは、治療修了後も数分間持続する可能性があります。
    • 瘢痕や白斑を併発すると、治療に支障をきたすことがあります。
  4. 4
    パルス色素レーザー治療を試す この治療法では熱エネルギーを用いてイボとイボの栄養源である赤血球を破壊します。通常パルス色素レーザー治療が痛みや色素異常を引き起こすことはありません。パルス色素レーザー治療は治療期間も短く効果的ですが、高額な費用がかかるため、他の治療法に比べ受けにくいかもしれません。パルス色素レーザー治療を用いれば、80%以上の確率で効果的にイボを取り除くことができます。[14]
    • 通常、レーザー治療を受けた患部は2週間ほどで完治します。瘢痕は残りません。
    • パルス色素レーザー治療はあらゆる皮膚障害の治療に用いられています。
  5. 5
    ブレオマイシン局注療法について医師に相談する 数個以上のイボを除去したいのであれば、極めて効果的なこの治療法を試してみましょう。[15][16]医師によりブレオマイシンがイボに注入されますが、この薬剤は通常癌の治療に用いられます。1度目の注入でイボを除去できないようであれば、3週間から4週間ごとに、注入治療を受ける必要があるかもしれません。[17] ブレオマイシン局注療法により瘢痕が残ることはほとんどありません。わずかな色素沈着が起こる場合がありますが、この色素沈着は治療後一年以内に消えてなくなります。[18]
    • ブレオマイシン局注療法には高額な治療費を要しますが、ある研究では92%の確率でイボの除去に成功していることが明らかにされており、凍結療法よりも効果があると言われています。[19][20]
  6. 6
    免疫療法を考慮に入れる その他の治療法で効果が得られないようであれば、免疫療法という選択肢があることを覚えておきましょう。この治療法では免疫機能を回復させてイボへの攻撃を促進するために、医師により化学試薬(ジフェニルシクロプロペノンなど)の塗布、もしくは分子(通常カンジタ抗原が用いられる)の局部注入が行われます。[21][22]これは、注入された物質とイボの病原体を同時に攻撃し、体外への排除を促す免疫応答の働きを利用した治療法です。[23] また、免疫療法による治療を受けると、体がヒトパピローマウイルスに対し抵抗力をつけるため、イボの再発を防ぐ効果も期待できます。[24]
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3の方法3:
顔のイボの悪化を防ぐ

  1. 1
    放置して自然に治癒するのを待つ イボは自然に消えることもあります。可能であれば放って置きましょう。絆創膏を貼る、もしくはスカーフやバンダナでイボを覆いファッションの一部にするのもよいでしょう。大半のイボは2年ほどで自然に消えるという研究結果が明らかにされています。[25]
    • ただし、どうしても気になるようであれば、上記の方法を是非試してみましょう。
    • イボが数年たっても消えない、もしくは患部が広がるようであれば、医師の診断を受けましょう。
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    手を清潔に保ち、イボを掻かないようにする イボに触れたり、むやみに弄るのはやめましょう。普遍的予防策に記載されている手指衛生方法を実践し、イボの病原菌を広めないようにしましょう。イボは掻くと症状が悪化することを覚えておきましょう。
    • イボは湿り気を帯びた環境で増殖します。手を清潔で乾いた状態に保ちましょう。
    • イボに外用薬を塗る前、また塗った後に手を洗う習慣をつけましょう。
    • 衣服やタオルを他人の物と区別する必要があります。これらのアイテムの共有を避け、イボが他人にうつるのを防ぎましょう。できれば持ち物に名札をつけて、他人に使われないようにしましょう。
  3. 3
    イボができている部分をブラシや櫛でとかす、また剃毛するのを避ける イボを引き起こすウイルスはこれらの行為により容易に広がります。イボは感染力の強い皮膚疾患です。患部に軽くブラシをかけるだけでも自分自身、そして他人を感染させるほか、ブラシがウイルスの潜伏場所となり、他人にイボをうつす危険が生じます。また、可能であれば髭を伸ばし、剃毛するのを避けましょう。スクラブ洗顔剤や研磨剤の使用も感染を広める原因になることを覚えておきましょう。
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このwikiHow記事について

家庭医(かかりつけ医)
この記事はChris M. Matsko, MDが共著しています。 クリス・M・マツコ医師はペンシルバニア州ピッツバーグ在住の元内科医です。2007年にテンプル大学医学部かにて医学博士号を取得し、コーネル大学最優秀指導者賞を受賞しました。
カテゴリ: 個人衛生

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