ひび割れて痛む唇を治す方法

唇のひび割れ、乾燥、痛みは、乾いた寒い天候の時によく起こります。慢性的な唇のひび割れは、深刻な病気の症状である可能性もありますが、ほとんどの場合は、家庭療法で治すことができます。唇に柔らかさとしなやかさを取り戻す方法を、ステップ1から見ていきましょう。

パート1(全2パート):家庭療法で治す

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    水分を十分に摂りましょう。一日にグラス8〜10杯の水を飲むことが理想的です。体が脱水状態だと、最初に唇に現れることがよくあります。水はたくさん飲むほど良いでしょう。
    • 一度にたくさん飲むのではなく、一日を通してこまめに水分を摂るようにします。一度にたくさん水を飲んでも、すぐに唇が潤うわけではありません。
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    唇を舐めたり指でいじったりしないようにしましょう。唇が荒れている時は、舐め続けたり指でいじりたくなる衝動を抑えましょう。誰もがしてしまいがちなこの2つの癖は、唇の状態を悪化させます。唇を舐めると一時的に楽になりますが、唾液が蒸発する時に唇を乾燥させてしまいます。また、唇の皮をいじると、出血、細菌感染、ヘルペス等につながる恐れがあります。
    • 唇を舐めたり指でいじりたくなったら、代わりにリップクリームをすぐに塗ります。
    • 飲み物を飲んだり口をゆすいだりした後は、リップクリームや軟膏を塗りなおします。
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    唇の角質除去をしましょう。何かしらの軟膏を塗る前に、角質除去法で古い角質を取り除きます。そうすると、新しい皮膚が表れ唇の回復を助けます。ただし、唇を強く擦りすぎてしまうと状態が悪化する恐れがあるので、優しくマッサージするようにします。唇の角質除去は、体の他の部位を角質除去する時と同じアイテムで行うことができます。下記のいずれかを試してみましょう。
    • 塩または砂糖のスクラブを使います。スクラブを唇に塗り円を描くようにマッサージし、古くなった角質を擦り落とします(少量のオリーブオイルに砂糖を加えたものを角質除去剤として使うこともできます)。唇が柔らかく再生したように感じるはずです。
    • 角質除去ブラシを使います。この場合、最も手軽に使えるブラシは歯ブラシでしょう!必ず清潔なものを使うようにします。小さくて毛先の柔らかいブラシであれば他のものでも構いません。ブラシで唇を円を描くように擦り、古い角質を除去します。
    • 石鹸ベースの角質除去剤は使わないようにします。スクラブビーズ入りの洗顔料や、その他石鹸ベースの角質除去剤は、唇を更に乾燥させます。
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    軟膏を塗りましょう。唇のひび割れを治すのに市販の軟膏やリップクリーム(メンソレータム等)を使用する際は、どの種類にするか注意して選びましょう。市販製品の多くには、唇の状態を一時的には楽にしても、実際には唇の乾燥を助長してしまう原料(ショウノウやワセリン等)が含まれているため、何度も繰り返し塗りなおさなくてはならなくなります。
    • 蜜ろう、シアバター、ココナッツバター、アーモンドオイルや、その他の天然保湿剤が配合されていて、他の原料をあまり含まないリップクリームを探しましょう。馴染みのない名前の原料を極端に多く含むリップクリームは選ばないようにしましょう。
    • ビタミンEや、天然成分を含むグリセリンがベースの軟膏も効果があります。[1]
    • 唇を保湿するために口紅を使用するのは避けましょう。口紅は唇を乾燥させることがあるので、保護として軟膏を下に塗る必要があります。場合によっては、口紅や、口紅の原料としてよく使われている赤い色素(赤色40号)にアレルギー反応が起こることもあります。その場合、唇が酷くかぶれたり、発疹が出る可能性があります。
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    オイルを塗りましょう。唇の潤いを極度に高めたいときは、少量のオイルを唇に塗ります。唇を潤して癒すと同時に、更なるダメージからも守ります。ナッツオイル(木の実から得られる油脂)やシードバター(種子から得られる油脂)から作られた天然の保湿剤を使いましょう。それには、以下のようなものがあります。
    • ココナッツオイル
    • アーモンドオイル
    • ホホバオイル
    • オリーブオイル
    • ココアバターまたはシアバター
    • ローズヒップオイル
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    唇の痛みを和らげましょう。唇のひび割れがかなり酷くて微笑むのも痛い場合は、効果的な家庭療法を試して痛みを和らげましょう。家庭でできる対処法には、下記のようなものがあります。
    • 輪切りにしたきゅうりを毎日10分程唇に擦り付けると、効果があると言われています。
    • アロエベラの果肉を擦り付けると、唇が癒されます。
    • 少量のはちみつを塗ると、唇を保湿し痛みを緩和します。
    • ココナッツオイルやシアバターなどの、天然の油脂を配合した無香料のリップクリームをたっぷり塗ります。
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    市販のスキンケア製品を過剰に使用しないようにしましょう。化粧品や香りの強いリップクリームを含むスキンケア製品は、皮膚を乾燥させてしまいます。
    • 商品ラベルを必ず読んで、原料に香料や芳香剤が含まれていないかチェックします。こうしたものは皮膚をほてらせたり刺激する等して、唇の状態を悪化させることがあります。
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    フッ素無配合の歯磨き粉を使ってみましょう。フッ素にアレルギー反応が出る人もいます。その場合、唇だけでなく口にも別の炎症が出ることがあります。歯磨き粉を変えてみて、違いが表れるか見てみましょう。
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    家庭や職場に加湿器を置きましょう。冬場に室内で暖房機を使用すると空気が乾燥するので、加湿器を置いてみましょう。そうすれば室内の湿度が高まり、結果的に唇の乾燥も防げます。
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パート2(全2パート):根本的原因を解決する

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    食事を見直しましょう。健康的な食事をしたりビタミン剤のサプリメントを摂る等して、体に必要なビタミン摂取量を増やしましょう。
    • 塩辛いものを食べると唇を舐めたくなってしまうので、できるだけ控えます。塩分の多い食事と塩気のきいたスナック類は、唇を酷く乾燥させます。
    • 同様に、カフェイン入りの飲みものを飲んだ時も、唇を舐めたくなってしまうので控えた方が良いでしょう。
    • 炭酸飲料は、カフェインと塩分を両方含んでいるので特に要注意です。代わりに別の飲み物を飲みましょう。
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    口を開けたまま寝たり呼吸したりしないようにしましょう。朝起きた時に、唇が乾燥してひび割れていたら、口を開けたまま寝ていたせいかもしれません。一晩中口から出入りする空気が唇を乾燥させてしまうことがあります。寝る姿勢を変えることで解決できるか試してみましょう。
    • 乾燥して荒れた唇は、鼻づまりのせいで口呼吸になっている時にも起こりえます。鼻腔の詰まりを取り除き、できるだけ鼻呼吸ができるようにします。
    • 歯ぎしり防止のマウスガードや、歯の矯正用の固定器具等は口を開いたままにするため、問題の原因となることがあります。
    • どうしても口を開けて寝ることが止められない人は、就寝前に良質の軟膏を唇に塗りましょう。
    • 口を開けたまま寝ていることが頻繁にあり、しかも疲れが取れない感じがあれば、医者に相談して原因となる病気が潜んでいないか確かめましょう。
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    乾燥した環境から唇を守りましょう。風の強い時に唇を保護せずにいるとダメージを受けることがあります。また、酷く乾燥した場所にずっといると唇が乾いてひび割れを起こしかねません。住んでいる環境が問題の原因である場合、外出の際は唇を保護するため十分に気を付ける必要があります。
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    日焼けによるダメージを和らげましょう。他の部位の皮膚が直射日光でダメージを受けるように、唇もダメージを受けます。そして日焼けした唇は痛みます!直射日光で傷んだ唇にアロエを塗ると、皮膚の治りが早くなります。
    • 日焼けしてしまった後の手当てだけでは不十分です。日焼け防止の表示のあるリップクリームを塗る等して日頃から唇を直射日光から守り、日焼けしない最善策をとりましょう。最低でもSPF15のリップクリームを使いましょう。
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    煙草や口にするものが原因になっていないか確かめましょう。普段唇に触れるものは、唇の状態に影響する可能性があります。煙草、チューインガム、加工スナックに含まれる化学物質は、唇の乾きやひび割れをもたらす原因となり得ます。
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    ビタミン不足が原因になっていないか見極めましょう。特定のビタミンは、健康な皮膚や唇を保つのに欠かせません。それには、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンB2(不足するとリボフラビン欠乏症を引き起こす)、ビタミンEが含まれます。こうしたビタミンを十分摂るようにして、唇のひび割れを防ぎましょう。
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    スキンケア製品の原料に敏感であったりアレルギーがないか確かめましょう。乾燥してひび割れた唇は、化粧品やスキンケア製品に含まれる原料に対する拒否反応の結果として起きていることがよくあります。製品によっては過剰に使用すると、緩和するはずの症状が一層悪化してしまうことになりかねません。
    • ラウリル硫酸ナトリウムを含まない歯磨き粉に変えましょう。ラウリル硫酸ナトリウムとは、ほとんどの歯磨き粉に使用されている発泡剤のことです。これも、口内炎や唇の荒れを悪化させる原因になり得ます。
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    服用している薬の副作用の可能性を疑いましょう。薬によっては、副作用として唇の乾きやひび割れを引き起こすものがあります。新しい薬の服用開始と同時に、唇の状態が悪化したのであれば、医師に副作用の可能性について尋ねてみましょう。
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    より深刻な病気を疑いましょう。唇の痛みの原因が、上記のいずれにも当てはまらないようであれば、より深刻な病気の症状である可能性も考えられます。唇の痛みの原因が、一見無関係に見える病気に由来すると疑われる場合は、医師に相談しましょう。可能性として、以下のような病気が考えられます。
    • 糖尿病:本人が糖尿病であるか糖尿病の家族歴がある場合、それが唇の痛みの原因かもしれません。
    • 川崎病:深刻でまれな血液疾患で、慢性的な唇の乾きを引き起こします。
    • シェーグレン症候群:涙管やその他の分泌管に炎症が起こる自己免疫疾患の一種です。この病気は、目、口、粘膜の乾燥を引き起こし、深刻な唇のひび割れの典型的な原因でもあります。
    • 大赤血球症:赤血球の平均サイズが危険なレベルまで肥大化する血液の疾患です。
    • 性感染症:単純ヘルペス1型の口唇ヘルペス、HIV等の病気も、慢性的な唇のひび割れの根本的原因である可能性があります。
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ポイント

  • リップクリームは、唇を擦り合わせて伸ばさないようにします。代わりに指で優しく塗るようにし、乾燥したら上塗りします。
  • 就寝前に、自分に合う治療アイテムを唇に厚く塗るようにすれば、飲食やキス等で取れてしまう心配がありません。
  • 皮がむける恐れがあるので、唇は触らないようにします。
  • 自分に合う医薬品のリップクリームを使いましょう。
  • 唇の古い角質を噛み切らないようにしましょう。状態が悪化してしまいます。代わりに軟膏で古い角質を除去してからリップクリームを塗ります。
  • 唇を舐めないようにします。一時的に楽になるかもしれませんが、実際には唾液は唇の乾燥を助長します。
  • 天候が唇の状態に悪影響を及ぼすような時は外出を控え、就寝時は寝床の傍の窓を開けて寝ないようにしましょう。
  • リップクリームをどこへでも携帯するようにしましょう。少なくとも一日3回塗るようにすると、唇を柔らかく保てます。
  • ティントの使用を控えましょう。たいがい唇のひび割れの原因となります。
  • 無添加無香料のリップクリームを厚めに唇に塗り、ラップをかぶせて5分間そのままにします。時間が経ったらリップクリームを洗い流し、再度リップクリームを薄く塗ります。
  • エジプシャン・マジックを使ってみるのも良いでしょう。天然原料のみを配合したリップクリームで、コストコやオンラインで購入できます。
  • 口を開けたまま寝ることが止められない場合は、医者に相談して、鼻や口の軟部組織に問題が起きていない事を確かめましょう。睡眠の改善と、痛みを伴う唇のひび割れを治す処置を施してくれるかもしれません。
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注意事項

  • 痛みのある唇を、爪やすりや硬いブラシ等の粗いもので絶対に擦らないで下さい。
  • 家庭療法を一定期間試しても問題が解決されない場合は特に、医者に相談して病状を診断してもらいましょう。唇の症状を診察してもらうには皮膚科医が最もふさわしいと言えるでしょう。
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このwikiHow記事について

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