アレルギーによる鼻水を止める方法

共同執筆者 Laura Marusinec, MD

花粉、ほこり、ペットの鱗屑などに悩まされていませんか。これらにアレルギーがあると鼻水が止まらなくなり、イライラしたり実際に痛みを感じたりすることがあるかもしれません。しかし正しくケアを行えば、ヒスタミンで膨張した粘膜を乾燥させ鼻を正常の状態に戻すことができ、鼻水を止めることができます。鼻水が垂れるのを克服できたら、今後に備えてきちんとアレルギー対策を立て自身の身を守ることができるでしょう。

2の方法1:
鼻水を止める

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    抗ヒスタミン剤を服用する 抗ヒスタミン剤は名前が示す通りヒスタミンの生成を抑制します。鼻水は鼻の粘膜から放出されるヒスタミンが原因ですが、抗ヒスタミン剤は鼻の粘膜を乾燥させることでヒスタミンの放出を抑えます。ロラタジンやジフェンヒドラミンなどを含む抗ヒスタミン薬が市販されています。試してみましょう。一般的な抗ヒスタミン薬には、アレグラ、クラリチン、ジルテック、ベナドリル、フェネルガン、クラリネックスなどがあります。[1]
    • ベナドリルは眠気を起こす可能性がありますが、クラリチンはその可能性が小さいでしょう。眠気を引き起こす薬を使用する場合は十分に注意しましょう。
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    医師に相談する  医師に相談すれば、抗ヒスタミン剤、鼻炎スプレー式のコルチコステロイド、鼻炎薬、ロイコトリエン阻害薬などの抗アレルギー薬を処方してくれるか、アレルギー注射を打ってくれるでしょう。アレルギー注射は、花粉などのアレルギー誘発物質(アレルゲン)をどうしても避けられない場合に適用されます。処方箋にしても注射にしても目的は特定のアレルゲンを体に慣らすことです。[2]
    • 処方される抗ヒスタミン薬は非常に強力なため、不安症、下痢、血圧の上昇、不眠症などの副作用を伴うことがあるので注意しましょう。[3]
    • 鼻炎スプレー式のコルチコステロイドを毎日使うことでアレルギーによって起こる様々な鼻の症状が軽減する、という研究結果があります。鼻炎スプレー式のフルナーゼやナサコートなどは処方箋なしでも購入できます。
    • ただし、スプレー式の鼻炎薬の使い過ぎを避けましょう。使用をやめようとすると鼻粘膜が再び充血し、鼻炎薬を使わずにいられなくなる可能性があります。[4]
    • 呼吸するのが苦しい、咳が止まらないなどアレルギー症状が酷い場合、また治療しても症状が改善されない場合には医師に相談しましょう。
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    鼻の内部を清潔に保つ 生理食塩水で鼻の内部を湿らせておきましょう。生理食塩水は処方箋なしで購入でき、鼻の粘膜を湿らせる、また鼻腔から刺激物を洗い流すといった効果があります。
    • 生理食塩水を自宅で作ることもできます。鍋に水1カップ、食塩小さじ1/2杯、ベーキングソーダ少々を入れ火にかけます。沸騰し始めたらボウルに注ぎます。頭にタオルを巻き顔をボウルの上に近づけます。近づけ過ぎると蒸気で火傷をする恐れがあるので注意しましょう。蒸気の中で呼吸をしましょう。ユーカリの精油や膏薬を加えると鼻の通りがよくなるでしょう。[5]
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    鼻洗浄器ネティポットを使う 微温の蒸留水、ろ過水、または一度沸騰させて冷ましたお湯を240ミリリットル、ポットに注ぎます。蒸留水が理想的ですが、水道水を使うのであれば一度沸騰させ冷ましましょう。次に自分で作った生理食塩水か市販のものをポットに加えましょう。
    • 流し台で顔を傾けます。ポットの注ぎ口を鼻の片側に当て溶液の半分を鼻の中に注ぎ、もう一方の鼻から出します。[6]次に反対側の鼻にも溶液を注ぎ同じように、もう片方の鼻から出しましょう。ネティポットを使い終わったら必ず消毒しましょう。
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    水をたくさん飲む 水を飲んだ直後に鼻水が止まることはないですが、アレルギー症状がある時には水を飲むことが大切です。脱水の副作用がある薬を飲む一方で何度も鼻をかみ続けると、鼻の粘膜が乾燥します。2~3時間おきにおよそ500ミリリットルの水を飲むと体が平衡感覚を取り戻します。[7]
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    ハーブ療法を試す 抗ヒスタミン剤として作用する在宅ハーブ療法があります。
    • からし油(マスタードオイル)。マスタードオイルは抗ヒスタミンの特性があります。鍋に水とマスタードを少量入れ火にかけます。濃度が薄くなったらスポイトに入れて鼻孔に注ぎ、深く呼吸しましょう。マスタードは強い香りがあるので、その衝撃が和らぐのに注いだ後数秒程かかることがあります。
    • ターメリック。 ターメリックはインドで料理、医療の両分野で優れた素材として高く評価され広く使われています。亜麻仁油に少量のターメリックパウダーを浸します。亜麻仁油は健康食品店で市販されています。ターメリックと亜麻仁油の混合液体を加熱してくすぶり始めたら、火を止めゆっくりと煙を吸いましょう。
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    部屋を加湿する 加湿器を1〜2台買いましょう。加湿器には色々な種類が揃っています。[8]私たちの体は鼻の内部を湿った状態に保つように働いています。ただ、直感に反するかもしれないですがアレルギーはその働きを「阻害する」傾向があります。花粉などのアレルゲンが体に入り込むと体内でヒスタミンと呼ばれる化学物質が生成され、粘膜が膨張して乾燥します。更に最初にアレルギー反応を引き起こしたアレルゲン(花粉)がその乾燥した粘膜に入り込むと、体は花粉を取り除き、平衡を取り戻そうとして鼻水を出します。加湿器で部屋に湿気を分散させ鼻の内部を湿らせておきましょう。
    • 部屋の湿度は30〜50パーセントが理想的です。それ以下だと鼻が乾燥しすぎてしまいます。それ以上だと息苦しくなり、カビやバクテリアが発生するかもしれません。[9]
    • ほとんどの加湿器は家全体の湿度を一定に保つほど強力ではないため、頻繁に使う部屋に置くのが最も効果的です。快適な湿度に保たれた部屋を出ると鼻の粘膜は乾燥し始めます。
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2の方法2:
鼻水を防ぐ

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    アレルギーの原因を確かめる 病院でアレルギー検査を受けるといいでしょう。検査によりアレルギーの原因を絞り込んだり特定できる場合があります。ただし、問題が特定できない場合や、ほとんどのものに対してアレルギーがあるという、ほとんど役に立たない結果に終わることもあります。アレルギー症状は詳しく伝えれば伝えるほど医師が判断し易くなります。鼻水の原因が特定できたらそのアレルゲンを避けることで鼻水の症状が軽くなるでしょう。[10]
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    アレルゲンを避ける  花粉、ペットの鱗屑、髪の毛、ほこり、タバコの煙などの環境刺激物やアレルゲンは全てが鼻の内部を乾燥させて鼻水を起こす原因となります。空気清浄機を使えばある程度刺激物を除去できますが、自身を完全密封しない限りすべてのアレルゲンを避けることは事実上不可能です。
    • 米国で日常的に見られるアレルゲンにブタクサ花粉があります。この花粉は17種類と多様にあり避けるのがほとんど不可能です。集中して花粉が飛んでいる場所を調べて避けるくらいしか解決策がありません。[11]
    • 早朝など花粉が多く飛ぶ時間帯の外出を避け窓も締めましょう。
    • 敷物類や毛布などをあまり使わないようにし、ぬいぐるみなども強力置かないようにして家ダニを減らしましょう。マットや枕にダニ避けのカバーをかけましょう。
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    顔を覆う 鼻水を防ぐには顔を覆うのが最善の対策でしょう。粒子が体内に入り込まなければ鼻水は出ません。アレルゲンが飛んでいる季節に外出する時は、マスクやスカーフなどで鼻と口を塞ぎましょう。防護フェイスマスクを使うとより効果的です。
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    手を洗う 手を頻繁に洗うことでアレルゲンが広まるのを防ぎます。石鹸を使って洗いましょう。バクテリアを殺すのではなくアレルゲンを落とすのであればどんな石鹸でも効果があります。20秒間手をこするようにして洗いましょう。洗い終わったら清潔なタオルで乾かしましょう。[12]
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    アレルゲンに晒されたら顔を洗う ペットの鱗屑にアレルギーがある場合は、ペットを触ったらすぐに顔を洗いましょう。花粉にアレルギーがあるなら、外出から帰ったら顔を洗えばアレルゲンが体内に入るのを防ぐことができるでしょう。[13]
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このwikiHow記事について

医学博士
この記事はLaura Marusinec, MDが共著しています。 マルシネック医師はウィスコンシン在住の小児科医です。1995年にウィスコンシン医科大学医学部から医学博士号を授与されています。
カテゴリ: 健康

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