アロエベラでやけどを手当てする方法

共同執筆者 Zora Degrandpre, ND

やけどはよくある肌の損傷で、深さによって重症度が異なります。電気、熱、照明、日差し、放射線、摩擦などによって生じます。アロエベラは古くから肌の病気の治療や炎症を抑えるのに使用されてきました。軽いやけど、Ⅰ度や場合によってはⅡ度のやけどを治療するのに使用されたり、また、医師からも勧められることもあります。やけどを負ったら、下記の記述を参考に重症度を確認して、アロエベラを使って手当てしましょう。[1]

パート1(全2パート):傷の準備をする編集

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    やけどの元から離れます。やけどを負ったら、すぐにその原因になったものから離れます。家電でやけどを負ったら、すぐにスイッチを切り家電から肌を遠ざけます。化学薬品でやけどを負った場合は、できるだけ早くその場を離れます。また、ひどい日焼けによりやけどを負ったら、直ちに日の当たらない場所へ移動します。
    • やけどにより衣類が化学薬品を浴びたり焼けている場合は、患部を傷めないように充分に気を付けて取り除きます。患部に衣類が張り付いている場合は、取らずに直ちに救急治療を受けましょう。[2]
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    やけどの程度を確認します。やけどはⅠ度からⅢ度に分類されます。やけどの手当てをする前にやけどの重症度の違いを理解しましょう。Ⅰ度のやけどは皮膚表面だけが影響を受け、通常は赤く変色し痛みを伴い、表面は乾燥しています。[3] Ⅱ度のやけどは皮膚中層までの損傷で、湿っているように見えたり、変色や白い水疱が見られ、一般に痛みを伴います。[4] Ⅲ度のやけどは皮膚の下層、さらには皮下組織に及ぶ損傷です。表面は乾燥またはガサガサし、患部が黒、白、茶色、黄色に変色することがあります。腫れあがり、神経が損傷しているので軽度のやけどより痛みを感じないこともありますが、極めて重篤な状態です。[5]
    • やけどの程度がⅠ度かⅡ度かの判断がつかなければ医師に連絡します。また、Ⅰ度より重症なやけどは医師の診察を受けましょう。Ⅱ度やⅢ度のやけどは適切な処置を受けないと命に関わる恐れがあります。
    • やけどがⅠ度やⅡ度でも、軽度な場合のみ後述のアロエで手当てをする方法を参照します。その他の重症なやけどをアロエで手当てするのは適切ではありません。例外的に、医師から許可があればアロエで手当てをすることもできます。
    • Ⅲ度のやけどや生傷をアロエで治療してはいけません。アロエを使うと患部が乾燥しないので、傷が治りません。[6]
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    患部を冷やします。やけどの程度を確認し、危険な場所から避難したら患部を冷やします。冷やすと患部から熱が放出し、アロエを塗る前に皮膚を落ち着かせることができます。やけどを負ったらできるだけ早く、流水を10~15分間患部にあてて冷やしましょう。
    • 蛇口やシャワーが患部に届かない場合は、タオルなどを冷水に浸してから患部に20分あてて冷やします。タオルが温まったら、新しく冷水に浸したものに替えます。
    • 可能であれば患部を冷水に5分浸します。シンクやボウルに冷水を貯め、患部を入れて冷やします。[7]
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    傷口を洗浄します。患部を冷やしたら洗浄しましょう。石鹸を手で泡立てます。泡立てた石鹸をそっと患部に塗って洗浄しましょう。水ですすいで石鹸を落とします。タオルで軽くたたいて乾かします。
    • 患部をこすると傷口を刺激し、皮膚を傷めたり水疱ができる恐れがあるので気を付けましょう。[8]
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パート2(全2パート):アロエベラでやけどを手当てする編集

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    アロエを用意します。自宅や、やけどを負った場所にアロエが生えていたら、生のアロエを使用します。アロエベラの根本の近くから肉厚のものを選んで切ります。とげは刺さらないように切っておきましょう。真ん中で半分に切り、包丁で切れ目を入れると、葉からアロエを出せます。出したアロエを皿に取ります。
    • 繰り返して患部を覆うのに充分な量のアロエを集めます。[9]
    • アロエベラは育てやすい植物です。室内や温かい戸外で育てることができます。水やりは1日おきくらいで、やりすぎに気を付けます。株分けすると簡単に新しい株が育ちます。
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    市販のアロエを使用します。アロエがなければ市販のアロエジェルやクリームを使用します。ドラッグストアをはじめスーパーマーケットなど様々な店で取り扱っています。購入の際は、100%かそれに近いアロエベラ使用の製品を選びます。製品によってアロエの含有量に違いがあるので、できるだけ大量にアロエを含む製品を選びましょう。[10]
    • アロエジェルの原材料表示を確認します。純粋なアロエジェルから作られていますと宣伝している商品のアロエの含有量が10%だけのこともあります。[11]
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    傷口にアロエをたっぷりと塗ります。生のアロエから抽出したアロエや、市販のアロエジェルをたっぷりと手に取ります。患部を強くこすらないように注意しながら塗ります。痛みがなくなるまで1日に2~3回繰り返します。
    • 保護しないと患部がこすれたり、傷ついたりする恐れがある場合のみ、アロエを塗った後に傷を覆います。覆う際は、取り外したあと残留物が残らないような絆創膏やガーゼを使用しましょう。[12]
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    アロエベラを入浴に使用します。アロエベラジェルを塗る代わりにアロエベラのお風呂に入ることもできます。生のアロエがあれば葉を煮ます。葉を捨てて、茶色になったお湯をお風呂に入れます。ジェルを使用する場合は、お風呂の湯にジェルをたっぷりと入れます。アロエのエキスが入ったぬるま湯に20分ほど浸かり、傷を和らげます。[13]
    • アロエ入りの入浴剤もありますが、やけどを負った肌には適しません。入浴剤の化学成分が保湿ではなく肌を乾燥させてしまう恐れがあります。
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    医師の診察を受けます。アロエだけではやけどが治らないことがあります。アロエを使ってやけどを手当てしている間は、傷の状態を観察します。傷が悪化したり、アロエで刺激を受けてしまった場合には、医師の診察を受けましょう。また、やけどが1週間しても治らなかったり、回復しない場合も医療機関で治療を受けましょう。
    • 患部の痛みが増したり腫れ、膿、発熱などがあれば感染症の疑いがあるので、医師の診察を受けましょう。[14]
    • 感染症や呼吸困難、低体温や患部付近の骨や関節に異常が見られたら、直ちに医師の診察を受けます。[15]
    • 顔や手にやけどを負った場合にも直ちに医師の診察を受けましょう。
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ポイント編集

  • 日焼けによるやけどは完治した後でも、日差しで傷つきやすくなります。肌の変色やダメージを予防するために、火傷をしてから半年は保護力の高い日焼け止めを使用しましょう。
  • 顔にやけどを負ったり、やけどが広範囲に及ぶ場合にも医師の診察を受けましょう。
  • 日焼けしたアロエベラのジェルや葉を、日焼けによるやけどに使用しないようにします。小さな水疱やひどい湿疹ができて日焼けによるやけどが悪化し痛みが増すことがあります。うっかり使って湿疹などが出ていたら、健康なアロエベラを使用してアロエを抽出し、日焼けと湿疹を手当てしましょう。インターネットの検索エンジンなどを使用し、「日焼けしたアロエベラの特徴」や「アロエベラが健康かを知る方法」などを調べ、健康なアロエベラと日焼けしたものの違いを確認します。
  • バター、小麦粉、油、玉ねぎ、歯磨き粉、保湿クリームなどをやけどの患部に使用しないようにします。傷を悪化させてしまいます。
  • 重篤なⅡ度のやけどで血疱がある場合はⅢ度のやけどに悪化することがあり、医師による治療が必要です。
  • Ⅰ度のやけどよりも症状が思いと感じれば直ちに医師の診察を受けます。自分で手当てをするのではなく医師による治療が必要です。
  • イブプロフェンなど非ステロイド性の抗炎症薬を服用すると、組織の炎症や痛みを緩和することができます。[16]
  • 氷をやけどの患部にあてないようにします。冷たさが過剰で火傷がさらに悪化する恐れがあります。[17]
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このwikiHow記事について

自然療法医
この記事はZora Degrandpre, NDが共著しています。 デグランプリ医師はワシントン州在住の自然療法医です。2007年に自然療法医科大学、「National College of Natural Medicine」にてND(自然療法医師学位)を取得しています。

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